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旅日記/大都会ソロツーリング 〜秋風は梅田から・仕事かてツーリングや〜

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2016.9.16 ソロツーリング日記

どうも、acsekitoriです。

先週、調子が悪かったクリップオンストロボのNikonSB910を、梅田のニコンサービスに修理依頼していました。業務機材なので、点検整備は欠かせません。それの修理上がりの電話があったので、ペケで花の都大梅田まで受け取りに出かけました。

 

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ペケの横でカマキリ君が私を見つめていました。

「どこ行くん?ペケのおっちゃん」

「ちょっとそこまでや。暑いから陰に居りや」

と楽しく会話をしながら、ペケの暖気を済ませます。セルを少し押すだけでエンジンが始動するのは気持ちいいですね。

今のバイクやクルマでは当たり前でしょうが、私は懐古趣味に溢れたノスタルジーおじさんなので、古いクルマやバイクばかりに乗っています。エンジンがかかりにくかった物もありました。

いま所有しているマシンはいちばん新しくて15年落ちのBMW。次がこのペケで17歳、グラに至っては19歳です。年齢に変えると新しい気がするから不思議ですね。

 

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近所の昭和シェルでポンタカード二円引きの給油を済ませます。ペケはたかだか20Lタンクですが、グラだと75Lですので二円引きでも塵も積もれば山となるんですよ、奥さん。燃費の悪さをいかに安いGSで給油するかでカバーする努力は惜しみません。

 

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こくいち(R1)をかっ飛ばし、中環(中央環状線)・近畿道との交差点でしばし信号待ちです。ここまでは快走路ですが、以後は街のど真ん中。渋滞覚悟ですが、ペケに乗れる喜びでそんなの関係ネエです。さあ、アーバンツーリングの始まりです。

 

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しばらく府道を走り、またこくいちに戻ります。だいぶ梅田が近づいてきました。直進すると神が鎮座しておられる、のではなく神戸へ行けます。うめしん(梅田新道)から少し東にあるこくいちのしんみ(新御堂筋)入り口。大阪風略称にするとブログでは却ってわかりにくいですね。

ここは重要な分岐ポイントなのでいつも混んでいます。R1から西進してきてせんちゅう(千里中央)や中国道方面へしんみで向かう方は、早めに右車線への変更をお済ませください。

 

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こくいちとにこく(R2)の接点であるうめしん。その北西に大阪駅前第一〜第四ビルが我が物顔に悠然と一等地を占領しています。しかし、それも風前の灯。もうすぐ建て替えの憂き目に遭うことが決まっており、やがて取り壊される運命です。

消えゆくものへの郷愁。別に自分と重ね合わせてはいませんが、時の流れに心がしんみりします。「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古思ほゆ」ですね。

蛇足ですが、大阪駅前第一ビルは略称「いちびる」。大阪弁ではでしゃばりやツッパリのことを「おまえ、何いちびってんねん」と揶揄しますが、その代表格のビルだったんですね。

 

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駅前ビル群と並び、高校の頃まではキタと言えばこのマルビルでした。たしか東京の丸ビルは企業名から来ており、形は四角だったとうろ覚えに記憶していますが、ここのはまんまです。隣にあるのは梅田DTビル。こんなのも昔はなかったので、すこし空間認識能力が混乱します。

 

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いちびってるかどうかは判りませんが、そのいちびるの地下駐車場へペケを滑り込ませました。ここは1〜4ビルの中で唯一二輪車が止められる貴重なスペースです。30分¥200と安くはないですが、大阪駅前の一等地に自動二輪を合法的に止められるのは助かります。クルマに比べればめっちゃ安いですしね。左右の幅も充分で、大型でも余裕ではないでしょうか。

 

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ペケに留守番させて地上へ出ると、JR大阪駅が出迎えてくれます。これが完成した時は度肝を抜かれました。生き馬の目を抜く花のお江戸にも引けを取らない建築物ではないでしょうか。落成取材では駅ビルのエレベーターを使わせてもらえず、非常階段を何度も地下から10Fまで往復して重労働だったのが懐かしい思い出です。

 

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今日の本来の目的地、ニコンサービスがあるヒルトンプラザウエストへ到着しました。1階には我が家とは無縁のブランドアンテナショップが軒を連ねていますね。

 

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早速ビルに入り、13Fを目指しましょう。1ビルと比べると時代の差は歴然、エレベータを呼ぼうと目的の階をポチッと押すだけで、EV内では閉めるボタンを押すだけで連れて行ってくれます。これって、今のビルでは当たり前?ついていけない山オヤジです。

 

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ニコンサービスです。ショールームも兼ねており、最新のD5やD500なども実際に触ることができます。アマチュアの方でも、シャッターやピント精度などはカタログを眺めるより実際に触ってみて、その感触が気に入れば購入すれば良いと思いますので、一見する価値はありますよ。私はNPSって云うニコンプロサービスのメンバーですのでここで必ず点検修理を依頼しますが、一般の方でも持ち込みOKです。

 

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仕事も終わり、ペケが寂しがっているでしょうから1ビルへ帰りましょう。この写真もいずれは貴重な記録となるんでしょうね。老兵は死なず、ただ消え去るのみ。

 

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ひっそりと並ぶエレベータ群も、かつての栄華をしみじみ語り合っている事でしょう。あなたたちの事は忘れませんよ。どうもお疲れさまでした。

 

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かつてETCが存在しなかった時代の有料道路料金所を思い出させる自動収受機です。四つ輪と兼用ですので、焦り症の方は他にクルマやバイクが来そうにない瞬間を見計らって出庫させる方が良いでしょう。グローブ置き忘れ注意。

 

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キタの喧騒に別れを告げ、帰路につきます。うめしん東の先、西天満あたりで街路樹の剪定をしており、大渋滞。おそらく2国の福島あたりまで混雑が続いているでしょう。暑いなかお疲れさまです。

しかし、この渋滞でも痛感したのは、ペケの優位性。フルパニアが装着してあるのですり抜けはしませんが、渋滞時のちょび動きや先ほどの駐輪場での取り回し、はたまたちょこっと路側に止めて写真を撮るときなど、きっと大型バイクでは苦労が多いでしょう。

しかし、ペケはフルカウルではありませんし、持ち前の250cc並みの取り回しと400ccのトルクで、街中〜郊外の流しツーには最適と思っています。もちろん何事にもTPOがありますので、高速道路や遠距離ツーでは大型が優位でしょうし、都会の業務乗りでは125ccに軍配が上がるでしょう。

ペケはそのどちらにも優位な400ccの利点をフルに発揮してくれる名車だと感じています。どっちつかずの中途半端との考えは、ネガティブシンキング。ええように考えんとね、なにごとも。愛車やし。

 

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がもよん(蒲生四丁目)〜鶴見緑地(花博記念公園)〜中環交差点と順調に走り、国1第二京阪下道へと帰って来ました。この道は、しばらく高架下の信号が少ないバイパスが続きますので、雨天時と酷暑時は助かるんですよ。ここまでは暑かった。

しかし、私はなぜ登山やバイクのような苦しい事ばかり好んでするのでしょうね。エアコンの効いた室内や車内に居れば楽に生活できるものを、対極の遊びばかり、いや仕事も含めてしています。ドMだから?違うでしょう、たぶん。スリルを求めて?それも少しは関わっているでしょうが、そればかりではありません。

おそらく、安穏としたぬるま湯に浸ったような生活が性に合わないのでしょう。燃え盛る炎の前でほとばしる汗を拭いながら、生きている事を実感する。そんなライフスタイルが私の真骨頂です。家にエアコンはありませんし、車も一年中窓を開けて走ります。言葉だけでいつまでも青春、なんて言うのが嫌いなんです。実行あるのみ!

それに加味して、バイクや登山は孤独です。たとえ同行者があっても、会話をするのは休憩時のみ。走り、歩いている時はひとり考える時間が訪れます。無我の境地とまでは言いませんが、過去を振り返り、現在に対応して未来を設計する時間が山のようにあるのです。

いま生きているのはなんのためだろう。今後より良く生きるために、どうするべきなのか。そう考えていると、時間はすぐに過ぎてゆきます。今を大切にしよう、そう脳裏に認識させるために山とバイクをチョイスしているのだと思います。

 

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さあ、路側での危険な休憩は早々に切り上げて、セルを一押し。今日も空冷4発は元気な咆哮を聞かせてくれます。アクセルを捻って妻が待つ家路を急ぎましょう。

 

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なんと、待っていてくれたのは妻だけではなくカマキリ君もでした。

「おかえり、ペケのおっちゃん」

「ただいま。そんなに日陰が気に入ったんかいな。そこにおった方がええで。表通りはもう小学生が帰ってくる時間やさかいな」

この何気ない虫や鳥との会話が、自分を明日へと向かわせる原動力なのでしょう。

 

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マフラーにひっつかないように気を配りながらペケにカバーを被せて、今日の業務ツーリングは終了。暑くても本革仕上げのプロテクター入りジャケットは必ず着用します。安全が確保されてこそのバイクや山です。無謀と冒険を履き違えてはなりません。

朝夕はめっきり涼しくなった我が家近辺。秋のトンボの如く自由に飛び回れるように、全く同じ道をトンボ帰りしてキーを抜きました。

2016.9.16