北陸中部車中泊キャラバン6日目〜最終日/自作 バンコン キャンピングカー 〜古都に痺れて、子と戯れる〜
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2017.9.27~28 飛騨〜美濃〜伊勢〜近江〜山城〜河内国
どうも、シバク・ドワレです。
スカイパークでの楽しい夜を終え、一夜明けるとどんより曇り。早めに高山市内観光へ出かけましょう。
古い町並み(重伝建)への道すがら、フランスのような小洒落た通りを流していると、地元中学の一年生たちに呼び止められました。
なんでも、最近の外国人観光客のあまりの多さに辟易としているかどうかは知りませんが、なんとか邦人観光客を多く呼ぼうとリサーチをする校外学習でした。
中学生班長
「どうやって高山を知りましたか?」
私
「おじさんはね、君たちよりちょっと年上の時に高山駅からバスに乗って穂高岳とか槍ヶ岳へ登ったんやで。その時に、いい街やな、また来たいなあって思ってたんよ」
中学生班長
「無料の観光パンフレットがあったほうがいいですか?」
私
「そうやね、それがあればいちいちスマホで地図を見なくてもよいし、助かります」
中学生の礼儀正しさに感銘を受け
こんな簡単なやり取りでしたが、孫ほど歳の離れた中学生たちのひたむきな、真摯な態度に感動を覚えました。こちらも観光するときだけでなく、通過するときもマナーを遵守して、より多くの人たちにその思いを少しでも届けようと心に誓いました。
渡すことは叶わないけれど、グループピクチャーを撮らせてもらい、その弾けるような若さと笑顔をこのブログで発表させてもらいました。
私は妖怪ですが、けっして若い人たちから精気を吸い取ったりはしませんよ、たぶん。君たちに負けないように運動して、病気を治さなくっちゃね。
修学旅行生などで賑わう、重要伝統的建造物群保存地区にやってきました。
むかし、新聞社の隔月刊誌に重伝建の写真と記事を連載していましたが、その時はこの高山古い町並みにたどり着く前に休刊になってしまい、初めての訪問です。倉敷の美観地区ほど軒先まで派手に店舗化されておらず、関宿ほど生活感はありません。ちょうど程よい観光地化、といった印象でしょうか。
平日だったせいもあり、人混みに埋もれてしまわなかったのも好印象を持った理由かもしれません。
からくり人形や招き猫が優しく出迎えてくれます。
なるべく人物が写り込まないようなアングルを自在に狙えるのも、平日ぶらつく特権ですね。
旧役場を見学しに行き、主なる通りを一往復半歩いたら、腹が減りました。
人気店で飛騨牛特5の握りを頬張り、少し町外れの普通の雑貨屋の軒先で営業している持ち帰り専門店で同じく飛騨牛の串焼きを食べました。そこに珍しいビールが置いてあったので、夜の楽しみに買い求めます。
サシの入った握りに頬が落ち、赤身の串焼きの適度な硬さに喉越しを楽しみます。妻と二人、
「もっと食いたい〜〜〜!!」
が感想ですが、胃にも財布にも優しい一人前ずつがちょうど良いのですよね。ちなみに、握りは二貫で¥600、串焼きは一本¥400でした。儲かっとるなぁ。いや、安いのか。ようわからん。
さるぼぼ五態。うしぼぼも混じってますね。
楽しい散策に別れを告げ、後ろ髪を引かれながら次の目的地へ向かいます。
7月の高山チョッパーキャンプミーティングの帰りに寄って、二人とも気に入った高山グリーンホテル物産館です。
前回は時間不足によりできなかった、さるぼぼ手作り体験が妻の今回キャラバン最大の目的なのです。1時間コース(針を使った本格的コース)で製品持ち帰りができ、¥1600です。仕上がりまで私は手持ち無沙汰ですので足湯に浸かったりグラで昼寝してました。
出来上がった時の妻の嬉しそうな顔。持って生まれた悪運(妻談)除けに、黒のさるぼぼです。色によってご利益が違うんですよ。
さすがにウォーキングした後に高級牛ちょびっとだけでは腹が減るので、T先輩お薦めの甚五郎で腹ごしらえです。
物産館の並びにあるこのお店、まさしく「ザ・高山ラーメン」です。ほんのり魚介のダシが効いたしょうゆ味に、柔らかめのちぢれ麺。とても胃腸に優しいラーメンです。おいしゅうございました。¥650(やったかな?)で、昼はご飯がサービスで付きます。
この日は郡上八幡も見学する予定でしたが、予報通り午後3時から雨が降り出しましたので次回へ持ち越しです。
楽しかった越中・飛騨の旅も終わりを告げています。このあとは高山本線と並走し、特急ワイドビューひだ号と競争しながらR41をどんどん南下して、美濃加茂から犬山・各務原と通過して岐阜市に入りました。
この夜は道の駅柳津で寝るとしましょうか。
夜中じゅうルーフを叩き続けたショパンの調べのごとき雨音(引用)も、一夜明けるとすっかり止んでいました。
ここはトイレのごく近くに駐められて雨夜の車中泊にはとても役立ったのですが、普通車ではありましたが手前右の屋根付き障害者用スペースを三台の車が一晩中占有していたのはいただけません。いくらお年寄りとはいえ、もっとたいへんな弱者がいることを認識して、車中泊禁止になることだけは避けてもらいたいものです。
道の駅の夜中は車中泊愛好者だけの天国と誤認しているなら、思い上がりにもほどがあります。年寄りでも赤ちゃんでも障害や病気がある人でも、たくさんの人が24時間行動しています。
法令遵守は当然ですが、マナーやモラルをもっともっと向上して我々放浪人から自由を奪わないで欲しいのです。
天気は猫の目のごとく、くるくる変わります。女心と秋の空ですね。
ワイは男や!心変わりなどせん!と独り言を呟きながら、あとは帰るだけだと思っていたら・・・。
なんと、どんぴしゃ帰り道に三岐鉄道北勢線があるじゃあ〜りませんか。
日本最後のナロー(762mm狭軌一般路線・もう一つも三重県に存在)、昔から撮りたいと思いつつなかなか足を伸ばせないでいました。近代化されて、車両そのものにノスタルジィは感じられませんが、なんといってもその幅の狭さは尋常じゃない。JRの在来線で1067mm、新幹線や関西の大手私鉄なら1437mmもありますからね。半分しかない幅の線路をぽこぽことポニーのように進んでくれました。
まるで遊園地のお伽電車か、黒部峡谷などのトロッコのようです。ちょうど曼珠沙華も花の終わりを名残惜しく披露してくれていましたので、曇天で逆光防止もあり、絶好の撮影になりました。
すぐ近くのショッピングセンターに、私が学生の頃から敬愛するすがきやがあるのを発見。
またラーメンです。さて、このキャラバンで何食ラーメンを食らったでしょうか。おヒマな方は、読み返して数えてください。特製ラーメンにメンマを追加トッピングして、麺は大盛にしました。10日ほど前まで、胃痛や抗がん剤で超少食の生活をひと月送り6kg痩せたのに、食欲大復活です。体重もおかげさまでこのキャラバンで3kg戻しました。塩分摂り過ぎでは?とのクレームは却下しますので、悪しからず。
好きな山を眺めて好きなくいもんを頬張る。
健全な旅には健全な肉体が宿りますね。ようわかりませんが。
2017.10.3記
9/27
9/28
追記
これを書いたのは10月3日。北海道ツーから早くもひとつき半経ちました。
最近、オートバイに乗っとらんなあ、と思ってくれている方へ。
今日、チョイ乗りしてきました。足の筋肉は落ちたようで落ちていませんでした。280kgを踏ん張って支えて来ましたよ^^
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