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ジプシー/雑感 〜彷徨い流離い走り抜く〜

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2019.10.10 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

人類には、大きく分けて家にいないと落ち着かないタイプと、常に放浪することこそ人生だ!と割り切るタイプの二通りしか存在しないと思っています。

なに言うねん、オレはたまに行く旅行も好きやし、自宅のオーディオルームでくつろいで明日の英気を養うぞ!って意見は却下。

そんなどっち付かずの思考は私の脳内には探しても見つかりません。

 

で、当然私は後者の彷徨いクマなんですが、節度は守っています。

ちゃんと定額の家賃を(しかもニューヨークに肩を並べる大都会の大阪なんでメッサ高い)毎月滞りなく支払い、月極めの駐車場やオートバイ置場も借りています。

 

当たり前やないけ、って?

いやいや、ニューヨークに肩を並べるダウンタウンの大阪ですから、行くところに行けば、車を買うときだけ車庫証明のために駐車場を借りて、すぐに解約して路上駐車。オートバイなんか最初から公道に駐め放題。そんな地域も存在します。

悲しいかな、それが世の中の現実です。

 

私は平均して約ひと月くらいの病院生活を終えたら直ぐに10日間くらいの放浪旅に出て、その旅が終わるや否やオートバイでツーリングに行きまくる。そしてしばらくしたら、また入院。

年間を通じて家で寝るほうが絶対少なく、感覚としては「自宅に泊まる」って感じです。納戸付きの便利なホテルみたいなもんかな。

家賃が勿体無いような気もしますが、クルマを維持するためと、雪崩が起きそうなくらい有り余る機材やキャンプギアの保管場所として、そしてなによりも正常なる国民の義務を遂行するための戸籍をキープするのに、家を持たざるを得ません。

以前はローンを組んで持ち家時代もありましたが、こんな生活になるなら賃貸にして本当に良かったと思っています。

 

家賃は掛け捨てであり将来的に何の蓄えにもなりませんが、水周りやふすま、網戸などの設備が故障しても直ぐにオーナーが補修してくれる契約を結んでいますので、メンテナンス費用を積み立てる必要がありません。

新築一戸建てやマンションを購入したての人はピンと来ないでしょうが、10年20年と経つうちにあちこち傷んできますから、お金を残しとかないとエライ目に遭いますよ〜〜。

ましてや、地震や台風が来て保険の対象外だったりしたら目も当てられません。

夢と希望に満ち溢れた新生活を送る人に対して妬んでいるような文調ですが、それが現実です。

下へ続く

生来なのか、環境がそう変えたのか


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さて、世間は秋祭りがピークを迎えようとしていますね。

私は父が転勤族だった影響で、幼少時からしょっちゅう転居しており、地元の祭りや催しを心待ちにする、との風習を肌で感じたことがありません。

ですので地域に対して土着としての愛着心があまり無く、成人してからもかなりの頻度で引っ越しました。

別に悪さをしてそこに居られなくなったから転居するのでは無く、気分転換したくなるのです。

 

今は高校時代に慣れ親しんだ土地に帰ってきて住んでいますからもうあまり動くことも無いでしょうが、心の奥底には、終の住まいは長野がええなぁ、いや、富山もええぞ。北海道は寒すぎるからパス。いっそのことスイス?いやいや、それはあまりにも物価が高過ぎるなぁ。。。などと実現不可能な妄想に打ち震えたりしとります。

 

がんの治療はどうするんや、と云ふ極めて現実的なお荷物を消去する訳にも参りませんので、それを考慮しつつジプシー欲を満たすには、やはりキャンピングカーで一定の期限を切って彷徨うしかないのかな。

 

ま、例えスイスに移住したって、きっとヨーロッパ中をウロウロと放浪するでしょうから、どこに永住しても一緒でんな。

それなら、先輩や仲間たちが大勢いる今の場所に仮住まいを定め、ロケバンとペケにてあちこち行くことにするのが一番良いのかも。

 

死に場所くらい自分で決めたいけど、きっと病院のベッドの上で計器に囲まれた最期になるんでしょうな。そうなった時にも笑顔で旅立てるように、せいざいあちこち放浪するとしましょう。なんの組織にも属さずに。

 

このオオカミの血だけは、死なな治らんのやろなぁ。

2019.10.10

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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