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車中泊旅日記&闘病記 〜(中)日本一周大放浪、感動の完結編。日光、東京。帰阪後は仕事と治療の充実した日々よ、おお楽しき我が心〜

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2016.12.18〜20,22 北陸信州関東東海キャラバン完結&新抗がん剤治療入院初日

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

拝啓、御無沙汰しとりますが、如何お過ごしでしょうか。敬具。

 

やあ、忙しいどすな。ぼんさんも走り回る師走やしね。そのクソ忙しい時期に1週間も仕事を放り投げたので、てんやわんや。

しかも、今日から入院です。

が、ようやくベッドに拘束されてブログに立ち向かうことができました。

商売柄、サラっと文だけ書いたやっつけブログにするのはポリシーに反しますので、時間のある時にじっくりしたためる事へ方向転換しました。

 

とっくに帰宅してますのでリアルタイムレポートではありませんが、旅の後半です。

 

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12/18。

毎朝、快晴の目覚めです。今日は初めての日光。なんてついてるんや。

 

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日光宇都宮道路の日光口PAにて泊まりましたが、暗くなってから群馬東部より入りましたので逆方向の上り線。

すぐ近くの今市ICまで南下して、下道を日光に戻ります。男体山から女峰山と、なんとも艶めかしい山々が白銀に輝く素晴らしい出迎えをしてくれました。

 

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いろは坂をクジラの如きグラでチンタラ登り、明智平からロープウェイで楽ちん登山をします。たまにはよいですね、大名観光も。乗り物大好きですし。

 

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上の展望台からは、絶景が広がっていました。男体山から日光白根山華厳の滝が一望できます。数千年の昔、ここに初めて来た感性を持つ人類はさぞかし感嘆の声を上げた事でしょう。

滝の周りは見事に氷結しています。良い朝に訪れました。ラッキー!

 

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中禅寺湖のほとりまで上がって、その名前の由来となった中禅寺を参拝しましょう。

建て替えではありますが、開山1200年の伝統と風格。この本堂の中には、全国的にも珍しい根っ子が地中に生えたままの観音様が本尊として鎮座されています。

その名も「立木観音」。

重要文化財との肩書きよりも、勝道上人と弟子たちが生の桂の木に彫り刻んだ、気迫と執念に圧倒されます。

 

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ここにきた真の理由。妻のたっての希望だったんですが、この身代わり瘤を触ると、参拝者の病魔をこの木が吸い取ってくれ瘤が肥大するそうです。

私に触らせたかった妻の想いを込めて、存分に触りました。

 

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それらと同等に気になるのが、山の風景。

なんでも、この中禅寺湖界隈は霧が多く、特に冬はこの日光白根山が見えるのはシーズンに数回との事。すぐねきの男体山でさえ、隠れる日の方が多いとお坊さんから説明を受けました。

ラッキー!

重い機材を担いで行った甲斐があります。

 

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昨夜の雪が残る境内を散歩して、バージンスノーを踏みしめる快感に良いながら寺を後にしました。

 

今日は入浴日。事前に調べていた道の駅うつのみやろまんちっく村へ向かいます。

 

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ここは、元有料の農業テーマパークを無料化して道の駅登録した施設。着いたのが15時くらいで昼寝を優先、温泉だけ浸かって夕食用の弁当を買いました。

泉質に特筆する点はありませんが、大人¥510と良心的な価格です。

この手の施設では、¥800〜1000くらい取るところも多いのですが、そんなところは最初から選びません。

 

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後は東北道の人となり、1時間半ほど走った最終SAの蓮田サービスエリアを今宵の宿としました。

画像は、宇都宮のコンビニで仕入れたアサヒドライブラック。第三ビールかと思いきや、ビアホールの味を追求した黒ビールらしいです。

ンマかった。が、関西では見かけた事ありません。発売直後?関東限定?謎です。

 

 

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明けて12/19。

天気はまあまあです。この日は首都高のあまりの複雑怪奇さと路線名の不明瞭さに悶絶しながら走り、ある目的で上京します。

 

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23区内のコインパーキングはバカ高いので、よく利用する皇居北の丸公園Pをお借りしました。ここなら、3時間¥400+追加30分¥100。民間コインPの5分の1ですね。

しかも、都心ど真ん中。地下鉄はすぐ横、天下の日本で一番標高が高いJR東京駅(この駅に向かう列車は総て上りゆえ)までも散歩しながら行けます。

本来は公園利用者のためのパーキングですので、良い子の皆さんは他の用事では使わないようにしましょう。しかし、平日のこの日はパーキングも公園もガラガラ。

悪いオトナの私は、ササッと公園を横見して目的地へ向かいます。

上の画像は、得意先の外観。皇居竹橋のたもとにある大手新聞社の東京本社です。新聞は毎日読みましょうね。

 

が、しかし、今日は得意先への営業活動では無いのです。

 

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イキナリですが、拷問です。これが上京唯一の目的。

妻は少々変わったところがあり、西洋の魔女や拷問史にとても造詣が深く、学生時代から研究していたみたいなんです。

で、洋の東西を問わず拷問史の展示を行っている明治大学博物館へ来ました。

 

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ここは拷問オンリーではなく、刑事部門展示ですので、近世の捜査や逮捕方法の説明もあります。とても参考になりました。って、なんのや。

かのギロチンがありますね。もちろんレプリカですが。

 

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奥の物は「鉄の処女」です。興味ある方は、Wikiでもご覧ください。

 

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普通の古代〜近世の考古学展示もあります。極めてノーマルなドSの私には、こちらの古文書のほうが興味を惹かれましたが、拷問展示は日本ではここだけらしく、値打ちはありました。

 

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大学へ寄れば、定番の学食で昼メシです。私は大学への取材が多いのですが、その価格とボリュームは助かります。

中でもオススメは、京大人文・一般理系の学食。フレンチまで低価格でいただけますよ。私はラーメンですが。もちろんキャンパスはオープンなので、一般人も気軽に立ち寄れます。

 

なにやら、手前に巨大なドンブリが鎮座ましましていますね。これは頼んでみなくっちゃ。

 

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トリプル湯麺、¥650。よくあるダブルでは無く、麺が三玉の猛者です。比較対象にiPhone6を置いてみましたが、その驚愕の宇宙的どデカさがわかりますか?これ、ラーメン丼やなくて摺鉢やんかいさ。

もちろん私だけでは手に負えないので、妻の助けを借ります。妻は別にノーマルチャーシュー麺を頼みましたが。

これは湯麺好きな私にも美味しくいただける良い味でしたが、いかんせん麺が伸びてくる。

最初は東京風縮れ麺だったのが、だんだん長崎ちゃんぽん然とした太麺に変貌して行きます。それでも最後まで腰が残っていて、美味しく完食しました。

 

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こんなのもありましたよ。流石に両方は絶対無理ですね、今の私には。山岳部現役時代の合宿後なら楽勝だったでしょうが。

しかし、今もなお苦学生体育会向けのコスパ抜群メニューが残るのは、さすが植村直己兄を輩出した明大。素晴らしき我が友、学食!

 

でも、明大OB三傑に阿久悠さんは記念館までありましたが、植村直己先輩と星野仙一元監督が載ってないのは腑に落ちませんでした。なんか確執があったのでしょうか(単なる邪推です)。

私はこの大学のOBではありませんので、よく判りません。

 

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超絶満腹になったところで、腹ごなしに学生街をドワレ散歩します。

やはり、抗がん剤治療の影響でしょうか。湯麺2玉とチャーシュー麺少々しか食べられません。悲しいけど、現実です。タンメンのタンメンたる所以、スープは殆ど飲み干しましたが。

 

東京はやはり坂が多いですね。今回、鉄道古本を仕入れた神保町の古書店街はまったくの平坦ですが、すぐ近くの明大や日大がひしめき合う一帯は関東ローム層の堆積が不安定だったのでしょうか、急に坂が現れます。

 

小洒落たカフェが多く、どこかスイス・ルツェルンやパリを思い出しました。

東京だけを礼賛するような文ですが、大阪にもこういうところはあるんですよ。

札幌にも仙台にも、横浜にも名古屋にも。もちろん神戸には数多くありますし、広島や博多だって負けていません。

私は日本全国47都道府県、いやヨーロッパも愛しています。世界の他の地域には行ったこと無いので知りません。 

東京と大阪でいがみ合う必要などかけらも無いし、敵対視してお互いの文化の良さを分かり合えないのは哀しいですから、私は濃いつゆも、うどん屋が少なく蕎麦屋ばかりの街並みも好きです。

ただし、マナーの悪さはどの地方でも願い下げですし、たかだか昼メシに大行列しようとは思いませんが。昼間人口が多いから致し方ないのでしょうね。

 

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もっと東京ブックマークを楽しみたいところですが、仕事の都合上早々に切り上げます。

新宿摩天楼を傍観し、東名道東京ICへ。

当初予定を組んだ時は、以前このブログで夢を描いた国道1号完全走破をするつもりでしたが、それもまたいずれかの幻。

なかなかヒマもカネもできません。ビンボー暇なしの典型ですな。

 

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代わりに、この旅の締め括りに素晴らしき丹沢・富士の夕景が見送ってくれました。

埼玉からはダイヤモンド富士の勇姿が撮れる時期ではありますが、それもまた宿題としましょう。

この気象なら最高の条件ですから、悔しいですがね。我慢我慢。

 

この日は途中、新東名の最新サービスエリア「exPASA」の美味そうな飯達に誘惑されましたが、翌日の仕事に備えて名神多賀SAまで長駆400km強を走り抜きました。

朝の出発から通算500kmですが、思ったより疲れませんでした。ひとえに、現在は貨物ナンバーですが発売当初はトヨタが威信をかけて製造した最高級ミニバンのおかげです。

最初から荷物積載を考慮した貨物車を空車で走らせるとリアが跳ねる上に騒音もありますが、このクルマはまるでクラウンに乗っているかのような静寂と揺れの無さが疲れない要因でしょう。

私が後部シートを全て取り払い軽量化したボディにV6-185馬力は充分過ぎます。戦国武将でも一頭の馬にまたがり駆け回った東海道の地を、185頭に引っ張られるのですから当然です。

 

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12/20。まだ明けやらぬ多賀SAですが、小雨がぱらついています。

前夜はここにある王将の持ち帰りをグラでの宴食に。たしか、出発日の夕餉も王将でその脂っぽさに少々毒づいていたはずですが、目の前のニンジンの如くあれば飛びついてしまいます。

 

さあ、この楽しかった放浪も終わり間近。小糠雨降る名神京滋バイパス第二京阪道路と乗り換え、無事に帰宅しました。

 

今回の旅では、グラでの移動中以外、山やSLなどの風景、及び展示物や街角スナップなどはほとんど仕事のサブ機、NikonD3とマニュアルレンズ(Ai-s)を使用しました。

もうボディは発売から10年目、レンズに至っては3〜40年は経っていますが、私はこの発色とNikon独特のカリカリ感が気に入っています。

ブログでは重くなるのが嫌なのと、盗用防止にかなりデータを軽くしてアップしていますので、「なんや、ニコンのプロ機って大したことないな」とは思わないでくださいね。

 

D3の解像度は1210万画素。最新のiPhoneぐらいの数値ですし、感度も6400がよいところです。

しかし、解像度の高さだけが写真ではありません。目尻のシワまで精細に描写する、最新のデジイチよりも妻には好評かもしれませんね(笑)
どつかれるわ。

 

Nikon公認プロの私が申すのもアレですが、メーカーは新機種を出してアマチュアさん達にいっぱい買って貰わないと死活問題ですので、新機能カメラを矢継ぎ早に出して旧機種を陳腐化させますね。

これは、二輪や四輪、いや機械製品全般にも言えるでしょう。

私は壊れない限り、旧き良きものを使い続けます。写真機材をはじめ、このグラやペケ、BMW。20年くらいは普通に経過している機械ばかりですが、みな、よき遊びと仕事の相棒達です。

 

また、前回の入院では同室者のおかげをもちまして、ドンドン陰に向かっていたワタクシですが、この放浪で見事陽に戻りました。

出発時と帰宅時だけ雨でしたが、道中撮影行脚では、この上なきドッピーカンの連続。

天は我を見放していませんでした。

 

しかも、このような車中泊放浪ではトイレや居住スペースに制限がありますので、直後に入院するとまるでコンシェルジェ付きの高級ホテルで執務しているような錯覚を覚えます。そのコンシェルジェは当然体調管理をしてくれますし、可愛いと心から褒めたらオモロイボケをかましてくれますし。

 

私がこのような窮屈で貧乏臭い旅を闘病の合間に続けるのも、以上のような相互作用を狙っているのかもしれません。

現実は辛く厳しい。生活は苦しい上に、死の病と向き合っている私と障害のある妻。しかし、工夫と努力により、それらは一蹴されるのです。どんな基準で富豪と貧民、或いは中流に区別されるのか私には判りませんが、少なくとも心が貧しい暮らしはしていません。

そんな括り、トランプ遊びの大富豪だけで良いのです。

 

誰もが皆同じような遊びはできませんし、仮に経済的余裕があるとしても、私は高級リゾートや海外豪華パック旅行などには興味がありません。

座って半畳、寝て一畳。

我が夫婦には、このオンボロ自作キャンピングカーがお似合いです。

 

やはり、旅は心の洗濯。まだまだ見果てぬ夢と土地を追い続けて、でんでん虫放浪隊の珍道中、To be continued!Be flee & more exciting trip!

2016.12月の思い出