車中泊工作 ソーラー充電 サブバッテリー 追加/自作 バンコン キャンピングカー 〜もっとヒカリを!もっと灯りを!〜
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2017.9.20 グラリフォーム
どうも、シバク・ドワレです。
最近ごぶさただった、グラの改造記。入院中の腐るほどあるヒマを活かして、構想を練りに練っていました。今回は技術科ではなく、理科です。
既存のサブバッテリーがかなりくたびれてきて、ソーラーパネルも10Wの小さなものですので、天気が悪い日が続くと充電が心許ない状態でした。
上の画像のダッシュボードに置いているのが、旧ソーラーパネルです。ワイパーブレードが錆びているのはご愛嬌。グラの買い替えも睨んでいますので、様子を見ましょう。
そこで、奮発して新品のバッテリーと、30Wのソーラーパネルを購入しました。
ディープサイクルの定番、ACデルコの115アンペアにしました。これですと簡単な机上の計算上では、50Wの東芝REGZAを20時間ほど稼働できる事になります。実際は、アイソレータやインバータを通しますのでロスが発生し、この通りには行きませんが。ご存じ無い方に説明しますと、ディープサイクルバッテリーとは、充放電を繰り返しても寿命が長い製品のことを指します。
寿命よりも大切な点は、サブバッテリーに通常の補水型バッテリーを使用すると可燃性ガスが発生して室内に充満し、爆発や吸引の危険がある事です。これから自作で車中泊クルマを仕上げようと思われている方は、電気関係には特段の安全配慮をご留意ください。
ソーラーパネルは大陸製です。 この組み合わせなら、空近くまで放電しても快晴が続く限り2日か3日で満タン近くまで復活するでしょう。
台車との比較で、ソーラーパネルの大きさが判ると思います。
これで30Wです。100Wクラスになるとかなり巨大で、ルーフ上に設置する必要があるでしょう。画像中段は、ソーラーパネルのウラ側。シンプルな構造です。引き出し式のステーが付属していますので、キャンプ場などに滞在時は屋外で太陽光に応じた角度に調整できます。
下は、デジタルチャージコントローラ。これを経ずにソーラーパネルからバッテリーに直付けすると、晴天が続くと過充電になり爆発の危険がありますので、必須です。今回はコントローラのモニタ横にUSBポート付きのものにしました。iPhoneやスマホ類を充電するのに、ロスが少なく手間もかかりません。
工事はシンプルに
さて、本日予定通り退院しましたので、帰宅して雑用を済まし、設置にかかりました。と言ってもごくシンプル。たいした作業ではありません。
いちばんの難関は、20なんkgあるクソ重たいバッテリーを、運転席後部に据え付ける作業。
ひと月の入院生活で筋力が落ちていますので、良きトレーニングです。カーテン手前右のベッドマット下に設置しました。
太めのスケアのリード線を、ちゃちゃっと配線します。
旧サブバッテリーもまだ臨終は迎えていませんので、予備に置いておきます。容量も残量もかなり異なりますので、並列には繋いでおらず、それぞれ単発で使用します。蛍光灯を灯すくらいにはちょうど良いでしょう。
コントローラも繋ぎました。
画像の表示は、現在の新サブバッテリーの蓄電状況。スイッチを切り替えると、ソーラーパネルからの充電量もボルトで表示してくれます。今日は曇天でしたが、スモークの窓越しで12.5Vを発電していました。日常駐車しているスペースは運転席が南向きですので、ソーラーパネルは陽当たりの良い西向き。それを考慮してこの場所に設置しました。
続いて、アイソレータを接続しましょう。
この機器はシガーソケットから12Vを取り出してサブバッテリーに走行充電してくれるもので、オルタネータからサブバッテリーへの一方通行充電の機能があり、逆流やメーン・サブ間の干渉を防いでくれます。キャンピングカーには必須の装備ですね。
シガーソケット式と、直接取り出し用の両端子を備えていますので、アンペア数の用途に応じて使い分けることができます。
早速、135Wのインバータを接続してみました。
先程のアイソレータのシガーソケットに差し込んでいます。テレビジョンを観たり、MacBook Proを繋ぐくらいなら、この容量で充分です。ちゃんとスイッチが入りました。
これは過去画像ですが、新サブバッテリーを導入した事で、ジェネ=ハツハツ=発動機式発電機を回さずに雨天でもTVを観る事ができます。
なにもキャンプやキャラバンに出かけてまでTVを付けなくても良いのですが、長期の旅になると寛ぎの時間が疲労回復に有効ですし、災害や悪天時の情報収集にネット以上の実力を発揮してくれます。
明後日から久しぶりのロングキャラバン。
備えあれば憂いなし⁈
2017.9.20
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