雑感/車中泊スポット 〜クルマで寝ると思うか、ベッドがエンジンを持ったと感じるか〜

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2017.10.13 エッセイ

  

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どうも、シバク・ドワレです。

オートバイを買ったら、ツーリングに出かける。キャンプをするかどうかは置いといて、それはごく普通のことですよね。

しかし、ミニバンを買ったからといって、車中泊をする人はその人口比としてはごく少数派でしょう。帰省などの渋滞回避に、仮眠をするために高速道路のSAPA等で寝るのは別として。

私は、仕方なく仮眠ではなく、あくまでも目的として最良の結果を追求するために車中泊を好んでしています。時には、自宅から30分もかからない道の駅で寝ることもあります。自宅を持たない車上生活者、いわゆるプーとどこが違うのか?と問われると、寸分の違いもありません、と答えるでしょう。

 

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拙文でも度々述べてきたように、私はそれを20歳前に最初に買った、HONDAアコードハッチバック時代から始めました。

なにもその遍歴の長さを、ビギナーに対して自慢しているのではありません。もう34年も続いているくらい、生活の一部になっているのです。

なぜ、そんな狭い空間で夫婦とは言え二人でぎゅうぎゅうとおしくらまんじゅうのように寝なくてはいかんのか?大概の良識ある人々は、そう思うでしょう。が、愛する妻だからこそできるのですよ。私だって、知らないおっさんと車中泊するのは嫌です。そんなシチュエーション、想像すらしたくない。

 

秘密の隠れ家、と言えばベタすぎますね。大人のアングラな解放空間。難解すぎますか。

 

これは、テント生活を学校の押し付けではなく、個人的に経験したことのある方ならわかってもらえると思います。冬山登山経験があり、雪洞で寝たことがあるなら尚更です。

あの、独特の排他的高揚感。狭いんやけど、なんでもすぐに手が届く極めて怠惰な生活を極上の喜びとする、失禁的快感。

寝場所に辿り着くまでの行程が難易であればあるほど、休息場所としてのこの閉鎖空間がたまらなく快適に思えます。ですから、外界との謝絶の意味でカーテンは必須ですね。

つまり、閉所恐怖症の対極に位置する、閉所フェチなんでしょう、きっと。MRIがけっこう好きですし。

しかも、雨の中テントを張らなくても良いし、豪雪の降りしきる稜線直下で雪に穴ぐらを掘らなくても即座に寝られる。このようなぐうたら思考が、私の車中泊の原点なのかもしれません。

 

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ゲリラ的ではありますが、このような最高の眺望の元、盃を傾ける事もできます。

ここは盛夏の兵庫県・鉢伏高原スキー場。車外で調理をする時は、他車がおらず迷惑がかからないのが絶対条件で、調理が終われば道具は即座に片付けます。火器使用禁止の場所では当然行いませんし、仮に注意を受けるような事態になれば平身低頭謝ります。こちらが悪いのですから。

反面教師的に敢えてこの写真を載せましたが、高速道路のSAPAや道の駅では、このような行為は絶対禁止です。論を待ちませんね。

 

もちろん、夏のゲレンデなどであっても夜間閉鎖の張り紙があるのに無視するとか、管理人不在なのを良いことに傍若無人の振る舞いをするなどは論外です。公立私立を問わず公園の駐車場などでは、夜間駐車可能なのを確認してからあくまでもスマートに、デリケートに。

 

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こういう観光だって、車中泊なら予約要らずで簡単にできます。

急に連休が取れたら、思いついたその夜に出発して、走れるとこまで行って車中泊。翌朝はゆっくり起きて、好きな方向へハンドルを切るだけです。

 

上の画像二つは、高知市のひろめ市場。この時は、高知城を南下した鏡川右岸にある、天神橋駐車場へ駐めて車中泊しました。24時間で¥1500と、ちょいお高めですが管理人が常時見張ってくれており、トイレも使えますので環境はかなり良いです。

 

下二つは、金沢駅とその近くの小料理屋でのショット。この時は金沢駅西駐車場で寝ました。ここは当時24時間駐車で¥1200ほど。ホテル並みのトイレを備えた10階建くらいの高層駐車場で、眼下には金沢駅に出来たばかりの新幹線や在来線の旧型車両を見下ろすトレインビューで、私には最高のシチュエーションです。

 

そんなこと、あぱほてるに泊まってもできるやろ、とお思いですか?その通りですな。

 

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やっぱり山好きですので、キャンプもします。

キャンプでもオートバイの時を除けば、車中泊。副作用でしんどい時でも簡単に寝られますから。そんな時に行くなよ、てか。

 

トップ画像と、この上の画像は南アルプスの前衛峰の麓を流れる、ある大河の源頭部。自然が多いのではなく、自然しかありません。まったくなんの設備もありません。目の前にはあくまでも清く冷たい沢の水が流れているだけです。

 

下は、バイカーズミーティングで訪れた高山市の、ほおの木平スキー場。ここには乗鞍岳登山バス乗客用のトイレはありますが、幕営した場所からは坂を登って遠い。

 

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しかし、我が家にはこの可愛い可愛いポルタポッティ335ちゃんがいてはります。

使用後の処理を考慮して平時は大での使用厳禁ですが、有事の際はそんなこと言っていられません。車中車外を問わず、異物撒き散らしテロによる大惨事を防止するためにも、このリーサルウェポンは必携です。

 

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本格的キャンプと、道の駅などでの即席車中泊とのちょうど中間に位置する楽しみに、RVパークがあります。

これは主に道の駅や立ち寄り温泉の副次的施設で、空いたスペースを有効活用してあり、広めの駐車場と100V15Aほどの電源を一泊¥1500~2500程で使用できます。施設によっては炊事場も利用できますので、調理後の衛生管理にはもってこいです。しかし、あくまでも車中泊施設ですので、ほぼ全てのRVパークでBBQなどの車外調理は不可能です。

それと、副次的施設ですので、トイレが遠いのが難点です。場所によっては徒歩5分以上かかることも。

 

上は、山梨県のRVパークやまなみの湯。この時は8月だったのですが、停滞前線の影響で三日間豪雨予報の中、二泊三日で滞在しました。それで許可を取って端のスペースにトイレ用タープを張らせてもらいましたが、通常は断られるかもしれません。この時はグラのリフォーム前で、まだ車内でトイレを使用できなかったのです。

 

下は、佐賀県のRVパーク有田温泉です。その名の通り温泉施設内にあり、とても良い湯でした。こちらは水道を使えます。トイレはすぐ横でとても快適でした。

 

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何と言ってもお手軽なのは、やはり高速道路SAPAと道の駅ですね。

 

上から、北九州市九州道めかりPA。対岸の壇ノ浦PAとともに、関門橋関門海峡を一望できる絶好のスポットです。

次は、兵庫県南部の第二神明道路の明石SAです。ここは上りと下りが同一施設を利用できるようにリニューアルされ、トイレもきれいになりました。神戸観光や淡路島観光の往復に便利ですね。

そして、鳥取県西部の道の駅燕趙園。名湯三朝温泉にほど近く利用価値は高いのですが、いついってもガラガラ。平日夜間は単独になることも多く、防犯上初心者は避けたほうが無難でしょう。この写真は、グラがまだ8ナンバーの公式キャンピングカーだった頃。懐かしいです。

最後は兵庫県但馬地方にある道の駅但馬楽座。¥500で入れる温泉が併設されており、ご覧のように24時間営業のコンビニも。私の奥座敷です。

 

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やはり、これなくしては車中泊を語れないでしょう。

温泉につかって汗を流すとともに、大地のエネルギーを全身に蓄える。

そして、リングプルをプシュッと開けて、好みのタンブラーに極上の泡をこんもりと膨らませ、その土地の名物をアテに一気に飲み干す。

外は雨でも名残雪でも、ダウンシュラフがあれば別天地です。

灼熱は苦手ですが。

これ以上は説明不要ですね。

 

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これを書いている病室のベッドだって、カーテンを閉めれば、ほら。

なんとなく車中泊してるみたいでしょ?違うか。

 

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しかぁし、こんな風来坊の私にだって、帰る自宅はあるんです。

手造りのカウンターで、妻といっしょに手作りの飯を食いながらワインを飲む。そんな生活を時には恋しくなることもあります。でも、できないんやから仕方ない。入院などで物理的に不可能なのと、家に三日もいれば落ち着かない衝動的な私の性分。

年に250日くらいは家の外で寝ている、私のぼやきでした。

 

 

楽しみを羅列しているようで、実に教条的なモラル押し付け記事になりましたね。しかし、それは長年この趣味を続けている私の宿命であると思っています。

その理由として、車中泊が経費節減との曲解によりブームに近い状況となり、あまりに一般の方に迷惑をかけている車中泊実行者が多いからです。その場で注意しても良いのですが、妻は昨今の状況を鑑みると、刺されるからやめてくださいと懇願しますので記事で訴え続けます。

人を刺すような人でなしが、私のやたら行間が狭く文字数が多いブログを読むとも思えませんが、口喧嘩であってもトラブルを起こすのは本意ではありません。周囲からすれば騒動を起こしている同じ穴の狢に映ることでしょう。

 

正規の料金を支払って行うオートキャンプやRVパーク以外では、あくまでも車中泊はゲリラ行為。

目立たぬように、はしゃがぬように。

あなたは良くても、周りは迷惑です。

2017.10.13