WestExpress銀河/鉄道旅 〜朗報に、心躍らせ早よ乗りたい〜
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2019.11.21 鉄道朗報
どうも、シバク・ドワレです。
朝の採血で検査した結果、主治医から残念なお知らせが。
白血球数などは多少の低下で本日のケモには支障無く、無事に2回目の分子標的薬を済ませたのですが、CEAという腫瘍マーカーの値が前回測定時の39.6から94.4へと大幅に増加していました。
これがすなわち他臓器への転移や肺の腫瘍が激増したのを表しているのでは無いのですが、来月頭にCTを撮って確認しなければなりません。
その結果に拠り他臓器転移や顕著なる増大が認められれば、現在の治療があまり効果していない証拠となりますから、薬剤の変更を検討する事になります。
そうなると今までの副作用は一旦水に流し、一からその新薬の効果と副作用を試す事になります。
また一からやり直しかい!たいへんやな。
と、まるで他人事の如き感想文を認めましたが、いついかなる時も不動心。情報に錯乱せずに常に冷静な判断をしないと、感情の起伏が激しい喜怒哀楽を持った人が、自分を見失うのです。
そうなると末期がんの闘病はジ・エンド。
まあ、対症療法を是とする西洋医学者の孫でもありますので取り越し苦労しても仕方がないし、生来そんな性分でもありませんので、ドンと構えてキムチラーメンの夢でも見ながら果報を寝て待つ事にしましょう。
脳内お花畑な性格で良かった!
さて昨日、かねてより待ち望んでいた私の大好きな格安夜行列車の概要が、JR西日本の公式HPによりプレスリリースされました。
私が待ち望んだ、ちょっと前には本当に実現するなど思いもしなかった名列車の誕生です。鉄道の旅に興味が無い人には、「ふ〜ん」程度の話だと思いますが、これほど画期的な出来事は、JR発足以来暗い話題ばかりだった西日本にはとてつもなく朗報なんです。
概要によれば、この列車はイベントやツアー向け列車ではなく、種別としては特急列車になるそうです。それのどこが素晴らしいかと言えば、普通に駅に行って緑の窓口で切符を購入したり、ネットで気軽に予約できる点です。
もちろん、運賃/料金も、通常の特急料金ですから他の線区の列車に乗るのと何ら変わりはありません。グリーン個室料金が新たに設定されて、それは幾分贅沢な金額になりますが、それでも最長距離である京都〜出雲市間をフルに乗車しても一人の運賃約一万円+グリーン個室料金約8500円ですから、二泊三日で70万円くらいするクルーズトレインに比べたらただみたいなもんです。
気になる運行形態ですが、西行きが京都駅を21時頃に出発して、終点の出雲市駅に9時頃に到着。東行きは、出雲市駅発16時頃で、6時京都駅着です。
ほぼ理想的な運行時間。
これより短いと、せっかくの夜行列車の雰囲気を味わうのに短すぎますし、関西発では朝の乗車がゆっくりめに楽しめて、山陰発では夕方を楽しめる粋な計らい。これはJR西日本の企画担当者にはなまるを授けなくてはなりません。
当面は週に2往復しかないので、運行開始初期はプラチナチケットになるでしょうが、それは仕方ありません。期間限定の列車では無いので、落ち着いた頃を見計らって是非乗りたい。
それに続いて、冬の期間には関西から下関の山陽区間を昼行で走る特急列車に変わるようで、それなど山陽新幹線が博多まで全通した1975年以来の超画期的な列車でしょう。記憶にある、「しおじ号(新大阪〜下関)」の運行形態と似ているのかな。
その特急列車を撮影したくて大阪駅に通ったのは、もう44年も昔の話です。
この話題は全国でも評判になることは間違いなく、それくらい画期的なことなんですよ。できるなら、特急日本海号の再来として大阪〜青森間、そして特急なは号のダイヤで大阪〜鹿児島間などにも設定してくれたら絶対乗るのですが、別会社間を跨ぐとなると問題山積でしょうね。
それならば、東京〜青森間の特急はくつる/ゆうづる号のダイヤでなら、JR東日本だけですから容易いでしょう。それが生まれたら乗りに行きます。
下へ続く
夢は果てしなく
もちろん、格安と言えども夫婦で往復すると約74000円くらいかかりますから、貯金しないと簡単には乗れませんが、死ぬまでに一回で良いから乗りたい。おそらく個室はフルムーンきっぷ対象外でしょうが、普通車ならそのとくとくきっぷを購入して五日間乗り放題にすれば、二人で85000円ほどでこの列車にも乗ることができます。
東京からのサンライズ出雲号と組み合わせれば、五日間のうち4泊を夜行特急のみで旅することが可能で、乗り鉄としてはこんな夢のような時代が再び訪れるとは思いもしなかった。
シベリア鉄道の一週間乗りっぱなしの鉄道旅にも憧れますが、こんな手軽に安全な日本の国内だけで長期の夜行旅ができるなど、私の学生時代、つまり国鉄時代が再来したかのようです。
この列車、経費を抑えて格安にするために新造車両ではなく40年くらいまえの新快速用車両である117系を改造しているのが気になる点ではあります。いったい、何年持つのだろう。。。
しかし、コンセプトは大いにウケて大賑わいは間違い無いので、好評ならこの車両が廃車になっても新規開発がなされるでしょう。
乗り心地よりも、コンセプト重視でけっこうです。
まずは、食堂車などとっくの昔になくなって、単に移動手段となり果てた新幹線しか知らない若い世代を鉄道に取り込んで利益を上げて、それが他のJRにも波及して全国を夜行列車で旅することができる日も遠く無いかもしれません。
鉄道と言えば廃線や事故など暗い話題ばかりだった昨今、久しぶりに心躍らせてくれるとても嬉しいニュースを取り上げました。
2019.11.21
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。