雑感/写真 〜一瞬を切り取ると、総てが見えてくる〜

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2016.9 エッセイ

どうも、acsekitoriです。

初めてカメラを触ったのが何歳の時かはおそらく物心付く前でしたので覚えていませんが、一眼レフを買い与えてもらい、熱中しだしたのは小学校六年生でした。

小遣いを貯めたのではなく、親に何回も何回も頭を下げて営業活動をし、ようやく買ってもらったのがフジカのST701です。

特段富士フィルムに思い入れがあった訳ではなく、ニコンやキャノンはとてつもなく高価で、フジの一眼レフが一番安かったからです。

それでも41年前当時に、ボディと50mmf1.8の組み合わせで¥39,800だったのを覚えています。現在の貨幣価値に換算すると、12〜3万といったところでしょうか。特に裕福でもない、普通のサラリーマン家庭に育った私。今の自分に置き換えても、それが如何に贅沢であり、親にとって大変な出費であったかは想像に難くありません。

10年前に亡くなった父には、今でも感謝の念を絶やしません。その大切なカメラを持ち、小中学校の間は鉄道写真、高校生以降は山やツーリングの記録残しに活躍してくれました。

そのおかげでしょう、今の職業写真家としての業務はもう30年を越えました。芸大や写専ではなく、経済学科卒業の私。苔の一念岩をも通すではありませんが、好きな事ゆえ頑張れました。もちろん、今でも社員などを雇わずフリーランスの道を選びましたので、第一線の現場に出ています。

 

一撮入魂。手を抜いて良い業務など存在しないでしょうが、私は倒れるまで働きます。それが親への恩返しと共に、仕事が好きな自分へのご褒美でもあるのです。

 

高校時代の山岳部顧問先生に叩き込まれた一節、「燃える眼を持て。ぬるま湯に浸ったような怠惰な青年になるな」を、死ぬまで貫き通したいと思っています。

2016.9.30