X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌7日目/オートバイ 〜北の原始を迷走して瞑想す〜
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2017.8.10 北海道ツー7日目
どうも、シバク・ドワレです。
二泊した屈斜路湖和琴半島BCを撤収し、T先輩とお別れする時がやってきました。しょっちゅう会っているのに、異国に近い北の国での別れは、もう帰らなくてはならない寂寥感とともに郷愁を誘います。
もう、北海道にはあと2日しか滞在できません。まあ、どんな長旅でもいつかは終わるもの。旅人のさだめですな。
今日は、4泊5日のキャンプ旅を終えて充電のために旭川のビジネスホテルを目指しましょう。
TS、指定地内はオートバイは押して歩かなくてはならないため、敷地外に出てからパッキングします。
プロテクタ背負って、カメみたいになってますな。
妻のたっての希望で、反対方向ですが弟子屈町中心部にある道の駅摩周へエゾシカバーガーを食べに来ました。
私は朝食から時間が経っていないので、パス。ひとくちだけもらいました。
味付けが濃いのでジビエの味はよくわかりません。
弟子屈を離れてすぐに、雨が降り出してカッパを着用。
ザックカバーの中にも、ザックに入りきらない荷物が括ってあるのでカバーの用をなさなくなっています。
雨の峠は恐ろしい
阿寒湖までの阿寒横断道路、その峠手前から本降りに。
阿寒湖は雨なのでパスしましたが、峠を越えるときはタンデムで重心の高い荷物なので、超スローペースで走りました。よく転倒しなかったもんや。
ちょうど北見市域に入ったあたりで雨は止み、道の駅あいおいで一休みです。
兵庫県にもおなじ道の駅あいおい(白龍城)がありますね。あちらはマイベースキャンプです。
ここ北海道のは、旧国鉄相生線、北見相生駅跡にあります。気動車や旧型客車が、朽ち果てる寸前で踏みとどまって保存されています。
哀しい光景ですが、自治体にも運営者にも、きれいに塗り上げる予算は無いでしょう。
この時、ナビに嘘をつかれたらしく、しばし道東の山中を陸別〜置戸と徘徊迷走。
100km近く余分に走ったんじゃ無いでしょうか。
ようやく留辺蘂へ向かう道を認識して、北見国道へ辿り着きました。
負け惜しみですが、めったに走ることも無いであろうなんの観光地も無い原始林の中をロングランできてよかったです。
留辺蘂からはR39、北見国道を快走して石北峠を越え、層雲峡へやってきました。
この峠の寒かったこと。今回の走りでいちばんの低気温でしょう。妻は後ろで失神していました。
層雲峡は大有名観光地ですが、この日は平日で盆前なので空いていました。
旭川の盆地を見下ろすところまで来ると、それまでの悪天から一転してピーカンです。
やはり北の大地、1日走ると様々な気象条件に遭遇します。
長かった移動の1日も終わり、旭川トレンドホテルへ到着。
妻は久しぶりの非原始的生活に大喜びで、ベッドへ倒れ込んでいました。二人で¥6200と、我が家にとっては清水の舞台から飛び降りる大冒険でしたが、ウエルカムドリンクに発泡酒とチューハイ、ミネラルウォーター2本をもらってご満悦。
旭川駅の一つ手前の駅近くにあり、周囲に観光名所は皆無ですが清潔感もあり、裏には屋根付き駐車場もありますのでツーにはぴったり。また来たくなる宿でした。
国道を挟んだ向かいには、学生向けらしい居酒屋があります。
両隣にもありましたが、山にちなんだ名前でもある、いちばん庶民的な店をセレクト。単に金欠なだけです。
北海道とはなんの縁もない、鶏のユッケとザンギではなく普通の唐揚げ。
おそらく内地産ブロイラーかと思われますが、味付けと調理法が良く、ユッケはおかわりしてしまいました。
いちおう北海道らしく味噌ラーメンとジャガイモを頼みますが、道産かどうかわかりません。味噌ラーメンは麺が粉っぽく、いまいちでした。
思うに、これぞ如何にも北海道。ってグルメを食するのは観光客で、このように都心から外れた住宅街にある店では、近隣住民が普通に全国的に食べるものを食べるのでしょう。
なんか当たり前の事を言ってますが、それほどここに来るまでは道産グルメのオンパレードでした。
普通のありふれた居酒屋でしたが、近所にある大学へ通っていると思われるスタッフのおねいちゃんの北海道弁が楽しく、こちらの大阪弁へ絶妙のノリを示してくれました。
それにしても、旭川の暑いこと!
T先輩から聞いていましたが、さすが盆地だけあって蒸し暑いです。それなのに、冬は道内でも有数の極寒地。
住民の方々、おつかれさまです。大阪は亜熱帯と化して夏は地獄ですが、冬は過ごしやすいですよ〜。来ておくんなはれ!
2017.9.3記
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