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闘病記/がん治療 〜地平線にさし昇る朝陽を信じて〜

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2016.10.17 闘病記


どうも、acsekitoriです。


本日、約2ヶ月の休薬を経て無事に入院しました。無事に入院というのも変な話ですが、とにかくがんの治療を再開できた事は喜ばなければなりません。不本意ながら前回の化学療法入院中にがん原発発見時の詳報から始めたこのブログも、51日目にしてこの闘病記でちょうど100記事になりました。1日2記事を目標にしていましたので、まずまずの目標達成でしょうか。しかししばらくはペースダウンも止むを得ずです。ブログのために生きるのでは無く、生きる支えとしてブログを始めたのですから。

 

実はこの半年ほどは、下痢や吐気などの目に見える副作用の他に骨髄抑制が生じています。白血球や血小板が減少しており、抗がん剤治療が可能なボーダーラインの少し上をウロウロしていました。それで、通常量より減量してのGOサインが出たのです。
この記事は、点滴で抗がん剤を身体に注入しながら書いています。分子標的薬の副作用で血圧が高いですが、今のところ浮遊感と倦怠感があるだけで目立った症状はありません。

 

話は変わりますが、私は治療に対して医療従事者以外の一切の助言を聞きません。その病院よりあちらが良いとか、その治療よりこれが良いとかのアドバイスの事です。それが何の利益も産まず、混乱を招くだけな事をよく知っているからです。家族や友人達はそんなへそ曲りな私の性格を熟知しており、今更言っても無駄だと思ってくれているのか、幸いにそんな助言はありませんが。

私はドクターには全幅の信頼を寄せており、不明瞭な点は質問や是正要望を出しますし、必要ならセカンドオピニオンを実行します。そうやって医師と患者が意思の疎通を密にしてこその医療ではないでしょうか。

不安な時は仕方ないでしょうが、頭から不信感を抱いて診察室に入るなど、お互いにストレスがかかって何のための治療かわかりません。まずは話し合い、徹底的に質問してから治療を開始すれば良いのです。

よく、がん患者やその家族には限りませんがどんな病気でもインターネットや書籍で聞いた知識で自ら診断を下し、医師の診断・処方を全否定される方がおられるのを散見します。重篤な病気に罹り、溺れる者は藁をもすがる的な暗澹とした気持ちから民間療法に頼ってしまうのも解らなくはないですが、そこはいくら死期が近づいているとしても冷静な判断力が必要でしょう。

医師が書いた通常の標準治療否定の記事も見かけますが、そのメンタルが弱っている方達に取って情報はとても大切なものです。それを不確実性が大きいレベルの段階で断定的に流してしまうのはどうかと思います。少なからず、言葉は悪いですが盲目的に信じてしまう人が僅かでも存在する可能性がある事を認識して情報発信を行うべきだと思慮します。あえて紹介するならば、このような意見もありますが参考までにの一言はあって然るべきではないでしょうか。

 

気で治るほど相手は弱く無い


メンタルが弱るのはその人の所為ではありません。根性や気力ではどうにもならない病気は存在するのです。タバコを止めたから生涯健康だろうとか、健康食で体質を改善するなどとは次元の違う話です。強いものが弱い者を攻撃するのはイジメの構図に見えてしまい、論争の土俵に上がる気すら失せてしまいます。

私は、極力ネットニュースなどをブログや業務で紹介する事はしません。それがどのような人物が述べられた文言かが会っていないので不明だからです。
あくまでも自らの眼で見聞し、取材した事象のみを発信しているつもりです。最近、SNSやネット投稿などで他人や社会現象を猛攻撃するのが風潮みたいですが、私は弱者の気持ちに立って物事を判断し、熟慮した上での著述活動を行うよう努力しています。

 

閑話休題。物事には総て善悪が表裏一体になっており、結果が良いことほどその過程は諸刃の剣だと思っています。がん治療には少なからず副作用が発生します。確かに西洋医学の治療を行ったがために生命を落とされた患者もいるでしょう。しかし、治療を行ったからこそ完治したり延命できた患者も多数存在するのも事実なのです。

私の祖父は西洋医学を日本で研究し始めた初期の頃のドクターでした。その頃の医学ならともかく、医療はまさに日進月歩。今駄目でも、未来を信じて現在可能な限りの治療に賭けて全力で病魔と闘う。それこそが、今までの私の生き方そのものですから。逃げる心に悪魔たちは忍び寄るのです。
2016.10.17

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