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夏休み キャラバン いざ上高地へ!三日目・いよいよ上高地、小梨平のB型ケビンへ/セミロングキャラバン 〜穂高よ、ただいま!〜

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2019.7.25 上高地にてリゾートライフ

どうも、シバク・ドワレです。

二泊三日のの車中泊旅を終えて、いよいよお楽しみの上高地に入りました。

この記事だけではありませんが、おそらく山が好きではない人で非ずとも、あまりの画像の多さとどうでも良い部屋や売店の写真に、途中で消え去ってしまわれるかもしれません。

しかし、このブログは夫婦の大切なアルバムでもありますし、上高地へ初めて行かれる人への案内書きでもありますので、どんどん上げて行きます。

 

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道の駅風穴の里にて前泊した我々は、上高地は年間を通じてマイカー乗り入れ禁止ですので、信州側の最寄り駐車場である沢渡(さわんど)へ向かいました。

昨夜降っていた雨も上がり、好天の兆し。

登山道を登るわけではありませんが、やはり晴れるに越したことはありません。

 

上高地バスターミナル行きのシャトルバスはこの界隈だけで四箇所ほど乗降場があるのですが、いちばん大きくてトイレも整備されている、沢渡バスターミナル前の第三駐車場にてロケバンをしばらく休ませます。

ちゃんと帰ってくるから待っててな!

 

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第三Pからバスターミナルへは、トンネルと階段を使って行きます。

背中の荷物が堪える!

 

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沢渡の中心部、バスターミナルです。

下画像の左建物が男女別お手洗い。さすがは日本有数のリゾートへ向かうバス停、整備が進んで大混雑対応になってます。

 

ここからは始発から終バスまで、20分間隔の運行。土日祝と夏休み期間は臨時便も随時運行され、昔のように1時間待ちなどは盆休みくらいでしょう。

 

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バス停を二つ三つやり過ごしているうちに、あっという間に釜トンネルです。

私が大学山岳部時代は素掘りの暗いトンネルでしたが、今は完全二車線の快適ロードです。その岩岩の素掘りトンネルを抜けてからが、またまた離合困難なたいへんな道でしたが、十年くらい前に上高地トンネルが開通しましたので、上高地バスターミナルまで沢渡からほんの30分で到着します。

この十年で5回くらい来ていますからもう慣れましたが、時代は変遷しますなあ。

 

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上高地最大と言っても過言では無いかもしれない景勝地大正池にもバス停があります。

大正時代に焼岳の噴火により梓川が堰き止められてできた、まだまだ赤ちゃんのこの池。ドッピーカンであれば逆さ奥穂高岳が水面に映って最高の撮影ポイントなのですが、あいにく稜線だけ雲の中です。

果たして、河童橋からはどうでしょうか。

 

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上高地バスターミナル。

混雑どころか、人影まばらです。早朝の登山者と15時くらいのホテルチェックイン客を避けた読みが当たりました。

 

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芥川龍之介の河童に登場する、河童橋です。

心なしか余計に曇ってきたような。。。イイネ!ポーズはしてますが。。。。

 

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お、夫婦水入らずの記念写真を三脚に載せたD4で撮っているあいだに、青空が覗いてきました。

念じれば、願いは叶う!

西穂高岳から奥穂高岳までの国内一般ルート最難関の稜線は見えてきました。あとは奥穂〜前穂の吊尾根などの主稜線が見えれば完璧ですが、まだ梅雨は明けていませんからねぇ。

 

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この日は夏休み最初の土日を控え、荷揚げヘリが大活躍。

私たちが着いた正午前から17時頃まで、頻繁に往復していました。槍ヶ岳山荘か穂高岳山荘の依頼でしょうか。

いよいよ夏山シーズン、インですな。

 

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河童橋より仰観。

上流に大テント村がありますから、雪解けの季節は大腸菌だらけの梓川ですが、そんな微細なものは目には入りませんから、あくまでも清らかな流れです。

もっとも夏山シーズンは山小屋のトイレを使用する人がほとんどでしょうから、昔に比べれば水質も向上しているでしょう。私は飲みませんが。

 

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奥穂のサミットのみ見えませんが、贅沢は言えません。

河童橋前の五千尺ホテルにて購入した、信州名物である山賊焼の弁当を喰らいましょう。妻と穂高とザックに乾杯!

下へ続く

お待ちかね!穂高連峰です

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飯を食い終えたくらいにやっと見えました、奥穂のピーク(下画像中央右)と左横のジャンダルム(同中央)。

 

真上を見上げれば、弁当箱に影を作るほど真っ青な空と太陽が迎えてくれています。

割り箸の袋を飛ばす風は、頬を撫でるにちょうど良き心地よさ。

水清く、風は爽やか。

山高くして、登るものの気分を高揚させる。

 

今は山頂から上高地を見下ろすことは叶いませんが、いつかまたその日が訪れるでしょう、必ず。

 

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腹を満たしながら、1時間ちょっと穂高連峰をボケーっと見上げていました。

もう1時半を過ぎましたから、小梨平のケビンにも入室できるでしょう。

梓川に流れ込む、正真正銘の清流に心癒されます。写真撮り屋をしていて良かったと思える瞬間です。

 

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小梨平のテン場ではなくて、贅沢にも個室の小屋を拝借すると云ふのにこの荷物。

私は時間と重さと気温/体温をピタリ賞にするのが得意技なのですが、だいたい20kgだと思います。機材が4分の1、あとは酒とアルコール類、ビールやワイン、焼酎や炭酸など。ほとんど酒ですな。ガハハ!

 

実は既報通り、今月初めに撮ったMRIで腰椎椎間板ヘルニアが増悪しており、痛みが増してきていたのです。それのリハビリに重たい荷物を担いだら、ウソのように痛みが引きました。ウソやと思うでしょ?ホンマです。

 

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その、今回は使わないテン場です。

 

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妻は現在地確認ではなく、iPhoneで一生懸命、花の名前を調べ中。

妻のカリマーザックは10kgほどです。自分のものは自分で担がせる。それが山で生き延びる鉄則です。優しいでしょ?

 

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梅雨時だけあって、水量は豊富です。

 

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テント村が終わり、ケビン地帯に突入します。

我が家の2泊のしとねは、六畳一間とキッチンのB型ケビン。トイレは付いていませんが、妻は目が弱いので事前に電子メールして共同お手洗い前の部屋をお願いしました。

 

部屋の前にはテーブルベンチがありますから、ここで食事を摂ることもできます。

 

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こじんまりとはしていますが、ダイニングキッチン+座敷で計三畳のロケバンに比べると倍ほどありますから、広さは充分です。

角部屋ですから採光もばっちし。

 

今は夏ですから要りませんが、盆休み頃からは標高1500mの上高地でも気温が摂氏6度くらいになりますので、暖房が必要になります。それには別料金が必要で、画像にあるファンヒーターに入れる灯油を量により500円とか1000円で買うシステムです。

 

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部屋の玄関からトイレが見えています。

これなら、いつも入院している病室からのトイレより近い。

 

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ここ「森のリゾート小梨」の事務所奥にある大浴場(600円)にて入浴を済ませ、隣の建物にある売店にやってきました。

このテン場+ケビン群の最大のメリットは、この売店にあります。

肉/野菜/調味料/インスタント食品/お菓子類/つまみ、そしてもちろん大量のアルコール類がほぼコンビニ価格で販売されています。

 

それがよくある山小屋価格、それほどではなくとも観光地価格なら私は迷わず松本あたりで買い出しを済ませてさらに重たいザックを担いでいたことでしょう。山小屋が高いのはヘリコプターを利用して荷揚げしているから当然ですが、自動車で運輸できる観光地の売店での暴騰価格には私は手を出しません。

利益をいくら出すかは商人の自由ですから、営業妨害はしませんが。

 

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安いのを良いことに、こんなに買ってしまいました。

酒は安いスーパーで仕入れて担ぎ上げましたから、さらに安くついてます。

 

このケビンには、食器類や調理道具はもちろん、電気炊飯器もあります。

売店で一合100円でコメも売っていますから、至れり尽くせり。私は三合もって行きましたが。

 

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豚バラの厚めスライスを塩胡椒してソテーした後、舞茸とモヤシを投入してフライパンを振ります。

今日はフレッシュなトマトと胡瓜、そしてこのモヤシ炒め。米以外は全部売店仕入れた食材。山とは思えない豪華さです。同じような定食が、大食堂のメニューには1200円くらいで載っていました。

 

さあ、満腹になったところで明日のウォーキングに備えて早めに寝ると寝ましょう。

2019.7.29記

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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