化学療法延期/闘病記 〜果報は寝て待とうか〜
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2017.9.9 闘病エッセイ 画像 霧多布落日
どうも、シバク・ドワレです。
日付が変わったので昨日、採血の結果で白血球と好中球が減少していたので抗がん剤治療が一週間延期になり、それに伴って退院も同じく一週間延期になりました。都合、一ヶ月ほどの入院生活となります。
今日は四人部屋の二人が退院して、もうひとかたは外泊でひろ〜い個室なのでこんな時間(0時50分)に書いています。
あれ?一つ前の記事で、仕事に行ったと書いてたやないか、と思われた方もいらっしゃるかも。
実は外出許可を得て、抜け出して行ったのです。エコノミックアニマルみたいですね。
これがこの商売、請負業者の辛いところ。一度受けた業務は、たとえ入院中と言えども、歩ける限り行かなくてはなりません。
上司に電話して、
「ダルいから休みま〜す」
って訳には行かないのでございます。
昨夜、妻とLINEしていると彼女が末期ガン患者のブログを見つけて、それはそれは壮絶な闘いを自らの手で発信している人を私に紹介してくれました。
ステージ4のがんで、骨転移で骨が溶けて神経が露出し、痛みが尋常では無く激しいそうです。
「末期がんでも遊んだる!」
私がこのようにいちびったタイトルのブログを始めたのは、苦しむがん患者への優越感や、健常者に対しての啓蒙や卑屈感などでは全く無く、単に病気の治療をしながらでもこんなに趣味に没頭して、楽しく日々を過ごせることを知って欲しかったからです。
下記のようなことを述べると、それらの痛みや苦しみを発信されている方への嫌味やあてつけになってしまうかもしれませんが、もしそう感じ取られたらお詫びします。
しかし、私は元来横暴で偏屈、おもいやりのない悪魔ですので自分の思うように進行します。
妻とのやりとりで私が送信したのは、以下の内容です。
私
「わいはそういう(闘病の苦しさ)ブログにしたくなかったから苦しみはあまり書いてへん。やから、のんきでええなあ、って思われてるかもしれん」
妻
「なるほど」
私
「そんでええねん」
妻
「悲壮感出し過ぎもなぁ。ガン治療嫌がる人も増えるしな」
私
「苦しみを訴えて楽になる人もおれば、楽しいことばかり書いてもっと楽しくなるやつもおるんや、って訴えたいんや」
夫婦の会話を晒して恐縮ですが、ほぼ原文のママです。
確かに、幸い骨転移はありませんし、大腸から肝臓と腹部リンパ節を経て再々再発した肺にも、神経系統には侵食しておらず、痛みは軽い痛み止めであるロキソニンでなんとかこらえています。
末期がんと書くのがはばかられるほど、軽いのかもしれません。
しかし、この入院の前には吐血して別の病院に救急搬送されましたし、こちらの抗がん剤後には背骨に激痛がきてもんどりうち、医療用麻薬の筋肉注射で抑えてもらいました。
と、早速苦しみを書いていますが、備忘録だと思ってください。これ以上は書きませんし、仮にお励ましのコメントをいただいても公開しません。
こんなこと言うと、もう退院の目処も立たない患者さんとそのご家族から叱られるでしょうが、私は早く退院してツーリングや車中泊旅をしたくて仕方ありません。
そういうモチベーションがあるからこそ、けっこう辛い化学療法を3年超、50回というギネス級の治療に耐えることができました。
趣味は素晴らしいです。特に、屋外に出て身体を動かすことの幸せ。
ダイエットを実行されている方がおられましたら、食べずに痩せるより、動いて動いて痩せてください。身体が動くことの幸せを、どうぞ噛み締めてください。
私は、動いていないのに1日1000kcalほどのハーフ食オンリーで、10日で6kg痩せました。標準体重よりかなり多かったのですが、痩せて少しもうれしくありません。
早くシャバに出て、食って食って食いまくって、また体重を必ず戻します。
そうしないと500kgのオートバイを支えられませ〜〜ん。
2017.9.9
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