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旅日記/ロングキャラバン後半 〜ブタとタヌキのせめぎ合い〜

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2016.11.7 ロングキャラバン7日目・最終日

どうも、acsekitoriです。

前半の世界一周から気温0℃の深山幽谷でのキャンプを経て、後半ではSLと駆けっこをしたり夏のような陽光を浴びて昼寝をしたり。けっこうバラエティに富んだ今回の放浪も、大団円です。

 

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道の駅藤川宿で迎えた今日の朝も、素晴らしいドッピーカンでした。抜けるような青空と言いますが、空が抜けるとどうなるのだろう。

虫眼鏡で太陽光を集めるが如く、宇宙線がピンスポットのように私を攻め立てるのだろうか?

はたまた、その抜けた空の穴から真空の宇宙に大気と共に私が押し出されて、豆鉄砲の豆のように月まで運んでくれるのだろうか。

こう考えているとワクワクしてウンコをしたくなりました。

 

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日本のメーンルート国道一号線と、豊橋と三重中部をバイパスする重要路線R23。この二つの大国道を巧く使って渋滞をやり過ごします。R1が無料高速のように快適なのは、静岡県東部から浜名湖辺りまで。それを過ぎると片側1車線主体のローカルルートになります。

それを補完するべく、二桁国道が誕生したのですね。

 

トラス橋に魅入られて

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R1よりも浜近くを走るR23で、木曽川長良川揖斐川合流部の大河川を渡ります。ここには日本離れした長大な赤トラスが架かっており、この雄大な造形美を眺めるためにここを通過するといっても過言ではありません。

長年に渡り長距離大型トラックの重みに耐えて、文字通り愛知と三重を橋渡ししてくれているトラス橋。人類の叡智が結集した美しさは、単なる造作物と呼び捨ててはあまりに失礼です。今日も無事に川を渡らせてくれてありがとう、橋さん。

 

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財布の中身がずいぶん寂しく、ひもじい思いを妻にさせていましたので四日市りそな銀行に寄りました。ここ近鉄四日市駅は近年新築なったのでしょうか、随分モダンな駅ビルになっていました。

先ほどのトラス橋が私のような昔人間としたら、この駅はさしづめ足の長い現代っ子ですね。

 

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久しぶりに小贅沢をして、外食にしましょう。四日市といえばトンテキです。少し濃い口ですが、タレとニンニクがついご飯をおかわりさせてしまいます。これにラーメンを二つ付けたのが2人分です。

 

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腹八分目になったところで、東名阪道四日市ICへ向かいます。県境から鈴鹿辺りまでは深夜通過時以外は毎回絶対に渋滞していますので。西にそびえる鈴鹿山脈御在所岳の鋭鋒が美しいですね。

 

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東名阪道の終点にある、亀山PAにて小休止。ここも車中泊適地の一つです。明日何もなければここで泊まるところですが、明日はもう仕事。後ろ髪を引かれつつ、西へと向かいます。

 

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亀山からほど近い関町にある、大好きな五十三次関宿。国の重伝建に指定されているこの宿場町に来る度に、亡くなったおばあちゃんに再会したような心くすぐる気持ちにさせてくれます。訪れるのが初めてなら、今日の我々のように晴れた夕暮れをお勧めします。

その赤茶けた西陽が江戸時代から続く重厚な町屋に反射して、きっと貴方の心を温めてくれることでしょう。

 

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鈴鹿峠を越えて水口町の近代的スーパーで帰宅後の夕飯を買い出したのち、R307で大阪へと南西へ針路を変えます。途中、信楽の大タヌキに見送られながらなんとも鏡を見るようなやるせない気分になるのはトレーニングもせず酒ばかり浴びている罰でしょう。

 

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宇治田原の銘茶の香りに包まれ、宵の明星に導かれながら家路を急ぎました。今回のランドクルージングも、楽しかった。

 

あれほど好きだった独り旅は何処へやら。永遠の副操縦士を手に入れた私は、いつまでもいつまでも二人だけの夜間飛行を続けることでしょう。

2016.11.7

 

 

 

 

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