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闘病記/がんと食べ物 〜己を制するとがんも制圧できるのか?〜

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2016.11.23 闘病記・読書感想文/入院6日目

どうも、シバク・ドワレことacsekitoriです。

サブネームを付けたことをすっかり忘れてました。

 

今日、何気にネットニュースを閲覧していると、末期がんの記事があったので読んでみました。以前も書きましたが、時事問題やニュースなどからネタを拾うブログは本意ではありませんので躊躇しましたが、折も折、自分にとってタイムリーなのでつい。

その記事を執筆したライターさんは存じ上げませんし、当該出版社ともお付き合いはありませんので直接誌名や執筆者の氏名を出しての論評は差し控えます。単なる読書感想文です。

 

内容は、ある医師が末期がん患者19名に、がんの栄養源となるブドウ糖の摂取を完全に三ヵ月やめさせるとどうなるかを研究した臨床データを元に構成された記事でした。抗がん剤は併用したそうです。

糖尿病などの改善に糖質制限が有効なのは誰でもわかりますが、がんに対するエビデンスが無かったので研究を開始したとの事。

掲載誌は読んでおらず、ダイジェスト版のネットニュースなので相違点があればご容赦ください。

 

結論は、その被験者の八割程度が何らかの改善が見られたとのこと。内5名はまったく腫瘍が確認できず寛解したらしく、3名は悪化したそうです。

 

エキサイトする事でもないけれど

ツッコミどころ満載の記事だったんですが、感情を抑えつつ。

まず、たった三ヵ月で寛解と呼べるのでしょうか?しかも末期の進行がんが、完全寛解との記述です。仮にその三ヵ月で腫瘍が著しく縮小、あるいは消失したとしても、少なくとも5年は経過観察しないと寛解とは呼べないのではないでしょうか。

次に気になったのが、その研究対象のがん患者のQOL(生活の質)です。糖質を完全に摂取しないということは、砂糖はもちろん米やパン、麺類などの炭水化物はアウトでしょう。

お菓子や酒などの嗜好品を除外するのは当然としても、主食と目されるそれらの食物を食べず、ただ味の無い野菜や魚だけをひたすら食べ続けるのでしょうか。

その記事には被験者の方々がどのような治療生活を送られたかまでは記述がありません。知りたくも無いです。食べたいものを我慢した挙句、何も口にする事ができなくなりやせ細って無いことを祈ります。

私には耐えられません。精神的な部分ももちろんありますが、私の行動にそんな食事ではエネルギーがとても追いつかないのです。

 

話はそれますが、もう21年前の秋に、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランにフランス側グーテルートから登頂しました。ご存知の方もおられるでしょうが、その4810mの山は麓から見上げると年中真っ白に冠雪しており、其れがMont(山)Blanc(白)と呼ばれる所以です。白山ですね。

山頂へと続く稜線は、氷河へと左右が切れ落ちたナイフリッジが延々と続いて、なかなか緊張を強いられる山でした。

そんな登山では、ザックを降ろしてさあお弁当にしましょうとはいきません。わずかの足場を固めてザイルで安全を確保し、少しばかりのレーション(行動食)を小分けにしながら口にするのが精一杯のカロリー補給です。

批判もあるでしょうが、私がその時に重宝したのがブドウ糖の結晶サプリメント。錠剤になっており、薬剤成分は皆無ですので処方箋も必要無く、自分の判断で必要に応じて摂取しました。

これが大当たり。私は日頃から、実生活でも元々行動中に大食いするタイプでは無いのですが、その時はそのブドウ糖を口にするだけなので排泄欲も湧かず、しかし身体中にパワーが漲るのが実感できました。

気象条件が悪化して各国の登山者が次々と下山する中、無事に登頂できたのはそのブドウ糖のおかげだと今でも感謝しています。

 

さて、末期のがん患者とモンブラン登頂者。並べて比較するのはおかしな話ですが、私には今でもやはりブドウ糖は必要な栄養素です。

なにより、うどんやラーメンが食べられないなど想像するだけで恐ろしい。

 

怖いのは、そのようながん関連の記事の表面だけを斜め読みして、すぐさま行動に移してしまう方が現れないかとの危惧です。

人生はその人だけのものですから、好判断で良い方向へ向かえばそれで良いでしょう。しかし、よくわからずに上っ面だけ真似をして取り返しのつかない結果になる事だけは避けていただきたく、微力ですがこのブログをしたためました。

 

ドクターから完全ストップがかかるまで、私は仕事をして酒を呑み、旨いアテを求めて放浪を続けるでしょう。それが私の栄養素ですから。

2016.11.23自分への勤労感謝の日

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