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旅日記/OB会キャンプ 〜体育会山岳部よ永遠なれ〜

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2016.10.14~15 キャンプ旅日記

どうも、acsekitoriです。

大学山岳部のOB会を京都南部のオートキャンプ場で行いました。今年は既に3回目ですが、日頃はサラリーマンの仕事明けに行いますので梅田や難波が多く、閉店や帰りの時間を気にしなければなりません。朝まで楽しく飲み明かすのが好きな我々。平日のキャンプ場なら人も少ないやろうと目論んで、マイナーな公的施設をチョイスして臨みました。

しかし、やはり当然ながら金曜から連休を取れるメンバーは少なく、私が現役当時監督をされていた七期上の先輩と、遭難救助も一緒に行った頼もしき相棒の一期後輩のみが当日参加。しかも、後輩は取引先に訃報があり葬儀に参列するため到着が夜になるとの事。翌日に更に一期下の後輩が駆けつけてくれることになりましたが、あまりに寂しいので放浪隊員の妻も参加。まずは3名で買出しを済ませ、大阪を離れます。

 

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京都府に入ると、稲の刈り取りをしておられました。秋真っ盛りです。天気予報はまずまずですが、最低気温は居住地で11℃の予想。山間部では相当冷え込むでしょう。

 

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よく通る造形が美しい橋で木津川を渡り、郡部に入ります。この木津川市辺りは高い山もなく河岸段丘が広々としていますので見晴らしが良く、少しですが北海道的な雄大さがお気に入りです。

 

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山に入ると離合困難な狭い道が続き、思ったよりも時間がかかりましたが、無事到着しました。受付をしますが、翌日の夕方まで延長を頼みましたので¥9600もかかりました。

 

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予想外の散財に打ちひしがれた哀しい心を立て直し、サイト入りです。トイレにいちばん近いNo1を予約していました。サイトの広さは、無理すれば4台止められますが、そうするとまったくくつろぎのスペースが無くなり道の駅状態になりますので、了解を得て道端に止めます。ちなみに3台以上は駐車料金を別途取られます。思惑どおり、今夜は貸切でした。存分に青春の山々を語り合えます。

 

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早速、簡単に宴会セットを設営します。焚火をするのでタープは無し、皆さん車中泊ですのでテントも張りません。第三ビールで一息ついたところで、ボチボチ肉を焼きましょうか。

 

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時間はたっぷりありますので、途中で軽く散歩も挟みます。繁華街での宴席と違い、この開放感が私には合っているようです。登山キャンプではよほどマイナーなところ以外宴会はできませんので、今回の趣旨にはぴったりの選択でした。ロケーションはもひとつでしたがね。

 

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サイトの端に、グラから降ろした簡易水道をセットしました。普通の10Lポリタンクに、灯油用電動ポンプをはめたものです。野菜や手洗いのみに使用し、洗剤は使いませんので川の方に排水します。

陽も山のはに傾いて、冷え込んできました。超寒がりの妻のために、装備はたっぷりと積んできています。今シーズン初のダウンジャケット出動!半袖にコロンビアチタニウムの肌触りが心地よいです。私は厳冬期でも街では半袖にダウン。薄手を何枚も着て着膨れするよりも、活動しやすいからです。

 

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肉も無くなり、遠き山に陽は落ちたところで焚火を始めましょう。残念ながら直火は禁止ですので、先輩持参のユニフレームファイヤーグリルでそのまま焚火。焼肉の木炭がいこっていますので、着火は楽です。もっとも、雨の中や雪の上でも焚火をする自信はありますが。整備されたコースを歩くだけのハイキングよりも、道無き道を探すタイプでしたのでこういうのは得意です。

 

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 後輩が到着しましたので、一旦焚火を抑えて旬の秋刀魚を焼きます。刺身でもいける新鮮な秋刀魚を魚屋さんで仕入れてきましたし、このいこった熾火での遠赤外線により、お味は最高です。

 

火の神登場

顔を火照らす真っ赤な残り火の上に横たわる新しい魚たち。肌を炙られると、冬に備えてその身に蓄えた脂を惜しみなく弾き出し、そのほとばしった脂の粒が容赦なく火の神に踊らされます。辺りに香ばしい香りが漂った頃、千切れぬように優しく取り分けて口に頬張ってもらうと皆えびす顔です。

火の神、山の神、海の神。大地や母なる大海の恵みに感謝して、腹のわたまで残すことなく大切にいただきましょう。余りに美味くて残すどころか足りませんでしたが。

 

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この後中華料理を3品と秋刀魚刺身のりゅうきゅうを振る舞いました。今までに培った技術を存分に発揮し、喜んでもらえて私も満足です。

 

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薪木は一晩くらい優に持つほど確保してあります。さあ、夕餉も終わりここからが宴本番です。お開きの時間などありません。各自持ち寄りのジンビームやいいちこなどを舐めながら、声量を気にすることなく大いに盛り上がりました。

 

朝まで語りあった後、仮眠。昼前には後輩が到着して、日よけのため東屋に河岸を変えて先輩お手製の鶏鍋をいただき、17時に散会。この上なく幸せな秋の休日を満喫しました。

17日からは半月ほどの治療入院です。前回の退院から1ヶ月余り。その間、多くの日帰りツーリングと泊まりの遠征ツー。車中泊キャラバンで淡路島一周や長駆九州への墓参など、十二分に充電できました。これで苦しい治療を乗り切るメンタル強化も万全です。

 

今回、わざわざ昼間の数時間のみ来てくれた後輩とは卒業以来30数年ぶりの再会でした。

実際にはもうビッグルートでザイルを繋ぐことは無いかもしれません。しかし、あの辛く苦しかった山行をくぐり抜けて繋ぎあった心の糸は、生涯解き放つことは無いでしょう。

2016.10.16

 

 

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