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雑感/勧誘 〜蜜は甘けりゃうまいのか?きっとトゲがおまっせ〜

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2016.11.25 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

選挙、宗教、マルチ、商品販売…。人生53年しか生きていませんが、それはそれはいろいろな勧誘を受けて来ました。ほとんどは、私の本質を知らない人からです。

 

中には、国政選挙前になると高校の元同級生から電話があり、誰それに投票して欲しいと。即答します。

「イヤ」

相手は、一瞬キョトンとした雰囲気。おそらく、そんなつれないひと言を発する元同級生など皆無なのでしょう。

同じ候補者に投票して欲しいと別の同級生からかかったこともあり、その時は宗教論にまでなりかけました。

ごく簡単に述べますと、

「私は山で何度も危ない目に遭っているし、重傷者の救助もしている。そこで大切なのは、自らの体力・精神力・判断力。神様はそんな私を天上から優しく、時に厳しく見守ってくださっているだろうから、あえて団体には所属しません。あなたの押し付けるナントカさんへの忠誠心は不要です」

こんな感じです。もちろん、相手方は烈火の如く私の矛盾点を突こうと努力しますが、意に介しません。

選挙の時だけしか連絡しない相手に強要してくる宗祖様に、山で限界に達した時の私を救う力など無いと、若い私は思ったのです。

 

万能感を持つべからず

これには、私の思い上がりが含まれているでしょう。しかし、自ら努力して重たい荷物を担ぎ、遠いところまで歩いて登り、危険を顧みず内外のパーティの安全確保に尽力していると、そんな一時しのぎの他人任せな気分で極楽に行けるとは思えないのです。本当に地獄や極楽があるのか知りませんが。

 もう4回目のがん転移再発を迎えましたので、そんな宗教論争さえする気になれません。今でも変わらないのは、頼れるのは己れの信念。これを乗り切るために、今まで激しい人生トレーニングに耐えて来たのです。

 

しかしあるとき、知人がこうボヤいていました。

「会社の社長が、選挙は〇〇に入れろって言うんや。嫌いなんやがな、その人」

この時は宗教がらみではなく、保守系の政党がらみでの話だったみたいです。

これが現代日本の縮図なんでしょうね。

私は自分の意思でフリーランスフォトグラファーの道を選択しましたので、他人に左右される事はありません。もちろん仕事確保のために、元請けの業務以外の依頼にも絶対服従の同業者もいます。

昨今流行りのパワハラですね。下請けへ思想や信条まで強要して仕事を左右するなど、時代錯誤も甚だしき由々しき事態。

私ならそんな得意先はこちらから願い下げです。

しかし、武士は食わねど高楊枝。私は死ぬまで自分の意志を貫き通す自信はあります。

妻にはひもじい思いをさせるかもしれませんが、そんな私の性分を理解した上での結婚。いや、そんな性格だからこそ結婚したのかもしれません。

とにかく、生きる根源であり根本である宗教や政治の信念を人に強要されて曲げるなら、私は野垂れ死にます。

それくらい押し付けられるのが大嫌いなんです。

 

話変わって、マルチや商品委託販売の類にもけっこうお声掛けいただきました。やはり即答です。

「しません」

ピラミッドの頂点だけがうまい汁を吸う仕組みなど、中学生でも理解可能でしょう。他人に販売活動をさせて中間利益を搾取する。これは一般企業の当たり前の仕組みでしょうから、否定はしません。

しかし、マルチと呼ばれる、あるいはそれに近いシステムでは上納金の額と割合が半端ではなく、親や子供というランク付け、またそれらを増やさないと利益を得られないなど、とても普通の商社活動とは思えません。

なぜ、汗を流して自ら労働しないのでしょうか。それが私には理解不能です。

 

そんな変な勧誘も、四十代頃からはめっきり減り、最近は皆無です。私の頑固一徹な性分が周知徹底されたのか、それとも病人を誘っても仕方ないと思ってくれたのか。

いずれにせよ、冒頭の元同級生などとはまったくの疎遠になり、いま付き合いがあるのは楽しく愉快に趣味や目的を共有できる素敵な仲間だけです。

よく宗教やマルチをすると友達を失くすと言われますが、正にその通り。向こうからしたら、こんな素晴らしい事を断るなんて、なんてアホなやっちゃ。と思っているでしょうね。思うツボです。

 

私にとっての神様は、駿嶺や大地を真紅に染め上げる太陽と、なんの灯りもない暗闇に歩く方向を指し示してくれる月星、あるいは凍え切った身体を芯から暖めてくれる炎の妖艶さ。それら大自然と宇宙のエネルギーです。それだけで充分幸せな気分になれます。

 

さあ、ぼちぼち年末年始の楽しみな計画を立てる時期になりました。大晦日の夜は神社におけら参りに行き、元旦か2日にはお寺に初詣に行きましょうか。

八百万の神々と、前人未踏の厳しい修行を成し遂げられた高僧の御霊方。あなた方のことは尊敬しております。社にご挨拶に伺いますので、よろしくお願い申し上げます。まだまだ霊界にお邪魔する予定はござりませぬが。

2016.11.25

 

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