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病院での食事/闘病記 〜体質変わり、パワーも落ちたが〜

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2017.9.18 誕生祝い

どうも、シバク・ドワレです。

まずは、カップヌードルちゃん、誕生日おめでとう!キミが産まれてきた日のことを、オッちゃんはよく覚えてるで。

それまでは、コンロの鍋に湯を沸かし、直ぐにほぐすと不味くなるから完成までずっと横で見守らなければならない袋麺しか無かったのに、君は画期的なパッケージングに身を包まれ、うやうやしく産まれてきたんやったね。

当時小学校2年生だったオッちゃんは、蓋を少し開いてヤカンから湯を注ぐだけで食べられる、君のその優しさに包まれた慈愛の心に歓喜したもんや。

 

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割り箸やなくて、頼りなさげなプラッチックのフォークで強制的に食べさせられたのは、チョイびっくらこいたけどね。

もう、キミも46歳なんやね。オッちゃんの奥さんと同い年なんやで。月日が流れるのは早いもんやなあ。

 

と、このように貧しくも楽しかった昭和中期を振り返りながら、今日の昼食は敬意を払ってカップヌードルにしました。

私は幸いな事に、胃や食道の悪性腫瘍ではありませんし、糖尿の気もまったくありませんので、食事制限は無く自由です。なので、前回の入院までは朝食のみ病院のパン食を頼み、昼と夕は弁当などを持ち込んでいました。三年に渡る、月に半分の入院生活で病院食アレルギー気味になっていたせいもあります。

 

それが、今回のひと月に渡る入院の端緒である吐血から、少し様子が変わりました。三日間の絶食の後、試しに病院食を口にしてみると、美味く感じたのです。身体がその緊急性を訴えてバランス良き食事を欲したのか、それとも単に絶食の後の貪欲さが出たのかは判りません。

とりあえず、お粥から初めてみたのですが、今まで好きでは無かったオカユの旨い事ったら。紀州南高梅の大きめの梅干しを添えると、筆舌に尽くしがたい甘美なひと時が訪れます。

 

それでも、毎食病院食を食べるには抵抗が残っていますので、朝夕のみにして、昼はおにぎりや弁当、時にインスタント食品を食べています。このような状況時に、カップめんがとても役立つのですよ。まさかコンロとコッヘルを持ち込んで袋麺を作る訳にも行きませんし。熱湯なら、24時間常時談話室にスタンばってくれています。

 

虫歯の原因

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弁当もカップめんもイヤな時、少しでもカロリーを摂取して血糖値を下げないために、クッキーの類いを口にします。

私は昔、発病するまでけっこう本気で登山をしていましたので、岩登りや雪稜などを登る時には簡素な行動食、レーションで済ませていました。ですので、毎日決まって正午に定食の類いを食べないと身が持たない、てな事は全くありません。むしろ、朝を8時に食べたのに正午に食べさせられるのは苦痛です。

学校や会社ではスケジュールが決められていますので、そのような時間配分になるのは仕方ありませんね。これも、私が宮仕えに向いていない1つの大きな理由なんでしょうね。

 

昨日の朝、三日間の持続注入であるFOLFIRI療法を終えて、今日明日が副作用のピークです。それでもバイタルは正常ですし、予定通り明後日には退院できるでしょう。

筋肉は若干落ちてしまいましたが、それでもまだ老人と呼ばれる体型では無いです。

 

さあ、愛馬サンパチ君のためにも張り切ってリハビリしますか!

2017.9.18

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災害予防告知 気圧の急激低下/気象 〜緊急時ほど、慌てずに急ぎましょう〜

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2017.9.17 台風情報

どうも、シバク・ドワレです。

TVなどのメディアでは状況に即した情報を随時報道してくれていますが、インターネットでは1時間以上のタイムラグがあります。日頃は私自身TV番組はほとんど観ませんが、災害が予想される時は常時開局するようにして、在宅中の妻と連絡を取り合っています。

 

台風接近

大阪の17時前で、気圧は979hp。急激な低下に、G-shockの気圧グラフ表示が追いつかず、ダウン矢印になっています。台風の接近を如実に物語っています。

 

この三連休にキャンプやツーリングを予定していた方々は、残念でしょうが諦めてください。今から出かける方は居ないでしょうが、比較的穏やかだった昨日からテントを張っているパーティがおられましたら、即時撤収かテントは放置してバンガローや事務所など、安全な場所に避難してください。

オートバイやテントは壊れてもまた買えますが、生命は一つしかありません。

 

以上、テレビが視聴不可能な状況の方への緊急告知でした。

2017.9.17

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私のブログ、その綴り方/ブログ 〜ひたむきに、がむしゃらに〜〜

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2017.9.15 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

私がブログを始めてから一年と少し、ようやく252記事になりました。この間に、約75000のPVを頂きまして、心から御礼申し上げます。

これはアマチュアであっても人気ブロガーさんから見たら取るに足らない数字でしょうが、私はアクセスを増やすために媚びを売る記事を書いたり、ブログのためのブログにはしたくありませんので、充分満足しています。具体的には、ブログのためにわざわざ行きたくもない観光地へ寄ってまで撮影するとか、記事を書くために変わった料理を作るとかはしません。あくまでもアクティブな活動を優先して、その記録としてブログに著述するのが私のスタンスです。無論、非公開にしていないのは読んでいただきたいからですが、あくまでもマイペースで続けます。

そして再三の記述になりますが、闘病の辛辣さ、死への恐怖などを述べるブログにもしたくありません。そのための題名、「末期がんでも遊んだる!」ですから。

もちろん、これだけワガママな文を書くのですから、離れて行かれる読者が出てくるのは当然の帰結でしょう。しかし、それも自然の摂理。多少の寂しさはありますが、むしろ意味不明な専門的記事を無理に読んでいただくほうが気の毒です。私自身も、読者登録したものの感性が合わなければ訪問を辞めて、登録も外しています。

 

 恩師とのやりとり

さてある日、全国でも有数の偏差値を誇る優秀な国立中高を卒業し上の大学に進学された、定年まで国語科の教員をしておられた山の先輩でもある恩師と、焚火を囲みながら飲んでいたときの事です。

「Hはん、貴方は小説や詩を書かはれへんのですか?」

H氏

「ワシにはそんな文才は無いから、書かん!」

「さいですか。ワイは受賞するような文才は無くても、書くのがオモロイから書き続けまっせ。評価なんか後から付いてくるもんやし、クソミソに言われるほど燃えますんや」

H氏

「ふ〜ん。ま、勝手にしぃ」

 こんなやり取りを、深山幽谷キャンプのあいだ中、延々と繰り返していました。

 

何冊か本の出版もされたH氏に文才が無いとの口上は、謙遜だと分かりきっています。しかし実際に彼が書くのは史実の再確認を主とした地域探索の山行記や、冒険家の足取りを追う紀行文などが主体であり、牧歌的な詩などは読んだことがありません。

16も年長なのに「彼」と呼ぶくらい親密な関係を築きあげましたので、僭越ながら彼の頭脳を切り裂いて中に入り込んで見ました。その脳の構成を見た結果思うに、彼は専門的に学んだ日本語学と国語論が邪魔をして、想像力とクリエイティブな感性がその構成の総てに近い、小説や詩が書けないのでは無いでしょうか。私は極力、論文調になるのを避けていますが、彼は努めてそれを狙っているそうです。あくまでも歴史や記憶に残る学術論文が目的だそうな。

 一方私は、高校まで国語科の成績はまあまあでしたが、大学では文学部ではなく経済でした。

ですので、文法がなんたるや、などは忘却の彼方です。しかし業務であるフォトグラファーの傍ら、紀行文や食材紹介などの執筆も編集者から依頼されていました。いわゆる、カメライターです。

そこでの仕事が今の文章に活かされているのか、はたまた文を書くのが好きだったから依頼があったのかはわかりません。とにかく、あまり難解な文言を羅列して読んでもらえなくなるくらいなら、小学生でも高学年なら理解できるような解りやすく丁寧な記事を心掛けています。

 

私は、私小説や詩を書くのが好きです。それも、掌編と呼ばれるごく短編のもの。短い中に、リズミカルにテンポよくストーリーを進めて行き、飽きられる前にストン、と完結させるのが目標です。残酷、卑劣な振る舞いや世俗への怒りなどのテーマは日頃の雑感に任せて、私小説や詩では情緒あふれる、叙情的な表現を心掛けています。私自身、そのような書物を紐解くのが好きですから。星新一さんのショートショートのような大逆転、コペルニクス的転回のオチを付ける能力はありませんので、あくまでも日記や作文に近い心象描写ですが。

表現の手法は、事象を忠実に羅列する一方、抽象的な表現も交えて読者の想像力をかきたてるのが快感なのです。これは、現実なのだろうか?いや、あくまでもドワレの頭の中でのみ起こりうる、寓話なのだろうか。この男は一体全体、どのような思考を持って生活しているのだろう。果たして、本当に人間界に棲息しているのだろうか、と。

私にとって文章は、絵画と同じ感覚を覚えます。真っ白なキャンバスに絵の具をぶち撒けるが如く、荒々しく書き連ねる。やがて、その日の設定である1000W(ワード、文字)や2000Wに達したときに、文頭から読み返します。すると、おかしな表現や誤字脱字が目に留まります。それを、気に入らない描写をした油絵の具をそぎ取るように剥がして、上から厚く塗り直すのです。それを繰り返すうちに、いろんな絵の具を混ぜて独特の色合いが醸し出されるように様々な表現がミックスされて、自分だけの独自のストーリーができて行きます。最初の荒々しく書きなぐった文が幹、絵の具を混ぜたのが枝葉ですね。

こうなると、もう止まりません。その寂しかった枝が四月に新緑を膨らませ、山おおいに笑うが如き、感性と創造の遥か広大なる樹林帯が出来上がって行くのです。

 

いつもオートバイミーティングや、先日の北海道ツーでお世話になっているT先輩が、ある日職場の同僚である法学の先生に私の文章を読んでいただいたそうです。

法学先生曰く、

「この人は、自分の文に酔いしれるタイプだね」

と。

ズバリ図星ですが別に動揺する訳でもなく、

「あたりまえですやん。まず自分が好きにならんと、どうやって読者に感銘を与えることができましょう」

と、T先輩には返事しました。

 

異論もおありでしょう。なんて思い上がった、いけ好かない奴なんや、オレ様の極みやな、と。しかし、私はこの自由奔放なスタイルを崩すつもりはありません。

夕陽を見て感動した心。

虫が歩いているのを邪魔した時の切なさ。

縁日で振り返ると、親がいなかった時の不安と解放感。

そういった己の中に残っている少年の心を、いつまでもいつまでも、棺桶まで持ち続けて書き続けて行きます。

 

私はフォトグラファーです。文章も、写実主義を織り込みつつ、創造の喜びをかみしめたい。

カメラを持てなくなろうとも、キーボードは叩けます。キーボードを叩くのも、iPhoneをタップするのも辛くなれば、妻がいます。妻に代筆を頼みながら、それでも述べ続けます。必ず、きっと。

 

愛機NikonD4に差し込まれ、フォーマットしたメディアカードにNo.0001から撮り始めるように、今夜も真っ白のデスクトップに立ち向かい、いちから書き始めます。

一撮入魂、一文熱情。

2017.9.15

 

P.S.今日はこの追伸を除いて、ジャスト3000Wに仕上げました。

 

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初バイトの思ひ出/懐古 〜アメニモマケズ、コオリニモマケズ〜

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2017.9.15 年寄りの昔語り                                                                     画像 今宵の病院食/秋刀魚旨し!


どうも、シバク・ドワレです。

それは高校一年生の暮れのことです。当時の府立高校山岳部は冬休みには雪山、いわゆる厳冬期合宿を行えませんでしたので、試験休みから暇を持て余していました。ちょうど原付一種免許を取得して、オートバイを物色していた頃です。

学費や合宿費用は親に面倒を見てもらっていましたので、これはアルバイトするしかない。

そう勇んで、万代百貨店、今のスーパーmandaiに履歴書を持参しました。詳細は失念しましたが、面接担当者殿が私の履歴書を見るなり、

「お、山岳部か。それは良い!」

と、即採用を決めてくれました。初めての面接で断られる失望を味合わずに済み、その日は喜んで帰宅したのを覚えています。それが地獄の始まりだったことも露知らず。。。

 

やがて冬休みに突入し、同級生を含めて10名ほどが初回の労働説明を受けました。作業内容を説明される前に、持ち場の配分があります。まず先に、菓子売り場や雑貨品の陳列など、割と楽なコーナーから割り振られて行きました。それが豆腐や練り物、塩干物など徐々に冷たいコーナーへ進んで行きます。

野菜売り場に来たときに、中学野球部出身で下校部だった同級生にお呼びがかかりました。同級生は嫌そうな顔をしています。重たい段ボールがメーンですので、山岳部の私はてっきりそこだと思っていました。しかし、まだ指名はありませんでした。

そして、遂に最後です。そう、鮮魚コーナーが残っていたのです。面接官がニヤッと隠微な笑みを浮かべたことが脳裏を過ぎり、山岳部員を嬉々として受諾してくれた理由が初めて理解できたのです。

時期は年末の寒さがピークの第一峰を迎えようとしている頃。普通の高校生たちは、チャリンコに乗るのにも手袋をしている時分です。そんな中、タップリの氷水に入浴中のブラックタイガー(当時その海老名が有ったか忘れましたが)の皮をせっせと剥き、まだ小さい鮴や、脂の乗り切った真鯛の鱗を落としたもんです。

 

良きトレーニン

と、このような書き方をすると、まるで万代百貨店が極悪のように聴こえるやもしれませんが、さにあらず。当時私が所属していた山岳部では、来るべき雪山合宿に備えて、各人手袋禁止はもちのろん、自宅にて氷水に最低10分は手足を浸けて凍傷予防のトレーニングをするのが習わしでした。

それを、私はわざわざ自宅冷蔵庫の氷を無駄にすることなく強制的に受容し、他部員の何十倍も履行したでしょう。しかも賃金まで貰っていたのです。情けは人の為ならず。何事も、禍を転じて福となす、ですな。

 

なお、その時のバイト代でめでたく輝けるオートバイライフデビューを飾ることができました。ほぼ満額を使って、既に新型が発表されて型落ちのSUZUKI・TS50、ハスラーくんを新車で10万円ポッキリで入手しました。

嗚呼、楽しく美しい日々よ永遠なれ!

2017.9.15

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抱擁 /雑感 〜離れても好きな人〜

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2017.9.14 エッセイ&プチ闘病記                                                         画像 北海道層雲峡銀河の滝駐輪場

どうも、シバク・ドワレです。

私は、帰宅すると必ず妻とハグします。2人とも顔は濃くとも、純粋なる邦人ですが。

わたしが鍵を開けると、妻が廊下をどったんドッタンと走って来てくれるので抱擁し、背中を叩き合います。

 

あほらし

それがどうした、知らんがなブログ。

明日から抗がん剤

早く帰りたいなあ。

2017.9.14

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写真の色目/業務撮影 〜ドギツさは真実を伝えているのか〜

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2017.9.12 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

最近、webで画像を見ていると、目が疲れます。加齢のせいも、もちろんあるとは思います。

しかしそれ以上に、デジタルカメラの彩度の設定がビビッドになっているか、もしくはRAWからの現像作業で彩度を高めにしてコントラストを上げすぎているのでは無いかと思わせる、ド派手な画像が溢れているからの様な気がするんですよ。

あくまでも私感ですが、ソニーコンデジスマホ、キャノンのデジイチに特にその傾向が強い気がします。もっとも、スマホでは彩度やコントラストの設定などできない機種もあるでしょうから、その場合は撮影者の意図するところではありませんが。

 

インスタグラムとやらが流行のようですが、私は一度も訪ねたことはありません。主にHPやブログを訪問した時の感想です。

 

私は、極力人様の写した画像を見てコメントするのは避けています。評論家ではありませんし、人それぞれ好みの構図・色目があると思うからです。

ですから当然どぎつい彩度にしようが、パキパキのコントラストにしようが各人の自由な訳ですし、イヤなら観なければ良いのですよね。

 

ポジがベストなれど 

私は銀塩時代からニュートラルな彩度が好みで、今でもD4よりD3の発色の方が好きなくらいです。感度の許容性とバッファ容量の問題から業務ではD4がメーンですが、遊びなら壊れても悔しくないD3が主になっていますし、ブログの画像はほとんどiPhone6で撮影しています。楽ですから。

レンズはグルメ取材や建築撮影では、いまだに30年くらい前に購入したPCニッコールと云うマニュアルのシフトレンズや、これまた古い古い55mmのマニュアルマイクロニッコールが現役です。

これらが、実にナチュラルでニュートラルな発色をしてくれるんですよ。もちろん最新のナノクリレンズに比べると、フレアやゴーストは必ずおまけで付いてきますので、コントラストを少しいじる必要はあります。しかし、極力最低限にして明度とのバランスを保つようにしています。トーンカーブが有効ですね。

PLフィルターも、商品やウインドウの反射を除去するときは有効活用しますが、空を紺色にする目的では使用しません。それなら露出で調整しています。

 

快晴の空は青く、新緑の緑は鮮やかなのは当然ですが、なんか最近のお写真を見ていると作られた模造の自然が溢れている様に感じてしまいます。

 

厚化粧が嫌いやからかな⁉︎

2017.9.12

 

 

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化学療法延期/闘病記 〜果報は寝て待とうか〜

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2017.9.9 闘病エッセイ     画像 霧多布落日

どうも、シバク・ドワレです。

日付が変わったので昨日、採血の結果で白血球と好中球が減少していたので抗がん剤治療が一週間延期になり、それに伴って退院も同じく一週間延期になりました。都合、一ヶ月ほどの入院生活となります。

今日は四人部屋の二人が退院して、もうひとかたは外泊でひろ〜い個室なのでこんな時間(0時50分)に書いています。

 

あれ?一つ前の記事で、仕事に行ったと書いてたやないか、と思われた方もいらっしゃるかも。 

実は外出許可を得て、抜け出して行ったのです。エコノミックアニマルみたいですね。 

これがこの商売、請負業者の辛いところ。一度受けた業務は、たとえ入院中と言えども、歩ける限り行かなくてはなりません。

上司に電話して、

「ダルいから休みま〜す」

って訳には行かないのでございます。

 

昨夜、妻とLINEしていると彼女が末期ガン患者のブログを見つけて、それはそれは壮絶な闘いを自らの手で発信している人を私に紹介してくれました。

ステージ4のがんで、骨転移で骨が溶けて神経が露出し、痛みが尋常では無く激しいそうです。

 

「末期がんでも遊んだる!」

私がこのようにいちびったタイトルのブログを始めたのは、苦しむがん患者への優越感や、健常者に対しての啓蒙や卑屈感などでは全く無く、単に病気の治療をしながらでもこんなに趣味に没頭して、楽しく日々を過ごせることを知って欲しかったからです。

下記のようなことを述べると、それらの痛みや苦しみを発信されている方への嫌味やあてつけになってしまうかもしれませんが、もしそう感じ取られたらお詫びします。

しかし、私は元来横暴で偏屈、おもいやりのない悪魔ですので自分の思うように進行します。

妻とのやりとりで私が送信したのは、以下の内容です。

 

「わいはそういう(闘病の苦しさ)ブログにしたくなかったから苦しみはあまり書いてへん。やから、のんきでええなあ、って思われてるかもしれん」

「なるほど」

 私

「そんでええねん」

「悲壮感出し過ぎもなぁ。ガン治療嫌がる人も増えるしな」

「苦しみを訴えて楽になる人もおれば、楽しいことばかり書いてもっと楽しくなるやつもおるんや、って訴えたいんや」

 

夫婦の会話を晒して恐縮ですが、ほぼ原文のママです。

確かに、幸い骨転移はありませんし、大腸から肝臓と腹部リンパ節を経て再々再発した肺にも、神経系統には侵食しておらず、痛みは軽い痛み止めであるロキソニンでなんとかこらえています。

末期がんと書くのがはばかられるほど、軽いのかもしれません。

しかし、この入院の前には吐血して別の病院に救急搬送されましたし、こちらの抗がん剤後には背骨に激痛がきてもんどりうち、医療用麻薬の筋肉注射で抑えてもらいました。

 

と、早速苦しみを書いていますが、備忘録だと思ってください。これ以上は書きませんし、仮にお励ましのコメントをいただいても公開しません。

 

こんなこと言うと、もう退院の目処も立たない患者さんとそのご家族から叱られるでしょうが、私は早く退院してツーリングや車中泊旅をしたくて仕方ありません。

そういうモチベーションがあるからこそ、けっこう辛い化学療法を3年超、50回というギネス級の治療に耐えることができました。

 

趣味は素晴らしいです。特に、屋外に出て身体を動かすことの幸せ。

ダイエットを実行されている方がおられましたら、食べずに痩せるより、動いて動いて痩せてください。身体が動くことの幸せを、どうぞ噛み締めてください。

私は、動いていないのに1日1000kcalほどのハーフ食オンリーで、10日で6kg痩せました。標準体重よりかなり多かったのですが、痩せて少しもうれしくありません。

早くシャバに出て、食って食って食いまくって、また体重を必ず戻します。

 

そうしないと500kgのオートバイを支えられませ〜〜ん。

2017.9.9

 

 

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鉄道の夢/鉄道車両 〜島の風に乗り、どこまでも飛んでゆきたい〜

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2017.9.7 鉄道エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

今日、仕事で奈良方面に行き、近鉄線のホームへ上がると…!

リゾート特急、しまかぜ号が目の前を颯爽と駆け抜けて行きました。初見です。

あっと言う間に通り過ぎてしまいましたが、咄嗟にiPhone6で撮影に成功。

カメラ起動の早さと、シャッタースピードを速くできる感度の良さに助けられました。

このしまかぜ号、登場時から気になっており乗車の機会を窺っていましたが、治療や大型二輪購入などでナカナカできていません。

 

近年、豪華列車流行りです。

その発端となったのは、古くはトワイライトエクスプレス北斗星カシオペアなどですが、いずれも引退の憂き目。

最近ではJR九州ななつ星でしょう。その後、JR西日本のTWILIGHT EXPRESS 瑞風と、JR東日本TRAIN SUITE 四季島が相次いで運航を始めました。

これら豪華クルーズ客船に匹敵する運賃・料金の列車。安くても一泊二日で数十万円。

私は貯金を崩してまで乗車しようとは思いませんが、つい最近まで効率化一辺倒だったJRグループが、ようやく欧米並みのリゾート列車を走らせたのは大いに意義があると思います。

 

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で、文頭のしまかぜ。

こちらは大阪難波と京都から伊勢志摩を2時間強で結んでおり、特別料金が特急料金以外にかかるものの、これくらいなら予算的に大丈夫です。

 

JRも手軽に乗れる夜行列車をぜひ

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車内には軽食が摂れるビュッフェがあり、志摩地方の海鮮を使ったピラフなどの豪華過ぎない食事やアルコールを口にする事ができます。

座席などの車内設備も大切ですが、この食事を摂る専用スペースの存在が実に大きい。

もう新幹線から食堂車が消えてから四半世紀ほど経ちますが、狭いシートでコソコソとビールを飲む姑息さが無い食堂車の存在は、遊びはもちろん仕事帰りの休息に実に有意義でした。

  

 

日本一の路線距離を誇る近鉄ならではの列車ですが、私の地元を走る京阪電鉄も先月から有料の特別車両を特急に一両だけ連結し運行を始めました。

こちらは区間が短い事もあり、4〜500円の指定料金で必ず座れますので体調不良の際に助かります。

 

あまり豪華過ぎず、低料金で利用できる夜行列車の復活を切に望みます。

外は真っ暗でも、時々流れ去る民家の灯りに癒やされるんですよ、夜行列車は。

 

ああ、やりたい事が多過ぎて悶々とする病室の夜でした。

2017.9.7

 

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌8日目・最終日/オートバイ 〜北の国から離れる寂寥、また来ようと思う情熱〜

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2017.8.11 北海道ツー8日目・最終日

どうも、シバク・ドワレです。

いよいよ、楽しかった北海道夏合宿が終焉の時を迎えます。重たかった荷物、そのだんご三兄弟のようだったザックの小さい方を旭川のヤマトから自宅へ送りました。

重さは11kg、さていくら取られるやら。。。と戦々恐々でしたが、¥2050でした。案外安いですね。帰路は新潟から600kmの高速道路走りですので、安全対策です。

 

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旭川市街地を、中心地を避けるように横断したら旭川空港に出ました。

ちょうどTAKE OFFの瞬間。ラッキー。空港は楽しいですな、どこでも。

 

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富良野方面へまっすぐ南下し、美瑛のパッチワークの路へ。

時期も悪いんでしょうが、もっと高高度から鳥瞰しないとパッチワークには見えませんね。

 

 セブンスターの木

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地図も見ずになんとなく走ってたら、セブンスターの木に出ました。

ふ〜ん、そうですか。って感じ。醒めてますか?そうですか。

 

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富良野にて。

天気は良くありませんが、花は綺麗です。

 

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山の日で今日から盆入り。

ツーリストも続々とやってきます。

「今からなん?コッチは帰りやで!天気悪いけどがんばろな〜〜」

ダイジェストにもしたためましたが、こうやって挨拶を交わすと元気が出ます。顔を見ることは叶わず、声も掛けられません。しかし、心中で通じるものはあるのです。

T先輩から、例え相手が原付でも、キャンプ道具を満載したチャリダーでも、必ず手を振る、と聞いて私も習いました。ほとんどのライダーが返してくれますし、向こうの方が早いこともままあります。

天気が悪いほど、お互いの健闘を祈るその一瞬に勇気付けられます。

 

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富良野市中心部にある、支那虎です。

またまたT先輩に美味いぞ、と聞いてやってきました。もう十何年も毎夏北海道へ約ひと月の長期滞在に来ているT先輩。いろんな情報を授かります。

学校関係の仕事をしているおかげで、現役勤労者なのにそのような離れ業ができます。

私もそうなれますように。

 

ラーメンは、ホンマに美味かった!煮干し系の出汁で、麺無しでも飲みたくなるスープでした。

が!しかし!

つい、大阪のノリで大盛りを頼んでしまったら、これが超大盛り。そう、ここは北海道でした。すべてに一人前が多いんですよ。最後の方は麺を残さないよう、必死のパッチでなんとか完食しました。

 

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このあとは、苫小牧へ向けてなんの変哲も無い国道をひたすら走ります。

富良野からの峠で、また雨。晴れ男を返上する時がやってきたのか!

道央から道東への大動脈、R274の日勝峠は、昨年の台風で未だ通行止めです。この区間だけ道東道が無料で通行できますが、それにしても不便ですね。

なにより、原二までのライダーやチャリダーが通れません。早く開通しますように。

 

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ようやく苫小牧の文字が出てきました。

しかし、まだ56kmもあります。この辺りに来ると、たんなる雑木林って感じで北海道らしい雄大さもなく、雨と相まって苦行のような走りが続きます。

 

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ひたすら走って、やっとのことで苫小牧に着きました。

同じ道内でも、道東とはずいぶん街の雰囲気が違います。ホクレンGSへ寄り道して三つ目のフラッグを購入した後、出発2時間半前に苫小牧東港へ帰ってきました。

 

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らいらっく号が到着して、忙しそうにクルマを吐き出しています。

盆入りなので、超満車。いつになっても下船が終わりません。このあおりを受け、船内清掃が遅れて乗船時間がずれにずれました。仕方ないですね。

 

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定時より30分ほど遅れて、20時に出港。

ターミナルで買った駅弁ならぬふなべん?北海尽くしと、妻はホッキ飯を美味しくいただきました。

ここまでは、良かったんですわ。

 

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詳細は先日アップした記事に書きましたが、行儀悪い国立大上級生による下級生へのスマホ大量充電命令の現場写真です。これが延々と4箇所ほど連続しています。

港外に出てから、揺れに揺れている本船。その体格だけ屈強そうだが稚拙な体育くらぶ生も左右にフラついて歩いています。

そのような状況で、公共の廊下にこんなことをされたら、酔っている人は踏んで壊すかもしれませんし、それよりもコードに足を引っ掛けて転倒し、大怪我を負いかねません。

壊してももちろん弁償義務など発生しない旨通告するつもりでしたが、それより私の撤収指導の方が先に大学生へ向きました。

この奥の客ではなく、二つほど隣の区画の大学生なんですよ?これでは盗電と言われても仕方ないでしょう。

 

acsekitori.hatenablog.jp

名前を出した大学だけでは無いでしょうし、この船の大学生だけでもないかもしれません。しかし、他もやってるから良いだろう、との言い訳には呆れて二の句も告げませんでした。告げましたが。

赤信号、みんなで渡れば怖く無い、なんてたけちゃんマンの発想ですよ?古すぎ。 

 

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8/12、妻にとっては最悪だった夜も明けました。

この船は新潟直行では無く、秋田港に寄港します。天気は、また雨。なんの感慨もありません。しかし、CAチーフ嬢の告知通り、日本海に出た未明からはピタッと揺れは収まりました。

 

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ランチを摂りに、メーンレストランへ。

朝までぐったりしていた妻。これは帰り道ヤバいかなあ、と思慮していましたが、なんとか食べられそうとの事。またまたラーメンです。

函館を通過したので、塩ラーメンにしました。妻も一緒です。あっさりスープなので美味しそうに食べてました。

 

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いろいろありましたが、無事に新潟港フェリーターミナルに到着。

新潟だけ晴れましたが、暑いのなんの。一気に真夏の酷暑へ逆戻りです。久々に渋滞にも遭遇しました。

 

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新潟亀田ICより関越道へ。

北陸道に入り、糸魚川から親不知でまた豪雨です。しかしここはいつものこと。しっかり手前のPAでカッパを着込んでいました。

今回のツーで、X4 typeLDを購入後初めて雨に降られましたが、大型スクリーンとナックルガードの威力は抜群です。カッパの前身頃も、グローブもほとんど濡れません。買って良かった〜。

 

acsekitori.hatenablog.jp
acsekitori.hatenablog.jp

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晴れました。

猫の目天気です。途中のPAで、でっかいトレーラーを引いたハーレーFLHに遭遇。噂は聞いていましたが、現物は初めてです。

これならキャンプグッズも満載できますが、コーナリング怖く無いんやろか??

 

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有磯海SAで夕食タイム。

何回も寄ったこのSA、以前から海鮮丼が気になっていました。北海道から帰ったばかりでアレですが、富山の魚ももちろん美味いしね、きときとで!

 

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いよいよ、我が家にとっての長旅も終わりが近づきました。

真ん中にポツンと写っているのが私。

 

平均リッター18kmと燃費は満足ですが、満タンで15リットル。かなしいかな、SAの二回に一度は給油しないと、高速道路では危険です。

各駅停車、鈍行の旅が我が夫婦にはお似合いでしょう。

 

このあとは通い慣れた名神第二京阪と渋滞にも遭わず、深夜1時前に無事に、なんとか無事に帰宅できました。お世話になったT先輩と、全道のライダー、ありがとうございました。

そして、最初は不安で嫌がっていたのに、泣く泣く付いてきてくれ、最後まで体調を崩さず完走した良き妻。

そしてそして、重たい二人を乗せて長駆2420kmの足として、文句も泣き言も言わず走り抜けてくれた黒き愛馬SC38ーCB1300DCーX4 typeLD、サンパチよありがとう!

 

これからも頼んまっせ!!

2017.9.5記

 

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愚痴/闘病記 〜たかががん、されどがん〜

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2017.9.4 愚痴グチ 

どうも、シバク・ドワレです。

もうすぐ北海道ツーリング日誌も大団円となりますが、すこし感情を吐露します。

 

日本人の嫌いなところ=病気や障害を縁起悪い象徴として忌み嫌う性質

アジア系観光客の嫌いなところ=傍若無人かつ衛生観念の無さ

オバはんの嫌いなところ=入院中にもかかわらず、他の迷惑を省みずにしゃべりまくる井戸端会議体質

オジンの嫌いなところ=常に上から目線

若者の嫌いなところ=行儀悪さ

中年男性の嫌いなところ=自分世代が世界の中心だと錯誤して神にでもなったかのように振る舞う

 

思ってもいないくせに

自分の嫌いなところ=上記総ての点と、入院生活が長引いてオートバイに乗れないくらいでブログで愚痴る

 

御無礼しました。

2017.9.4

 

 

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌7日目/オートバイ 〜北の原始を迷走して瞑想す〜

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2017.8.10 北海道ツー7日目

どうも、シバク・ドワレです。

二泊した屈斜路湖和琴半島BCを撤収し、T先輩とお別れする時がやってきました。しょっちゅう会っているのに、異国に近い北の国での別れは、もう帰らなくてはならない寂寥感とともに郷愁を誘います。

 

もう、北海道にはあと2日しか滞在できません。まあ、どんな長旅でもいつかは終わるもの。旅人のさだめですな。

 

今日は、4泊5日のキャンプ旅を終えて充電のために旭川のビジネスホテルを目指しましょう。

 

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TS、指定地内はオートバイは押して歩かなくてはならないため、敷地外に出てからパッキングします。

プロテクタ背負って、カメみたいになってますな。

 

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妻のたっての希望で、反対方向ですが弟子屈町中心部にある道の駅摩周へエゾシカバーガーを食べに来ました。

私は朝食から時間が経っていないので、パス。ひとくちだけもらいました。

味付けが濃いのでジビエの味はよくわかりません。

 

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弟子屈を離れてすぐに、雨が降り出してカッパを着用。

ザックカバーの中にも、ザックに入りきらない荷物が括ってあるのでカバーの用をなさなくなっています。

 

雨の峠は恐ろしい

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阿寒湖までの阿寒横断道路、その峠手前から本降りに。

阿寒湖は雨なのでパスしましたが、峠を越えるときはタンデムで重心の高い荷物なので、超スローペースで走りました。よく転倒しなかったもんや。

 

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ちょうど北見市域に入ったあたりで雨は止み、道の駅あいおいで一休みです。

兵庫県にもおなじ道の駅あいおい(白龍城)がありますね。あちらはマイベースキャンプです。

ここ北海道のは、旧国鉄相生線、北見相生駅跡にあります。気動車や旧型客車が、朽ち果てる寸前で踏みとどまって保存されています。

哀しい光景ですが、自治体にも運営者にも、きれいに塗り上げる予算は無いでしょう。

 

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この時、ナビに嘘をつかれたらしく、しばし道東の山中を陸別〜置戸と徘徊迷走。

100km近く余分に走ったんじゃ無いでしょうか。

ようやく留辺蘂へ向かう道を認識して、北見国道へ辿り着きました。

負け惜しみですが、めったに走ることも無いであろうなんの観光地も無い原始林の中をロングランできてよかったです。

 

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留辺蘂からはR39、北見国道を快走して石北峠を越え、層雲峡へやってきました。

この峠の寒かったこと。今回の走りでいちばんの低気温でしょう。妻は後ろで失神していました。

層雲峡は大有名観光地ですが、この日は平日で盆前なので空いていました。

 

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旭川の盆地を見下ろすところまで来ると、それまでの悪天から一転してピーカンです。

やはり北の大地、1日走ると様々な気象条件に遭遇します。

 

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長かった移動の1日も終わり、旭川トレンドホテルへ到着。

妻は久しぶりの非原始的生活に大喜びで、ベッドへ倒れ込んでいました。二人で¥6200と、我が家にとっては清水の舞台から飛び降りる大冒険でしたが、ウエルカムドリンクに発泡酒とチューハイ、ミネラルウォーター2本をもらってご満悦。

旭川駅の一つ手前の駅近くにあり、周囲に観光名所は皆無ですが清潔感もあり、裏には屋根付き駐車場もありますのでツーにはぴったり。また来たくなる宿でした。

 

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国道を挟んだ向かいには、学生向けらしい居酒屋があります。

両隣にもありましたが、山にちなんだ名前でもある、いちばん庶民的な店をセレクト。単に金欠なだけです。

 

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北海道とはなんの縁もない、鶏のユッケとザンギではなく普通の唐揚げ。

おそらく内地産ブロイラーかと思われますが、味付けと調理法が良く、ユッケはおかわりしてしまいました。

 

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いちおう北海道らしく味噌ラーメンとジャガイモを頼みますが、道産かどうかわかりません。味噌ラーメンは麺が粉っぽく、いまいちでした。

 

思うに、これぞ如何にも北海道。ってグルメを食するのは観光客で、このように都心から外れた住宅街にある店では、近隣住民が普通に全国的に食べるものを食べるのでしょう。

なんか当たり前の事を言ってますが、それほどここに来るまでは道産グルメのオンパレードでした。

普通のありふれた居酒屋でしたが、近所にある大学へ通っていると思われるスタッフのおねいちゃんの北海道弁が楽しく、こちらの大阪弁へ絶妙のノリを示してくれました。

 

それにしても、旭川の暑いこと!

T先輩から聞いていましたが、さすが盆地だけあって蒸し暑いです。それなのに、冬は道内でも有数の極寒地。

住民の方々、おつかれさまです。大阪は亜熱帯と化して夏は地獄ですが、冬は過ごしやすいですよ〜。来ておくんなはれ!

2017.9.3記

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌6日目/オートバイ 〜模造監獄にて、いにしえの政治犯を思う〜

 

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2017.8.9 北海道ツー6日目

どうも、シバク・ドワレです。

屈斜路湖滞在2日目、今日はT先輩と離れて夫婦で網走方面へ向かいます。

 

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まずは、屈斜路湖を見下ろす景勝地、美幌峠にある道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠へ来ましたが、あいにく峠は霧雨。

湖は見えていますが、妻は何の感動もありません。やはり青空は重要なポイントですね。

 

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美幌町中心部あたりでようやく雨は上がりました。

牧場とはまた違う、北海道らしいファーム風景が広がります。

 

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女満別空港がある大空町で、道の駅メルヘンの丘めまんべつにてしじみラーメンを注文しました。

道の駅ですのであまり期待していなかったのですが、これは大正解。あさりのような極大しじみたっぷりで、連日の宴会で疲れた内臓へ染み渡りました。

あっさり塩味の出汁に貝のエキスがよく効いており、美味しかったですよ。

 

網走監獄には入りたくない

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網走といえば刑務所、今日は本物ではなく資料館へやってきました。

網走監獄の一般的イメージとして、健さん演じる殺人などの強行犯やその筋の人を思い浮かべますが、戦前には政治犯も収容され、極寒の中、道路開拓などの重労働に従事させられていたそうです。

 

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重要文化財も多数移築されており、建築学的にはとても見所が多いです。

しかし、残念なことに叔父の敵討ちで有名な脱獄魔、寅吉少年の人形はなぜか直前に全て撤去されていました。妻はこれを楽しみにしていましたので、がっかりです。

教育的配慮でしょうか?

 

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いわゆる独房です。

自らが犯した重罪を償うのならまだしも、思想の違いで強制的に収容されたらたまったものではありませんね。

 

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だそうです。

こわいこわい。

 

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アイヌのお守り人形、ニポポが見送ってくれます。

 

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さすが北海道、どこへ行ってもオートバイ置き場はしっかり確保されています。

こんな可愛いカブのサイドカーが来てました。カブ主総会in北海道に出席したのでしょうか。HONDA万歳!

 

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天気は悪いのですが、このまま帰るのももったいないのでオホーツク海を眺めに網走市街地を抜けて斜里方面へ一走りします。

ちょうど手持ちの現金が怪しくなってきましたので、郵便局へも寄りましょう。北海道に限らず、地方へ遠征する時は都市銀からゆうちょへ移しておくと便利ですね。

コンビニでも卸せますが、一回につき200円強の手数料を取られるので極力利用しません。

 

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北海道ツーの定番お気軽土産、ホクレンGSのフラッグを刺して一枚。

中型などだと、走行中もよく後ろに刺しているライダーを見かけます。道東・道北・道南・道央の四色ありますが、今回は道央に行かなかったので三色だけでコンプリートせず。毎年年号とイラストが変わるらしいので、毎年買っても思い出になります。

日帰りなのにわざわざ赤いザックカバー付きのザックを積んでいるのは、何もないとサンパチの怒涛の加速に妻が振り落とされそうで怖い、との要望からです。

 

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ぜんぜん列車のやってこない釧網本線オホーツク海を左に見ながら走っていましたが、原生花園あたりから雨が激しくなってきたので小清水町から屈斜路湖へ戻ります。

 

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じゃがいもロードを走りますが、気温15〜6℃でしょうか。

もう後は霧・霧・霧。妻は震えながらも後ろで撮影してくれます。

 

この後は15時過ぎにまた弟子屈町中心部のスーパーフクハラで買い出しを済ませ、BCへ。

露天風呂がたまらなくうれしい1日でした。

2017.8.31記

 

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌5日目/オートバイ 〜道の東をワンダーフォーゲルす〜

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2017.8.8 北海道ツー5日目

どうも、シバク・ドワレです。

きりたっぷ岬キャンプ場のBCを撤収し、内陸部へと前進アタックします。

 

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途中、TSの宿泊者のみに格安直売してくれるとの嬉しいウニ加工場へ立ち寄りましょう。

さすがにバフンウニだと同額で量が半分以下になりますので、ムラサキウニ大人買い。金額は伏せますが、まあ大阪ではあり得ない破格値。出荷用ですからみょうばんは入っていますが、鮮度も違いますから大期待です。

 

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昨日走った別海町を経由して、弟子屈町中心部にあるスーパーフクハラで買い出し。

そこから18kmほど走った屈斜路湖の和琴半島キャンプ場へやってきました。北海道では距離感覚が狂い、地図を確認するとき、主要なポイント間に何も無いので直ぐに着くだろう、と錯覚するんですよ。

隣の街まで2~30kmなんてのはざらで、常にガソリンメーターとオドメーターの確認は必須です。

 

10時頃には霧多布を出たのですが、昼過ぎにはもう次のBCを設営できました。天気が良くなりもったい無い気もしますが、洗濯がてら休養に当てます。

早く欧米型の何ヶ月も滞在するようなリゾートライフを送りたいものですが、54歳にして9日間のバカンスを取れるだけでも幸せか?

 

懐かしのテン場

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32年振りの想い出のこのTSは国立公園内に立地しており、整備は行き届いていますし制約もあります。もちろんエリア外での幕営は厳禁ですし、二輪以外の自動車は乗り入れ禁止です。駐車場にはオートキャンプ禁止の看板もありました。

ライダー/バイカーである一方、車中ハカーでもある私にとり、この看板表現は実に曖昧で掴みどころがないと思えるのです。

国立公園管理者の意図するところは、車で来て指定地以外のその辺でキャンプ行為(寝泊まりのみを含む)をしないように、との注意書きだと大人なら客観的に判断できると思います。

しかし、今道の駅で問題になっている一部老害やファミリーの、テントやテーブルを出す行為さえしなけりゃいいんだろ!的な旅行者が存在し、キャンピングカーやもどきが多数駐車場を占拠しているのも事実です。

ハッキリと、車中泊及びテント禁止、指定個所へ!と表記しないと理解できないんでしょうね。

公認は無理でも、黙認された道の駅かキャンプ場、あるいは禁止の看板の無い観光地無料駐車場で寝ましょうよ。全道車中泊禁止との悲しい事態に陥る前に。

 

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何はともあれ、この美しい自然は皆で永遠に残したいですよね。

 

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徒歩5分ほどにある無料露天風呂で旅の疲れを癒し、ランタンに火が入る頃にはもうオートバイエリアは満車に近くなってきました。

さあ、お楽しみの海鮮大宴会です。

 

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T先輩のハーレーFLHのデッカいキャリアに括られたクーラーボックスにて、キンキンに冷えとります。

 

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いやあ、久しぶりにここまで豪快に盛り付けましたよ!

満面の笑みとはこのことで、顔のボカシも思わずハートになってまいました❤️

 

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霧多布合流前にお願いしていたものの日曜日で漁が出ず、まだ食べてなかったホタテをサプライズで登場させてくれました。初日のツブ貝の造りも含めて、貝は大好きなんですよ。

その味付けも絶品な帆立バター。T先輩、ゴチになります

 

 

こんなに成人病直航便の毎晩で良いのだろうか、とは露ほどにも思わず美味しい夜は佳境を迎えて行きました。

2017.8.29記

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌4日目/オートバイ 〜通告・北の領土を返してください〜

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2017.8.7 北海道ツー4日目

どうも、シバク・ドワレです。

 

T先輩と合流後、無料キャンプ場で例会その1を済ませて、早めに就寝。今日は連泊なので身軽なX4 typeLDで納沙布岬を目指します。

 

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海沿いを快適に走り、根室市内の手前にある花咲港で、有名らしい花咲カニの販売所を見物します。

高いから買いませんがね。これ、食べる時トゲが痛いんですよ。身は抜群ですが。

32年前のツーリングでは、和琴半島TS横の露天風呂で世界一周中のイスラエル人と知り合い、

「ディス クラブ イズ ベリーデンジャラス!」

とか適当に言って振る舞ってやったら、怖がりもせずに

「アウチアウチ」

と言って喜んで食べてました。肝っ玉が座ってないと、ヒッチハイクで世界一周なんてできませんな。

私は嫌です、そんな他人任せの旅。

 

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そのまま先にある花咲灯台へ散歩しに来ました。

柱状節理の車石があったり、なかなかの絶景です。冬は厳しいでしょうね。冬の山の怖さも知ってますが、海はもっと怖いです。

 

先輩オススメのさんま丼

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海鮮丼を喰らいたい、との私の希望を叶えるべく、納沙布岬にある定番のサンマ丼の店に連れて来てくれました。

無くなるのが早いので、見物より先にメシです。一人前は花咲カニの鉄砲汁付きにして、妻とシェアしました。お腹いっぱい。

もちろん、サンマ丼は絶品ですよ。

 

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納沙布岬と言えば、北海道と言えば、日本人と言えば、北方領土問題です。

正当な権利を有して居住していた国民が、その土地を無法者、ならず者国家に略奪されてから70年以上も解決、返還されていないのです。

この問題を口にするだけで、右翼だと叫ばれる風潮がある悲しい国ですが、誰もが声を潜めてしまえば永久に解決しません。

これは、ポリシーや憲法9条の問題では無く、素直に奪われた島を返して欲しい、との切実な願いではないでしょうか。

母国を想い、生まれた土地を愛する事が右に傾くと決めつけられる事なんでしょうか。

私は、祖国日本が好きです。

 

私は、いま誰にも非難される謂れもなく、邪魔される事もなく自由に平和に旅をする事ができます。

これは、私の権利です。

その裏には、労働があり質素な生活があり、辛い治療があるのです。

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権利を剥奪されるほど、人間にとって辛いことはありません。早期解決を希望します。

 

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資料館があり、時系列でわかりやすく展示されています。

 

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肉眼でもハッキリと見えますよ、島は。

歯舞群島のひとつ、でしょうか。

 

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ガンバレ、海保!直ぐそこは偽りの国境です。

 

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さて、憂いた後は爽快に岬を離れ、知床方面に向かって野付半島へやって来ました。

ここは風が運んだオホーツクの砂が堆積した細長い半島で、真っ直ぐの道の両側が海です。

歩道にも可憐な花が咲き誇っています。オートバイを降りれば高山植物みたいな花々を愛でられるのが緯度の高さの証明ですね。

 

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ほぼ終端、先っぽ近くにはネイチャーセンターがあり、オホーツクの自然や動植物を詳しく研究できました。

 

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駐車場からは、羅臼岳知床峠などの、知床半島がきれいに遠望できます。

32年前は10月中旬に峠を越えましたが、翌日には積雪通行止になったのも懐かしい思い出です。

羅臼町だかウトロだったか忘れましたが、峠で冷えた身体を温めるべく入った大衆食堂で、我らが阪神タイガースが21年ぶりセリーグ制覇を達成し、中西清起が胴上げされたのを覚えています。1985の事でした。

 

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野付半島からは知床方面には行かず、標津から中標津別海町と無限に続く牧草地をBCへと帰ります。

途中、時速500km/hとリニアモーターカー並のスピードで突っ走るT先輩。置いて行かれると道が分からんので、私も負けずと音速を超えてソニックブームと戦いながら走りました。

 

この日はBC近くのスーパーヤマボシでホッケを仕入れました。近海産の真ホッケは近年不漁で、獲れるのは小さい個体ばかりだそうです。それで見栄えをよくするためにカナダやアラスカなどから仕入れる縞ホッケも並べてあったので、食べ比べに両方買いました。

結果、T先輩とのいんじゃん(ジャンケン)対決を制して真ホッケだけを食し、食べ比べにはなりませんでしたが。

 

こうやって、ベースを置いて周囲を走り回る楽しい楽しい北海道は日を重ねて行きました。

2017.8.28記

 

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X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌3日目/オートバイ 〜広い青空よ、紺碧に突き出た岬達よ、初めまして〜

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2017.8.6 北海道ツー3日目

どうも、シバク・ドワレです。 

 

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ホテルをチェックアウトギリギリに出発して、まずは帯広市内を目指します。

空はまずまず。上陸してまだ大空を見ていないので、期待が高まります。

 

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いきなりですが、土産を発送するべく六花亭の帯広本店へやってきました。

日曜日とあって、なかなかの盛況ぶりです。ここのバターサンドをチョイスしておけば、北海道をあまり知らない人にも喜ばれますので、前夜隣町に泊まったんです。

まさかクマの木彫り置物を勝手に送りつける訳にもいきませんしね。

 

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店内と表の商店街では、北国らしく旧暦の七夕祭りが開催されていました。

子供達に混じり、がん治癒の願いごとを認めます。

 

さあ、大空と広い大地へ

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さあ、いよいよ昼間の大地疾走です。

早速、ツーリストライダーと幾台もすれ違います。挨拶の応酬が心地よいですね。

 

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池田ICより再び道東道の人となり、釧路へ。

しかし釧路の市街地は何度も来ているのでパスし、外周道路をバイパスします。

どこまでもまっすぐな道を、先輩待つ岬へと急ぎましょう。

 

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厚岸の街と港が見えて来ました。右へ行くと海岸沿い、直進すると湿原です。

今日は霧多布湿原を行きましょう。可憐な花と蒼い空に白い雲。わたしは今、北海道にいます。

 

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浜中町のイオンでビールと食材を買い出し、程なくしてきりたっぷ岬キャンプ場に到着しました。

T先輩は近くの立寄り温泉にて入浴中のアナウンスがあり、先に設営します。

このTS、本州では考えられませんが、キレイな炊事場と簡易水洗トイレがあって芝生も手入れされ、なんと無料。これが札幌の近くなら土日は大混雑でしょうが、ここは日本の東の果て。

ガラガラでした。

早速オートバイエリアに愛馬を休ませ、妻もベンチに休ませ、徒歩5秒の場所にテン張ります。

 

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先述の通り、モンベル・ムーンライト5型は1人でサクサク立ち上がります。

タープを挟んで先輩のインディアンテントと向かい合わせに張り、陣地が出来上がりました。

 

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張り終えた頃に、見張っていたかのようにT先輩登場!

早速乾杯して喉を潤します。先輩とは昨夏の上高地でのOB会以来、1年に5回目の再会ですが、最早再会ではなく例会ですな。今後ともよろしゅうおたのもうします。

 

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やがて遠き原野に陽は落ちて、宴の始まりです。

この日は初日でもあり、海鮮は少な目でツブ貝やトウキビやコマイなどの道産物を前菜としていただきました。テーブル画像を見たらオートキャンプのようですが、オートバイキャンプですよ!

 

好き空気に良き酒、善きたべもので美味く無い訳ありません。何よりのご馳走は、先輩とのオートバイ談義ですね。

 

ああ、来てよかった!

202317.8.26記

 

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