お仕事ツーリング 京の都のど真ん中/オートバイ・業務撮影 〜今日から、愛馬のロケバイです〜
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2019.1.30 オートバイツーリング 自宅〜京田辺市〜八幡市〜久御山町〜京都市伏見区〜南区〜中京区〜左京区 往復
どうも、シバク・ドワレです。
本日朝、血液検査も終わり元気に入院手続き完了。
ん?なんか変な表現ですね。
今日は検査のみで、ケモは明日からなのでホテルに前泊している気分です。今回はザッと3週間強かな。
慣れていない人はたった2、3日の入院でも嫌なもんでしょうが、私はもう四年半も入退院を繰り返し、月に半分は病棟ですからむしろこの快適な空間を楽しむ余裕があります。最初のうちは、ね。
きっと車中泊での不便さが病院での快適性を感じさせ、長期入院での引きこもりストレスは車中泊での解放感で解消する、との相互作用だと思っています。
マクラが長くなりましたが、昨日、某大手飲食店紹介サイトの取材で、久々に料理撮影をしてきました。
ものすごく天気が好かったので、CBでのツーリングのついでに。
下へ続く
本年3回目の乗馬
今日の行き先は、京都一の花街である祇園。
ごくたまに呑みに出かける由緒正しき高級飲屋街ですが、今日は反対にそこへ呑みに行ってもらうための案内業務。
今日の機材です。
Lowproのコンパクトなカメラザックに、
・Nikon D4+28〜300
・D5300+17〜70
・クリップオンストロボ2台
・TTL調光コードSC17
・予備バッテリー
・銀レフ特大
・清拭用具
・黒布
が入り、黒いロケバッグ小には
・スリックカーボン三脚
・マンフロットライトスタンド
・メーカー不明アンブレラ
が収まっています。
D5300とクリップオンストロボ1台は完全に予備で、メーン機材が故障しない限り登場しません。
案外たくさんの機材が入っているのに驚かれるのではないでしょうか。
私のCB、X4 typeLDにはパニアとトップケースを装着しているのですが、トップにこのLowproザックがピッタリ収まるのですよ。あつらえたみたいでしょ?
ロケバッグ(釣竿ケースみたいなやつ)をタンデムシートに縛着するのも、裸のシートなら不安定で落下の懸念がありますが、これらのケースがあるので安心感が違います。
ロケバンだけではなく、CBも立派なロケ車なんですよ。さしづめ、ロケバイ。いま名付けました。
さあ、荷物を積み終えたら出発しましょう。
例によって、第二京阪道路(高速道路)の下道である、国道一号バイパスを北上します。
雨や雪の日には助かるこの長い長い高架下道路も、今日のように冬の晴天では陽が当たらず、恨めしくもあります。
途中、久御山町で第二京阪道路と京滋バイパス(高速道路)が交差する久御山ジャンクションの下で信号待ち。
複雑に交錯する高架道路の造形美を楽しみました。遠くに行かなくとも、すぐ近所の街中にだって目の保養になる芸術は溢れています。
13時からの取材ですから、11時に出れば1時間前には現地に入れますので、道はガラガラで助かります。
スクーターと違い、大きなオートバイではすり抜けはしにくい場面も多いですし、もともと私はあまりセコセコすり抜ける事はしませんので、渋滞しているとそれなりに時間がかかるんですよ。
比叡山を正面に望む鴨川の堤防を走り、大都会京都の中にある長閑な風景に癒されながら、1時間かからずに八坂神社前の祇園交差点に到着しました。
祇園交差点から四条通を西に直ぐのスタバ横に、自動二輪も駐められるコインPがあります。
四輪と違い、60分で¥100。ネットで予約、その時にカード決済するシステムです。
念のために2時間分前払いしましたが、それでも¥200。オートバイは街中でも便利です。天気が好ければ、ですが。
機材を取り出し、代わりにフルフェイスと革ジャンを収納。まだ取材アポまで1時間近くありますから、祇園の街を散策して江戸時代をタイムトラベルしましょう。
この花見小路東辺りは、祇園の象徴である新橋地区(重伝建)からは離れており、江戸からの町家と現代建築が混在しています。
そのためか人通りも観光客も少なく、静かな佇まいです。しかしながらそれは時期的に修学旅行生がいないからかもしれません。
そのせいで、アジアからのインバウンドが却って目立っていました。
が、彼ら彼女らも、10〜12月頃の足の踏み場も無い京都では殺気立っていますが、今日はおとなしくしています。
やはり環境が人を変えるのでしょう。
お茶屋(置屋)さんも、運送会社の事務所になったりするのは時の流れですね。この支店の真ん前にだけトラックを駐めて集配し、個別には自転車で回るのは通行人には優しいですから、ナイスアイデアだと思います。
仕事前ですから長い滞在はしていませんが、このように住宅街の中に歴史的建造物が溢れているのは、さすが京都。
要所にてiPhoneで撮影し、ツーリング気分も満喫します。
20分ほどでサクッと取材撮影を済ませて、試食もさせてもらいました。
今日は書かずに撮るのみなのですが、大将が心地良い方で勧められるまま、美味しくいただきました。内容は大人の事情で、ブログでは伏せますが。
本原稿は納品済で、ハネた画像をアップします。ややこしいんです、そのあたりは。
滞りなく取材を終え、近くの安井金比羅宮にお詣りします。
この神社は悪縁切りで有名。ストーカーや元カレ・元ダンの陰湿な行為から逃れたい女性たちで、境内はいっぱいでした。
そのような境遇が如何に精神を破壊して体調も崩し、幸せな生活を奪ってしまうかはよく知っていますので、藁をもすがるそれらの人たちを侮辱したり、茶化したりする気は毛頭ありません。
彼女(彼)たちのこれからの平穏を願いながら、私も日々様々な病魔・悪鬼と対峙対決していますので、本殿に参拝して妻用に御守りを購入しました。
京らしい町家と鰻の寝床を堪能しながら、愛馬の待つ駐輪場まで帰ります。
しかしなんですな、やはり花街(かがい)は夜に来てこそ、その本領を発揮するもの。快晴の昼間に来た私は、どこか宙に浮いたような不思議な感覚でした。
八坂さんをミラーに映しながら、来た道とは違って四条通を西走し、四条大橋を渡ります。
京都いちの繁華街、有名な四条河原町交差点角に、なにやら銅像のフリをした男が微妙に揺れながら佇んでいました。
さすがは芸術のみやこ、京都ですね。
伏見まで走ると、再び第二京阪下道の高架下です。
変化に乏しいこのバイパスは、ひたすら走りに徹して無事に帰宅しました。
このように3カット10枚のみのために仕事に出かけるのを面倒くさがるカメラマンもいるようですが、けっこうな報酬と交通費をいただいてグルメも満喫し、ツーリングをできる。
なんて素敵な仕事なんだろうと、我が身の幸運に感謝しています。
2019.1.31記
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