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旅日記/聖地巡礼ツーリング 〜お詣りしてお参りするとき〜

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2016.11.13 タンデムツーリング

どうも、acsekitoriです。

昨夜の楽しかった宴から一夜明けると、絶好のツーリング日和。最近酒量を落としていますので、幸い宿酔にもなっていません。これは走らなければ。

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またまたやってきました奈良盆地。居住する北河内からは山一つ越えたら奈良ですので、渋滞をなるべくさけて癒しを求めるにはちょうど良いのです。

ここは奈良市西部にある開山1282年の名刹霊山寺(りょうせんじ)です。妻がここの境内にあるバラ園に以前から訪れたいと行っておりましたので、出かけました。

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入山料一人¥600を支払い、まず出迎えてくれるのは見頃に近づきつつある紅葉です。青空に映えて、なかなか美しい。iPhoneなので補正がし辛く、ただシャッターを押しているだけ(ただ撮り)です。

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坂を登らずに右手の参道を行くと、それは参道ではなくバラ園への通路でした。イングリッシュガーデンと紅茶が大好物の妻。しがない賃貸マンション暮らしでは実際にガーデニングしてお茶する夢は叶わず、せめて休日にその気分だけでも味合わせてやりましょう。

 

お寺のイングリッシュガーデン

ここは世界のバラを集めているらしく、私はまったく知識を持ち合わせておりませんが、私にぴったりの銘柄「宴」が出迎えてくれました。しかし盛りは過ぎているらしく、全体に寂しい雰囲気。

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そのイングリッシュガーデンの奥に、実は本日のメーン訪問目的のカフェがあります。ここには春〜秋の間だけ、薔薇アイスなるものを提供してくれており、本日はその最終日。妻が電話で問い合わせしたところ、社務所では在庫状況まではわからず、実際に行って店で聞いてみてほしいとの返答がありました。

あるかないか賭けでしたが、ありましたよ、残りわずかでしたが。

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でてきたのは、見事に薔薇をかたどったちょっと固めのアイスクリーム。甘さはほとんど感じられず、ふんわりと漂うローズの香りが気品あるたたずまいを醸し出しています。

人影まばらな日曜午前中のカフェ。イギリス調の佇まいに流れるジャズ。大西洋を横断する気分で妻と二人イングリッシュガーデンを愛でながら、ゆったりと寛いで時を忘れます。入院まであと四日を残すのみの二人だけの時間。大阪の喧噪からほんの30分もXJR400Rを走らせれば、この至福を享受できるのです。

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30分ほど異国情緒に触れた後、本来の参道を行くとすっかり和の世界です。建立者行基上人に敬意を払いつつ、石畳を少しずつ登ってまいりましょう。

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5分も歩けば、国宝である本堂への石段に着きます。そこを30段ほど登れば、広い敷地に名建築が建っていました。

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鎌倉時代建立の本堂全景。この日は薬師三尊像などの秘仏を公開していたのですが、私はマル秘を覗きみる趣味はあまりありませんし、建築美に目を奪われる方ですので堂内には入らずに表の参拝所から御詣りさせていただきました。

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本堂の向かいには、鐘楼が鎮座しています。これも負けず劣らず美しい作りですね。

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いったん石段の下まで降ります。沢筋のヤマモミジやカエデなどは、色づき始めたばかりでしょうか。私は深紅に染まり燃え上がる紅葉よりも、この緑から朱色へのグラデーションが大好きです。逆光に緑のモミジもなかなか秀逸ですね。

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大師堂に御詣りした後、重文の三重塔へ登ります。足の悪い妻は、下で待っていてくれました。

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高さ17メートルのこの塔は、東寺や興福寺のそれと比べると小降りですが、やはり歴史の重みが存在感を際立たせてくれます。絶対に火災などを起こさず、いつまでも守り続けてもらいたいものです。

 

これにて心のみそぎを終わらせて、一気に俗世間に戻りましょう。定番のライダー聖地、道の駅針T.R.S.へ向かいます。

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人混みは苦手ですが、バイク混みは大好きです。ここへはもう何回訪れたでしょうか。ちょうど暴走族の集団と入れ替わりに入れましたので、善良なライダーばかりで助かりました。

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新旧、国産輸入を問わず展示会状態。個人が休憩しているだけですので一台一台撮影することはできませんが、眺めているだけでも昔を思い出したり、未来を夢見たり。なんとも楽しい私だけのテーマパークです。

 

もう入院まで日程的にツーリングをする余裕がなく、ひょっとしたら今年の走り納めかもしれません。次回から始まるであろう新しいがん治療薬の副作用が大したことなければ、もちろん冬も走ります。

熱き心を持ち続ければ、いつでもライダーへと戻れるでしょう。そのときまで、待ってておくれ、ペケ子ちゃんよ!

2016.11.13

 

 

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