X4 typeLD 北海道タンデムロングツーリング日誌2日目/オートバイ 〜大いなる北の大地よ、ただいま!〜
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2017.8.5 北海道ツー2日目後半
どうも、シバク・ドワレです。
ベタ凪の中、順風満帆に日本海を航海し終えた我が母艦は、やがて津軽海峡を抜けて太平洋へと出ました。
妻と向かい合わせのA寝台で昼寝を貪ったあと、船内レストランへ向かいます。
昨夜乗船は深夜1時近くでしたのでレストランは閉鎖中でしたし、今日の昼食はカップヌードルで済ませましたので初の見参です。
もっとも、24時間オープンしてたとしても毎食こんなレストランで食事をしていたらいくら金があっても足りませんので、結果は同じでしょう。
北海道とは何の所縁もないメニューですが、四川麻婆豆腐も焼き鯖寿司も旨かったですよ。
船内最前部にあるビューラウンジからは、甲斐甲斐しく働いておられる船員方の勇姿を拝見できます。着艦準備が忙しそうですね。
苫小牧が近づくにつれ、どんどん天気が悪くなってきます。イヤな感じ。
揺れはたいしたことなく
左が私が寝ていた寝台、右は妻のです。
私の頭上には隣の区画の寝台がありますので立ち上がる時多少のコツが要りますが、妻のほうは隣が廊下ですので天井まで1人で独占できます。脚の悪い妻のため、ここを予約時に指定しました。料金は同じですので、お年寄りなどにもオススメです。
ちなみにいちばん窓側(海側)は、頭上に寝台はありますが向かいには無く、個室感覚で使えますのでソロならそこの一択です。
20:30。
もう夜になった苫小牧東港に定刻到着しました。3年ぶりの北海道ですが、前回はJRフルムーンきっぷを使用しての鉄道日本縦断旅。その前に仕事で訪れましたが飛行機。ツーリングとなると、実に32年ぶりです。
あの頃はまだ快速船が無く、22時くらいに舞鶴を出たフェリーは、翌々日の早朝4:30に小樽に入港したものです。その日のうちに着けるなんて、早くなりましたなあ。
上陸時に雨は降っていませんでしたが、今日は狩勝峠を越えますのでカッパを着込みます。
これが正解で、峠前後では大粒の雨。気温もグングンと下がり、蒸し暑かった苫小牧から10度は下がったのではないでしょうか。
やはりオートバイでの北海道は、夏の北アルプスと同程度に考えるのが良いようです。妻はデニムベストの下にプロテクタジャケット、更にその下にスキー用防水透湿ダウンジャケットを着込み、下はジーパンの上に冬用防寒パンツを履いて着ぐるみ状態ですが、それでも寒がっていました。
摂氏10度前後で時速100km/hですから、体感温度は5度くらいでしょうか。
北海道の夜は、何かとやっかいです。
まずはその気温、そして次は野生動物との遭遇の危険性。
もっと現実的に困るのは、24時間オープンのガソリンスタンドが極めて少ない事でしょう。
私のSC38は18km/Lは走れるのですが、哀しい事にタンク容量が15L。逆算すると、200km以内で次のGSを探し当てないと危険です。今日は道東自動車道を帯広まで走りますが、その間のPAには自動販売機があるのみでGSなど存在しない事はリサーチ済です。そこで、極めて遠回りですがわざわざ苫小牧市内まで出て、満タンにしてから向かいました。
今回は道東で先輩と待ち合わせており、先を急ぎ多少無理をしましたが、できれば夜に上陸後は苫小牧近辺のホテルに泊まるか、最も近いTSで幕営した方が安全ですね。
途中、原野の中に突然現れるトマム星野リゾートの超高層四棟ホテルなんぞを横目に見つつ、峠を下って十勝平野に出ると雨は止み、幻想的に霧に包まれました。ヘッドライトの光芒の先に宇宙人が出てきそう。
そして0時半過ぎに、帯広の北にある音更町のホテルアルムinおとふけに無事到着しました。
近くのコンビニで早速北海道ビールを買い出し、乾杯!
コインランドリーがあったので、洗濯などしながら北国の初夜を満喫しながら音更の夜は更けて行きました。
2017.8.25記
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