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初バイトの思ひ出/懐古 〜アメニモマケズ、コオリニモマケズ〜

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2017.9.15 年寄りの昔語り                                                                     画像 今宵の病院食/秋刀魚旨し!


どうも、シバク・ドワレです。

それは高校一年生の暮れのことです。当時の府立高校山岳部は冬休みには雪山、いわゆる厳冬期合宿を行えませんでしたので、試験休みから暇を持て余していました。ちょうど原付一種免許を取得して、オートバイを物色していた頃です。

学費や合宿費用は親に面倒を見てもらっていましたので、これはアルバイトするしかない。

そう勇んで、万代百貨店、今のスーパーmandaiに履歴書を持参しました。詳細は失念しましたが、面接担当者殿が私の履歴書を見るなり、

「お、山岳部か。それは良い!」

と、即採用を決めてくれました。初めての面接で断られる失望を味合わずに済み、その日は喜んで帰宅したのを覚えています。それが地獄の始まりだったことも露知らず。。。

 

やがて冬休みに突入し、同級生を含めて10名ほどが初回の労働説明を受けました。作業内容を説明される前に、持ち場の配分があります。まず先に、菓子売り場や雑貨品の陳列など、割と楽なコーナーから割り振られて行きました。それが豆腐や練り物、塩干物など徐々に冷たいコーナーへ進んで行きます。

野菜売り場に来たときに、中学野球部出身で下校部だった同級生にお呼びがかかりました。同級生は嫌そうな顔をしています。重たい段ボールがメーンですので、山岳部の私はてっきりそこだと思っていました。しかし、まだ指名はありませんでした。

そして、遂に最後です。そう、鮮魚コーナーが残っていたのです。面接官がニヤッと隠微な笑みを浮かべたことが脳裏を過ぎり、山岳部員を嬉々として受諾してくれた理由が初めて理解できたのです。

時期は年末の寒さがピークの第一峰を迎えようとしている頃。普通の高校生たちは、チャリンコに乗るのにも手袋をしている時分です。そんな中、タップリの氷水に入浴中のブラックタイガー(当時その海老名が有ったか忘れましたが)の皮をせっせと剥き、まだ小さい鮴や、脂の乗り切った真鯛の鱗を落としたもんです。

 

良きトレーニン

と、このような書き方をすると、まるで万代百貨店が極悪のように聴こえるやもしれませんが、さにあらず。当時私が所属していた山岳部では、来るべき雪山合宿に備えて、各人手袋禁止はもちのろん、自宅にて氷水に最低10分は手足を浸けて凍傷予防のトレーニングをするのが習わしでした。

それを、私はわざわざ自宅冷蔵庫の氷を無駄にすることなく強制的に受容し、他部員の何十倍も履行したでしょう。しかも賃金まで貰っていたのです。情けは人の為ならず。何事も、禍を転じて福となす、ですな。

 

なお、その時のバイト代でめでたく輝けるオートバイライフデビューを飾ることができました。ほぼ満額を使って、既に新型が発表されて型落ちのSUZUKI・TS50、ハスラーくんを新車で10万円ポッキリで入手しました。

嗚呼、楽しく美しい日々よ永遠なれ!

2017.9.15

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