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風貌/雑感 〜柄は良くてもおガラは悪い?〜

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2017.8.15 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

楽しかった北海道夏合宿も終わり、早速昨日は直ぐ近所に住む先輩と飲み会してました。

大阪では酷暑にやられるかな、と思いきや涼しいですな。

道東では何年ぶりかの冷夏らしく、摂氏15度くらいのなかテント生活を続けていましたのでこれは助かります。

 

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さて、表題のガラの悪い風貌の件。

私も自覚していますので、不本意だとか心外だとかの言い逃れはしません。

ヤクザそのものかなぁ、と思うこともあります。

しかし、知り合い曰く私はインテリヤクザ渡世人ではあるものの、本職の方々とは棲み分けしていますし、彼らの領分を侵すつもりは毛頭ありません。

が、そんな独自の世界観をお持ちの方々はともかく、最近の一般堅気の衆の行儀の悪さには黙っていられないのです。

 

最新のニュースは、北海道からの帰りの航路、苫小牧〜新潟での船中でした。

あまりに立腹したので実名を出してやりますが、北大と信大、その他国立大らしきラグビー関係のクラブ(体育会かサークルかは知りません。名乗りやがりませんでしたから)、その他大学の団体と乗り合わせたのです。

 

そんな中、妻と共にA寝台の自室へ行こうとしたところ、部屋前の狭い廊下にあるコンセントから延長コードをヤマタノオロチの如くはい伸ばして、スマホを充電しているではありませんか。狭い狭い公共の廊下に、です。自室のベッドにも各自コンセントはあるというのに。

 

折しも1万トン弱の小船は、太平洋を突き進む低気圧に行く手を阻まれ、木の葉の如く揺れ動いていました。

歩きにくいことこの上ない。

仏のドワレ、最初は我慢していました。所詮我が子よりはるかに幼い子供のすること。いちいち腹を立てていてもキリがない。

 

しかし、誰よりも可愛い愛妻があまりの揺れに翻弄され、ゲロゲロ魔人と化したその刹那。

「隊長、気分が悪くてトイレに行く時に廊下のスマホを踏みそうで怖くて余計に吐きそうです」

 

ええかげんにせえよ

これを聞いた時に私の重たいタガは簡単に外れました。

ちょうど、その大学団体のマネージャーと思しき1年生らしき女子が廊下でスマホをいじっていましたので、

「おい。その充電の束は君らのか。この廊下は君たちだけのものでないのくらい、理解でけへんのけ?」

女子、当初極めて怪訝な顔。なにいうとんねん、このおっさん感爆発。

「はあ?」

「すぐにどけなさい!」

「わかりました。言ってきます」

 

どうやら部屋の中にいる上級生に事態を告げて、片付け始めました。

その数分後、風呂から帰ってきたらしい最上級生らしき群れが、

「アレ?充電してないじゃん!何やってるんだ、あいつら」

すかさず、私は言い放ちました。努めて穏やかに、しかし顔は般若の如く。

「おまえらか、指示したんは。ここがパブリックスペースなのを、君たちの頭脳では理解できないのか?」

最上級生

「いや、行きの船では言われませんでしたし、奥の他のグループもやってますし」

 

極めて不服なようです。ラグビーと受験勉強だけやって、常識回路が接点不良を起こしたのでしょうか。

 

「あんなあ、注意されんかったら、他のもんがやってたら、悪いことしてもええんか?この状況を見て、君らはおかしいと思えんのか?」

「わかりましたよ」

まだその顔は、不貞腐れた幼児そのものです。

一人、代表して私に答えていた男子がその不服そうな顔を前面に押し出してきました。

 

「なんや?そこの君!なんか文句でもあるんか?」

「いや、大丈夫っす。イイっす」

 

ここで国立に限らず、現在の大学生の稚拙さや日本語の不自由さを議論するつもりはありません。企業人ではない私には無関係ですから。

しかし、大学体育会山岳部の監督を拝命していた私には、受認許容限度を遥かに超越している出来事でした。

 

ここで、冒頭の私のヤクザまがいの風貌がリンクしてきます。

妻曰く、

「隊長がそんなに怖そうな外見やから、あんなラグビー部みたいな太くていかつい人達が言うこと聞くんや」

 

そうでしょうか。

私はそうは思いません。

おそらく彼ら彼女らは、より良い大学へ進学するため、パパやママに叱られたことなどなく、イイ子イイ子で蝶よ花よと育てられたのでしょう。

ラグビー部に喧嘩を売る文言を出してしまいましたが、ラグビーに限りません。

受験戦争も競技クラブも、他人を押しのけて勝つことのみに邁進することが天命と洗脳する風潮。

私は、そんな時代の申し子たちに一石を投じただけです。

風貌よりも、私の気迫に彼らはカルチャーショックを受けたのではないでしょうか。

 

そのあと、フェリーのCAチーフに状況を説明し、即座に中止させるよう要望したところ、奥の他団体もスマホ充電は取りやめて引っ込めました。

しかし、まだ廊下の手すりには大量の風呂上がりタオルが寸分の隙もなく干されています。

そこで、私はチーフCA女史に一言、

「すみません、新日本海フェリーでは廊下の手すりにタオルを干し掛けするのは認可しているのですか?」

「いえ、そんなことはありません。出港時の船内放送でも禁止の旨伝えているのですが。。。勝手に回収はできませんし」

「そんなの、他の客に迷惑なので回収しました。後で事務所に取りに来なさい、と札をかければ良いことでしょう。外国人観光客も乗船しているのに、これが日本だと思われるのが私は不愉快です」

「わかりました。上に伝えます」

「意見として上申してください。必ず、ですよ」

 

これでこの騒ぎは一応終結しましたが、その間、他の一般乗船客は自室から一歩も出られず、事態の推移を見守っていたようです。

 

筋肉隆々の体育会系大学生の集団。その烏合の衆が肩をいからせて廊下を突き進めば、私の妻のようなビビリはひとたまりもありません。

 

有名大学へ進学できた。

人気ある競技クラブに所属して、大会にでる。

それが、そんなに偉いことでしょうか。

これは、のちに彼らに訪れるであろう官僚や巨大企業人として働く時の、良い指針となり得るのでしょうか。

 

私は、ヤクザと言われようが、変わり者と言われようが、一人でも戦い続けます。

そんなもの、死の病と闘うことと比べれば、屁ぇみたいなもんですから。

2017.8.15

 

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