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闘病記/体調はほぼ良好 〜表面的な回復に惑わされることなかれ〜

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2016.12.1 闘病記/入院14日目

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

今回の抗がん剤入院、早くも二週間が経過しました。下痢は思ったよりは酷くなく、まあ楽な入院でしたがそれは表向き。採血の結果は飛びぬけて良いわけではなく、骨髄抑制はあるようです。

この骨髄抑制とは、血液中の白血球や血小板などを造る組織がやられて、思うように量産できない状態です。なので、人混みに行ってウィルスや雑菌をもらってしまうと、なかなか治りづらいですし、出血すると止まりにくい。

元々人混み、特にショッピングモール系は嫌いですのであまり苦になりませんが、山で落ちたりバイクでコケて出血しないようにしなければなりませんね。

 

今まで2年半の長きに渡り愛用してきた現在の抗がん剤とは、今回でサヨナラです。次回からは、肺転移へ対処する新薬。どうか副作用が今より強くなりませんように。

今回は同室者の一人(50代後半)の程度があまりよろしくなく、このブログで大部屋の居心地悪さを愚痴ったりもしましたが、それも天命。怒れば怒るほど寿命も短くなるでしょうから、見て見ぬ振りで貝に閉じこもってました。喧嘩しても仕方ないですからね。

みなさんのブログを読んで気分転換をしてました。おもろい方は、とことんおもろい文章を書きなさる。

 

ドクターからは、血液の様子を見ながらだけれども、来週には退院できるだろうとの見通しをもらいました。もう明日にでも車中泊やツーリングに出かけたい気分ですが、その前にしっかりと体調を整えて、受けている仕事をこなしてからです。

 

もうすぐ夜が明けます。がん治療は、地球の動きに似ています。明るかった日中の日差しが夜になって何も見えなくなり、しかし必ずまた夜明けが来て明るくなります。これの繰り返しですね。

 

夜明けは必ず来る

画像は11/26の朝、痛快な夜明けでした。

太陽と月を両方眺められる、この周期の黎明は素晴らしいですね。昔電気文明がなかった頃、歌人たちはこの大地と大空の移り変わりを見て涙し、そして喜びの笑顔で詠んだのでしょう。

私もできうる限り空を見て、山を眺めて暮らしています。テレビやインターネットばかりでは、眼も心も疲れてしまいます。いっそPCやスマホの類を捨ててやろうかとも思いますが、それでは仕事になりませんし、遊びの情報を仕入れるのも困りますね。

完全な山中での隠遁生活などする気もありませんし、がん治療には自らの知識を鍛え上げるための情報入手は不可欠です。

 

炎といっしょで、インターネットも利点だけを拾い上げて上手に利用したいものです。どちらも間違った使い方をすれば、武器になってしまいますから。

2016.12.1

旅日記/世界遺産・五箇山 〜雪深く、暮らしの辛さは微笑みで〜

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2015.3の思い出

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

 

深々と降り続く重たい湿雪。

どさっと落ちる音がして屋根の地肌が見えたのに、また次の日には家を隠してしまう白き悪魔たち。

雪をかけばかくほどに厚みを増してゆく、道端の氷の塊。

 

昨年の三月、五箇山へ撮影旅にでかけました。ちょうど春の低気圧が通り過ぎて天候は悪化しましたが、前日からの大雪で屋根にはたっぷりの積雪、撮影当日も降りしきる雪で撮影には好都合でした。

しかし上にしたためたように、暮らす人々はたいへんです。

 

この日の前日に大阪発札幌行きのトワイライトエクスプレスの最終運行日撮影をしましたので、NikonD3と70-200f2.8Gでの本気撮影です。この組み合わせは重たいのが難点ですが、良い筋トレになりますのでがんばりましょう。

 

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この時は北陸〜飛騨のロングキャラバン。金沢で夜の魚を楽しんだあと、砺波周りで五箇山入りしました。まず一番北にある相倉集落の有料駐車場にグラを止め、山を登ります。山道は1m程の積雪。踏み固めてはありますが、どんどん雪が降ってきますので軽いラッセルです。

私にはどうってことのない里の雪歩きですが、妻は生まれて初めての体験。珍しいのと子供のようにテンションが上がるのとでしんどさを忘れるのか、なんとかついてきました。

 

久々のラッセルに心躍らされ 

時々膝まで埋まる悪雪に苦労しながら展望所に着くと、目前には水墨画の世界が広がっています。平日とあって人影はほとんど無く、ただしゃりしゃりと雪の降る音のみが辺りを支配しています。

妻に雪のボールを投げられました。本格的な雪合戦は初めてのようです。私にはいっこうにあたりませんが、応戦した私の直球が腹に当たり、白旗です。

楽しいか?うん、楽しい。はしゃぐ彼女を見ていると、こんな周りの状況でも全く寒くありませんでした。

 

駐車場で16時過ぎでしたので、撮影しながら上に登った時には17時前。もう三月ですので陽が長くはなってきていますが、天候が悪いので暮れるのはもうすぐです。

夜道に日は暮れないとは言いますが、ここは雪の中。冷える前にくだりましょう。

 

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下に降りてきたところで、ちょうどあかりが灯りました。心まで照らされて、暖かくなります。降りしきる雪がスローシャッターで滝のように写っていますね。

この湿雪が曲者で、ゴアテックスや防水で無いウェアだと雨のように濡らしてしまうのです。クルマ旅ならなんてことありませんが、登山なら要注意。これで道迷いをして夜を明かそうもんなら、慣れていない人は1発で凍死するでしょう。装備は重要です。

私は例え車中泊であっても、妻には必ず冬山用ダウンジャケットとゴアテックス雨具を用意して万全の態勢で臨みます。大切な人ですから。

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次にクルマを進めたのが、ちょうど五箇山の中心部にある菅沼集落です。ここには無料の大型駐車場がありますので助かります。

ホワイトバランスは多少調整していますが、画像の色を変えることはしていません。デジタルになり、画像ソフトを使えば簡単に彩度や明度、シャープネスの調整ができますが、あまり触りすぎるとせっかくのレンズの特性が損なわれますし、何よりも現場の空気が逃げて行ってしまいます。それではもはや写真ではありませんね。

 

とにかく、この色調の変化で、時間の移ろいが判ると思います。

白かった空が薄い水色へ。そして青くなり、やがて群青に変わっていきます。その紺色が深くなり、やがて黒くなって木々が見えなくなる頃、この合掌造りがもっとも華やぐ瞬間が訪れます。

私は、空のグラデーションが大好きです。晴れ渡った冬空の暮れ行くオレンジや夜明け直前、黎明の紫も好きですが、このように重たい鉛色が深みのある藍色に染まっていくのも、雪国ならではの渋みでしょう。

フォトグラファーをしていて良かったと思える刹那です。

 

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すっかり闇が訪れた合掌造り。傘をさしているのは観光客でしょうか。地の人たちは、雪では傘などさしません。

 

今年も世界各国、日本中から多くの観光客が訪れるであろう、世界遺産合掌造り。

未来へそのかけがえのない遺産を引き継ぐためにも、まず日本人からマナーを守りましょう。あなたの行いは、子供達が見ています。

2016.11.30

旅日記/いすみ鉄道 〜老兵は死なず、ただ消え去るのみ〜

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2014.2の思い出

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

おととい、大阪地下鉄のフェスティバルに行った記事を書いて、鉄が再燃しました。急いで過去ストックからこのいすみ鉄道フォトを引っ張り出して報告します。

前から気になっていたこの千葉県の中小私鉄。旧国鉄気動車を買い入れて、当時の塗色のままで現役として走行していたのです。

それが、この国鉄色が無くなると聞きましたので、東京への所用ついでに行ってきました。もう3年近く前の話です。

 

その時は荷物をあまり持って行くことができなかったので、軽量化のためD4やD3を持っていけず、今は売ってしまったD300sのみだったので暗いところでの撮影はたいへんでした。画面では明るく写っていますが、冬の夕暮れはすぐに暗闇が訪れます。

がんばって感度をISO2500まで上げたのですが、シャドーの粒子が荒れ荒れですね。この辺りが、最新のデジカメとの差異でしょう。

レンズは当時持っていた80-200f2.8Dですので(今は70-200f2.8Gに入替え)、なんとかこの感度で動体を撮影することができましたが、安い汎用レンズだと厳しいでしょう。

 

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遠くの山並みにキハのタイフォンが反響して、間も無く列車がやってきました。徐々に大きくなっていくディーゼルエンジンの頼もしい雄叫び。ポイントを通過する車輪のコトンコトンという音さえ消し去るその響きには、スマートな電車には無い郷愁が感じられます。

保線係員の方がなんとも凛々しいですね。健さんの世界が目の前に広がっています。

 

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乗務員や職員の方の制服が国鉄で無いのは当然。それでも、車両のサビ具合やオリジナルのままの塗色を残してくれたことに、大いに感謝です。駅舎の佇まいといい、すっかり昭和に帰りました。

 

国鉄色が消えないように祈るのみ f:id:acsekitori:20161203173031j:image

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この会社オリジナル車両との対比です。イエローが鮮やかですね。これは好みの問題ですので、このような新しく格好が良い車両の方が好きな方も大勢おられるでしょう。

私が大好きな国鉄色も、現役当時は全国統一色でなんとも野暮ったいと揶揄されたものです。それがJRになった途端の、各会社ごとに一斉に現代風に塗り替えられた原因の一つでしょう。

あとは、このような2トーンカラーは経費が余分にかかるらしく、今もって残存している115系などの旧型車両も、どんどん単一色に塗り替えられています。

 

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線路に飛び降りた訳ではなく、手前の踏切からの撮影です。尾灯が付いているのでわかるように、向こう側へいったん引上げて行きます。その後、運転士が後ろの車両へ移動して、左側の引き込み留置線へと折り返すのです。 

 

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ほんのり赤く光るテールランプが少しづつ遠くなる、なんとも物悲しい情景。まるで幼い頃に母におもちゃをねだったものの買ってもらえず、ひとり置いて行かれた気分でした。

信号や尾灯で鉄路が紅く光っています。毎日幾度となく車輪に磨き上げられて、鏡のように光り輝く線路たち。明日も安全運行のいしずえとして、しっかりと列車を支えてください。

 

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おもちゃを買ってもらえず路上で駄々をこねていた私を、見かねて母が迎えに来てくれました。そんな気分のこちらとは裏腹に、今日の疲れを取るべくしとねに向かって一直線です。

むかし、国鉄では急行がスタンダードでした。特急は一部の裕福な方やビジネスマンが乗車する高嶺の花。鈍行列車では行けない、遥か遠くまで庶民の夢を運んでくれたのが、このキハ58を代表とする急行列車だったのです。

長い間、本当にお疲れさまでした。もう国鉄も急行も存在しませんが、あなたがたの功績は未来永劫忘れられることはないでしょう。

 

国鉄色よ、永遠なれ!

2016.11.29

 

 

雑感/プロカメラマン 〜写真家?写真職人?芸術家?呼称はどうだって良いんです、仕事ですから〜

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2016.11.28 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

度々記事に書いていますが、私は職業写真家です。写真家と書くとなんかすごく偉そうで上からなイメージですが、税務署から送られてくる確定申告書に、そう記載してあるんです。 

法人化しておらず、個人事業主としてのフォトグラファーは写真家になるみたいですね。

また、厳密に言うと英語文化圏でのカメラマンとは動画撮影のプロを呼ぶ名称みたいで、私のようにスチルいっぽんの場合は、フォトグラファーです。

写真屋のオッチャンでも良いんですがね。

 

さて、よく知り合った方に、写真を教えて欲しいと頼まれる事があります。その人がダイビングをしているので水中写真を教えて欲しいとか、山登りしているプロカメラマンなんだから、花の名前を含めてキレイに撮る方法を教えて欲しいとか。

いえいえ、潜ったことありませんし、花の名前はほとんど知りません。

他には、キャノンのなんたら言う一眼レフのどうたら言う機能を教えてとか、コンデジはどれが良いか?とか。

私はカメラ屋さんや家電量販店の店員ではありませんので、まったく解りません。

ニコンのプロサービス(NPS)に登録している、ニコンのプロ用一眼レフしか知らない写真職人なんです。

 

プロと言うからには万能選手、ではありません。中にはそういう器用な方もおられるでしょうが、私は報道やコマーシャルで料理や人物インタビュー、建築物を主に撮っており、他には紀行文や名所紹介などの文章入りの特集を依頼されたり。

あとはたま〜に頼まれて学校のスキーキャンプや野外活動なんかに付き添うくらいです。それは楽しみな仕事ですが。

七五三や成人式の着物の振り付けなどはできませんし、クマを撮るだけのために一ヶ月森に滞在するようなこともしません。ましてや、戦場に命を賭けて赴くことなど、いまのところ絶対に無いでしょう。パスポートが期限切れですから。

 

写真では無く趣味・遊びはかなり広範囲にわたって深入りし、いくら金があっても足りない状態ですが、仕事に関してはこれで良いと思っています。

やはり得意ジャンルがあった方が説得力がありますし、経験値も上がってゆきます。フォトグラファーに限っては、オールラウンダー=ベストでは無いと思っています。何でも屋さんはどこからも声はかかりやすいですが、万年補欠のリスクも負いますので。

30年続けて来れましたので、もう数千回は雑誌やネット広告などに掲載していただき、クレジット(氏名)も載せて貰ってますが、そんな事は営業上は有利に働くだけで自慢にもなりません。

よく「すご〜い」って言われるんですが、そういう仕事をしているだけです。例えばテレビカメラマンさんがスタジオで芸能人を撮ったからって、いちいち自慢しないでしょう。それと一緒です。

 

iPhoneだってカメラです

このブログを始めて約三ヵ月が経ちましたが、使用している画像の9割以上がiPhoneでの撮影です。ブログ投稿用はスナップが主体になりますので機動性に優れますし、今使っているiPhone6は本当にカメラとして優秀です。

しかし今月、大腸がんが肺へ転移したのが見つかって、もう仕事のペースも落ちますし、遊びの車中泊やツーリングも1日にあちこちたくさん回る事は難しくなるでしょう。

それなら、愛機を片手にのんびりと撮影行脚も良いかもしれません。プロからアマに昇華ですね。幸い、軽いカーボン三脚やプロ機材はてんこ盛りありますので、初期費用はまったくかかりません。当たり前ですが。

 

これからは老兵のNikonD3を登場させて、好きなものを思い通りに撮る生活へシフトしようかな。引退にはまだ早すぎますがね!

2016.11.28

 

旅日記/おおさか市営交通フェスティバル 〜日頃のご愛顧を感謝されて〜

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2016.11.27 鉄道旅日記

どうも、シバク・ドワレです。

今日、大阪市住之江区大阪市交通局 緑木車両工場・緑木検車場でタイトルの祭りが開催され、その招待券が当たっていたので行ってきました。

私は大阪市生まれですが、出生後すぐに静岡県に転居しましたので、実際に居住した経験はごく僅かです。ですので、毎日乗っている住民ではありません。しかし、キタやミナミで取材があるときはやはり地下鉄が便利。

市内の駐車場は高いですし、渋滞で現着が遅れてはいけませんので公共交通機関を使うことが多いのです。機材が大量にあるときは四輪ですし、ペケでスイスイ〜っと取材現場に赴くこともありますが。

 

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今日は雨、しかも本降りです。このような条件下では防水では無いiPhone6は使えません。貴重な第一号地下鉄電車も見られるとの事ですので、愛機NikonD4を臨場させました。レンズは雨に強いマニュアルのズーム、Ai-s 35-70mm f3.5です。銀塩時代のF3に装着して活躍してくれたオールドタイマー。当時の報道カメラマンの基本装備でした。

 

 

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f:id:acsekitori:20161127204740j:plainさっそく検車場のなかに入ってみると、多くのよいこのみんながパパママに連れられて、行列をなしています。この巨大工場は濡れませんので助かりました。上の回廊から地下鉄電車の屋根を眺めるコースもありましたが、あまりの行列でやめときました。

 

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実際に車両を巨大レッカーで持ち上げ、馬に載せるまでの実演がありました。なかなかの迫力です。こんなのが家にあれば、グラやペケのメンテをするのが楽なんですがね。

 

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親子連れには、こういうフェスタの定番、ミニ地下鉄があります。市営交通のゆるキャラ、にゃんばろうが見送ってくれていますね。実は私も妻も乗りたかった。しかし、きっと前方のトンネルで引っかかって、脱線事故を誘発していたでしょう。

 

 

古豪に会いに来たのです 

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本日の主目的、大阪市営地下鉄の初代、105号機の勇姿です。昭和8年に梅田〜心斎橋間が東京に次いで日本で二番目に開通した当時の車両です。もう83歳なんですね。土砂降りのなか、頑張っておられました。お風邪を召されぬよう。

この当時すでに連結部からの線路転落防止柵が装備されていたんですね。先見の明に脱帽です。

 

f:id:acsekitori:20161127210700j:plain広大な敷地の端から端まで、途中車庫をかすめながら敷地内列車が運行されていました。さっそく乗車します。

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普段、こんなに間近に車両基地を眺めることはまあありませんので、みな食い入るように外を眺めます。雨が残念ですが、地下鉄車両内から快適に見物させてもらいました。

しかし、この2両だけの電車はモーターは動かしておらず、先ほどの画像の電気機関車が推しています。なのでモーター音はせず、レールの継ぎ目も無いのでまったくの無音。少々不気味な、超スロー運転でした。

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車両基地の一番北側に、本線(地下鉄四ツ橋線)への導入トンネルがあります。ここから地下へ潜って行くんですね。なんかタモリ倶楽部みたいで楽しい事このうえ無い。

 

童心に還り、いやいつも童心なんですが、闘病生活を忘れさせる楽しいひと時を満喫しました。最近は車中泊やツーリングばかりで鉄道旅をしていませんでしたので、今日、この見学で火が点いてしまいました。

退院したら大回りでもしようかな。

2016.11.27

 

雑感/あかり 〜癒し、照らし、映し出し〜

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2016.11.26 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

照明。ライティング。灯り。呼び方は様々ですが、これ無くして生活は成り立たないでしょう。

それくらい大事なあかりについて、私のセッティングを紹介してゆきます。独断と偏見に満ちていますが、インテリアはすべて個人の好みですからね。

 

私はフリーランサーですので、自宅と事務所を兼用しています。その事務室は、普通の白色蛍光灯を点けてかなり明るくして画像処理などを行います。

その仕事が終わり、寛ぎの時間にはリビングへ移動。その一角に自作したホームバーのカウンターに陣取って、酒を呑み始めるのです。

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これがそのバーの照明。天井バウンスとダウンライトを組み合わせ、球は暖色系LEDと昼光色蛍光灯が半々です。これにより、直接光が目に飛び込むのを最小限にしつつ、部屋全体を暖かくまったりとした空間にすることができます。

この憩いの場所を事務室のような蛍光灯にしてしまうと、まるで大衆食堂か立ち飲み屋さんになってしまい、ゆっくりと酒を呑む雰囲気が損なわれます。

このトップライトはなかなか便利で、全点灯と四灯・二灯が手元のリモコンで切り替えられますので、照度調整もできますし、バウンスで間接照明の優しさを出したりダウンライトのみにしてスポット的な使い方もできます。

 

ホワイトバランスの調整でここまで色は出る

 

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これがそのライトが照らした酒と肴。iPhone6の自動ホワイトバランス調整はなかなか秀逸で、けっこう白く写っていますが肉眼ではもっと赤っぽいです。

写真用語ではアンバーと言いますが、この暖色こそが料理を生かす最大のポイント。

私は常々、眼と舌はリンクしていると思っています。美しい酒器や食器が太古から存在するのもそのためでしょう。見て楽しみ、味わって感動する。それこそが料理ではないでしょうか。

スーパーで売っている惣菜も、ちょっと手間をかけて家の皿に盛り付けるだけでずいぶんと美味しく感じるものです。これはアジのりゅうきゅう。プラ容器にこんだけ入って300円ちょっとの小アジ切り身を、私が味付けして盛り付けました。なにを当たり前のことを、って言わんといてね、奥さん。わからん人や手抜きする人も多いんですから。

 

くどいですが、この時の照明が蛍光灯の寒々としたものだと、一気に食欲が減退します。

 

 

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これは、マイ自作キャンパー・グラのカウンター風景。上の記述と矛盾して蛍光灯ですが、このRV用蛍光灯は替玉に暖色系が無く、しかもなかなか壊れないのでもう20年以上使っているDC12Vのものです。もったいなくて廃棄できない!

やはり、青白く見えて殺風景ですね。

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こちらは、外部電源でAC100Vを引き込んだ時のデスク用クリップライト。これは暖色系蛍光灯に変えてあります。すこし解りにくいですが、汚い足が赤く写っていますね。

直射光では無く、天井バウンスしていますのでより色温度が低くなり、写真で撮ると赤くなります。

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こちらがそのクリップライトで照らした食材。こうなるとiPhoneではホワイトバランスが崩れて、かなり赤く写ります。この記事のテーマにはぴったりでした。

奥の発泡酒も赤く写り、場末のバー然として良い感じですね。ヒゲのマスターが蝶ネクタイで出てきそうです。あ、それは私や。

下画像は直射光にしたバージョン。バウンスと比べて、影がくっきりと出てコントラストが強いですね。これはこれで怪しさが醸し出されてお気に入りです。

 

どんどんゆきます。

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上は祭りの屋台、下は同じくだんじりの御神灯です。やはり祭りと言えば白熱灯。最近悲しい事故も起こりましたが、温度にさえ気を付ければ好きなランプです。ただ電力消費が大きすぎるので、キャンパーには現実的ではないですね。

上画像の左端の人物に、水銀灯が当たって青白くなっていますね。その比較で暖色と寒色の効果の違いがわかってもらえると思います。

提灯も大好きな照明の一つ。マイ提灯も持っています。

 

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これは、キャンプ時に使用するコールマンの大型ガスランタン。この時は先輩が持参されました。強力な明るさで周囲一帯を煌々と照らし出しますが、春から秋は蛾などの虫が大挙して押し寄せますので、少し離れたところにこの大型を吊るし、テーブルには小型のLEDランタンを数基置くのが便利です。

 

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こちらがマイベストランプ。コールマンのルミエールランタンです。ガスやガソリンランタンのようなマントル(ほや)をつけなくても良いので手軽で、光源もキャンドルのように揺らめく炎が素敵な夜を演出してくれます。

我が家ではキャンプ時だけでは無く在宅時も、なにかおいしい食材が入手できた日や、記念日などにカウンターに置いて二人だけのファンタスティックナイトを楽しんでいます。なにも大枚をはたいて高級店に行くだけが奥様への愛情では無いですぞ、大将!余計なお世話ですか、そうですか。

 

 

と、各種様々なあかりたちを紹介してきました。寛ぎの時は、可能な限り明るさを抑えて、毎日ムーディな夜になるよう心がけています。

夜の山道を歩く時、ヘッドランプを点けてしまうとその照らされた範囲しか見えず、却って危ない時もあります。ですので私はなるべく照明を消して歩きます。

天気さえ良ければ、月明かりなら明るすぎるくらい。新月で星が瞬く夜でさえ、目を凝らせばスーッと歩く道が見えてくるものです。

 

最後に一つ。

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これが道の駅のトイレに見えますか?まるで高級百貨店かハイグレードなシティホテルのようですね。場所は山口県周南市のR2沿いにある、道の駅ソレーネ周南。まだ出来て2年半です。

ここも間接照明とダウンライトの使い方が巧みで、安らぎを覚えますね。こんなトイレがあるなら朝の洗面も苦にならず、長期の車中泊放浪には助かります。お借りしといてこんな事を言うのもアレですが、汚く臭いトイレで洗面歯磨きするのは私の美学に反しますし、衛生上もよろしくありませんのでそんな時は車内のギャレーを使用します。処理が大変になりますがね。

 

クリスマスに向けて街にはイルミネーションが溢れ、一戸建ての周りにも電飾が張り巡らされますね。でも、やりすぎは目に毒ですよ!光害にならぬよう、ほどほどにお願いします。

2016.11.26

雑感/勧誘 〜蜜は甘けりゃうまいのか?きっとトゲがおまっせ〜

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2016.11.25 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

選挙、宗教、マルチ、商品販売…。人生53年しか生きていませんが、それはそれはいろいろな勧誘を受けて来ました。ほとんどは、私の本質を知らない人からです。

 

中には、国政選挙前になると高校の元同級生から電話があり、誰それに投票して欲しいと。即答します。

「イヤ」

相手は、一瞬キョトンとした雰囲気。おそらく、そんなつれないひと言を発する元同級生など皆無なのでしょう。

同じ候補者に投票して欲しいと別の同級生からかかったこともあり、その時は宗教論にまでなりかけました。

ごく簡単に述べますと、

「私は山で何度も危ない目に遭っているし、重傷者の救助もしている。そこで大切なのは、自らの体力・精神力・判断力。神様はそんな私を天上から優しく、時に厳しく見守ってくださっているだろうから、あえて団体には所属しません。あなたの押し付けるナントカさんへの忠誠心は不要です」

こんな感じです。もちろん、相手方は烈火の如く私の矛盾点を突こうと努力しますが、意に介しません。

選挙の時だけしか連絡しない相手に強要してくる宗祖様に、山で限界に達した時の私を救う力など無いと、若い私は思ったのです。

 

万能感を持つべからず

これには、私の思い上がりが含まれているでしょう。しかし、自ら努力して重たい荷物を担ぎ、遠いところまで歩いて登り、危険を顧みず内外のパーティの安全確保に尽力していると、そんな一時しのぎの他人任せな気分で極楽に行けるとは思えないのです。本当に地獄や極楽があるのか知りませんが。

 もう4回目のがん転移再発を迎えましたので、そんな宗教論争さえする気になれません。今でも変わらないのは、頼れるのは己れの信念。これを乗り切るために、今まで激しい人生トレーニングに耐えて来たのです。

 

しかしあるとき、知人がこうボヤいていました。

「会社の社長が、選挙は〇〇に入れろって言うんや。嫌いなんやがな、その人」

この時は宗教がらみではなく、保守系の政党がらみでの話だったみたいです。

これが現代日本の縮図なんでしょうね。

私は自分の意思でフリーランスフォトグラファーの道を選択しましたので、他人に左右される事はありません。もちろん仕事確保のために、元請けの業務以外の依頼にも絶対服従の同業者もいます。

昨今流行りのパワハラですね。下請けへ思想や信条まで強要して仕事を左右するなど、時代錯誤も甚だしき由々しき事態。

私ならそんな得意先はこちらから願い下げです。

しかし、武士は食わねど高楊枝。私は死ぬまで自分の意志を貫き通す自信はあります。

妻にはひもじい思いをさせるかもしれませんが、そんな私の性分を理解した上での結婚。いや、そんな性格だからこそ結婚したのかもしれません。

とにかく、生きる根源であり根本である宗教や政治の信念を人に強要されて曲げるなら、私は野垂れ死にます。

それくらい押し付けられるのが大嫌いなんです。

 

話変わって、マルチや商品委託販売の類にもけっこうお声掛けいただきました。やはり即答です。

「しません」

ピラミッドの頂点だけがうまい汁を吸う仕組みなど、中学生でも理解可能でしょう。他人に販売活動をさせて中間利益を搾取する。これは一般企業の当たり前の仕組みでしょうから、否定はしません。

しかし、マルチと呼ばれる、あるいはそれに近いシステムでは上納金の額と割合が半端ではなく、親や子供というランク付け、またそれらを増やさないと利益を得られないなど、とても普通の商社活動とは思えません。

なぜ、汗を流して自ら労働しないのでしょうか。それが私には理解不能です。

 

そんな変な勧誘も、四十代頃からはめっきり減り、最近は皆無です。私の頑固一徹な性分が周知徹底されたのか、それとも病人を誘っても仕方ないと思ってくれたのか。

いずれにせよ、冒頭の元同級生などとはまったくの疎遠になり、いま付き合いがあるのは楽しく愉快に趣味や目的を共有できる素敵な仲間だけです。

よく宗教やマルチをすると友達を失くすと言われますが、正にその通り。向こうからしたら、こんな素晴らしい事を断るなんて、なんてアホなやっちゃ。と思っているでしょうね。思うツボです。

 

私にとっての神様は、駿嶺や大地を真紅に染め上げる太陽と、なんの灯りもない暗闇に歩く方向を指し示してくれる月星、あるいは凍え切った身体を芯から暖めてくれる炎の妖艶さ。それら大自然と宇宙のエネルギーです。それだけで充分幸せな気分になれます。

 

さあ、ぼちぼち年末年始の楽しみな計画を立てる時期になりました。大晦日の夜は神社におけら参りに行き、元旦か2日にはお寺に初詣に行きましょうか。

八百万の神々と、前人未踏の厳しい修行を成し遂げられた高僧の御霊方。あなた方のことは尊敬しております。社にご挨拶に伺いますので、よろしくお願い申し上げます。まだまだ霊界にお邪魔する予定はござりませぬが。

2016.11.25

 

闘病記/大部屋 〜居続ける私が悪いのか〜

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2016.11.24 闘病記/エッセイ 入院7日目

どうも、シバク・ドワレです。

妻は私のことを動物に例えると、熊だと言います。可愛いプーさん、もしくはLINEのブラウンか?いや、現物だと大人しいツキノワグマか?と訊ねると、ヒグマかグリズリーだと言う。理由は皆目分かりません。自分ではそんな凶暴な性格はしていないと思い込んでいますが、違うのでしょうか。

今日は、けっして凶暴ではありませんが(たぶん)、私の冷徹非情な一部分を披露しましょう。連日病気/病院絡みの話になり、まるで病人が書いているブログみたいですが、ご容赦ください。

 

私は、経済的事情により個室ではなく四人部屋の総室暮らしです。それ自体は、山岳部時代のテント生活や長距離フェリーの最下等船室などで慣れており、どうってことありません。いびきや夜中のトイレへの物音など、猛吹雪の雪洞暮らしに比べたら屁ぇみたいなもんです。しかし、実に困ったことがままあります。

 

はたしていったい、なにが辛いか。それは、同室者の方が異様に話し好きな場合です。幸い今の病院は、カーテンをナースやドクターも自ら閉めてくれてプチ個室状態にできますので、割とマイペースでいけるのです。しかし以前オペを受けた公立病院は原則カーテンを開いておく決まりだったようで、日夜お隣さんや向かいの方と顔を合わせます。

すると、当然朝の挨拶から始まって時候の移ろい、昨日のニュース、住んでいる土地の風習、はてはご自分が経歴された数々のご病気の武勇伝etcエトセトラ。

あえて年代は申しませんが、このような口撃に私は耐えられない。

私は人嫌いではなく、むしろ挨拶は進んでしますし、仲間と楽しくワイワイやるのが大好きな方です。しかし、私は病院に遊びに行っているのではなく、治療に行っているのです。しかも大げさではなく生きるか死ぬかの瀬戸際の真剣勝負で。

私は医療従事者やカウンセラー、はたまた高僧ではなく、当事者そのものですので、穏やかに優しく話を聞いてあげる義務などどこにも無いと常々思ってしまう、冷徹な野郎なんです。

 

大部屋と個室

がんに特化した今の病棟なら幾分マシですが、公立病院や地域の中規模病院の外科病棟ならオペを受ける病気も多種多様にわたっています。それこそ末期ガンから痔の手術まで、症状は様々です。

当然オペを受けた時期もマチマチで、中には退院を数日後に控えてテンションが上がりまくり、体も気分も絶好調の方もおられます。

その時にこちらがオペ直後であったり、抗がん剤の最中で副作用Maxだったらどうでしょう。

賢明な方は、そんな気配を察知して静かに放置してくれます。が、そうでない方もおられますね。しかも、患者ではなく、付き添いの配偶者さんの方が声が大きく、大部屋であるにも関わらず自宅状態になる割合が強い。これはカーテンを閉めていて、こちらが気配を殺すほどその状況が悪化する兆候があります。

 

ここまで書いてしまうと、もう年代はほぼ特定されてしまいますね。嫌われてもかまわないので、はっきり申し上げてしまいましょう。そう、高齢者やお仕事をリタイアされた直後くらいの方々です。声が大きいのは耳が遠くなっているでしょうから仕方ないし、定年後に楽しみにしていた余暇を闘病や入院に取られた悔しさはわかるとしても、前述のようなお話好きにはまいります。

あなたも年寄りになるのですよ、とか、貴方にも親はいるでしょう、とか言われてしまいそうですが、私の父親は物静かで高倉健さんのような男でした。母も話し好きではありますが、典型的な内弁慶で気が弱く、外では静かなもんです。

もちろん、なんの話にでも悪い人もいれば、理想的にスマートな方もいるのが世の常。なにもお年寄り全体を責めているのではありません。

実際に経験したのは、齡90を目前にしてがんのオペを10回も受けたとの豪傑に隣り合わせたことがあるんです。

その方は実にかくしゃくとして耳もよく聞こえ、ご臨終に立ち会いましたが(隣のベッドでAEDが始まり)、亡くなる前夜にぼそっと「家に帰りたいなあ」と穏やかに呟かれただけで最後までご立派な方でした。ああなりたいものですね。

その方とは挨拶しかしていませんが、年齢ややり取りはナースとの話が否応なしに聞こえてきますので。

 

こんな理由から私は、カーテンを閉じて一人貝の中に閉じこもっています。しんどさ以外の理由として、同病相憐れむではありませんが、お互いの病気に対して健闘をたたえ合うのが苦手なんです。

それと、以前も記事にした他の病院や治療の勧め。がん患者に限りますと、約三分の一の方が現状の治療・治癒状態に不満を持たれているみたいで、ドクターや病院そのものへの愚痴が散見されます。いつまで経っても完治しない病気に対してナーバスになるのでしょう。

それで話の行き着く先は、

「やっぱりここより〇〇大学病院やなあ。〇〇先生ならこんなもんすぐに治してくれるで」

「ここの設備はいまいちやな、〇〇病院ならもっとキレイで新しいで」

などなど。。。。。

どうぞ、お代わりください。しかし、私を巻き込まないでください。私には私の判断があり、信念がありますので。

 

長々と、私も愚痴を吐いてしまいましたね。結局同じ穴のムジナってことでしょう。いやなら個室へ移れって話ですもんね。

それでも、私はプライベートブログ以外では一切愚痴を言いませんし、仲間や先輩へ病気の不安や不満も言いません。あ、ウソです。妻には思いっきり甘えて愚痴って泣き言言って、愛し合っています。

早く愛する妻の元へ帰りたいよ〜〜〜。

2016.11.24

闘病記/がんと食べ物 〜己を制するとがんも制圧できるのか?〜

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2016.11.23 闘病記・読書感想文/入院6日目

どうも、シバク・ドワレことacsekitoriです。

サブネームを付けたことをすっかり忘れてました。

 

今日、何気にネットニュースを閲覧していると、末期がんの記事があったので読んでみました。以前も書きましたが、時事問題やニュースなどからネタを拾うブログは本意ではありませんので躊躇しましたが、折も折、自分にとってタイムリーなのでつい。

その記事を執筆したライターさんは存じ上げませんし、当該出版社ともお付き合いはありませんので直接誌名や執筆者の氏名を出しての論評は差し控えます。単なる読書感想文です。

 

内容は、ある医師が末期がん患者19名に、がんの栄養源となるブドウ糖の摂取を完全に三ヵ月やめさせるとどうなるかを研究した臨床データを元に構成された記事でした。抗がん剤は併用したそうです。

糖尿病などの改善に糖質制限が有効なのは誰でもわかりますが、がんに対するエビデンスが無かったので研究を開始したとの事。

掲載誌は読んでおらず、ダイジェスト版のネットニュースなので相違点があればご容赦ください。

 

結論は、その被験者の八割程度が何らかの改善が見られたとのこと。内5名はまったく腫瘍が確認できず寛解したらしく、3名は悪化したそうです。

 

エキサイトする事でもないけれど

ツッコミどころ満載の記事だったんですが、感情を抑えつつ。

まず、たった三ヵ月で寛解と呼べるのでしょうか?しかも末期の進行がんが、完全寛解との記述です。仮にその三ヵ月で腫瘍が著しく縮小、あるいは消失したとしても、少なくとも5年は経過観察しないと寛解とは呼べないのではないでしょうか。

次に気になったのが、その研究対象のがん患者のQOL(生活の質)です。糖質を完全に摂取しないということは、砂糖はもちろん米やパン、麺類などの炭水化物はアウトでしょう。

お菓子や酒などの嗜好品を除外するのは当然としても、主食と目されるそれらの食物を食べず、ただ味の無い野菜や魚だけをひたすら食べ続けるのでしょうか。

その記事には被験者の方々がどのような治療生活を送られたかまでは記述がありません。知りたくも無いです。食べたいものを我慢した挙句、何も口にする事ができなくなりやせ細って無いことを祈ります。

私には耐えられません。精神的な部分ももちろんありますが、私の行動にそんな食事ではエネルギーがとても追いつかないのです。

 

話はそれますが、もう21年前の秋に、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランにフランス側グーテルートから登頂しました。ご存知の方もおられるでしょうが、その4810mの山は麓から見上げると年中真っ白に冠雪しており、其れがMont(山)Blanc(白)と呼ばれる所以です。白山ですね。

山頂へと続く稜線は、氷河へと左右が切れ落ちたナイフリッジが延々と続いて、なかなか緊張を強いられる山でした。

そんな登山では、ザックを降ろしてさあお弁当にしましょうとはいきません。わずかの足場を固めてザイルで安全を確保し、少しばかりのレーション(行動食)を小分けにしながら口にするのが精一杯のカロリー補給です。

批判もあるでしょうが、私がその時に重宝したのがブドウ糖の結晶サプリメント。錠剤になっており、薬剤成分は皆無ですので処方箋も必要無く、自分の判断で必要に応じて摂取しました。

これが大当たり。私は日頃から、実生活でも元々行動中に大食いするタイプでは無いのですが、その時はそのブドウ糖を口にするだけなので排泄欲も湧かず、しかし身体中にパワーが漲るのが実感できました。

気象条件が悪化して各国の登山者が次々と下山する中、無事に登頂できたのはそのブドウ糖のおかげだと今でも感謝しています。

 

さて、末期のがん患者とモンブラン登頂者。並べて比較するのはおかしな話ですが、私には今でもやはりブドウ糖は必要な栄養素です。

なにより、うどんやラーメンが食べられないなど想像するだけで恐ろしい。

 

怖いのは、そのようながん関連の記事の表面だけを斜め読みして、すぐさま行動に移してしまう方が現れないかとの危惧です。

人生はその人だけのものですから、好判断で良い方向へ向かえばそれで良いでしょう。しかし、よくわからずに上っ面だけ真似をして取り返しのつかない結果になる事だけは避けていただきたく、微力ですがこのブログをしたためました。

 

ドクターから完全ストップがかかるまで、私は仕事をして酒を呑み、旨いアテを求めて放浪を続けるでしょう。それが私の栄養素ですから。

2016.11.23自分への勤労感謝の日

雑感/夢 〜見るべきか、叶えるべきか〜

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2016.11.22 エッセイ/入院5日目

どうも、acsekitoriです。

最近、夢を見るのがたまらなく楽しい。なにもあと50年生きてやろうとか、金が貯まったらマッターホルンに登ってやろうとかの憧れみたいな儚い夢ではありません。寝付いたあとの、本当の夢が楽しくてしょうがないんです。

うなされるような悪夢を見る事は皆無で、時折摩訶不思議な星新一ワールドのような夢も見ますが、殆どはめっちゃ愉快痛快な夢です。

自分の置かれている状況を鑑みるとそれどころでは無いはずなんですがね。

思うに、私は追い込まれた時に、逃避の機制が人一倍働くのではないでしょうか。これ以上深刻に状況を直視すると、オツムがやられる。その気配を脳そのものが察知すると、すかさず脳内物質のドーパミンやらアドレナリンやらが過剰分泌されて、天にも登った気持ちにコントロールされる。

痛みにも強いかもしれません。採血のとき、チクっとしますよ、と優しいナースちゃんが一々声掛けしてくれますが、その針先に視線を集中して念を送ると、不思議と少しも痛くないのですよ。感じないくらい。よそ見してる時にブスッとやられると、非常に痛いのに。

バイクでコケたり岩から落ちたりしましたが、その時も直後に出る体内モルヒネの量が多いのか、救急車が来たりベッドの上に横たわるまでは痛みません。その分、反動は大きいですがね。

 

このように自らをマインドコントロールすることが心理学的、もしくは宗教的に危ない事態なのかどうかは私には判りません。しかし、少なくとも人様に迷惑はかけていませんし、夢から醒めたらいつもの冷徹非情な自分がいます。

なんにせよ寝てる間は至極幸せですし、起きたあとも現実の厳しさに打ちひしがれて落ち込むこともまったくありませんので、私としてはスピルバーグ級の娯楽映画の監督とカメラマンと観客を同時に味わえてラッキ〜、くらいにしか捉えていません。

 

長期に渡るがん治療 

もうがんの治療も10年目に入りました。それはまあ、様々な同室者の方とご一緒させていただきましたが、やはり不安に思われる方が多数を占めます。他人事のように述べていますが、不安から取り乱したとしても無理も無いでしょう。いくら医学が進歩していても、まだまだがんは難病。遺された家族や仕事を思い、恐らく終末期に訪れるであろう激痛に対しての恐怖。

それらを真剣に日夜考えてしまうと、がん鬱やワガママになっても誰も責めることはできないでしょう。

私だって、今でこそ精神をコントロールして穏やかな悟りの境地に佇んでいますが、いつどうなってもおかしくはありません。しかしその人事不省がやってきた時に悔いを残さぬよう、いま幸せな夢を自らが見せてくれているのかもしれません。いや、自らと云うのはあまりにおこがましい。もっと強大なエネルギーが私を生かしてくれているのでしょう。

これ以上書き連ねると怪しい布教家になってしまいますので止めますが、私は色々な事象や大自然、そしてその中に存在する総ての生きとし生けるものに感謝し尊敬して日々を過ごしています。

何事にも否定的な、哀しい人生はまっぴらですので。

 

夜も更けてきましたね。吐き気も幾分マシになってきたことやし、今夜は能登牛の溶岩焼きをたらふく食べる夢でも見て、明日はその夢をオカズに白メシでも食いましょうか。煩悩バンザイ!なんて安上がりなんや!

2016.11.22

 

 

 

闘病記/睡眠 〜寝たい時に寝る。その快感たるや、全欲望ダントツでは〜

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2016.11.20 闘病記入院3日目

どうも、acsekitoriです。

今日は15時間くらい寝ています。妻が15時過ぎに陣中見舞に来てくれましたが、その間も寝たり起きたり。いちばん薬が体内を駆け巡っている日なので、こうなるのでしょう。とにかく眠たい。

 

私は元々寝るのが大好きで、ヒマを見つけては昼寝をします。過去で最高に気持ちよかったのは、高校山岳部の新人時代、一年の仕上げの春山合宿で奥美濃能郷白山に未踏ルートからの登頂に成功した後、下山した最寄駅の踏切に並んでトカゲ(屋外昼寝)した時です。

物騒な話ですか?いやいや、1日に数本しか列車が来ないローカル線の、終着駅のいちばん奥です。駅員さんも微笑ましく見てくれていました。いまそんな事をしてSNSに投稿したらバカッターって炎上間違いなしですな。

その時はけっこうハードな山行で、先日ハーレーミーティングと南アルプスキャンプでご一緒した先輩もOBとして参加してくれたのですが、山頂ではホワイトアウトして凍える雪の暮らしが続き、降りた時には疲れまくっていたんです。

それが里ではポカポカ陽気ですっかり春の気配。濡れたシュラフを干しながら陽射しを満身に浴びて微睡む幸せは、まるで生まれ落ちてすぐにナースの、じゃなくて母の胸にいだかれた恍惚を呼び覚ますものでした。

 

昼寝以上の快感は

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いまハマっているのは、グラの自作ベッドでどこでも良いから昼寝をすること。最近ロングキャラバン(長期車中泊放浪)に出かけても、1日に観たり体験する場所は一つだけにして昼寝ばかりしています。その贅沢な時間の使い方がシビれるのですよ。

アクセクと観光地を巡るのは性に合いませんし、そんな修学旅行みたいなことをしてもあまりアタマに残りません。それよりも、のんびりゆったりと時の流れを感じつつ、ヒルネする。それこそが真のリゾートではないでしょうか。

 

そりゃあ、大草原のど真ん中や、大海原を間近に見下ろす丘の上なんかが最高ですが、都会のど真ん中で妻の診察を待つ駐車場の一角なんかでも一向にかまいません。どうせ窓のマルチシェードや遮光カーテンで外界とは隔絶されますから。

車中である事を忘れさせるその空間で、思いっきり爆睡して英気を養う。ひょっとしたら、私の無尽蔵と言われる体力の源はそれかもしれません。ニンニクとね。

 

さあ、今宵も副作用と闘いながら其奴を撲滅すべく惰眠を貪りますか。

2016.11.20

 

 

雑感/年中行事 〜クリスマスが今年はやってくる〜

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2016.11.19 エッセイ

どうも、acsekitoriです。

昨年の年末は妻が某アメリカ州発祥の西洋風鶏唐揚げ屋でバイトしていましたので、クリスマスどころではありませんでした。今年は普通の飲食店なのでそれほどでもないでしょう。

しかし、いつ頃からこんなに早くクリスマスデコレーションをするようになったのでしょうか。画像は11/2の犬山市リトルワールドですが、きっとハロウィンが終わると瞬く間にクリスマスバージョンへ衣替えするのでしょうね。

もうお互いの子供たちとは縁遠くなっている我が家、ハロウィンは関係ありませんがやはり妻は一般人ですのでクリスマスは気掛かりのようです。あまりものをねだるタイプでは無いのですが、早々にデコレーションケーキの案内状を貰っていましたので、パーティをしたいのでしょう。

それを等閑にしては野人の沽券に関わる一大事。今度こそは普通のケーキを与えてやりましょう。

実は現妻と知り合った年の誕生日に、北摂ではそこそこ有名なケーキ屋さんにバースデーケーキをホールで頼んだんですわ。そこまでは大喜びの妻。が、その時四輪を手放しており、アメリカン400ccバイクで受け取りに行きましたが、これがよろしく無かった。

リアのボックスにケーキ箱を入れて帰ったんですが、帰宅して開けてみると無惨に砕けていました。その時の妻の、ムンクの叫びは忘れません。

しかし慌てず騒がず、そこからが腕の見せどころです。ありとあらゆる武器(我が山岳部は箸やフォーク・ナイフ類をそう呼びます)を駆使して、見事に復活させてやりました。まるっきり自画自賛になりますが、写真が残っていないのが断腸の極みです。

その文言で思い出すのが、大腸がん原発時にザックリと結腸上半右半分を切られた時のあまりの痛さ。まさに断腸の極みでした。当たり前田のクラッカー(ふるっ!)ですな。

 

閑話休題

とにかく、その時の手際の良さ(誤魔化しの巧みさ)が、後々入籍に繋がったと自負しとります。長い人生、色んな難問に直面する事は多々ありますが、そこで動じるかどうかが岐路ですな。

日本人は自己PR下手だと欧米人に叩かれますが、おフランス経験が長いわたくしは、そんな事無いざます。良くも悪くもアッピールしまくり、出る杭は打たれると申しますが、私は打たれても元の鞘には戻らずに、必ず捻じ曲がって大地の上に顔を出し続けるでしょう。

そうそう、私には自分で付けたフランスネームがあるんですよ。このはてブロにはIDの他にサブネームを付けられると昨日知りましたので(遅っ!)、早速後で設定してみませうか。

先に発表しますと、ジャジャ〜ん。

「シバク・ドワレ」

です。おフランスっぽいでしょ?が、決して平仮名とごちゃ混ぜにして続けて読んではいけませんよ?

「しばくど、ワレ!」

と、何やらおガラのよろしく無い河内のオッさん風になりますから。気品に満ちたわたくしの事、決してそのような暴言は吐かないざます。ウソばっかり。

 

アレッ?クリスマスの話は何処にいったんやろう?

とにかく、あまりに早くから商魂たくましく宣伝されると、肝腎の本番までに覚めてしまうのは私だけでしょうか。何事も程々に、とのお話でした。

 

嗚呼、吐き気が出だしたのでアタマが回らない。。。

2016.11.19

 

闘病記/肺転移確定 〜さらばアバスチン、こんにちは新薬〜

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2016.11.18 闘病記/入院初日

どうも、acsekitoriです。

本日体躯部CTの結果、左肺下葉部の影に著変は無く転移再発確定との診断を受けました。しかしその病巣を攻撃するための対応薬剤本検査結果が出るのに後10日ほどかかります。

幸い骨髄抑制は進んでおらず、前回まで使用していた大腸がん標準治療の抗がん剤を今回は継続し、次回から新薬を使用する事になりました。

血液組成中の遺伝子検査から、私の新薬への対応力はベストに近いらしく、副作用はきつくないだろうとの所見。大学受験で合格した気分です。私の遺伝子タイプはワイルドタイプと呼ばれるらしく、師長も担当ナースちゃんと一緒になり「なんてピッタリな…」と笑ってました。

心外な。大阪1ナーバスな男を自負していると云ふのに。しかし、転移確定直後に笑いを取れたのは歌って喋れるカメラマンとしては本望です。ヨシヨシ。

 

入院での化学療法

冗談はさておき、長年続けている化学療法。投薬後から入院中に於ける副作用の辛さはありますが、在宅療法では急変にとても対処できません。実際、まあそれは様々な副作用に苦しめられていますが、入院だからこそ救われたケースも多々あります。

安静にし過ぎるのも退院後の生活に支障を来しますので、軽い散歩や軽作業程度をこなしながら、今後もマイペースで治療を永続して行くでしょう。

副作用が今までと同程度ならこれで生活が激変する訳では無さそうなのは救いですが、治療のサイクルが狭まりそうですので、遊びにくくなるのが困りものです。「末期がんでも遊んだる!」ですから。

しかし、死んでしまっては遊ぶこともできません。上手く治療と生活を共存共栄させなければ。さあ、新しい階段を駆けのぼりましょうか。

 

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QOL保持のためにも、免疫力を上げるためにも、まだまだ遊んだる!

2016.11.18

旅日記/カツオの藁焼き 〜スライスにんにくよ、刻みネギよ、君たちは私に何を投げかけているのか〜

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2016.11.17 過去の旅日記

どうも、acsekitoriです。

少々季節外れの食材ではありますが、フォトストックを見ていて強烈に食べたくなってきたのでアップします。

昨年のGW、四国一周をしました。実母が高松生まれですのでうどん県には事あるごとに訪れますが、その他の県は何年かに一度行けば良い方で、いっぺんに全部周るとけっこうなロングキャラバンになりますので、なかなか行けません。

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この時は高知市にある大好きなひろめ市場へ行くために、徒歩10分ほどの鏡川沿いにある24時間営業の有人パーキング、天神橋駐車場にグラを止めました。そこはトイレもあり、車中泊黙認ですので多くの車中泊旅人達に利用されています。

呑まないのであれば市場内にも駐車場がありますが、そんなとこへ行ってアルコールに手を出さないのは主義に反しますし、そんな地獄の責め苦を浴びるほどどMではありません。

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価格は観光客相手にお高めではありますが、定番中のど定番、明神丸のカツオ藁焼きを食します。画像の量で二人前、1600円ほど。詳しい値段は忘れました。このスライスされたにんにくと香ばしい藁の焼けた匂いが絶妙にマッチしており、ビールが進みます。

私は本来、魚には日本酒なのですが、このにんにくとカツオの最強タッグには必ずビールですね。刻んだ生にんにくは強烈な匂いとともに辛味が舌を痺れさせますが、スライスにんにくはそれほどでもありません。

 

この雑多な雰囲気が好き

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昨日の記事で、高いお金を払って料理店で外食するのは不本意と書いたばかりですが、ブレまくりでコロコロ言うことが変わるのが私の真骨頂。

沖縄那覇国際通りにある牧志公設市場、のっけ丼が楽しい青森駅古川市場と並び、このひろめ市場の明るく賑やかな雰囲気がお気に入りです。こればかりは自宅では再現しようがない。百貨店やモールの人混みは苦手なのに、なぜ飲屋街なら平気なのか自分でも不明です。

ざくっと見れば巨大ショッピングモールのフードコートや道の駅のそれと変わりないように思えますが、周りを取り囲んでいるのがほぼ100%飲み屋なのが大違い。今日のネットニュースで、子供を飲み屋に連れていく若い親達が老年層に注意を受けた旨載っていたそうですが、ここは普通に子供連れが楽しんでいます。

もちろん、酔っ払い同士の喧嘩やナンパ野郎の口説きセリフなど、子供に見せるのはどうかなあと思う居酒屋はありますが、こういうオープンな市場ではそれは杞憂です。

若い親だって飲みたい時も騒ぎたい時もあるでしょう。しかし、そこは子供を連れているとの自覚を持って節操を守り、行儀よくしていればご老人に叱られることはないでしょう。

そうでなかったとしても、いきなり叱るのではなく、昔のおおらかだった時代には飲んで騒ぐ裏側にはマナーとモラルが共立していたことをさりげなく伝えて、若い人の自覚を促すような言い方はできないものでしょうか。私はそう心がけています。それでも効かない傍若無人たちに、初めて言葉の鉄拳制裁を食らわせれば良いのです。私はそれを別室指導と呼んでいます。喧嘩は外でしましょうね、子供達が見ていますから。

 

さあ、物騒なことを言ってるうちに明日からいよいよ肺転移対策の初めの第一歩。東京では『だるまさんがころんだ』、大阪では『ぼんさんがへぇこいた』ですね。明日の0950に予約している胸部CTの画像で前回と寸分違わぬ影が写っていれば、転移確定です。消えていれば何かの影かガスが写っていたのでしょう。

転移でなかったとしても、いずれにせよ、これであと5年は抗がん剤からは逃れられません。いつ転移してもおかしくない状態だからです。そんなに化学療法を続けられればギネス級ですが、そんなどうなるか解らないことに一喜一憂してられません。

 

今は退院後の車中泊でどこに何を呑みに行くか、何を食べてどこで昼寝をするか。それしか考えていません。

明日は明日の風が吹く。昔の人は良いことを言いますね。

2015.5の思い出

雑感/ビール 〜魅惑の泡、美徳の黄金〜

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2016.11.16 エッセイ

どうも、acsekitoriです。

もう冬の気配バリバリですね。私としては雪の季節が近づいてきますので万々歳なのですが、寒さに弱い妻にはつらい季節到来です。

ついこないだ、キリンの秋味が陳列されたからもう秋やな〜って思ってたら、もう札幌冬物語。大阪熱帯地方説を私が唱えて久しいのですが、年ごとに秋がなくなり、酷暑からいきなり冬になっていくような気がします。

 

私は、世界のありとあらゆるアルコールを試してみましたが、やはり日本のビールが一番好きですね。本場ドイツのビールも飲みましたが、私には日本のビールが合っているようです。その中でも、いままでで一番旨いと感じたのが、札幌ビール園でジンギスカンとともに飲む出来立て生ビール。

北海道の空気とともに飲み干すその芸術的のど越し。北の大地と大空が渾然一体となり、人心を惑わせ理性を失わせる至宝の水滴。

水や空気が美味いから、雰囲気が良いから。。。一般人はそう批評しますが、私はそれを超越した旨さがあると感じます。

吹田のアサヒビール工場の見学ツアーに参加して、三杯まで無料の出来立てビールも試飲しましたが、やはり札幌ビール園にはかないませんでした。初めて飲んだのが大学四年の時にカワサキGPz400Fで訪れたとの思い入れもあるのでしょうが。

 

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久々に業務用鉄板テーブルを始動させました。一見モダン焼きのようですが、普通のソース焼きそばを、妻用の薄味と私用の濃い味に分けただけです。

お好み焼きとともに、ビールのアテ最強ランクに登場するのが焼きそばです。この食べ物は、ビールなしでは食する気がまったく起きないほど、セットになっています。

 

B級グルメ

富士宮焼きそばや、津山のホルモン焼きそばなど、全国津々浦々で登場しているB級グルメ焼きそばも食べていますが、王様は普通のソース焼きそばですね。私は、これを美味しく作るためにわざわざこの業務用鉄板テーブルを購入したんです。

食通と言われたくはないですが、自分の好きな食べ物へのこだわりは、誰にも負けない自負は持っています。なんでもええから作ってくれ。とりあえず食べるわ。的な、人が人である尊厳を放棄したような食生活が大嫌いなんです。

もちろん、パートナーにそれを求めるのは地獄の責め苦に等しいので、自ら工夫し努力し、研究して最善の結果を求めて実行しています。人に作らせて文句を言うのは、私の信念からは程遠くかけ離れていますし、大金をはたいて店舗に旨さを追求するのもなんか違うと思うので。

はっきり言いまして、私は面倒くさいオヤジです。たぶん、おそらく、いやきっと全世界の大多数の女性は私と同居すると発狂するか私を殺すかするでしょう。しかし、我が愛妻は黙って着いてきてくれています。とても感謝しています。

 

さあ、ビールとともに明るい未来へ飛翔しましょう!

2016.11.16

 

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