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車中泊考察・過去から現在へ/自作 バンコン キャンピングカー 〜ただ寝るだけでも、私には最良の治療薬〜

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2018.9.24 車中泊考察

どうも、シバク・ドワレです。

今日のテーマは車中泊ですが、キャンピングカージャンルではなくて雑感です。

約二年少々治療の傍ブログ執筆をほぼ毎日続けて、闘病記などたまにしか書かずにその半数以上を車中泊ネタが占めているのは周知の事実。周知とはどこまでを呼ぶのかわかりませんが。

いつもはグラからロケバンへと進化したマイキャンピングカーでの、主観的な内容で認(したた)めています。基本は愛車紹介であり、その愛車の使い勝手をダラダラと自慢する旅日記。

それについては、私は著述業の端くれではありますが、個人の自己満足ブログであり依頼仕事ではありませんので何の気後れもありません。しかしこれからの車中泊の推移を良いものにするべく、過去から現在へと至る実態を書き留めるのも重要だと思います。

そこで、今日は自らを戒める意味も含めて、可能な限り客観的に述べてみたいと思います。

 

私が車中泊を始めた1985年は、巷はタイガースの大躍進に沸いており、また日航ジャンボ機墜落事故の悲しき年でもありました。

まだスキーブームも登山ブームも起きておらず、それらと連鎖的に起こったRVブームもまだ先の事で、若者にはトヨタマーク2などのハイソカーが流行の入り口だった頃です。かくいう私も、バイトで買った三菱ギャランシグマと云う4ドアセダンに乗っていました。

当時の私が車中泊をする主な目的である、「前泊(登山口やゲレンデPなどで、翌日早朝からの行動に備えて前夜の内に前入りして仮眠するハードかつプアな遊び)」するクルマもセダンが主流であり、ごく一部の人がハイエースやキャラバンなど商用貨物1BOXの荷室に布団を持ち込んで広々と優雅な、しかし寒さに打ち震える車中泊をしていました。

対するセダンやクーペの車中泊組は、中にはフロントシートと後部座席が一体化するフルフラットと呼ばれる仕様もありましたが、バケット型のシートは凸凹と波打っており、快適な睡眠とは程遠い状態でした。

 

他方、キャンピングカーは今で言うところのキャブコン(2トンくらいのトラックの荷台部分をシャーシだけにして、その上に居室をFRPやアルミパネルなどで架装したもの)が出始めたばかりで、それさえも少数派。

バン系では、先述のように商用1BOXを使い勝手良く自己流で改造する強者や、後部の窓を全て埋めて金キラの内装にしたラブホテルのようなバニング以外には、ショップビルダー製のバンコン(1BOXやミニバンの後部客室をベッド化したりギャレーと呼ばれるミニキッチンを設けたキャンピングカー)は皆無な状況でした。

ほとんどはアメリカやカナダ製の、モーターホームと呼ばれる巨大なキャンピングカーであり、それさえも一部の富裕層が別荘代わりにキャンプ場で年に数回使用するような贅沢品で、今のように高速サービスエリアでの停泊を見かける事はほとんどありませんでした。

 

サービスエリアやドライブイン(当時道の駅は存在せず)での一般車による長時間の車中泊自体見かける事はほぼ無く、本当に旅の道中で疲労回復のために数時間仮眠している程度でした。

必然的にそのマナーも良好であり、ひっそりと目立たないように深夜にやってきて、いつのまにか消えて出発していた、との表現がぴったりでした。

 

その牧歌的な車中泊状況が激変したのは、映画「私をスキーに連れてって」を発端とするスキーの爆発的大ブームが巻き起こった頃でしょうか。世はバブル全盛期で、クルマメーカーもこぞって新型車を発表し、スキーのイメージに迎合しやすいクロカン四駆が隆盛を誇ります。

火付け役は、なんと言っても三菱パジェロでしょう。それまでのランクルやサファリの武骨な乗り心地から、形こそクロカンだが客室の中身は乗用車との、ハーフ的四駆の先駆け。今で言うところのSUVの先祖ですね。

クロカン四駆と言っても実際にはセダン的使われ方がほとんどで、岩や倒木を乗り越える能力よりも道中の高速道路や車中泊の快適さに狙いを絞り、それが世のナンチャッテスキーヤーのおメガネに見事に適いました。

小さめの1BOX並みにある広々とした客室で、2列目と3列目のシートをフラットにして毛布などを敷くか、若しくは5人乗りなら後部座席を立てて、荷室を完全なフラットにしてシュラフなどで快適に寝る、そんな事ができるのがクロカン四駆のメリットでした。

 

我も我もと誰しもがゲレンデに押しかけて、本来の意味では無く駐車場確保のために前泊した時代。

正月でもリフト待ちが無いゲレンデが大半の現在では考えられませんが、リフトに1時間並んで滑るのは5分、リフト待ちの列がゲレンデ上部のリフト降り場までループに繋がるとの風刺漫画があったくらいの大混雑でした。

 

次のミーハーアウトドア派によるブームは、オートキャンプでしょう。これもニワカに始めた人でどこのキャンプ場も満員御礼。 

そこからはみ出した人、或いは一泊5〜6000円のサイト料に嫌気がさした人々が、せっかく買ったガソリンランタン・2バーナーコンロやシュラフなどを使うために、そろそろでき始めた道の駅や運動公園の駐車場などで準キャンプ行為を行いひんしゅくを買い始めたのもこの頃です。

2台分のスペースを占領して自車の横にテントを張り、BBQや調理をしてトイレでは皿洗いや身体を洗うなど好き放題。現在でも一部の心無い者に脈々と受け継がれる悪事です。

 

そのような状態を車のパーツショップが見過ごす訳がありません。こぞって4〜500万円で購入できる、現在へと続くライトなキャンピングカーを世に送り出して、密かなキャンピングカーブームが起こります。

中にはホテル代などの経費を抑えるために車中泊を始めたのに、いつの間にやら高額なキャンピングカーを買う羽目に陥って、計算したら高級ホテルに年間何十泊もできる投資を強いられた本末転倒な事態も珍しくありません。

現況、問題点山積 

本格的に車中泊との文言が世に知れ渡ったきっかけは、道の駅の大増発でしょう。 

それまでは高速サービスエリアで大型トラックの排気音・排ガスに悩まされながら仮眠していたのが、夜間静かに寝られる道の駅は、ファミリー層にはうってつけの停泊場所になりました。

 

今や、幹線道路や有名観光地に近い道の駅は、週末ならずとも車中泊で満車状態も珍しくありません。

これは私も道の駅で車中泊している身なので反省すべき点なのですが、そうなると一般の方が道の駅本来の利用方法である、24時間オープンしたトイレを利用し難くなります。

特に酷いのは、老人に多く見られる屋根付き車椅子スペースの独占行為。仮に本当に障害を持つ人であっても、夜通しそのスペースに駐車して車中泊するのはモラルから逸脱した行為ではないでしょうか。

 

現時点では道の駅での車中泊行為が完全禁止にはなっていませんが、国土交通省の見解では禁止にしたい様相を呈してきました。

これも、一部悪者の自らの首を絞める悪業の結果でしょう。

完全に禁止になり、その行為が道路交通法違反になる事など無いよう祈るばかりです。

今後の私的利用

ここからは、また私的な話に戻ります。

幸いに、公認車中泊場所であるRVパークは増えていますし、探せば安いオートキャンプ場もあります。

しかし、そのどちらもがトイレが遠く、ウォシュレットが無いところがほとんどなのです。

万年下痢の私には、これはキツい。

 

ならホテルに泊れよと言われたらなかなか反論もしにくいのですが、それだけの旅行では予約が必要など自由が無いし、せっかくのロケバンが泣きます。

末期がん患者が自宅か病院でおとなしくしておかなければ逮捕される法律も、私は聞いた事がありません。

よって、私はこれからも極力満車にならないウォシュレット付きの道の駅を探し出し、車中泊するつもりです。

そのために、車内で総てを完結させるためにギャレーも大型化しました。トイレでの洗面や皿洗いなどしません。

本来の利用目的である、夜間のトイレ使用のために間借りをして、翌朝道の駅の店舗が開店したら何がしかの物品購入や飲食をして貢献する。

有料施設である高速道路サービスエリアとは違い、そうする事が地域発展への微々たる助力になると思っています。

2018.9.24

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