雑感/バイカーズミーティング 〜ハレ乗りよりもハーレー乗りと言われつつ〜
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2017.7.14 エッセイ
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どうも、シバク・ドワレです。
まず最初に、この画像をご覧になってドン引きしないで下さいね。
モヒカンありいの、スキンヘッドありいの、ヒゲ面ありいの、金髪ロン毛パーマありいの。よくもまあ、こんだけおガラのよろしく無さげな大人が集合したものやと。。。
それが、皆さん気さくで優しい人ばかりなんですよ。
確かに乗られているオートバイは個性的なブツばかりですが、それはファッションと共に自己表現であり、義務を遂行している上での自由追求なのです。誰もが風を感じてますから。
一例として、過去に足首の靭帯を2回損傷して登り坂が苦手な妻が坂道で苦労していると、すれ違う誰もが、
「大丈夫ですか?手を貸しましょうか?」
と声かけしてくださったそうです。
今の日本では懐かしくなってしまった光景だと思いませんか?
私が学生の頃まではごく普通の日常風景でしたし、私は今でも街中で励行していますが、ときに怪訝な顔をされる事もあります。誰です?アンタの顔が怖いからや、と呟いたのは。
これはvibesなるハーレー雑誌の8月号に掲載された画像を拝借しました。
中列中央に写っているテンガロンハットの、革製じゃ無い方が私です。ルーペで探してみてくださいね(ふるっ!)。
肖像権・著作権上の問題がございましたら削除しますので、警告をお申し出くださいませ。拝受します。
このミーティングでの最長老は、御歳75歳やそうです。
その方とお話しして、私が
「ミーティングワッペンがまだ ベストにたった1つなんですよ」
と自虐すると、
「ワシにもそんな時があったんや」
と優しいお声をかけて頂きました。
ちなみにコワモテのその方の革ベストにはもう縫い付ける隙間が無くて、むえ七重にビッシリと縫い付けられていました。誰から表彰されるわけでも無い、なによりの勲章ですね。
現役でデカいハーレーに乗るばかりで無く、ミーティングで幹事を精力的にこなし、ツイッターやフェイスブックを自由自在に操られています。
外見はともかく、志を持ち続けて体力も鍛え通し、何よりも周囲に気配りをされているご高齢の方と接し、日頃のストレスは雲散霧消する思いでした。
なんと乗り始められたのは、まだHONDAのCBが出る前だったそうですから。産まれてへんかも???
レプリカ、いや今はSSですか、それとかBMWとかドカなどのヨーロッパ乗りさんは、アメリカンを避けるかもしれませんね。志向があまりに異なりますから。
私も、かつてはそうでした。国産嗜好の私には、ハーレーに偏見があったかもしれません。取っつきにくそうやな、と。
しかし、昨秋初めてミーティングにお誘いを受けて参加して、回を重ねるうちにその偏見は見事に吹き飛びました。気は優しくて力持ち。ナイスガイが多いですよ。私は病弱ですが。
みんな同じ二輪乗り
以前も書きましたが、同じオートバイ乗り、いがみ合いたくは無いです。
変な例えですが、野生動物の間では、棲み分けをしている個体同士では争いをせず、喰わないと山の師匠に聞きました。
例えば、ツキノワグマは同じような生息環境に居るニホンカモシカを襲わないそうです。
オートバイの国内販売が振るわず市場がどんどん縮小して、同時に賃貸住宅物件のオートバイ置き場も殆ど見受けられなくなってきた昨今、オートバイ乗りの肩身は狭くなる一方です。
暴走行為は謹んで、4輪にも迷惑を掛けないような運転を心掛け、もっと楽しく安全なのりものである事を啓発・啓蒙しませんか?
手前勝手な論理ですが、山へ軽装で登るのを注意する事を過干渉と思われるのが大キライなくらい、この文章を読んでウザいと思われる方にはあまり乗って欲しく無いです。どうかそんな方は床の間にオートバイを飾っておいてください。
さあ、分子標的薬のアバスチンと抗がん剤のフルオロウラシルが身体の隅々まで回ってきて、二日酔い状態でシンドイから寝よーっと。
2017.7.14