雑感／鉄道写真 〜好きなものならお早めに〜

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2016.9 エッセイ

どうも、acsekitoriです。

あえてこのブログのテーマにはしませんでしたが、鉄道が大好きです。乗り物全部好きですが、その中でも特に。どっちかと言えば乗る方ですが、撮るのも好きです。小学生の時分から一眼レフをぶら下げて、国鉄の駅によく撮りに行ってました。最近では大井川鉄道に蒸気機関車を撮りに、毎年訪れています。

しかし、イベント列車的なものはあまり好きではありません。その列車が嫌いなのではなく、取り巻く環境が嫌なのです。特に行きたくないのが、有名列車の最終運行日。最近の関西では、トワイライトエクスプレスや国鉄時代の特急電車でしょうか。

なぜ最終日に行きたくないか。それは言わずもがなです。一部のマニア達が、暴言罵倒の応酬、罵詈雑言の嵐が吹き荒れるからです。「こら、そこのけよ！邪魔だろ！」挙げ句の果てには、花火見物よろしく私有地であるプラットホームに占有物を置き、場所取りまであると聞いています。これでは、親に連れられて楽しみに最後の手を振りに来た子供達が可哀想です。

撮り鉄の中の一部ですが

人様の趣味嗜好に文句を付ける気は毛頭ありませんし、私自身けっこう変わった遊びをしていますのでお互い様ですが、他人に迷惑をかけるのはいただけません。ましてや、犯罪行為など言語道断です。

総ての撮影ポイントに警察官を配置する訳にはいかないでしょうから、後は犯罪とまでいかなくてもモラルの問題ですね。道の駅でキャンピングカーが群れをなして場所を占有してBBQ宴会を開くのと同様に、私有地である田んぼや畑の草木を勝手に切り払ってロープを張り、後に来た人から入場料を取るなどとても正気の沙汰とは思えません。

古き名列車が無くなるのは寂しい限りですが、それは時の流れ。JRも私企業ですから、徹底的なコストダウンの結果として画一的な列車ばかりになるのも現実として受け入れなければならないでしょう。消えてゆくものへの郷愁は、ひっそりと行いたいものです。

鉄道に限りません。鳥や動物などのネイチャーフォトもそうです。お前は何様やねんと言われてもかまいません。もう一度言いますが、どんな撮影でもモラルやマナー遵守が最低限の決まりです。撮影を業としている身として、痛切に感じる事です。

しかし、なぜ最終日でないとダメなんですかね？私は廃止が決定されたら、記録を残すために直ぐに撮りに行って、一人きりで広い場所で自由なアングルで撮影していますが・・・。

2016.9.2