ショートキャラバン バイカーズミーティング 〜熱き男たちに触れ、我が血はさらに燃ゆ〜
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2017.7.21~23 高山キャラバン 高山チョッパーキャンプへの参加
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どうも、シバク・ドワレです。
いきなりトップ画像が渋〜〜〜〜〜い悪役俳優、もとい映画監督のようなポートレートから始まりました。もちろん、私ではありません。ハーレーFLHを駆り、私をバイカーズミーティングの享楽へと引きずり込んでいただいた、高校山岳部の愛すべきT先輩です。
今回のキャラバンは、ちょっと変わった車中泊。高山市のほうのき平スキー場の下部駐車場を借り切って行われる、高山チョッパーキャンプなるバイカーズミーティングへの参加が目的です。
巨大キャンプファイヤー他、各種イベントが行われるのは7/22(土)の夜から翌朝にかけてですが、T先輩カップルと我が夫婦のみの前夜祭を楽しむべく、1日早くでました。
本当は愛馬X4 typeLD・サンパチで颯爽と参加したかったのですが、タンデムでは3日分の食材が積めません。泣く泣くグラでの道中となりました。
昨秋より既に2回、バイカーズミーティングへの参加を済ませておりブログにもアップしたのですが、まだまだ新参者で顔を覚えていただくのも必死のパッチです。しかし、何回もクドイくらいにしたためました通り、みなさん初見でも実に優しい。乗ってるオートバイ同様、実におおらかな方ばかりです。
毎週金曜日に開催される、とある公開講座に通っている妻を拾い、食材買い出しを済ませて13時に地元を出発しました。先日、アメリカigloo社の巨大クーラーボックスを購入して、その謳い文句として「六日間氷が融けない」と書いてありましたので、そんなわけないやろ、と思いながらも実効は如何程かと楽しみではあります。
空はすっかり夏雲ですね。ということは、夕立の可能性あり。道中はええけど、現地では降らんといてね、と願いながらアクセルを踏み込みます。
今回はミーティングが主目的ですので、脇目も振らずに高速道路のみをひた走るホテルグランビア。
ところが、数日前に打った抗がん剤の体外放出活動がこの日にピークを迎え、大の個室が満室では。。。との恐怖に打ち震えながらSAがあるごとにWCへ駆け込みます。
平日でしたので満室との不安は杞憂に終わりましたが。
最後に寄った東海北陸道ひるがの高原SAでは、木彫りのフクロウたちが優しく迎えてくれました。このお腹の部分が透し彫りになっており、中にもう一人、子フクロウがいるんですよ。三重彫りなんてのも売っていました。フクロウ好きなんで、財布に余裕があるときに買いましょうかね。
駐車場には、高山市の観光PR車が。ドアにさるぼぼが存在感を誇示しているのが可愛いですね。
いざ、高山へ
高山市内で若干帰宅渋滞に遭遇しましたが、程なくほうのき平スキー場へ到着。
ここはもう自家用車では登れなくなってしまった乗鞍岳畳平へのバスターミナルにもなっており、24時間オープンのWCや、温泉施設もあります。
T先輩は地元ですので、愛車デリカD5で既にスタンバイ。お仲間さんが多数ハーレーでお見えになるので、お一人で巨大タープ3張と、各テント・駐輪スペースを確保してくれていました。
かなり広大な敷地で行われるパーティですので、遅くに到着してもどこかに幕営できるのですが、やはり旧知の仲との再会はオートバイとともに皆のテントを集合させると楽しみもまた格別。
T先輩のお手間とご苦労には、本当に頭が下がります。
スタッフではありませんし、そもそもバイクミーティング自体が純粋な経済活動ではありませんので、一銭の得にもなりません。それどころか、先輩が皆に振る舞う食材・調理の数だけでも膨大です。
私は身内ですので私の口から述べるのもなんですが、T先輩のオートバイへ賭ける情熱、それとミーティングへの真摯な取り組み方に、私もオートバイライフのみならず人生観が変わりました。
ちょっと褒めすぎですか、そうですか。
T先輩の最愛かつ最大のパートナーである奥さま、K子さんが仕事を終えて来られるまで、三人で静かに炎を楽しみました。
まだハーレーの心地よいV2サウンドは聞こえてきません。
代わりに、キジでしょうか。はたまた妖怪ぬえでしょうか、鳥の鳴く声だけが木霊していました。ぬえの鳴く夜は酒恋しい。
明けて7/22、本番の日です。
ちらほらとオートバイも見え始めましたが、まだお仲間さんたちは来ていません。焚き火と設営の汗を流すべく、すぐ上にある温泉施設「飛騨にゅうかわ温泉宿儺(すくな)の湯」へ、先輩と出かけました。
大人¥600のところ、先輩にもらった割引券で¥100引きに。まったく痒いところへ手の届く、偉人T先輩。私への愛を感じる一瞬でもありました(笑)
風呂からの帰り道、T先輩が出店テナントでガーディアンベルを買ってくれました。
これはアメリカのバイカーライダーたちに古くから伝わる魔除けお守りで、道路に潜む悪魔や妖怪からそのベル音で守ってくれるそうです。愛車のエンジン下やフレーム、スイングアームなどの路面により近いところに着けて、自分で買うよりも自分のことを愛してくれている人から贈り物でもらうのが効果倍増だそう。
ちょっと気色悪くなってきましたか?そうですか。
オートバイはあまり写っていませんが、お仲間さん達が登場。
隙間にそれぞれのテントを張って行きます。みなテントキャンプ派ばかりなので手馴れたもの。少しばかりお手伝いをして、早く宴席へ着かれるのを待ちます。
やっとお仲間さんたちがタープ下に勢ぞろいして、T先輩もご満悦。
参加費は一人2千円ですが、鮎の塩焼きとワッペンが付いてきます。協賛テナントからの賞品付きじゃんけん大会もありますので、楽しみはいっぱい。
妻は30品目くらいのラス前でじゃんけんに競り勝ち、ペンダントをゲット!
これはネイティブアメリカンのお守りだそうで、私にぴったりのお土産になりました。
この後夕闇が迫り、大キャンプファイヤーに点火されましたが、その火の神を撮るのをすっかり忘れてました。火の神様、ごめんなさい。
後は宴会で盛り上がり、遠くは愛媛や高松、岡山。はたまた栃木や諏訪、地元岐阜から来られた方々と楽しく夜は更けて行きました。
またまた夜が明けて7/23。
前夜にぱらついてきた雨が本降りです。おかしいなあ、私は晴れ男なのに。大言壮語ここに極まれり。
遠い人からどんどん撤収が始まり、昼を回ると我が夫婦と仕事で奥様が先に帰られた寂しいT先輩しか残っていませんが、これは毎度のことです。気温は19℃。大阪が36℃だったことを思えば、別天地です。妻は寒さに震えて、車内でシュラフにくるまって昼寝していました。
ガスの煙る中コーヒーで先輩と二人、懐かしい話や私のがんの現状で語り合い、14時前にほうのき平スキー場を後にしました。
ご教示していただいたグリーンホテルの物産館で健康さるぼぼを買い求め、有名店の豆天狗で魚介煮干し系の美味しい高山ラーメンをいただき、家路を急ぎました。
いつものミーティングでも十二分に尽くしていただくのですが、今回は先輩カップルのお膝元。おもてなしの心を全身に充足し、これ以上無き退院祝いとなりました。
T先輩と奥様、押忍!ごっつぁんです!
2017.7.24
追記
T先輩の奥さま、K子さんが巨大キャンプファイヤーの画像を送ってくれましたので、更新アップします。