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痛みとの闘い/闘病記 〜ヒリヒリ?否、ガンガンと〜

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2020.1.11 ペインクリニック

どうも、シバク・ドワレです。

入院して抗がん剤3日目ですが、変な話ですが副作用である痛みが喪失して随分と楽になりました。

ええ、もちろん一時的なものですよ。

年末年始、ひと月ちょっと休薬しましたので、分子標的薬アービタックスの副作用である爪囲(そうい)炎が収まり、第一に気になる手足の指先やかかとの痛みが消えたのです。

一昨日打ったやつの副作用がいつまた現れるかは、判りません。

幸いなことに、新年休み明け直ぐに訪れた背中肺裏の疼痛も、この2日はまったく現出せずにおとなしくしてるようでなにより。

 

そう、痛みは人間の最大の敵では無いでしょうか。

よく巷で言われるのが、男は分娩経験が無いから痛みに弱い、との都市伝説。

しかしそうなんでしょうか。

もちろん、お産の時の痛みは100%オトコには想像することしかできない絶対的真実です。

帝王切開なら麻酔もするでしょうが、自然分娩の時にバチっと切るのはそら痛いでしょう。しかし、本記事はその痛みの解説や起源についてとやかく言うのが主旨ではありません。

 

オトコかオンナかに関わらず、痛みはとにかく幸せな生活の邪魔をします。

それが継続的なものだと、冷静さを失って判断力も衰えて要らぬ事故を悪循環させますので、どうにかしてそれを防ぐために医療行為を受けなければなりません。

まずは、ロキソニンなどの経口処方薬から始めるのですが、実はワタシ、もう20年ちょい昔にオートバイ事故により頚椎にヘルニアを有しており、そのために肩や腕が痛むのでずっとロキソニン飲みっぱなし。

そのため、今現在もっと苦しんでいる腰椎のヘルニアや脊柱管狭窄症の対策として他の経口処方薬を3種類飲み出したのですが、それも限界。

で、始めたのが遂にというか、とうとうというか、医療用麻薬です。

オピオイドと一般的に呼ばれるその薬の中の1種類を処方されているのですが、流石に良く効きます。

 

そらそうですよね。

古くは阿片戦争の原因にもなった、ケシの実から精製される、大麻の親戚。

用法用量を間違えば、その辺で御用になってる犯罪者同様、中毒症状から抜け出せずに廃人になってしまう怖い薬です。

と、こんな風に書くのが一番悪いこと。

ここで他のページにサーフィンされて以後を読まなければ、

「ああ、やっぱりがん患者が使う麻薬って怖いクスリなんや」

との間違った意識付けをしてしまう結果になるからです。

 

しかし、違います。

慌てん坊さん以外なら、

「用法用量を間違えば」

との文言を見逃していませんよね。

そう、例えば1週間分以上をいっぺんに飲んだりしない限り、中毒症状が出たりラリって犯罪を犯したりする事はあり得ません。

そのために、医師免許と薬剤師の国家資格が存在するのですよ。

かつて、うら若き薬剤師のYちゃんに率直に訊いた事があります。

「なんで医療用の麻薬やと、妄言や幻覚が出たり依存症になったりせえへんのん?量だけの問題?」

と。

すると、

「確かに微量なのもありますけど、ドワレさんなどのがん患者の場合は既に痛みがあり、それを取り除くのにパワーを使うからなんですよ。健常者が使うとその痛みが無いので、それらの作用が出てしまうんです」

と、解説をしてくれました。わかりやすいですよね。

下へ続く

麻薬との文言に過剰反応は悪

 

私が麻薬麻薬とあらためて強調し過ぎですが、決して恐れることはありません。

逆に、地団太踏むような、正に悶絶して壁を叩きつけるような痛みを劇的に解消してくれる、夢の薬です。

依存性もありません、私には。

毎朝毎晩、1日に2回定期服用するオキシコンチン。あ、言っちゃいましたね、薬剤名を。まあ別に問題ないでしょう。

モルヒネでは無いことを告げたかったんです。

そのオキシコンチンの主な目的は、血液中に常にオピオイドを常駐させて血中濃度を高め、痛みをブロックする点にあります。

しかし、それだけでは収まらない突発的な痛みに対してとんぷくとして、オキノームというレスキュー薬が処方されています。

それは1時間絶対に間隔を空けることが必要な管理薬で、時間を守りさえすれば痛みが消えるまで飲み続けることができる魔法の薬です。

なぜなら、一般的な非オピオイド系(非麻薬系)の経口処方薬とか座薬の場合、だいたい4〜6時間の間隔をあけて飲まなければならないので、最初に服用しても効かない場合、地獄の4時間が待ち受けているからです。

 

もちのろん、だから誰にでも

「じゃあ、わたいにも麻薬を出しておくれ」

「へい、わっかりやした!」

とはなりません。

何回も何回も検査を繰り返し、症状を厳密に診断したあとに初めて処方される厳重管理薬なんですよ。

特権階級的に勝ち誇ったような記述になっとりますが、そんな痛みやがんなんか、無い方が良いに決まってますわな。

無い人が羨ましい。

 

いや、冗談ですわ。

なったもんしゃあないから、後は如何に痛みの悶絶を減らして生活の質・クオリティオブライフを高めるか。

人間、気持ちを小さくするとどんどん萎えて行きますよね。

どんなに痛くても苦しくても、心を広く、大きな感情で生きていると、毎日がお花畑に感じられてとても嬉しいです。

嫌なことは忘れる。

揉め事、争いごとに必要以上に首を突っ込まない。スパッと終わる。

嫌ごとを言われても、馬耳東風・暖簾に釘。

それができりゃ苦労はしない?

いや、ある程度できとるやつもおるんですわ。

それをとことん追求するべく、日々奮迅しとります。

2020.1.11

 

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