お月見車中泊/自作 バンコン キャンピングカー 〜秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに〜
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どうも、シバク・ドワレです。
久々の車中泊リアルタイムレポートです。妻が、
「今日はお天気ええみたいよ。どっかにお出かけしたいです」
とのたまふので、私が
「そうだ、お月見に行こう」
となりまして、月見といえば夜。夜といえば飲酒。飲酒といえば車中泊。
かんたんな方程式ですね。場所はむかし二十年ほど住んでいた、兵庫県川辺郡猪名川町にしました。
能勢町といえば、市右エ門の博多地鶏。決まりですね。
能勢町で地鶏を買い、道の駅いながわに着く頃には山の端におひさまが沈んでいました。
民家には夕餉の灯りがともり、秋の夜長が始まっています。
定番中のど定番、たたきと若鶏唐揚げです。
こちらも民家に負けずと宴の始まり。これだけあれば、他になにも要りません。あれ?月見は?
しっかり撮って、観月していますよ。
中秋の名月とは、むかしの人は風流なことをおっしゃったものです。富山で仕入れたワンカップ剱岳を片手に、グラのムーンルーフを全開にして、お月様に乾杯!
月はおぼろに東山、ではなく北摂の山々。私は明日から欠けてしまう満月よりも、ベールを纏ったおぼろ月夜のファンです。Yumingは、14番目の月が好きだそうですが。
その名もムーンルーフ。セダンやクーペではサンルーフと呼ばれ、バブル時代の高級車に流行りましたが、最近は見なくなりましたね。しかしこれが、月見に絶好なんですよ。この存在が、なかなか次期キャンピング車に乗り換えられない理由でもあります。
酒よりだんご?
月見といえば酒とだんご。
コンビニもんですが、気にしません。私は卯年ですので、共喰いですね。
妻は季節の旬のものや節句をとても大切にしています。私は元来、そういう大和魂をおろそかにしていましたので、素直に敬服して従います。大事な風習ですよね。
今日は、昨日仕入れたばかりのMacBook Pro17インチを車内に持ち込んでブログをしたためています。
大画面とキーボード横の余裕のスペースが、暗い車内での作業にもってこいです。
思い返せば私が中学生頃まで、月見などした覚えがありません。企業戦士だった父と、それを支える母。昭和四十年代の高度経済成長期に子育てと仕事・家事に忙殺された両親に、風流に浸る余裕などなかったのでしょう。
私も、離婚やがんの罹患がなければこのような優雅な生活を送っていなかったかもしれません。
来る日も来る日も、仕事を追いかけ、いや追いかけられる毎日。それが止まってしまうと全てが壊れ去ってしまう、砂上の楼閣のような自営業の自転車操業。
それが、家族を失い、自宅も失い、何かが頭の中で吹っ切れた音が聞こえました。転機の福音です。
そして、いまの私にとってかけがえのない、最愛の妻との出会い。
この世に神様が存在するのならば、私は全身全霊をかけて感謝の念を捧げます。
きっと、神様や仏様とは、目に見える太陽や月となって私たちを照らしてくれている、そのエネルギーの事を指すのでしょう。その暖かさがあるからこそ、明日生きるパワーがみなぎってくるのです。
さあ、明後日から病室で次の遊びを練り上げますか!
2017.10.4
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