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メンタルトレーニング/闘病記 〜食いたくても食えないから、辛い。なら、食わずとも平気なようにすれば良いだけ〜

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2019.7.16 根性論

どうも、シバク・ドワレです。

なんか最近、車中泊ネタばかりに固執しています。なんでやろ?行けてないからかな。それとも、あまりの頻度でロケバンリフォームばかりして、車中泊中毒がMAXになったのでしょうか。

今日は少し車中泊からは離れましょう。

 

前々回の記事で、私がクルマの運転中にエアコンをかけない事を述べて、それには大きく二つ理由があると書きましたが、もう一つの大きな理由を書き忘れていました。

書いた二つとは、物理的にACの調子が悪い事と、快適さに体が馴染む事によりオートバイに乗る時に暑さに耐えられなくなるのを防ぐためのメンタル/フィジカルトレーニングです。

 

それだけだと、

「え〜〜〜!奥さんも無理矢理エアコン無しで耐えさせられてるの??信じられへん!ドワレってなんちゅうやっちゃ!」

と、まるで私が極悪非道の渡世人で、妻を拷問虐待しているみたいですよね。まあ、極悪非道ではありますが。

 

実を言うと、妻は私に輪を掛けた天下無双のエアコン嫌いなんです。

だから、自宅のリビングにもエアコンなる快適装備など存在せず、窓の無い和室にちっこいウインドウクーラーを置いているだけです。そのため、クルマで窓の湿気取りなどでACをオンにした事もあるのですが、すかさず寒い寒いのオンパレードです。

 

これで私の疑いが晴れましたか?

なんとも仲の良い夫婦で、二人ともエアコン嫌いなんで故障しても大過なく平気なんですわ。

 

さて、せっかくメンタルトレーニングに触れましたので、ついでにチョコっと思う事をば。

私はそのような精神論的根性優位主義者なので、よく精神修養を行います。と言っても坊さんがやるように座禅を組んで冥想したりするのではありません。もちろん高僧でも無ければトップアスリートでもありませんから、鍛えた結果の精神などたかが知れています。

が、ご存知のように治療を行わなければ死ぬ、と告知された身の上ですから、普通なら精神が壊れてしまいます。壊れてしまうと治療を投げ出して死んでしまいますから、そうならないようにトレーニングが必要なのです。

 

で、その方法とは。

残念ながら、特に本を出版して大々的に宣伝するようなマルチ商法的特効薬はありません。ただ単に、自分で精神をコントロールして、思い込ませるだけです。

それができないから悩む?

最初はそうかもしれません。

しかし、毎日毎日同じように精神をコントロールしていると、自らの気持ちの逃げとは逆の、しんどい方向へ精神を向かわす事も、容易く感じるようになります。

 

なんかかなり怪しい宗教論的になってきましたね。ある意味そうなのかもしれません。

しかし私は、何処の宗教団体にも所属していません。ただ己の信じる道を邁進しているだけです。以前にも何度か書きましたが、人間は誰しも弱いもので、楽な方へ簡単な方へと流されやすいですよね。カネで解決できることは直ぐにそうするし、暑い時寒いときは空調を付けて身体を退化させてしまいます。

なので私は、簡単にできるマインドコントロール(笑)である、暑さ寒さに対しての我慢をトレーニングの初歩として選んでいるのです。

 

このエアコン問題は熱中症問題も孕みますから、一概に空調がダメだとは思っていません。

真夏日の無風時の室内における病人やお年寄りなど、生死に関わる事態もあるでしょうから、そのような時はエアコンを推奨します。

しかし、必要以上の空調が人間の汗腺を退化させてどんどん外的ストレスに弱くなっているのは事実だと思います。それが証拠に、エアコンなど効かす必要の無い摂氏25度前後でも、いちばん元気なはずの小学生までもが直ぐにエアコンを求めます。

下へ続く

子供はさておき 

しつけの問題を絡めるとややこしくなりますから、それは置いといて。

空調以外にも、例えば食事問題。

人間は7時・12時・18時くらいに必ず1日3食食わないといけない、と誰が決めたのでしょうか。

私の例ばかり出して恐縮ですが、私のブログなので。

私は山岳部時代から歳を取っての山登り人生を通じて、高い山で昼メシを1時間くらいの大休止を作って摂る事はほとんどありません。

ピクニックのように、さあ豪華なお弁当を開きましょう、では無く、チョコレートやチーズ、サラミなどの軽量かつ高カロリーなレーション(行動食)を歩きながらちょっとずつ食べるのが主です。

岩登りを含むような登山では、そもそも弁当を広げるようなスペースはありません。否が応でもちょっとした隙間を見つけては、早く歩いて安全地帯に行きたいのを我慢して、前が詰まっている時などに栄養源としてブドウ糖補給のために泣く泣く口にするのです。

 

モンブランも、まったく同様にして登頂しました。頂上付近では気温が-5℃程度、風速25mくらいの吹雪でしたから、換算すると体感温度がマイナス30℃くらいです。そうなるとのんきに座って昼メシなど食っていたら死んでしまいます。死なずとも、せっかくウォームアップされた筋肉が冷え切って、もう一歩も登れなくなり途中でも下山を余儀なくされるでしょう。

 

それは高所登山での極端な例ですが、私はそのようなメンタル/フィジカルトレーニングの嬉しい副作用として、決まった昼飯の時間など取れないプロカメラマンの業務に苦痛を感じた事はありません。会社員にそれを強制するとブラック企業認定を受けますが、私はフリーランスフォトグラファーですので、労働基準法などとは無縁です。

 

仕事はともかく、今の化学療法にしてもそうです。

抗がん剤も多種多様、同じ薬でも人により発症する副作用は千差万別ですから一概に論じる事はできませんが、かなりの確率で出現するのが吐気です。

みなさん、吐きそうなときにメシ食えます?

中にはそんな時でも空腹感が優って食いまくる人も居るかもしれませんが、私は無理です。

幸いなことに今の薬は1週間も経てば日にち薬で吐き気は収まり、そうなるとバクバク食いまくれますが、食えない時は1日にリンゴ一個を食うのがやっとです。

当然痩せますし、体力は目に見えて落ちます。

 

そこで登場するのが、先ほどの不定期な食生活の恩恵。

毎日毎日、決まったように必ず三度のご飯を定期的に摂取していると、何かの不都合により食事が摂れないとしたら、先ず来るのが精神的ダメージです。人間、水分さえ摂取しておれば5日やそこら食わずとも死にやしません。が、食わないことによるメンタルの崩壊で、何もできなくなってしまうのです。

いわゆる、シャリバテってやつですね。

私は山登りで培った食わなくても行動できるメンタルを、カメラマン業務で磨き上げ、更に抗がん剤治療で極めています。

 

もちのろん、こんな事誰にでも勧められる方法ではありませんし、実際のところ妻は私のペースで食事時間が遅れるとバテますから、充分注意はしているつもりです。クレームは多々ありますが。

 

先述のように、人間楽な方へ堕ちるのは簡単ですが、そこから這い上がるのは至難の技です。

もうこの月に半分、つまり年間180日くらいに及ぶ入院生活も5年が経過しましたから、様々な患者さんを見てきました。

精神的崩壊で泣き叫ぶ人、声さえも出なくなり痩せ細っていつの間にか居なくなった人。

メンタルが弱かったからだと死者に鞭打つつもりは毛頭ありませんし、自分の優位な状況に悦にいる気持ちもありません。たまたまです、こんなに長く治療を続けられているのは。

 

今の自分にできることは、他人に強要することなく、これからも切磋琢磨してゆくことです。

そのために、吐き気が辛く食べられない時でも、ロケバンのリフォームに精を出してメンタルフィジカルトレーニングをしてるんですわ。

そう来るか!

2019.7.16

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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