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クルマのデザイン/雑感 〜ノスタルジーは背徳なのか〜

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2018.6.9 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

私は50年くらい前から、二輪も四輪も好きでたまりませんでした。亡き親父は若き頃に免許の更新を失念してマイカーはありませんでしたが、幼い頃から街を流れるクルマを見ては興奮して車種を徹底的に覚えたものです。

 

今とは違い昔は個性的なデザインが豊富で、十車十色と言った趣きがありましたね。しかし大きく分けると、角張ったデザインの世代・流線型を取り入れた世代・ヘッドライトが異形化しトンがった顔になった世代、に分類されるような気がします。

角張った代表格が、ニッサンスカイラインの通称ハコスカ。今でも極たまにですが街を走るGT-R(R仕様かも)を見かけると、胸がトキメキます。亜種として、ミツビシギャランGTO.GSR。こいつの顔も大好きでした。セリカのダルマは、特にLB(リフトバック)のマスタング然としたアメ車っぽさに憧れ、近所の兄ちゃんが買った時にはよく洗車を手伝いました。

このセリカはカクカクデザインと流線型の中間と言ったところでしょうか。

国産スポーツ全盛の時代に青春を過ごした

時代は流れ、マツダサバンナRX-7がリトラクタブルライトを引っ提げて登場したあたりからが流線型の走りでしょうか。私が中3の頃でしたが、免許を取ったらカタログカラーであるライトグリーンメタリックのそいつを買うぞ!と心躍らせていました。アメリカではプアマンズポルシェと呼ばれて庶民の車とされていましたが、学生には高嶺の花で買いませんでしたが。

日産のシルビアも流線型の典型でしたね。その後、ホンダNSX・ミツビシGTO・日産スカイラインGT-Rトヨタスープラと、スポーツカーやGTカーが隆盛します。

 

スポーツカーばかり並べましたが、幸せの黄色いハンカチに武田鉄矢が運転して登場したマツダファミリアも、丸まったデザインの先鋒だと思います。後は独自のスタイリング、巨匠ジウジアーロデザインによるいすず117クーペも流麗で美しかったですね。

ミニバンの先駆者ミツビシデリカスペースギアは、その前身であるスターワゴンと共に何台も乗りましたが、正に角型から流線型への進化の過程ではないでしょうか。

もっと遥か前、トヨタ2000GTは今で言うホンダNSX以上に孤高の存在で、分類には当てはまらないと思います。

そして、丸型ヘッドライトの終焉とともに、嫌いな画一化の時代がやってきます。

トヨタプリウスがそのエンジンと共に、未来志向の先駆けではないでしょうか。同じトヨタランクルはハチマルから100へとモデルチェンジされると高級化路線を進み、私の興味対象から外れて行きました。

ミニバンではホンダステップワゴンが新世代ファミリーカーの先鞭をつけると、直ぐにニッサンセレナ・トヨタノア/ヴォクシーなどが追随します。

そして、トンがった顔の最盛期を迎えると最早個性的とは程遠い、どちらを向いても同じ形ばかり。あのBMWまでが国産4ドアと同じような顔になり、幻滅です。売れてナンボ、なのでしょうがあまりに個性に乏しく、どこを見ても同じ顔のどんぐりの背比べばかり。

私が知らないだけで、機能面やエンジンなどは各車こぞって性能を競っているのかもしれませんが、クルマを直感的に感じられる第一のデザインがこれではもはや新車には何の興味も湧きません。

私の現在の愛車であるニッサンキャラバンE25も、後継であるE26にフルモデルチェンジされるとハイエースのコピーになってしまいました。斜めうしろからみたら見分けが付きません。

 

いずれにしろ新車であれクラシックカーの保存状態がよいものにせよ、高額すぎて手が届きません。それなら古き想い出は頭の中に留めて、入手できる範囲のクルマを自分でリフォームするのが私には合っているようです。

2018.6.9

 

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