雑感/BMW 〜西ドイツが懐かしい〜
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2016.10.27 エッセイ
どうも、acsekitoriです。
今日、気晴らしに仕事してきました。高野山の麓まで。ついでに、愛車ビーエムで暴走も。いえいえ、安全速度ですよ。入院中なのに仕事したりドライブすること自体が暴走なんです。
BMW 318iツーリング2001年式。E46ってヤツです。顔は今のビーエムの、日本人がデザインした吊り目ではなく、涙目の丸目4灯。このノスタルジックなドイツ然とした顔に惚れて、安く仕入れたお買い物グルマです。3ナンバーではありますが、低くてコンパクトな車体には、1900ccのノンターボエンジンは充分です。
しかし、そのファミリーライクな外観も、一歩山に足を踏み入れると豹変します。正に羊の皮を被った狼。フロント225/45R17、リア245/40R17のタイヤは、多少オーバー気味のスピードでヘアピンに突入しても、悲鳴すらあげません。オンザレール感覚とはこのことでしょうか。FRなのでドリフトしたがる若い衆が乗ると、あまりのジェントルさにがっかりすることでしょう。しかし、派手にスキッド音を立てながらケツを振る違法改造の若者たちよりも、おそらくこちらの方がコーナリングスピードは上回るかと。
そう、あくまで紳士的にロードスポーツを楽しむことができるのです。ひいてはこれが安全にも繋がります。公道ですからね。ちょうどペケと似通ったところがありますね。四輪も二輪も、排気量や馬力が総てでは無いと常々思っています。要はバランスですね。
まあ、あくまでもシロナガスクジラばりのもう一台の愛車グランビアと比較しての話です。国産スポーツカーにはこのE46を遥かに凌駕するホットなマシンは幾らでもありますが、興味ありません。
ドイツへの思い入れ
私は、こいつに限らずドイツ製品がけっこう好きなんです。武骨ですが、如何にも職人技の香りがして。既に売ってしまいましたが、銀塩時代のハッセルブラッド(中判)と、ボディは国産のライセンス生産でしたがコンタックス(135)、共に西独製のカールツァイスを装着していました。業務での過酷な使用はプロカードを持っているNikon、当時はF4やF5に任せ、ツァイスは専ら作品創りに愛用したものです。今でもあの透明感のあるポジを覗いた時の感動は忘れません。特に素晴らしかったのが、黎明やトワイライトのグラデーション。
最初にヨーロッパを訪れた時はまだベルリンの壁が健在でしたが、次にモンブランを登頂した時にはドイツ国になっていました(モンブランは仏伊国境)。ソ連からロシアにもなりましたし、昭和から平成へ。親たちほどではないとしても、けっこう激動の時代を生き抜いてきたのだなあと変に感心しています。
そんなドイツ製品BMWですが、来年の自動車税がかからない三月いっぱいには処分しようと思っています。仕事をいつまで続けられるか不透明ですし、極力身辺整理をして行かないと、遺された妻が後片付けに奔走しなければなりませんので。
まだまだ闘病しながら遊びますが、終活すればマーフィーの法則が働いて長生きできるかもしれませんしね。
2016.10.27