クスリを飲むこと/闘病記 〜こいつを飲まなきゃ日々は地獄〜
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2020.1.24 闘病エッセイ
どうも、シバク・ドワレです。
ケモの2日目ですが、副作用の倦怠感や吐気を、眠たさが凌駕してるみたいで、やたらと眠たいです。
朝飯の0745まで爆睡したのち、二度寝。
掃除さんが来てくれたので起きて、三度寝。
主治医とナースの回診があり起きて、ようやくこれを書いとります。
この眠気の主犯は、おそらく麻薬のオキシコンチンでしょう。入院して直ぐに倍に量を増やしてもらったので、その影響です。
もうあと一週間で退院ですので、社会復帰に備えて元の量に戻す依頼をかけました。
疼痛の度合いは増えるでしょうが、こんなに四六時中眠たいと運転ができませんから。
さて、その麻薬も含めて、現在では朝だけで常用を15錠、レスキューとして7錠。都合22錠もの錠剤・粉末を飲んでます。腹いっぱい。
用途しては、吐き気・ふらつき・血圧上昇・下痢・肝機能・しゃっくり・倦怠感などの対策。
そして、大量の鎮痛剤たちです。
身体を痛めつける毒薬を入れて、それに拠る様々な症状を抑えるために、また薬を飲む。
一見バカらしいこの作業ですが、仮に最初の毒薬を服用しなければ、おそらくものの半年で他界してしまいます。
それならば、抗がん剤は続けないと仕方ない。
それに拠る副作用が出たならば、あくまでも対症療法考え方で、出たものをやっつける薬を飲んで和らげることができる。
1日に6回程度服用しなければなりませんから、めんどくさいのは確かですが、この現代西洋医学には大いに感謝しとります。
拒否してたらとっくに死んどるんですからね。
下へ続く
長い闘病生活にも挫けずに
もう、先週で今の病院での入退院化学療法も丸4年が経ち、5年目に突入しました。今住んでいるマンションよりも長いので、どっちが家か判りません。
そんなに長く生きられるとは治療を開始するときには思いませんでしたが、五年生存率とはあくまでも中央分布的なデータなんだな、と思います。
例えば学会の研究で、6年前の私の症例だと5年後に生き存えている確率は15%だったとします。でも、85%は亡くなるのでしょうが、15%もの人が生きているのです。
幸いなことに私は、その15%に入れたようですし、まだ急変して旅立つ気配はありません。
しかし、なんの病気でも一緒ですが、私が7年生きれているとしても、まったく同じ病気のBさんがそんなに生きられるとは限りません。逆もまた真なり、です。
楽観もできなければ悲観する必要も無いのが、がんの闘病です。
生活には一喜一憂してメリハリを付けることも必要ですが、検査の結果にそれをしていると身が持ちません。
あくまでも平常心で医師の診断を冷静に受け取り、判らない部分については徹底的に質問すれば良いのです。
私はそのような時には少なくとも30分は費やして、質疑応答に充てています。
それを、次の患者さんがお待ちですので…などと言葉を遮り追い出されるようなら、病院を変えるべきでしょう。待たなければならないのは誰も同じです。たったの半日やそこらを待てずに席を立つような短絡的思考の持ち主では、長い長い闘病に、スタートダッシュからコケているようなもんで、下手したら退場です。
幸いに私の主治医はとことん私のマシンガントーク質問に応えてくれます。それだけ治療行為と経験に自信があるのでしょう。
良いことです。
過信により医療過誤など起こされては最悪ですが、自分の腕に自信が無く引っ込み思案な医師など、もっとイヤです。
さあ、書いてたらまた眠たくなったんで、食堂でカレーでも食うてまた寝ますか!
2020.1.24
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