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闘病記/大部屋 〜居続ける私が悪いのか〜

闘病記 雑記/エッセイ

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2016.11.24 闘病記/エッセイ 入院7日目

どうも、シバク・ドワレです。

妻は私のことを動物に例えると、熊だと言います。可愛いプーさん、もしくはLINEのブラウンか?いや、現物だと大人しいツキノワグマか?と訊ねると、ヒグマかグリズリーだと言う。理由は皆目分かりません。自分ではそんな凶暴な性格はしていないと思い込んでいますが、違うのでしょうか。

今日は、けっして凶暴ではありませんが(たぶん)、私の冷徹非情な一部分を披露しましょう。連日病気/病院絡みの話になり、まるで病人が書いているブログみたいですが、ご容赦ください。

 

私は、経済的事情により個室ではなく四人部屋の総室暮らしです。それ自体は、山岳部時代のテント生活や長距離フェリーの最下等船室などで慣れており、どうってことありません。いびきや夜中のトイレへの物音など、猛吹雪の雪洞暮らしに比べたら屁ぇみたいなもんです。しかし、実に困ったことがままあります。

 

はたしていったい、なにが辛いか。それは、同室者の方が異様に話し好きな場合です。幸い今の病院は、カーテンをナースやドクターも自ら閉めてくれてプチ個室状態にできますので、割とマイペースでいけるのです。しかし以前オペを受けた公立病院は原則カーテンを開いておく決まりだったようで、日夜お隣さんや向かいの方と顔を合わせます。

すると、当然朝の挨拶から始まって時候の移ろい、昨日のニュース、住んでいる土地の風習、はてはご自分が経歴された数々のご病気の武勇伝etcエトセトラ。

あえて年代は申しませんが、このような口撃に私は耐えられない。

私は人嫌いではなく、むしろ挨拶は進んでしますし、仲間と楽しくワイワイやるのが大好きな方です。しかし、私は病院に遊びに行っているのではなく、治療に行っているのです。しかも大げさではなく生きるか死ぬかの瀬戸際の真剣勝負で。

私は医療従事者やカウンセラー、はたまた高僧ではなく、当事者そのものですので、穏やかに優しく話を聞いてあげる義務などどこにも無いと常々思ってしまう、冷徹な野郎なんです。

 

がんに特化した今の病棟なら幾分マシですが、公立病院や地域の中規模病院の外科病棟ならオペを受ける病気も多種多様にわたっています。それこそ末期ガンから痔の手術まで、症状は様々です。

当然オペを受けた時期もマチマチで、中には退院を数日後に控えてテンションが上がりまくり、体も気分も絶好調の方もおられます。

その時にこちらがオペ直後であったり、抗がん剤の最中で副作用Maxだったらどうでしょう。

賢明な方は、そんな気配を察知して静かに放置してくれます。が、そうでない方もおられますね。しかも、患者ではなく、付き添いの配偶者さんの方が声が大きく、大部屋であるにも関わらず自宅状態になる割合が強い。これはカーテンを閉めていて、こちらが気配を殺すほどその状況が悪化する兆候があります。

 

ここまで書いてしまうと、もう年代はほぼ特定されてしまいますね。嫌われてもかまわないので、はっきり申し上げてしまいましょう。そう、高齢者やお仕事をリタイアされた直後くらいの方々です。声が大きいのは耳が遠くなっているでしょうから仕方ないし、定年後に楽しみにしていた余暇を闘病や入院に取られた悔しさはわかるとしても、前述のようなお話好きにはまいります。

あなたも年寄りになるのですよ、とか、貴方にも親はいるでしょう、とか言われてしまいそうですが、私の父親は物静かで高倉健さんのような男でした。母も話し好きではありますが、典型的な内弁慶で気が弱く、外では静かなもんです。

もちろん、なんの話にでも悪い人もいれば、理想的にスマートな方もいるのが世の常。なにもお年寄り全体を責めているのではありません。

実際に経験したのは、齡90を目前にしてがんのオペを10回も受けたとの豪傑に隣り合わせたことがあるんです。

その方は実にかくしゃくとして耳もよく聞こえ、ご臨終に立ち会いましたが(隣のベッドでAEDが始まり)、亡くなる前夜にぼそっと「家に帰りたいなあ」と穏やかに呟かれただけで最後までご立派な方でした。ああなりたいものですね。

その方とは挨拶しかしていませんが、年齢ややり取りはナースとの話が否応なしに聞こえてきますので。

 

こんな理由から私は、カーテンを閉じて一人貝の中に閉じこもっています。しんどさ以外の理由として、同病相憐れむではありませんが、お互いの病気に対して健闘をたたえ合うのが苦手なんです。

それと、以前も記事にした他の病院や治療の勧め。がん患者に限りますと、約三分の一の方が現状の治療・治癒状態に不満を持たれているみたいで、ドクターや病院そのものへの愚痴が散見されます。いつまで経っても完治しない病気に対してナーバスになるのでしょう。

それで話の行き着く先は、

「やっぱりここより〇〇大学病院やなあ。〇〇先生ならこんなもんすぐに治してくれるで」

「ここの設備はいまいちやな、〇〇病院ならもっとキレイで新しいで」

などなど。。。。。

どうぞ、お代わりください。しかし、私を巻き込まないでください。私には私の判断があり、信念がありますので。

 

長々と、私も愚痴を吐いてしまいましたね。結局同じ穴のムジナってことでしょう。いやなら個室へ移れって話ですもんね。

それでも、私はプライベートブログ以外では一切愚痴を言いませんし、仲間や先輩へ病気の不安や不満も言いません。あ、ウソです。妻には思いっきり甘えて愚痴って泣き言言って、愛し合っています。

早く愛する妻の元へ帰りたいよ〜〜〜。

2016.11.24