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車中泊クルマリフォーム/遂に完全版 〜風呂無しトイレ付きワンルームクルマ、駅徒歩不要〜

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2017.4.6 グランビアメンテナンス

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

約2週間の入院治療を終え、仕事が始まりました。今週来週は忙しいのですが、その隙を狙ってグラの最終リフォームを敢行しました。

昨年末のリフォームで広さ的には満足できる仕上がりだったのですが、唯一難点は、車内で用をたす事ができなかったのです。せっかく水洗トイレを積んでると云ふのに。

まあ、メーカー製のトラックタイプ大型キャンピングカー、いわゆるキャブコンには独立型トイレルームが有ったりする訳ですが、バンコンにはあまり有りません。最大の理由はスペースの問題ですが、それよりも最近はワゴン風のお洒落なバンにて車内では手軽に寝るだけにして、調理はもちろんせずにWCも道の駅やSAで済ませるライト車中泊志向が強まっているのを反映しているのでしょう。

単なる旅行ではそれで充分なんですが、問題は所用で車中泊するとき。撮影の前泊や、飲み会の後など、道の駅など無いシチュエーションで車中泊する機会は数多くやってきます。それこそがバンコンの小回りが利くメリットですから。

今までは、コンビニ近くのコインPに止めて、そこのWCを借用して御礼がわりに何か買っていたのですが、財布にも精神衛生上もよろしく無い。

 

前フリが長くなりましたが、こんな理由でリフォームを思い立った訳です。もうグラも大概お疲れですし、ガソリン代も高い昨今、軽油で燃費も維持費も安くつく商用車への買い替えをアタマの片隅に置きつつ…。

 

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まず、今まではヤマハのハツハツ(発動機式発電機)をベッド下に収納するため、その高さに合わせていたベッドベースを低くするべく全てを解体します。ハツハツを使わなくなるのではなく、今回巨大なRVボックスを仕入れましたので、その中にハツハツやガス缶など臭いの出るものを総て閉じ込める作戦です。危険ですしね。

 

きれいになりました 

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解体が終わり、資材を搬出した車内。さすが国産最大級ミニバン、広いですね。しかし、乗用なので後部室の肘掛けやスピーカー、小物入れなどの出っ張りがなんとも邪魔です。仕方ありませんね。

 

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脚を低くして根太を組み直し、前部ベッドベースが完成しました。早速ベッドマットを置いてみましょう。

 

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このベッドマットはグラを購入した時に、8ナンバー特種車登録してあったので、ギャレーと共に付属していました。自作する方も多いパーツですが、後部をフラットにするのに物凄く便利で、疲れ知らずです。これ無くして車中泊は有り得ないですね。

 

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ついでに、ベッド下のシートレールを覆う床板を張りました。ゴージャスなセカンド・サードシートを外したあとの、このシートレール、上の取り付け金具が金属むき出しで末端処理をしてありませんので、手が切れるので危ないのです。この金具を外せば問題は解決するのですが、それにはフロアカーペットを全て剥がす作業が必要で、とてもめんどくさい。で、臭いものには元から蓋ではありませんが、覆いを付けたのです。

 

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この床板の下には、報道系や建築撮影には必需品の、脚立を収納してあります。上に物を載せても、床板のおかげで脚立だけを素早く取り出せる。こうなるよう、設計に設計を重ねました。現地でひらめきで、ですが。

 

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後部ベッドのベースも作りましょう。資材は流用してますので、今回はほとんど経費はかかっていません。私は頭の中で設計図を描き、それをMaciPhoneのメモに転記して作業にかかりますが、現地で作業が始まるとほとんど現物合わせです。机上の理論よりも、実践的な生活を2歳の頃からしてきましたので、その方が上手くいきます。

 

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ベッドマットを設置して試しました。バッチリです。手前のスペースは、リアゲートを開けてすぐの最後部です。このスペースが、WCになります。向かって右側が妙に間延びして、左側にシフトしていますね。その理由は、これから述べます。

 

次に、トイレを使用するには必須の、手洗い場・ギャレーを組み直します。洗面は厳しいですが、歯磨きもしたいですからこれも必要装備ですね。SAや道の駅泊ならWCで歯磨きしようと思えばできますが、やはり衛生面が気になります。直ぐそこで用を足している人の中でしないといけませんから。

 

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手軽に、既製品の合板を2×4の根太に張りました。このような簡易ギャレー製作も、始めてから早くも30年経過。いったい何作目なのか忘れたくらいです。完全に組み立てる前に、後部ベッド横に作ってあった空きスペースにはめてみます。なかなか良いのではないでしょうか。

 

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三面は化粧合板を直接固定しましたが、後部面からはグレータンクを取り出して、その生活排水を処理しなければなりません。そこで、蝶番で片開きとして、ローラーキャッチで止めることにしました。

今回の作業で一番邪魔くさかったのが、この蝶番。見ての通り、軽量化のため極薄の合板にしましたので、位置合わせがめっちゃシビアなんです。しかも、この化粧合板は結構硬い。いきなりタッピングを締めようとすると、まず飛ばされて無理です。

そこで、手慣れた人や平日大工さんには常套手段ですが、電動ドリルドライバーの刃先を、ドライバーから3mmドリルに変えて下穴を開けます。こうすれば、極細のタッピングで硬い木材に締め込む時も楽勝です。

表には取手も付けました。これも何代か前のギャレーを分解した時の流用品です。

 

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ギャレー内部。10Lのグレータンクがピッタリ収まっています。手前の空間には、スポンジや洗剤、予備のポリタンなどを収納します。

 

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 棚の下にギャレーを収め、横にミニキャビネットを置いて、さあ完成です。上に載っかっている10Lホワイトタンクは、以前からの流用で、キャンプや災害用のポリタンクです。注ぎ口に、灯油タンク用の電動ポンプを取り付けていますので、楽チンです。これで車内にいながらにして手洗いはもちろん、ビールのグラスをすすいだり、歯磨きもできます。

 

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トイレ(ポルタポッティ335)をセットした状態です。RVボックスをベッドに上げますので多少狭くなりますが、それでもベッド幅は狭い部分で100cmほどを確保してあります。広いところは、150cm。長さは179cmと、枕を置けばパツパツですが、なんとかなります。大男でなくて良かった。

 

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トイレ未使用時は、リアの空きスペース(縦65cm,横150cm)に、特大RVボックスを置いて、その中にハツハツとトイレ、ガス缶や延長ケーブルを収納します。

 

さあ、これで緊急事態にも対応可能な、真の大災害避難車ができました。そんな事態は来ないに越したこと有りませんが、転ばぬ先の杖です。

 

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1日半でリフォームが完成し、嬉しいので半額狙いで高級スーパーへ寄ってみると、珍しくホウボウの造りがありましたので即購入。この魚、シロギスと同じ砂の海底に棲息していて、まるで足のように見える胸ビレで海底を闊歩しますので、海の吟遊詩人と呼ばれています。ボート釣りに夢中の時代、キス狙いのうれしい外道でよく釣りましたが、ここまで大きいのは珍しいです。身は淡白なのですが、キスよりももっとコリコリ感があって、絶品。こういうのを食すると、養殖のマダイやブリなどに食指が伸びなくなります。

酒はよく知らないのですが、なんか旨そうなのが3割引になっていたので、買いました。うまかったですよ。

 

さあ、満足の行くリフォームも完成しましたので、明日は仕事を終えた後、明後日の大学山岳部花見大会へ備えて前泊です。

 

窓は夜露と小雨に濡れていますが、このクルマでならどこまでも行けます。

明日は野の中、夢の中。

2017.4.6

 

 

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