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車中泊と車上生活の違いを明確にしたい/雑感 〜会話したいのなら相棒と、初見を楽しみたいのなら同じ穴のムジナ同士でどうぞ〜

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2019.7.12

どうも、シバク・ドワレです。

唐突に愚痴から始まりますが、化学療法の副作用がキツいときのガス抜き常套手段ですから、始めてご覧になった方は驚かないでくださいね。

「ドワレは毒舌」は、全国9900万人のブロガーには有名な事実です。

 

さて表題の、二種類のクルマでの寝泊まりの違いについて。

私は道の駅を停泊地によく利用するのですが、着いてソーラーパネルや網戸のセットなど、いかにもこれから寝ます!との行為をしていると、かなりの確率で団塊世代あたりの人に声を掛けられます。

どうやら長くその道の駅で滞在している人がベンチなどに座って駐車スペースを監視し、車中泊しそうな者には近寄るみたい。

時にはDQN風のイカツイ若者が、オッチャン何してるの?と問いかけてくる事もありますが、そのような時はすかさず、

「ワイにかまうな!向こういっときや」

といなしますが。

 

ほとんどの人は私の風貌に恐れをなすのか、

(末期がん患者のくせして熊なんです。妻は凶暴なる人喰いヒグマと呼びますが、とんでもない。ラブリーなクマのプーさんと自己申告♬)

そのままUターンするか、ものすごく柔らかな物腰で話しかけられるかなのでまあ良いのです。そんな時は、急いで準備をしなければ、夕飯の支度などに支障がでることを丁重に告げます。

人は歳を取るほど、自分の行動が世の中全ての動きだと思う傾向にあるようです。

その最大の例が、病棟でもアルアルなのが早朝早くに目覚めてしまうのか、夜明けくらいから外で他人を巻き込んで大騒ぎするなどです。

反対に19時頃に準備をしていると寄ってきて、もう寝る時間だよ、くるのが遅いよ!と説教を垂れる人もいます。

山のテン場やないんやから。

遅くまで外で騒ぐ人よりは良いですがね。

 

ところが車上生活者は温厚な人ばかりでは無く、中には高圧的な態度で勝手にこちらの車内を覗き込み、「マアマアだな」などと批評をするヤカラジジイも存在します。

 

妻が着替え中かもしれないのですよ?すかさず私は、

「アンタは独りもんの放浪者かもしれんけど、こっちは夫婦で仲良く旅をしとんねん。何がまあまあや、ほっといてんか!」

と、勝手に人の家を覗くな、との意で思いっきり弁舌爽やかに指導します。

 

おそらく同じ道の駅に何ヶ月も居候しており、自分がそこの主になったとの甚だしき勘違いをしているのでしょう。

もしくは、現役だった頃の上司癖が何年経っても抜けず、歳下と見るや肩で風を切るタイプかもしれません。

そんなもん、フリーランサー歴四半世紀の私には何の関係もありません。上司も部下も存在しない、クライアントさんとだけの仕事ばかりしているのです。

そんなヤカラにとっては、挨拶も無しにここで泊まる気かい!と言いたいのかもしれませんが、あんたはヤクザか!

アンタがヤクザなら、私はクマと一匹オオカミのハーフ、妖怪クマカミです。

縄張りなど持ちません。自ら他人に威嚇しなければ何もできないほど度量の小さい妖怪だとは思っていませんが、妻を攻撃されそうな時は、グリズリーに変身できるトレーニングは積んでいます。腕では無く、理論武装ですが。

 

これは道の駅だけでは無く、北海道や九州の無料、若しくは低額キャンプ場でも見かけた光景でした。

一昨年の夏に北海道を訪れた時はオートバイツーリングでしたから私には声掛けはありませんでしたが、軽バンにずっと定点寝泊りしているワケあり風の放浪年配者が、ミニバンで車中泊しようとしていたファミリーに声をかけていました。

邪推ではありますが、おそらく同じ低レベルの声掛けだった事は、ファミリーの主であろう男性の戸惑いを見たら判りました。

 

中には、車中泊モン同士仲良くしましょう!情報を交換して良き改造や寝泊り場所を共有しましょう、との考えの人もいるでしょう。

 

しかしながら、私は既にキャンピングカー(車中泊)歴30年を優に超え、改造の知識はもう要りませんし、人に教えるタイプでもありません。

何様やねん!偉そうに!と思われても、事実なんやから仕方がない。

このブログで愛車キャラバンの造作や、旅のキャラバンの工夫、物品の紹介をしていますが、それは読んでくださる有難い方々のためであり、現地で頼まれてもいないのに押し付けるのとは根底から違います。

 

私には車上生活を同じ場所で長期滞在し続ける人が、車内を快適に過ごすようカネをかけてまで改良を施したりするようには見えません。

車外でのパンツ干しに始まり、助手席にはゴミの山、スライドドアを開けたら醤油と油の臭いが周囲にまで広がっています。

そんな環境で、私がキャンピングカー改造のいったい何をアドバイスすれば良いのでしょうか。

下へ続く

邪魔されない自由な感覚が旅最大の楽しみ 

寝泊り場所にしても、疲れ果てるオートバイツーリングなら最適な場所の情報はありがたいですが、キャンピングカーなら自分の考えで初めてそこに訪れてみて、当たるか外れるかも楽しみのひとつです。

 

何もかも人の知識に頼る旅なんて楽しいでしょうか?それなら、ガイド嬢が旗を持ったバスツアーのほうが道中飲酒できる分、楽で良いかもしれない。

それは極論でしょうが、とにかく私は現地で車中泊モン同士の会話はしません。

理由は主に冒頭のシーンですが、楽しい人との会話だとしても、盛り上がれば声も大きくなって周りの人の迷惑になるからです。

大半の道の駅で許される本来の意味の仮眠とは、長距離運転に疲れたドライバーが安全のために休むこと。

それを滞在者が妨害するなど、犯罪に近き行為だとさえ思えます。外にイスを出したり、例え立ち話でも皆で楽しむキャンプ行為はご法度なのです。

 

それがオートバイツーリングなら、日本一周などの放浪生活だとしても、お互いの自由を尊重する気風が全国的にあります。

ケモノのように、お互い一定の間隔を空けて尊重し、なにかのキッカケで(やはり車種が多い)話が弾んだら、盃を交わし夜を忘れる、となる事が多い。

それでも、夜寝るのも朝起きるのも早いのが登山者同様のツーリングライダーですから、周りが総て寝静まる頃にはそれぞれのテントへ退散します。

道の駅でテントを張るバカライダーも居ますが、そんなのとは関わらない。

 

しかし、ライダーではなく四輪での長期滞在者を見れば、先述のように軽バンを筆頭にボンゴなどのシートを倒しただけの車内で煮炊きをして、フライパンやガスコンロと酒ビンや食材が散乱状態。

外には恥ずかしげもなくドアミラーに下着のパンツを干し放題。

そんな人と会話を楽しめるほど、私にはボランティア精神はありません。おそらく寄ってくる最大の目的は、暇つぶしでしょう。何ヶ月も独りで車上生活を送ると、人恋しくなるのは判ります。

が、私にはそんなの関係ねぇ!

 

これらはほとんど総てが道の駅でのエピソードであり、高速道路のサービスエリアパーキングエリアでは車上生活者など見かけた事はありません。当然ながら道路同様にSAPAもNEXCOの有料管理部分であり、夜間も巡回が頻繁に行われていますし、何よりも長期滞在などできません。

 

車上生活をする方に告ぐ。

もし配偶者がいるなら、自分の伴侶であるその配偶者を誘ってください。そして、車内で二人で語らって下さい。

「車で寝泊りなんて、そんな恥ずかしい事できるかいな。アンタがおらんとせいせいするから、どうぞ独りでさまよってきて」

などと三下り半を突き付けられたなら、潔く離婚したらどうですか。

 

などとお節介で出しゃばりな事を現地で申す事は一切ありません。

よっぽど言うたろか、と思う時もありますが、それこそ何の利益も生まない非建設的な議論をするくらいなら、貴重なる旅の夜、妻と会話を楽しみます。

 

少々熱くなりましたね。

しかし、吐き気は少し治りました。

やはり人間、体裁ばかり気にして思うことも言えないより、好きな事を吐き出すのが自然の摂理に適っているようです。

少なくとも、言論自由の騎手である私にとっては。

 

実名記載の文章で思い切り書きたい事を書く人を見ると、さぞかし快感やろなぁと羨ましくもあります。

高校生の頃、その歯にもの着せない世間ぶった斬りに陶酔した、「だいたいやねぇ」の竹村健一さんが先日お亡くなりになりました。

バラエティ番組ではビートたけしさんの毒舌のほうが人気だったみたいですが、私にとってはあんなモン、単なるお笑いのネタでしかありませんでした。当たり前か、漫才師さんですから。

 

竹村氏の晩年のことはまったく存じておりませんでしたが、きっと草葉の陰、いや陰ではなく閻魔様と並んであの世の表参道で世相をぶった斬り続ける事でしょう。

合掌。

 

私は現在ブログでは治療の都合などで匿名にせざるを得ませんが、いつの日か出来得るなら実名をさらけ出して、文責を有しながらクダを巻きたいものです。

それがほぼ引退状態ではありますが、ジャーナリストの端くれ中の端くれ者の願いです。

2019.7.12

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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