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連載:スキーと車中泊4・スキーと雪遊び、宿泊/自作 バンコン キャンピングカー 〜心から楽しんで、夜はしっかりと休息を〜

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2018.11.4 ベストなシーズン5 

どうも、シバク・ドワレです。

全4回でお届けしました車中泊でのスキーや雪遊び連載も、今日で最終回です。

注意点ばかりあげつらって教条主義に走りすぎ、なんだか盛り上がりに欠けて企画倒れの気配も漂いますが、もう少しで終わりますのでご辛抱を。

 

最終回は楽しいスキーを終えて、ゲレンデの駐車場で車中泊をする模様を構成してみましょう。基本的には昨夜の雪が積もった道の駅での車中泊と同じですが、気温がかなり違います。

まずは、本来の目的であるスキーや雪遊びを堪能しましょう。

 

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除雪が行き届き、リフト券売り場前の駐車場ではほぼ雪がありません。

しかしこれも気象次第ではクルマの屋根まですっぽりと覆われるほどに雪が積もりますので、一概には言えませんね。

 

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リフト券売り場が大混雑する前、もしくは空いた後に購入しましょう。

大行列に並ぶのは時間の無駄です。私は一日券、妻はスキーをしませんので五百円ほどで買えるムービングウォーク(ベルトコンベア)の乗り放題券を購入してそり遊びをさせましょう。

 

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滑る用意をする前にゲレンデ中央のセンターハウスを探検してみると、土曜日だからか餅つきイベントを発見!

さっそくきな粉餅を振舞ってもらい、血糖値を上げておきます。

 

一刻も早く白銀のゲレンデへ飛び出して颯爽と風を切り滑りたいところですが、リーダーたるもの、まずは隊員を楽しませなくてはなりません。

まずは妻にそり遊びと雪ウサギ作りをさせて、その後は車内で暖をとらせる間に何本も滑降する作戦を実行する事にしました。

 

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これがムービングウォーク。

子供の頃、身体が弱かった妻はこんなのも初体験でおっかなびっくりのヘッピリ腰です。ただ乗っかるだけなのですがね。

再婚した私と出会うまでは自宅警備員だった妻も、度重なる車中泊やツーリングでの合宿を経るたびにアウトドア女に変貌していきました。

やっぱ外やね!

 

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さあ、そりのスタートです。

これも当然初めての妻は、緊張のあまり顔が引きつっています。本人曰く、口から心臓が飛び出そう。。。

 

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それでも、何本も滑らせるうちに勝手に腰をひねってコーナリングするまでに上達してきました。

素質はあるようですが、いきなりスキーをさせてコケまくり、二度と行かない!っとならないように徐々に雪に慣れさせましょう。

 

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10本ほど滑らせて少々疲れたようですので、雪ウサギを造らせます。

これは出発前から楽しみにしていたみたいで、大はしゃぎ。大阪生まれで大阪育ちの妻、こんなに多い雪と戯れるのが夢だったようです。

 

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お気に入りの出来栄えのようで、満面の笑みです。

この笑顔が見たくて、私は遠く雪国へ連れてくるのです。

 

雪は誰もを子供に変えてくれる、自然がよこしてくれた魔法使いなのです。

 

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雪質を足と手で確かめて、さあ私も楽しみましょう。

 

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誰も写真を撮ってくれませんので、華麗なる私のスキー姿はありません。。。

しかし、いくつになってもスキーはやはり楽しい。

オートバイも風を切って走りますが、それはエンジンの手助けがあります。

スキーなら、万有引力に手伝ってはもらいますが、行く方向を決めるのもジャンプするのも、ぜんぶ自分の身体のコントロールのみです。

 

いま、生きている!

それがスキーの魅力です。

 

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楽しいスキーなのですが、昼飯の後にパトロールスノーモービルがサイレンを鳴らしながらゲレンデを急いで登って行きました。

しばらくすると、ドクターヘリが舞い降りてきます。

立木に衝突したのでしょうか、それともスキーヤーあるいはボーダー同士がぶつかったのでしょうか。

 

スキーやスノーボードは、遊びであると同時に第一級のウインタースポーツです。

競技や講習会で無い限り、審判やコーチは横で見張ってくれません。

自分の命を守るのは自分、弱い同行者を守るのはもちろんリーダーの最大の務めです。

 

このヘリコプターで搬送された方の命の灯火が消えることの無いように。

 

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楽しかった雪遊びも心地よい疲労感とともに終わりを告げて、夕闇が迫ってきました。

ゲレンデ食堂、ゲレ食の裏手を散歩してみると、見事なつららが待ってくれていました。

 

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ゲレンデによっては、本館に天然温泉が併設されているありがたいところもあります。

寒い中でもけっこう汗をかいているものですし、このあとには厳寒の車中泊が待っていますので、本当に極楽です。

 

ゲレンデ内にはなくとも、車で数分のところに存在することも多いので、下調べしてからお出かけください。無料駐車場なら当然出入り自由ですが、有料のところでも事情を話せば一回分の料金で済ませてくれるところもありますよ。

偉そうに言うのではなく、お願いしてみる、との心構えが重要です。

コミュニケーション能力次第ですね。

 

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さあ、温泉でほっこりしたあとはお楽しみの夕餉(ゆうげ)です。

私はこのようにコタツスタイルにしており、ゲレンデでは電気は使えませんので中にヒーターこそありませんが、膝まで布団をかけてぬくぬくで食事を摂る事ができます。

横に見えているのは、換気扇に使うフラットファンです。

 

なぜ換気扇がいるのか?

おわかりですよね。

夏なら涼風を取り込むために窓を開けていることが多いものですが、厳冬期なら寒くて寒くてとても窓を開け放ってくつろぐことなどできません。

すると、タバコも吸わず湯も沸かさないならまあ良いのですが、カセットコンロで煮炊きなどして、換気をしないと確実に死が待っています。

昨日述べた排気ガスによる一酸化炭素中毒といっしょですね。

 

この症状の恐ろしいところは、換気をせずに火気を密室で使い続けると、意識はあるのにまず手足が動かなくなり、火を止めることもできないまま死を迎えることだそうです。

幸いに私はまだ生きていますからそんな経験は無いのですが、頭が痛くなった事はあります。冬山のテント内でした。

それ以来、換気には最大の留意で調理に臨んでいます。 

 

ですので私がブログなどに書く車中泊での調理や食事の様子を、そのまま真似することは避けていただきたいのです。

あくまでも一例としてこんな楽しみもある、程度に受け止めていただき、危険の無いよう十分な配慮の元実行してくださいね。

 

 

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関連項目として、暖房があります。

これは私の秘密兵器、イワタニのカセットボンベ式ファンヒーター、「風暖」です。

これはよくあるアウトドア用のカセットヒーターの単なる電熱器状態と違って、まず着火してしばらくすると内蔵されている火力発電所が稼動を始め、その電気を用いてファンが回り部屋全体に暖気が行き渡る優れものです。電池やバッテリー不要なのです。 

 

もちのろん、FFヒーターと違って室内で燃焼しますから、換気は絶対に必要です。

このためにもフラットファンは年中積んであります。そちらはサブバッテリーが必要ですが、消費電力は大したことありません。

 

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そんなこともあり、ゲレンデについた後の車中泊ではなるべく火を使わずに済む惣菜や刺身などを前夜のうちに購入して、クーラーボックスや冷蔵庫にロックアイスとともに保存して山へ登ります。

これなら、換気に気を遣うことなくすぐに食事、いや飲み会を開宴できますしね。

 

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しかしそれだけでは寂しいですし、何と言っても寒い中で冷たいものだけを食うのは腹にもよくありません。

ですので、このように鍋料理をすると心から暖まります。

 

しかしこれをするためには、びしょびしょになったスキーウェアを干すのは諦めてボックスなどに収納し、車内を完全に整理しなければなりません。

くれぐれもタオルやウェアに飛び火して車両火災など起こすこと無きよう、老婆心ながらくどいほどにご忠告申し上げます。

 

あとは、最大のハードルであるトイレ問題が残っていますね。

私はロケバンにはポルタポッティという名のキャンピングカー用水洗ポータブルトイレを積んでおり、通常は道の駅などのトイレを借用しますがキャンプ場やRVパーク、ゲレンデなどでトイレが遠い時や悪天時にそれを使用しています。

前述のようにロケバンにはキッチンとベッドの間に通路がありますので、そこに置いて用を足すのです。

しかしこれは夫婦だからできることで、思春期のお子さんがいるならとてもじゃないが不可能。娘や息子本人はもちろん使用しませんが、こちらがしてもひんしゅくを買います。

 

ですので、家族連れならなるべくゲレンデ車中泊でもトイレ近くを狙うのですが、そううまくいくときばかりではありません。

駐車場競争に出遅れてトイレとは程遠いところしか確保できなかったならば、日帰りで帰宅したり麓の民宿を手配するなど、善処しましょう。

 

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さあ、あとは心置きなく飲むだけです。

今日撮った動画を見返しながら、雪の余韻を楽しむのも特上の肴になることでしょう。

 

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但し出発時にはこんなになった愛車を掘り返す労力も残しておき、深酒もほどほどに!

 

長い連載を、ご愛読ありがとうございました。

皆様のスノーライフが楽しく安全で幸せになることを願いつつ、キーボードを置きます。

それでは、白銀のゲレンデでお逢いしましょう!

2018.11.4

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