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闘病記/上行結腸がん開腹切除術、痛さに悶絶 〜大腸がんオペ編〜

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2007.10の出来事

どうも、acsekitoriです。

無事に初診を終え、オペを待つ間にも仕事に奔走しました。入院2日前にけっこう大変な業務をこなしたのが懐かしいです。

さて、入院して術前の諸検査を終えてオペ前日に、麻酔科のドクターからけっこう術後に痛むとの説明がありました。そんなん言わんといてえな。でもしゃあない、こうなったらやるしかない。どんと構えてまな板の鯉となった私。

最初の難関は、メガネを外してオペ場に入室させられる事でした。なぜか忘れましたが、まだ切ってないのに車椅子に乗せられていますので強度近視と乱視の私でも足を踏み外す事はなかったのですが、よく事情がわからない部屋に強制的に連行されるのは多少の不安が伴います。

全身麻酔ですのでその後の事は当然覚えていないのですが、まず痛かったのが脊髄への麻酔注射。これをしとかないと術後にとんでもなく切創が痛む、との説明でしたが、これも充分痛かったです。

家族によると4時間くらいで退室して、笑顔で愛想を振りまいたらしいのですが、全く覚えていません。ラリってたんでしょうね。ようやく正気に戻ったのはオペ場の隣、ICUでした。後で聞くと深夜0時頃だったみたいです。

キリッ!としたオペナースに取って代わって、なんかチャラい(失礼)ナースちゃんが担当でした。

ICUでのひとこま

ナース

「目が覚めましたぁ?おはよーございまーす。キャピ。痛かったら呼んでくださいね♪」

「いや、すでに痛いねんけど。イタタっ」

ナース

「じゃあ、痛み止め点滴にいれま〜す♪」

「早めによろ」

目が覚めた瞬間から、腹というか背中というかズキッズキッと痛むんです。今までに味わった事のない、鈍痛とも激痛ともどっちつかずの痛みでした。これはかなわんなあ。寝れんぞ。と思ったのもつかの間、まだ麻酔が残っていたのか、すぐに意識不明になりました。

次に気づいたのは、足音でです。私の周りを、コツッコツッと歩き回っている気配でした。夢か?いや、腹が痛いぞ。薄暗いがなんとか辺りも見えそう。しかし、強度近視と乱視の私の裸眼です。ぼや〜っとしてるだけ。ナースが見にきてくれてるんか?でも、人影は見えんぞ。が、足音は周回中。

そうか、ここは第三次救急病院のICUや。無念の涙を流しながらご逝去された尊いミコトの集合場所やんかいさ。きっと私を励ましに来てくれてるんや。そう納得した私は、安堵の眠りに就きました。

これが私のがん原発時のオペの様子です。リアルに真実を描写したつもりで、医療従事者の方々や先人の尊い御霊を馬鹿にしたつもりは毛頭ありません。この時は開腹術につき、53ホッチキスも縫いましたので痛むのも当然だったでしょう。が、後日談として。4年後に肝転移が発覚した時に麻酔科ドクターから聞いたところによると、私の原発オペ時から2年ほど経った時に劇的に麻酔術の進歩があり、痛みが激減したらしいです。医学の進歩、万歳!

2007.10の思い出

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