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車中泊/自作 バンコン キャンピングカー 〜東奔西走、無我夢中〜

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2019.5.20 キャンピングカーライフ

どうも、シバク・ドワレです。

今回はど直球真ん中高めホームランボールのタイトルを付けました。

 

車中泊

今さらジローですが、もうこのブログでは数限りなく取り上げたテーマであり、オートバイツーリングと並んで私が20歳の頃から続けている筆頭趣味です。

 

なんで狭いクルマの中なんかで寝るん?お金無いの?変わり者?

いや、変わり者には違いないのですが、金が無いかと言えばそうとも言い切れません。

もちろんお金持ちと呼ばれた事は未だかつてありませんが、車中泊をするには車が要りますから、ある程度は金がないと無理です。

車を持つには乗らなくて置いとくだけでも車庫もいるし、保険代や税金、車検代もかかる。当然ですね。

ですから、それら経費がかかりまくりのクルマを遊ばせておくのはもったいない。

で、仕事や日常生活で使わないときでも中で寝ることにより、フルに活用しているのです。

 

車中泊を始めた頃、田舎の寂れた薄暗いドライブインや、まだまだ汚かった高速道路のサービスエリアで車中泊していても、周りには誰も車中で寝る人なんかいませんでした。

大型の長距離トラックくらい。

だから、始めた頃は必ずそのような質問とも嘲笑ともつかない洗礼を浴びていました。

なんで車の中なんかで寝るの、と。

 

なんで山なんか登るの?階段上るのもしんどいのに。

と一緒で、答えようがありません。

そんなこと訊いてくるヒトには、なんで貴方は呼吸をするのん?と訊いてみたい。なんて答えるんやろ。生きてゆくのに必要やから、かな。

ほんなら一緒やん。

 

生きて行くのに、なんで車中泊

さあねえ、なんでやろ。

私も、何故ここまで車中泊をするか、意味はよくわかりません。無意味なまま、年間100泊くらいはしています。もっとかな。

 

しかし趣味に意味や理由など、不要だと思いません?

オモロいからやる。

オモロくなくなれば、やめる。

それだけです。

下へ続く

薄暗い不気味な空間に心酔し

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時には九州までノンストップで国道を走り抜け、夜が白々と明ける頃、道の駅を見つけて這々の体でロケバンを駐めて座敷に転がり込む。

いびきをかく前に、少しの酒を流し込んで白身の造りを頬張るその時、私はその土地の大気に変わってゆく。

 

誰も私を気に留めず、こちらもその存在を限りなくゼロにする。

フワフワと初夏の風のように辺りを漂いながら、顔のすぐ横にあるクルミのカウンターに肘を載せ、フーッとひと息。

どんな高級バーもこの寝ぐらには敵わない。直ぐに寝られるから。

 

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時には但馬の國にて銘牛をステーキし、その血の滴りと柔らかな蛋白質を明日への活力とする。

車内のふたつのバーナーは、私をシェフへと錯覚させるのには充分な火力で、盛大に夜を演出してくれる。

 

妻は肉が好き。

それを嬉しそうに頬張る顔を見るのが、私の何よりの好物だ。


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時にはその座敷が、私の撮影待機と支度部屋となる。

北陸の片田舎に古豪電車を訪ねて、のんびりと大空の下憩う。

長州では、なんだ坂こんな坂、と踏ん張る蒸機に忘我のとき。

病気も忘れただひたむきにシャッターを切る。

煙が目に染みたのか、それまでの人生に涙が滲んだのかはわからない。

 

妻と並んで椅子に座り、列車を待てばそこは昭和のただ中だ。

日の丸って良いなあ。

日本は、素晴らしい。

 

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雪に埋もれ、潮風に心洗われる。

白き悪魔も、果てしなく続く大空も、みんな私の仲間たち。

 

ぜんぶ、車中泊の想い出です。

妻が付いて来なければ、楽しみは半分だったかも。

でも、二人なら苦しみも半分こです。

 

まだまだ車中泊はやめません。なんでやめなあかんの?

いや、誰も止めません。

止めたって、逆の方向に走り出すのをみんな知ってるから。

2019.5.20

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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