スポンサーリンク

山岳部OB会 惨状顛末記/山岳部OB会高校編 〜顔面強打への心肺確認すれど、嘔吐物への気道確保をすれど、平常心で〜

f:id:acsekitori:20171127213724j:plain

2017.11.25~26 OB会報告

どうも、シバク・ドワレです。

久々に遭難救助をしました。それも、自己パーティのメンバーを。一応、山ですがバス通りまで100mの山小屋近辺で。

たいそうな書き出しになりましたね。しかし、一歩間違えれば、人の生死に関わる出来事でした。

 

25日の土曜日、ある山小屋を借り切って、OB会は順調に始まりました。駐車場から200mほどたくさんの荷物を持って歩きますので、それで疲れたメンバーもいたかもしれません。私じゃ無いですよ。ご老体です。

今回は妻も連れて行くので、たいへん楽しみにしていた私です。

 

f:id:acsekitori:20171127213750j:plain

f:id:acsekitori:20171127213812j:plainf:id:acsekitori:20171127214146j:plain

素泊まりの山小屋ですので、山形牛ステーキ弁当@2500を手配してあり、16時の集合時間にデリバリーしてくれました。

乾杯から20分ほどですが、後で出てくる今回の主人公、一期生のY先輩が持参してくれた上等なボルドー産ワインも、もう半分くらいになっています。

和気藹々ですが、このペースの速さが後の惨状の序章となることは誰も知らずに・・・。

ワインの向こうでは、我がOB/OG会のクイーン、四期生のC先輩がワインをたしなんでおられます。

一期生が59歳、今回最年少の私が六期生で54歳ですから、まだまだ実業現役世代。

土曜日ではありますが、仕事を終えてから駆けつけるメンバーも5人ほどいました。この画像で17時頃。

まだ、よかったんです。

 

f:id:acsekitori:20171127214443j:plain

f:id:acsekitori:20171127214513j:plain

この山小屋は二棟が棟続きになっており、一階は8畳ほどですので、一棟では総勢13名には狭いです。

しかし、一階は隣と別々なのですが二階のふすま状の間仕切りを開けると、約16畳ほどの空間が生まれますので、二棟借りていた我々はそこで宴を開きました。言い換えると、混雑期に知らないパーティと隣同士になると、声は筒抜けで防犯上もあまりよろしくありません。

靴の多さが今回の盛況を物語っています。

前回の例会は上高地で二泊しましたので10名ほどでしたが、それよりは多いです。変わらんか。卒業して早い人は43年ですが、仲の良いOB会です。

 

このときはまだ良かったが

f:id:acsekitori:20171127214959j:plain

宴たけなわですが、まだ女性2名、男性1名は仕事が終わっておらず来ていません。

ここでいちばん手前のベージュのウェアを着たY先輩の様子がおかしいことに気づきました。その隣に座られている、同じく一期生のO先輩が久々の参加でしたので、同期同士で話しが盛り上がり、酒も進み。

で、Y先輩が立ち上がるときにふらついていたので、左端に座られているオートバイミーティングや北海道ツーリングでいつもお世話になっているT先輩に声を掛けて二人で肩を抱えながら屋外にあるWCへ連れて行ったのです。

部屋から一旦外へ出て、階段を少し下ったところにトイレ棟があります。

トイレにも階段があり、そこはすいすい登られたので油断しました。まさか先輩の逸物をつかみながら小用してもらうわけにもいかず、外で待っていました。

で、元気におしっこが終わったとの報告を受け、我々が先に歩いたのが迂闊だったんです。私としたことが、油断禁物。

トイレ棟から部屋までの山道階段が、ちょうど中間点で70度ほど右に曲がっているのですが、T先輩と話をしながら歩いていて何気に振り返った途端、私の視界からY先輩が消えました。

手すりがあるところと無いところがあるのですが、その隙間を狙ったように、1m程下のBBQ場へとダイブしてしまったのです。

 

すぐに駆け下りて、まず気を失っていないかの確認。

返事はあります。額からの出血が気になりますが、首はなんとか痛めていない模様。救急車を当然考えましたが、とりあえず直ぐに部屋からティッシュを持ってきて止血。

右手も左手も、両足も動きます。

むしろ顔面を打ったものの、その擦過傷がクッションになったようで、首の痛みやしびれは訴えていませんし、生年月日や氏名、今日の日付などをしっかり答えてくれましたので、本人の希望もあり救急車は見合わせました。

 

f:id:acsekitori:20171127220430j:plain

f:id:acsekitori:20171127223851j:plain

これで心肺停止や意識喪失があればおおごとだったのですが、まあ大丈夫だろうと判断して布団を敷いて休んでもらいました。時は21時ころ、まだ宵の口です。

起きてきたY先輩の額の傷が痛々しいですね。

 

これで終わるはずでした、アクシデントは。

私は相当、いろいろな現場で場数を踏んでいます。レスキューでは素人ですから、もちろん救助の現場だけではなく、撮影の現場や家族問題の現場、そして自らの人生の進退を賭けた病気との戦いの現場です。

ですが、この日は相当な体力と精神力を要しました。いっぺんにくるからです、トラブルが。まだまだ修行が足りませんね。

 

次のアクシンデントは、酒の席ではまあよくあることですが、酒宴の場所が悪かった。

やはり、山小屋へ行くのはもう無理なメンバーが多いのでしょうか。

 

Y先輩も時折座るまでに回復し、私はレスキュー疲れを取ろうと、ビールを再び飲み始めた矢先。

十年ほど前に脳梗塞を患い、まだ多少ろれつと右手に障害が残っている四期生のH先輩の姿が見当たりません。その病気の重さを知っているメンバーが、飲み過ぎるなと忠告していたのですが、やはり久々のOB会で気分が若かりし頃に戻ったのでしょう。

みな、Y先輩が重態に堕ちいらなかった安心感から誰がいなくなろうが、構っていない様子です。

しかし、私も人のことは言えない病気の現役患者ですから、酒のペースを落としていたのが幸いしました。

小用にしては遅いし、うんこをしているにしても、その格好のままで大個室で寝ていたらH先輩も末代までの恥だろうと思い、一人捜索に出かけました。夜風はたいへん冷たく、ダウンジャケット無しではさしもの野生熊の私でも身震いするほどです。

 

先ほどのY先輩の滑落現場を重点に捜索しようと思っていた矢先、何気に、本当に何気にその5m程手前の植え込みが気になったのです。

ちょうど山小屋の陰になっており、街灯は届かず真っ暗の植え込みの中に、二つの足先だけあるのを発見しました。斜面に頭を下にして、足先だけが見えたのです。

100kgはあろうかとのH先輩、私だけで引き上げるのは不可能です。

直ぐに部屋に飛んで帰り、元気そうなメンバーを厳選してレスキューの必要性を訴えました。すこし女性陣を中心に部屋がざわつきましたので、被害拡大を防ぐために、落ち着くことを指示しました。

 

そして、3人がかりで斜面から要救助者を引き上げて、すぐに安否確認。

返事はありました。

植え込みに倒れこんだのが幸いして、今度は怪我も無さそうです。またまた布団を敷いて、二人目の安静命令。そう、幹事であり、いつもチーフリーダーを拝命している私からはもう先輩だろうが要救助者ですから、命令です。

 

これで終わるはずだったんです、本当に。

もう、退院直後の私は疲れてきていました。

 

女性2名が仕事を終えて到着してすぐの、レスキュー騒ぎ。

先に寝かしつけたY先輩の額の惨状を見て少し動揺していましたが、安心させて飲み会を再開して1時間ほどは、ようやく平穏な時間が流れ始めていたんです。

 

すると、後から来た五期生女性のM先輩が、

「ドワレくん、危ないかも!!!」

と絶叫しました。

その指差す方を見やると、なんと後から寝かしつけた転落者其の2のH先輩が、仰向けで一言も発しないまま、嘔吐していたのです。

普通、酒飲み会場での嘔吐は、ゲロゲロゲロとカエルの大合唱になりますから、すぐ気づくのですが、本当に無音でした。

 

むしろ、転落よりこれがヤバイ。

まずは二期上の女性、C先輩に、

スマホの用意して!119番の用意!」

と命令しました。

要救助者2の二回目のレスキューを行うべく、ティッシュを持ち、のっしのっしと近づいた私は、極めて冷静を装って鼻と口から嘔吐物をかき分けつつ、彼の心臓に手を置きながら声を掛けました。

最初返事が無かったのですが、気道確保が済んだ瞬間から声が出ました。幸いな事に、嘔吐物は口中にとどまり、気道へは入っていかなかったようです。

すぐに、

「あ〜っと言って」

と言い続けると、当初は弱々しく、次第に元気に声が出てきました。

 

脈も平常、心肺へはまったく影響が無かったようです。

119番は今回も見合わせました。

やれやれ。

 

これが、アクシデントの顛末です。

あと、深夜に見知らぬ大学生が勝手に入室してきて、追い返すと靴を履き間違えて帰るとのおまけまで付きましたが、もはやそれしきの事態はアクシデントとは呼びません。

 

もちろん、当事者2名は深く反省していたようです。これが大都会の飲み屋なら、あそこまで深酒することは無かったでしょう。

勝手知ったる仲間と、山の話に花が咲く。

場所は山小屋。いつでも寝られる、との安心感からつい自宅のようなやすらぎを覚え、飲み過ぎてしまったのでしょう。

しかし、もう60間近なのですから、酒はもう少し控えめにしなければなりませんね。

 

これらの文章のうち、私の判断ミスが何点かあったと思います。

言い訳ですが、私も疲れている上に酔っていたのでしょう。プロを呼ばずに、医療従事者でも無い自らの手だけで判断・処置を済ませてしまいました。

これは結果オーライで笑い話で済んだのですが、死亡事故へ繋がっていたとしたら、やはり重大なミスだったと思います。

 

しかし、これが車道など遠く離れた本当の山中なら、119番が繋がったとしても、救急車なんか来ません。夜間であり森の中ならヘリも無理です。

その時にどうするか。

長らく登山を休止中の私ですが、再開へ向けて貴重な一晩となりました。

2017.11.27記

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

三脚/業務撮影機材 〜支えるものが強ければ、気持ちもぶれない〜

f:id:acsekitori:20171124113404j:plain

2017.11.24 写真の仕事

ランキングに参加しています。励みになりますので、お手数ですが押して頂ければ幸甚です。

どうも、シバク・ドワレです。

退院して1日ゆっくりしたので、早速仕事に出かけました。待つ時間が長い撮影なので、機材紹介をば。

 

三脚、みなさんは持ってますか?別に夜景を撮らなくとも、有ればすごく便利ですよ。一家やカップルの集合写真を撮る時はもちろんですが、風景写真を撮る時にアングル固定に役立ちますし、大きなレンズでスローシャッターを切る時には必須です。

旅行に持っていくような目的で売っている、安価なアルミの軽いものは止めたほうが良いです。風に吹かれれば、一撃で倒されますから。大事なカメラがおじゃんになりますよ。持って行かないほうがマシです。

自分の担荷能力の限界まで重たいほうが良いです。しかしカーボン三脚は軽いのが売り物ですから、それには秘策がありますので、後述します。

 

私は写真撮影を生業にしていますので、多く持っている事を自慢しているのではなく、プロなら当たり前の使い分けを紹介します。

一覧しますと、重たい順に。

1.Quickset HUSKY 三段(アメリカ製)→主に室内の固定撮影に使用

2.GITZO CREMAILLERE2(フランス製)脚部+.Quickset HUSKY雲台(アメリカ製)→車移動のロケ時の主力

3.SLIK カーボン品番不明(日本製)→足が長いカーボン、電車取材時に使用

4.belbonカーボン品番不明(日本製)→足が短いカーボン、トレッキングや町並み歩きに使用

 

 

f:id:acsekitori:20171124113949j:plain

f:id:acsekitori:20171124114755j:plain

f:id:acsekitori:20171124114811j:plain

この三枚の画像が、私の主力機種のジッツォ脚+ハスキー雲台+スリックストーンバッグです。

これが私の考える最強。ジッツォの脚は細身の割にはとんでもない剛性感で、多少押したくらいではびくともしません。しかし、その雲台の使いにくさたるや、3本の指に入るのでは?ってくらいです。ですので、反対に使いやすさトップクラスのハスキーの雲台のみを購入して付けています。くっそ重たいですがね。

で、ストーンバッグ。一番上の画像、下の方に写ってる正三角形のやつです。

私は「石載せ」と呼んでいますが、パッと見ると普通にストロボメーターやフィルター類などの小物を入れるのに便利そうですね。室内だと、その通りで重宝します。

実は、これが文頭でお話しした、秘策なんです。

ずいぶん昔から市販されていますから秘策でもなんでもないのですが、ご存じない方へ説明しますと、三脚は前述のように軽いほど風や衝撃に弱く、倒れやすい。高価なカーボン三脚は持って歩く事に重点を置き、驚くほど軽いのですが、この安定性との二律背反が生じます。

そこで、この石置きに2リッターのペットボトルや、それこそ布に入れた石などを置いて、センターに重心を置きつつ引力の助けを借りて三脚を安定させるのです。これは便利ですよ。

 

ビギナーの方へ

蛇足ですが、三脚の初歩の使い方。

まず、ひっくり返して脚を伸ばすのですが、全部伸ばさない時は閉じたまま伸ばして行き、長さを統一します。それをせずにいい加減に3本を伸ばすと、傾きが生じて水平垂直を取るのが難しくなります。

あと、カメラを載せてから被写体に向けて、必ず1本の脚に平行になるように、つまり脚に向かってレンズを突き出すように回転座を回して固定します。

これをしないで、2本の脚の中間部にレンズが向いていると、簡単に倒れてしまいます。

 

文章で機材を説明しても、なかなか伝わりにくいかもしれませんね。

引退したらカメラ教室でも開こうかなあ。

先生って呼ばれるのは嫌いですけどね(美容師さんやメークさんは写真師のことを先生と呼びます)。

2017.11.24

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

退院祝い/闘病記 〜晴れやかに腹一杯〜

f:id:acsekitori:20171123181837j:plain

2017.11.23 勤労感謝の日エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

昨日無事に退院して、帰り道。青い服を着たライダーが白いオートバイにまたがり、私を停めました。そして、退院祝いに青い紙をくれると云うのです。辞退しましたが、強制されました。悲しい。

 

f:id:acsekitori:20171123181758j:plain

心から反省し気を取り直して、夜。

ノーブランドですが、国内産交雑牛で鉄板焼きしました。高い交雑牛になったなあ。。。(-_-)

もりもり食べれるかと思いましたが、一月半、超少食で過ごしましたので胃はすっかり小さくなっているのでしょう、7枚ほど食べて後は妻にたっぷり栄養補給させました。

もう、サシの入った部位はあまり食べられません。肉を補給するには、鶏肉か牛の赤身が良いですね。筋肉維持のために、肉は食べ続けなければなりませんしね。

 

ビールも、一月半ぶりです。

死ぬほど美味いかな、と期待していましたが、それほどでもありませんでした。ですから、大ビン一本飲んだら止めて、チューハイに移行しました。

こうやって、身体とオツムは徐々に健康を取り戻していくのですね。

 

やっぱりラーメン

f:id:acsekitori:20171123182610j:plain

明けて11/23。

茨木市に所用があったので午前中に済まし、たまたま見つけたどれが店名か解りにくいラーメン屋に寄ってみました。たぶん、店名は麺屋ふくちぁん。

大阪にチェーン店の大阪ふくちぁんというラーメン屋がありますが、関連は不明です。

 

f:id:acsekitori:20171123183119j:plain

f:id:acsekitori:20171123183135j:plain

もちろん貧乏性の我が家のこと、立ち寄った最大の理由は期間限定二玉まで替え玉無料の文言につられてのことです。

これだとどんなラーメンを頼んでも、そのラーメンの金額だけで済みますからね。

今日は¥780のふくちぁんラーメン(焼き海苔・メンマ・チャーシュー三切れ・青ねぎ・煮玉子一個入り)にしました。にんにく辛味噌からし高菜・紅生姜などは専用のバーがあり、無料で取り放題です。

 

とんこつ推しですので、博多ラーメンかな?と思って頼んでみました。麺の固さは粉落とし・ハリガネなどがある長浜風でしたので。

でてきたラーメンのスープは、こってり濃厚な久留米ラーメンのそれでした。

私の父は久留米の墓に眠っていますので、いつも墓参の折に久留米ラーメンを愛好していますから、妻ともどもこんな近くであの濃厚の味わいが楽しめるとはと喜びました。

がんの再発前なら間違いなくふた玉の替え玉、つまり計3玉を平らげていたでしょうが、もうさすがに替え玉一丁で限界ですね。食べようと思えば入りますが、せっかく旨し!と思った気分が台無しになってしまいますからね。

 

ああ、満足満足。

と思いきや、明日はいつもオートバイでご一緒してもらっている飛騨のT先輩が大阪で開かれる山岳部OB会の前夜祭に、我が家に来訪してくれるのです。

 

さあ、スイッチも入れたし、飲むぞ!食べるぞ!おしゃべりするぞ〜〜!

2017.11.23

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

リターンライダー&アルピニストへの危惧/雑感 〜持続する意気込みこそが、持続できる力〜

f:id:acsekitori:20171121190852j:plain

2017.11.21 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

今回で、ちょうど300記事に到達です。ブログを書き始めて1年と3ヶ月。あっという間でした。

ツイッターのような老人のつぶやきみたいなのはいやだから、1日1本/1000wを目標にしていましたが、それには及んでいません。

しかし、まだまだ綴りたいことは残っていますし、これからも増え続けるでしょう。

 

今宵は出所前夜、最高の気分です。

シャバの空気はうまいやろなあ。

 

と、私が言うとシャレにならんと怒られるので、普通に。

明日、やっとこさ退院できます。病院食の夕餉も、今宵がラストです。と言ってもまた12月中旬に入院ですが。

三回のケモを順調にこなして、夏に吐血した胃の調子も最高です。今の薬に体も精神も馴染んできたのか、副作用もおとなしめ。数々の小さい症状は出ますが、そのための入院治療なんですぐにケアしてもらい、万全です。

ほぼ梅干しで腹の調子を治しました。南高梅最高ですね。

身体のリフォーム完了!

 

今は、次期自作キャンピングカーの内装設計で日々嬉々として奮迅しとります。まるで、遠足前日の小学生みたい。なんかこれ、前も書いたなあ。確かSC38・サンパチの納車前やったかな。いや、北海道ツーリングの出発前の高揚した気分やったかも。

 

旅は計画が四割、実行が四割、後日の整理が二割。とも前に書きました。特に登山は事前の計画が生死に関わります。いきあたりばったりで高峰に挑むなんてもってのほか。ルートのリサーチと装備の計画命です。

ツーや車中泊では、どこへ行くか考えずに臨むのも楽しみのひとつですがね。 それでも、食事場所や入浴、宿泊地などを調べずに行くとその場で苦労しますし、ハズレに遭遇する可能性が高まります。

 

オートバイやクルマの納車前が、この計画段階に当たりますね。ひょっとしたら、いちばん楽しい時期かもしれない。無論、購入後に内装工事をしたりキャラバンをするのが楽しいに決まってますが、脳内であれやこれやと妄想を膨らませ、何回も何回も白紙に戻しては設計し続けるのが楽しくてしょうがないんです。

 

自称少年は眉唾

よく、壮年や老年が自分のことを「永遠の少年」とか言ってますが、私はそうは思ってません。そういうことを自称する人に限って、夜の社交場で羽ばたいている蝶たちと戯れたり、ゴルフの仲間とアフターに余念が無かったりするからです。

少年の心を持つことは大事ですが、それよりも私は、老人になっても青少年の時にしていた行動が実行できるほうが大切だと思っています。

もちろん、身体は衰えていきますし、頭脳だって明晰な判断力は低下するでしょう。その中で、どれだけ現状、いや若い頃の遊びや仕事をキープできるか。

 

その本懐を遂げるには、やり続けることが重要だと思います。

リターンライダーの事故が最近問題になっていますが、登山も一緒。昔取った杵柄では、良い餅は搗けないのです。知識は十二分に残っていますが、その筋力・瞬発力・動体視力などがとても二十代の頃には帰れないのですから、あの頃と同じ動きが取れないのも仕方ないでしょう。

ましてやオートバイの世界では、子育てが終わり資金が潤沢に使える5〜60代が大型車の中心世代。それが降りてから30年も経っていたり、その年齢で免許を取得仕立てでは事故が起こるのも不思議ではありません。

 

継続は力なり。

私は、ぶれずにがんばってあの頃のままの遊びをし続けます。

アルプスにも登りたいなあ。

2017.11.21

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

空/心の詩 〜窓がなくとも心に窓を〜

f:id:acsekitori:20171120142915j:plain

2017.11.20 詩

どうも、シバク・ドワレです。

長かった入院生活も、あと二日。

 

 

 

f:id:acsekitori:20171120144852j:plain

大都会にも 空がある

高い嶺のような蒼さは無いけれど 心を爽快にはしてくれる

この空が無ければ 心が閉じてしまう

大空には 雲がある

快晴の日にだって すぐに現れていろんな形を見せてくれる

雲が無ければ 人は想像力を失ってしまう

 

空の向こうには 限りない夢が拡がっている

その夢を追うことが 私の仕事

夢が終わらないように 心の窓を開け放とう

2017.11.20

 

f:id:acsekitori:20171120145911j:plain

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

贅沢/雑感 〜座って半畳、寝て一畳〜

f:id:acsekitori:20171119233218j:plain

2017.11.19 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

贅沢。これの尺度は難しいですね。

Aさんにとっては日常の何気ない買い物でも、Bさんには清水の舞台から飛び降りる心境になるかもしれませんから。

 

画像は、スーパーで売っていた松茸弁当。19時を過ぎて半額になっていました。定価は¥498ですから、約250円ですね。これでも私には、毎日毎食買うとしたら贅沢です。

値段はともかく、職人技で究極まで薄く削ぎ落とされたまったけは、晩秋の侘しさを感じさせてくれるには充分でした。

 

私は先般ご承知の通り、今年の春に大型免許を取得して、すぐに1300ccのオートバイを購入し北海道にツーリングにまで行きました。そして今度は、新自作キャンピングカーのベースとなるニッサンキャラバンスーパーロングハイルーフの契約です。

金額の多寡よりも、その行為が贅沢でしょう。

でも、しかし、だって。

言い訳への助詞三連発。

 

私の今度のクルマは、レクサスやらベンツやら、ショップ製高級キャンピングカーやらよりははるかに安いんですよ。雲泥の差です。愛馬のホンダX4 typeLDも、発売当初に不人気だったため希少価値は付いているものの、1300のオートバイとしては安い方です。

 

 ローンも借金

さて、贅沢を推し量る尺度として、借金がありますよね。

どんな車であろうがオートバイであろうが、ローンを組んで購入するとなると、なんらかの家計への影響があります。月々数千円くらいのローンなら組まないですから。

私は、いずれも現金で購入する予定です。ですので、いま二ヶ月もの納車待ちなんです。年明けにまとまった入金があるのが判っているので、できることですが。

 

これが現金ではなくローン、つまり借金をしての購入なら私には分不相応、明らかに贅沢です。しかし、世の中には私と同じ自由業と税法上区分されていて同列のはずなのに、経費を潤沢に行使して節税のためにローンを組んだり運転資金を調達し、豪華な暮らしをする人がいますよね。例えば医師、例えば弁護士。

別に羨ましくはないですが(ホンマですよ、私は変人ですから)、上手いことやってはるなあ、とは思います。

 

なんでこんな話になったかと言うと、ここ何日かで、超低額もしくは無償で譲りますアプリで、近郊の善良な人々からアンティークの家具をたくさん仕入れたからなんです。もちろん、次期キャンピングカーの内装です。

それで妻となんとなく新車のキャンピングカーの話になり、私の性格上、既製品のお仕着せでは飽き足りるはずもなく、絶対自作の方が良い結果になる、と妻にお褒めを戴いたのです。

 

物事の価値観は人それぞれ。

ピカピカの新品調度品に囲まれてご満悦の人も居れば、私のように古いものを再利用命の人間も居るのです。

 

これからは、アンティークリサイクラー・ドワレと呼んでください。

2017.11.19

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

ブーム/取材活動 〜沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす〜

f:id:acsekitori:20171118155430j:plain

2017.11.18 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

先日、病院近くの銀行に行ってみたら、紅葉が終わっていました。

 

今年も名所には行けなかったなあ。まあ、箕面のお山なんかに撮影に行っても人だかりを撮るだけやし、雑菌と云う名のありがたくないお土産をいただくのが関の山なので、それで良いでしょう。

今年は10月末から11月頭にかけて、京都へ多数取材に出かけましたが、例年より観光客が少なかったような気がします。私が駅に居た時にたまたま少なかったのか、全体量が低下しているのかは不明です。

 

京都に限らず、北海道から沖縄まで、全国の主要観光地はほぼ七割はJRなどで来る日本人より観光バスでの外国人観光客に埋め尽くされていますね。これは観光産業に携わっている人にしたら、どうなんやろう。

大阪ミナミの心斎橋などは、ブームになる10年以上前から中国人による爆買いで、日本の地方から来た人はその巨大スーツケースに疎外されて歩くのもままならない状態でした。

いまはその爆買いも少しは沈静化したようですが、業界人に聞いた話によると、依然観光バスの数が足らず、小学生の遠足や社会見学に依頼する時に価格が高騰して親や学校が困っているそうです。

 

他に感じたのは、大阪〜九州でのフェリー内での一コマ。

食堂と言わず大浴場と言わず、パブリックスペースで談笑する韓国人観光客たち。談笑は良いのですが、その音声がとてつもなく大きいのです。窓ガラスが割れるのでは?ってのは大げさですが、とにかく騒がしい。

この声の大きさは、京都の高台寺銀閣寺あたりなど、本来侘び寂びを感じるべき名園でも同じです。お国は違えど、行列への割り込みや辺り構わずの大声での談笑は良き風習ではありませんよ?

 

この外国人観光客への苦言とは違いますが、ブームの弊害について。

 

取材と対象店

私はよく、グルメ関係の取材に飲食店を訪れます。もうかれこれ30年くらいでしょうか、やりはじめて。その駆け出しだった頃から、いまだに聞き及ぶのが、テレビのバラエティ番組の取材への迷惑話。

Aというラーメン屋さんがあったとしましょう。

取材があるまでは、商店街をいつも買い物歩きする近所の人か、会社帰りのサラリーマンなどの常連で、だいたいいついっても八割くらいの席の埋まり方。満席になることはあまりありません。味は抜群で、隠れ家的に使われている名店です。でも、大将はそれで良いと思い、客の回転よりも味を落とさない事に全力を傾けていました。

 

それが、あるTVバラエティで、「全国ラーメン隠れ場所訪問」みたいな、タイアップ(CM)絡みではない、本来の番組制作で選ばれて交渉を受けました。

気の良い大将のこと、気軽に応じてしまったのです。制作費もかからないし、特に店の改装なども必要ないから、と。

そして、取材日近くになると、こう依頼がありました。

「〇〇さん(大将)、悪いんですけど、うちのスタッフもいますし、顔を映されたら嫌だってお客もいるんで、その日は店を閉めてくれますかねぇ」

仕方ありません。協力すると言ってしまっていますし、何より天下に名の響いたテレビ局です。実際は制作会社なんですが。

 

で、当日。

約10名ほどのスタッフがドヤドヤと店に来ました。タレント、ディレクター、カメラマン、音声、照明、ADなどなど。

店は仰せの通り閉店していますから、客に迷惑はかかりません。しかし、その大将は本当に人がよく、たまたま私の得意先である出版社の雑誌取材も同時に受諾していたのです。

こちらは、ライターと私の2名。

数の論理です。負けますわな。

待ちましたよ、ひたすら。

ようやく私たちが映り込まないスペースが確保できたので、なんとかその日の分の取材を終えて、早々に引き上げました。

 

そして、後日談。

そのバラエティは、けっこう人気の番組らしく、その回も視聴率が良かったらしいのです。放映翌日から、店の前には大行列。ただでさえ前日に臨時休業して入れなかった常連さんが、苦情を入れたくらいの待ち時間ができたそうです。

しかし、それも一ヶ月も持ちませんでした。

雑誌と違って、テレビ番組を録画して保存までする人はそうはいません。毎日のように行列が少なくなり、ついに誰も並ばなくなりました。すでに視聴者の頭には、次の番組で紹介された新しい店へと好奇心が移ってしまったのです。

そして、常連たちもその行列に嫌気がさして、他へと流れて行ってしまったのでした。

 

閑古鳥が鳴いているその店に別のメニュー取材で訪れた私は、その話を寂しそうに話す大将が不憫でなりませんでした。また常連客が戻れば良いのですが。

 

きれいに染まったカエデやもみじも、いつかは終わりを告げますよね。

終わってしまう前に、次への開拓をしなければいけませんね、何事も。

2018.11.18

f:id:acsekitori:20171118164130j:plain

画像:知人宅より北摂ニュータウン

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

入院、欲望と超越/闘病記 〜動かざる事山の如し〜

f:id:acsekitori:20171117215105j:image

2017.11.18 悟り

どうも、シバク・ドワレです。

10/6に入院生活を開始して、早くも6週間が過ぎました。

出された食事をいただき、欲しい飲み物など口にせず。

夜中に腹が減ろうが、寝付けない夜にワインが恋しくなろうが、ただ目を閉じるのみ。

 

まるで、坊さんのような生活です(修行僧のほうね)。

いや、私には受刑者との形容の方が似合うでしょうか。

それも、懲役ではなくて禁固刑です。

日々、耐えるだけの生活。

 

最近の拙文に気が立った文言が盛り込まれているのも、私がまだまだ修行の道半ばだからでしょう。

 

煩悩 

悟り?

悟るわけ無い!

まだ私は齢54のひよっこです。

こんな若造が爺さんのように悟ってどないしまんねん。

 

ビール飲みたいよう、寿司食いたいよう。

ステーキだって、馬刺もフグも。

 

こ〜んな煩悩満載の長い夜ですが、11/22、私達のようないい夫婦の日に退院が決まりました。

あと5日、踏ん張りどころ。

出所したら、思いっきり遊んだるねん!

2017.11.18

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

わいのキレ度100%/告知 〜そのパワーを余生に活かしなさい〜

f:id:acsekitori:20171117125239j:image

2017.11.17 憤慨

どうも、シバク・ドワレです。

暴言、ご無礼。

 

LINEで緊急開局あり。

また、妻がクソババアにイジメられた。

毎週受講している講座で、しばらく成りを潜めていたクソババアたちが大山鳴動して鼠一匹、なんかあればイチャモンを付けられる妻に矛先が向かったらしい。

なんの落ち度もない相手やのに、誰かをイジメないと自らのエネルギーのやり場に困るのだろうか。

家でいつもイジメている相手がどこかに行ってイジメ足らんかったんか?知らんがな。

 

知性の欠片くらい、お持ちなさい。

 

まったく、束になったストレスクソババアよりもタチの悪い集団を私は知らない。

 

弱いものいじめ 

わいにはヘイコラするくせに、弱そうな者を見つけると、上から目線で怒鳴りつけながら意味不明な要求を強要する。

強要罪は刑法犯やで?

わいにも同じ態度を取ってみ?

 

妻には相手にするなと言ってあるが、多少の受け応えをしなければならないのが、大人の社会の仕組みである。

 

妻をいじめる奴は、わいが黙ってへんぞ!

痒くしてやる!

黒板を耳の横に持って行って、爪で引っ掻いたるからな!

2017.11.17

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

恋文2・水車/愛の詩 〜輪廻の愛よ、永遠に〜

f:id:acsekitori:20171116200635j:plain

2017.11.16 恋文 

どうも、シバク・ドワレです。

 

水車と風車

 

君が流れてくる。

君がいつまでも流れてくれるから、俺は回り続けられる。

君が枯れそうになった時、俺は独りで回る事はできない。

君が大地の奥底から湧き出す泉をかき集め、大気から降り注ぐ露の雫をたゆらせて流れてくれるから、俺はそのエネルギーを車軸に集め、総てを動かすことができる。

 

そよ風 

君が吹いてくる。

君がそよ風になって撫でてくれるから、俺は回ることができる。

君がお日様に照らされて止まったら、俺も羽根を動かすことはできない。

そのお日様の陽炎に再び君が動かされて熱くなったときは俺が冷やしてやり、北からの重たい雲に押し流されたときは俺の羽根で休ませてあげる。

 

人は皆、一人では生きていけない。

誰でも皆、心に絆を背負い合う相手が要る。

 

風になり、水になる。

それを力に、今日も生きる。

2017.11.16 

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

登山と遊び/ライフワーク 〜心に山ありて、里に鳴動す。仰観俯察の境地で全ての旅が始まる〜

f:id:acsekitori:20171115213730j:image

2017.11.15 山と旅                            画像:大山桝水スノーパークより伯耆大山西面を仰ぎ見る

どうも、シバク・ドワレです。

今日はケモ2日目。月経と一緒で、いちばんしんどい日です(個人差あり)。

ですので、文調がネガになりました。

 

今日は登山者の優越感・排他的な側面について述べましょう。

私も現役で登っていた時にはそうだったのかもしれませんが、ハイカーではなくてクライマーやアルピニストは、登らない人、もしくは低山のみのハイカーの事を小馬鹿にする風潮がありました。

現在がどうなのかは知りませんが、SNSがコミュニケーションの最先端ツールとなってしまった憂うべき現状では、その傾向が強まっているかもしれませんね。

ほんの2、3年登山を毎週しただけで、大ベテランのようにビギナーを見下す、哀しい人達も居ると聞き及んでいますが、如何なものでしょうか。

 

これが高校や大学のスポーツクラブなら、学年の関係上仕方ない部分もあるとは思います。

しかしそれも、どれだけのハードトレーニングを率先して工夫を加味し、それらをこなしてOBや上級生に鍛え上げられたかで、状況は変わるでしょう。

顧問の言いなりに従順に盲目的に、まるで作業をするかのようにトレーニングしてるのでは、たった一学年下の後輩にキツく指導するなど、ちゃんちゃらおかしなことでしょう。そこには過去の慣例に従ったマニュアルを追従させているだけで、自主性の欠片も無いと感じるからです。

 

話を戻して、山屋(ほぼ山専で遊ぶ人)は、それ以外の遊びをする人間の事は、山仲間としては受け入れたく無い風潮があるようです。

変態妖怪の私からしたら、なんとも視野の狭い人達だな、とも思えるのですが、冬の穂高の滝谷や劔のクライミングルートなどを目指すエキスパートならまだ理解できます。暇さえあれば過酷な実践トレーニングをし続けなければ、死が待ち構えているからです。

それか、中級山岳の無雪期を登るだけにしても、山以外にうつつを抜かすとは何事や!もっと勉強しよう!と、思うストイックな方ならともかく、「俺たちは登山してるんだぜ!その辺のウオーキングやジョギングしてる人と比べられたくないね!」などの扁壺な思考回路が前面に押し出されて、他が見えなくなってる人が可哀想です。

 

多趣味が良いとは言わないが 

こういう人達には、キャンピングカーに乗り旅を続ける人など論外で、オートバイ乗りも避ける風潮があるみたいですね。

私は全部それなりに本気で楽しみ、他にもホームバー自作やオーディオに凝ったり、マイボートで大海原を滑走したり、鉄道趣味さえあります。多趣味過ぎて散財し、常にビンボー暮らしを妻に余儀なくしているのはかたじけない限りですが、武士は食わねど高楊枝。

常にグローバルな視点から業務を遂行するためにも、私は様々な体験から情報を得る必要があるのです。そんな大義名分を後付けしなくとも、もっともっといろいろな好きな事で遊びたい!

 

まあ、人の趣味なんかそれぞれですから、直接特定の人物に忠言申し上げる事などありませんが、攻撃されたら斬って捨てます、武士ですから。

 

何に付け、やり出してハマった時は他に目がいかないもので、次の休みが待ち遠しいモノなんですがね。

そんな時にこそ、遭難の魔の手が忍び寄るものですから細心のご留意を!

2017.11.15

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

ケモ室/闘病記 〜禁断の園、独り離れる〜

f:id:acsekitori:20171114155754j:image

2017.11.14 化学療法初日

どうも、シバク・ドワレです。

やってきました、抗がん剤。先週金曜日に白血球が半減してたので、こらあ当分無理やなぁ、と思ってましたが。

 

「ほんの4日でこれほど血液の組成を変えてしまう化学療法」

と、先日したためましたが、

「ほんの4日でこれほど血液の組成を元に戻してしまうドワレの回復力」

こう、どんでん返しがありました。

これは自慢してもバチが当たらんでしょ。

 

これもひとえに旅を好み、オートバイを愛し、キャンピングカーに憧憬し、鉄道とともに生きながらタイガースと妻を心の支えに応援しているからや思います。生命力の根源は、好きなことをし放題に限りますな。

 

画像は、一見すると単なる病室ですね。

しかし、この2つのベッドもケモ室(化学療法室)の一部なんです。

見たことない人に説明すると、いや大半の方はそうでしょうが、ケモ室にはマッサージチェアのような黒い豪華な椅子が並んどります。ホンマモンのマッサージチェアもありますし、漫画喫茶のリクライニングチェアみたいなんもあります。

この病院では、それが3列横並びで前後5列、合計15席ほどあるでしょうか。最初のうちはその椅子を充てがわれていたのですが、最近はこのベッドコーナーに隔離されています。理由は、私の顔が怖いからです。私の顔に直撃されたら、外来化学療法のお年寄りたちが即死するからでしょう。よって、2人用の個室を使い放題です。

ですから、院内をTシャツとハーフパンツでうろつき回る私が素足を天井に向けてブラブラさせても、誰にも怒られません。これは快適や。

 

f:id:acsekitori:20171114174203j:plain

昨日の、「毛」の記事でこの画像を貼るのを忘れてました。最近、物忘れがひどい!

頭から触覚が生えてるみたいですが、私は哺乳類です、一応。

これくらいまでハゲあがったんですが、

 

現状、ボサ毛る 

f:id:acsekitori:20171113173633j:plain

ここまで復活しとります。

めでたしめでたし。

 

こんな文章をダラ書きするくらい、機械注入の間は暇なんですよ。迫り来る吐き気と闘いながらiPhone6でブログを書いていると、時間があっという間に過ぎるんです。

 

iPhoneと言えば、先日店舗写真撮影に同行してもらった大手化粧品メーカーの営業さんが、iPhoneX(テン)を発売日翌日に持ってきてましたので、見せてもらいました。

やっぱ速いですな〜。サクサクにも程があります。

でも、私は6でいいや。まだ2年弱しか使っておらず、バッテリーも充分あるし故障知らずなのに、もったいない。

その人は、7からの乗り換えって言ってましたが、一年で乗り換えとはさすが大メーカーの正社員、大胆ですな。化粧品なんか、大事に使われたら困る商品のトップクラスでしょうから、洗脳されているんでしょう。

 

この12月で2年縛りから解放されて、買い替えのチャンスではあるんです。しかし、PC系やデジカメ、家電は新しいもんを追求したらキリがありません。メーカーの戦略上、矢継ぎ早に新機種を出すのは当然の経済活動なんですが、あまりにもそのサイクルが早すぎます。

広告宣伝に踊らされず、自分のギアは自分で判断したいですね。

2017.11.14

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

毛/雑感 〜あれば煩わしく、無ければ愛しいもの〜

f:id:acsekitori:20171113173633j:plain

2017.11.13 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

髪の毛。

これと私は50年あまり格闘してきました。硬くて、太いんですわ。おまけに多い。中学時代などは、学校の規則でサイドは刈り上げし、前髪は眉毛まで、など没個性の統一毛髪に強制させられていましたので、その跳ね上がり方といえば北のほうの国の首領、もしくは芥川龍之介みたいでした。

高校に入ると髪型の規制はなくなり、ロン毛にしたものです。すると、若干多さは目立たない。しかし、超直毛なのは相変わらずでパーマをかけてごまかし、生活指導の先生に怒られたりしたのも懐かしい思い出です。

それが、ケモをするようになって今年の年初に一回禿げ上がり、生え変わってからは絶妙に直毛が矯正され、理想に近い癖に変貌しました。

便利になったのです。

 

画像は今日、現在のものです。ナースちゃんに頭の薬疹にローションを塗ってもらっていたら、

「ドワレさんは入院中やのに、髪の毛にワックスつけて立ててるんですかぁ?」

「ちゃうわ。これは地毛なんや」

自分でバリカンを駆使してソフトモヒカンにしているんですが、ポマードもジェルも何も塗らなくても、勝手に天に向かってそびえ立つんです。まるでヘビメタみたいに。

 

これは良いですよ。寝癖がつかない。ついても、ちょっと手で上に向かって上げるだけで、画像のような髪型になります。どうやら形状記憶毛髪になったらしい。

 

ヒゲ

私は鼻ヒゲと下唇ヒゲ?、あごヒゲを生やしていますが(画像は汚いので割愛)、鼻ヒゲについて。

どうも私のヒゲは個性豊かな奴が多いらしく、頭髪のように全員まっすぐに揃って一方向へとは伸びません。1日で1mm弱伸びる活発な奴もいれば、一週間経つのに2mm伸びたかどうかの、引っ込み思案の奴もいます。それに、針金のように図太いモンも居ればシルクのように繊細なもんがおったり。

ですので、まめにカットして揃えないとちょっと路上生活者みたいで見た目がよろしくない。剃る手間に比べれば楽な方ですが、粋と洒落を信条とする私、副作用などでしんどい時はしんどい。

頭髪もそうですが、ある一定の長さで揃えた後止まってくれたらいいのに。

 

後、様々な体毛がありますが、男にとってはどうでも良いのでどうでも良いです。

注:頭上が寂しい方々へ。自慢して挑発するような記事、誠に申し訳ないです。自慢なんですわ。ペコっ。m(_ _)m

2017.11.13

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

車中泊器材 ソーラーパネルその後/自作 バンコン キャンピングカー 〜太陽光にて生活する〜

f:id:acsekitori:20171112174149j:plain

2017.11.12 車中泊を工夫する

どうも、シバク・ドワレです。

以前、ソーラーパネルを既存の10Wのにプラスして、30Wのモノを増強増設した記事を上げました。 その直後に参加したオートバイミーティングで、栃木のKさんに後日談、特にプライバシーガラス越しの発電量を報告して欲しいと依頼されていたのですが、すっかり忘れてました。

acsekitori.hatenablog.jp

結論を先に申しますと、リアのサイドウインドウにパネルを設置したのでは、ぜんぜん使い物になりません。薄茶色のプライバシーガラスなので、極端に光から電気への変換効率が悪いらしく、6日間のキャラバンで容量の20%まで落ち込んだSB(サブバッテリー)が、帰宅後10日ほど経っても40%までにしか回復していませんでした。

秋雨前線で天候不順が続いていた時期でもあったのですが、これでは旅の間に補完するのはとても無理です。そこで、ダッシュボード上に置いていた旧ソーラーパネル10Wをサイドに、新ソーラーの30Wをダッシュボードへと交換してみました。

ちなみに以前は走行中もダッシュボードに置いていましたが、今回のは大きいので危険性を考慮して駐車中のみすることにしましょう。我が家は昼寝をよくするので、結構日中の駐車時間も長いですから。

もちろん、入院中やオートバイツーリング中などは充電し放題ですね。

 

f:id:acsekitori:20170920200359j:plain

f:id:acsekitori:20170920195643j:plain

f:id:acsekitori:20171112174609j:plain

f:id:acsekitori:20171112174425j:plain

f:id:acsekitori:20171112174445j:plain

結果、サイドでは頑張っても12.0Vの出力だったのですが、ダッシュボードで南からの順光にさらすことによって通常でも12.5V、快晴時のMAXでは12.7Vまで出力を上げることに成功。

画像の中の液晶に図示された左側の太い矢印が有るのと無いのは、点滅して充電を知らせてくれているからです。

 

電気は危険

設置当初は13.7Vを示しているので喜んでいましたが、そのモードでは雨でも夜間でも13.7Vのまま。これはおかしい、とモードを切り替えた結果が上の表示です。

どうやら13.7Vが表示されるのは、単にバッテリーに接続できたとのお知らせみたいです。バッテリー残量ではありません。

安い、取説無しの輸入モンのチャージコントローラを買いましたので、試行錯誤の上に表示を模索しました。本格的電圧テスターでショートやリークの危惧を払拭しながら作業したのはもちろんです。

 

f:id:acsekitori:20171112174516j:plain

アイソレータに付いている簡易残量チェッカーを押すと、100%を示しています。

40%から80%への回復に要した期間は、4〜5日間くらいでした(正確には測っていません)。その後、タラタラと充電し続け、いつの間にか100%になった、って感じです。

 

間違っているかもしれませんが、ザクッと計算すると。

キャラバンの五夜で一晩平均して4時間、テレビや電灯などでSBを使用していますが、5日で満タンから20%に減ったとして。

105A×80%=84A

84÷5日=16.8A

1日、16.8アンペア使用していますね。一時間あたりおおよそ4アンペアです(4Ah)。

 

電流(A)=電力(W)÷電圧(V)ですから、平均12.3V発電しているとして、

x=30÷12.3

x=2.43

私のシステムでは一時間あたり2.43アンペア発電しているので、

16.8÷2.43≠6.9

およそ7時間、晴れの元ソーラーパネルに太陽光を当て続ければ元に戻る計算です。

が、車の向きや曇天雨天があるので、そんな簡単には行かないわけです。

違ったらすいません。文系なもんで。

 

ですので、ハツハツ(発動機式発電機)があると便利なわけですわ。しょっちゅうオートキャンプ場やRVパークを利用すると散財しますしね。

 

電気なんぞ使わなければこんな話関係ないんですが、デジタルカメラと電脳無くして私の生活は成り立たない!

2017.11.12

 

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

車中泊考 荷物置き場/自作 バンコン キャンピングカー 〜荷物を増やすか、広大スペースか。二律背反の悩み〜

f:id:acsekitori:20171110133048j:plain

2017.11.10 車中泊の工夫

どうも、シバク・ドワレです。

まだ広い次期車が納車されておらずグラが残っていますので、狭いミニバンでの車中泊のお話です。

 

webのメーカーサイトやネットニュースなどで、新車のキャンピングカーのカタログ写真を見かけた方も多いと思います。きれいですよね、車内。

花が活けてあったり、ワインのボトルとグラスがテーブルに飾ってあったり。

その商業主義にケチを付けるのが本記事の主旨ではありません。

 

住宅のモデルハウスと一緒で、最高の状態で展示してありますから、それはそれは広くて美しい状態です。照明も家具などが最高に見えるよう、工夫してあります。プロの作品ですから当然ですよね。

しかし、ある疑問を呈する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それは、旅の荷物はどこへ行ったんや?ってことです。

新車展示ですから、元から生活感が無いのは当たり前ですが、それを実際に使う段になると様々な荷物が登場します。

 

f:id:acsekitori:20171110135051j:plain

f:id:acsekitori:20171110135427j:plain

f:id:acsekitori:20171110134954j:plain

わかりやすく解説するために、恥を忍んで自車の車中泊キャラバン中の画像をさらけ出します。

上二つは、リフォーム竣工当時。

下は10日間ほどのキャラバンの、4日目くらいでしょうか。

 

前後さかさまの画像しかありませんでしたから同角度の比較にはなっていませんが、いざ長期の旅に出かけると荷物がいかに増えるかはお判りかと。

後部奥に見えるのは、巨大RVボックス(発電機・トイレ収納)、その上にREGZA22インチとミニクーラーボックスです。

左ではせっかくの手洗い用のギャレーが、カップ麺や飲料など山積みで使用できなくなっています。

これでは画餅ですね。

さらに右側には、ダウンベストがぶら下がっています。この衣類、特にアウター類が曲者で、雨天や寒冷時などすぐに着られる状態でなければ意味が無いので、手の届くところにぶら下げるしかないのです。

 

f:id:acsekitori:20171110135917j:plain

さらに、就寝直前の図。

冬でしたので、電気ヒーターが追加されていますし、巨大なテーブルも使用しています。クーラーの上には窓からの冷えを防ぐマルチシェードが鎮座していますが、この時は夜遅くに着いて出発は早い予定でしたので、めんどくさいから装着しなかったのでしょう、おそらく。

手前には二人分のダウンシュラフが見えています。冬山(雪山)用のぬくぬくシュラフなのは良いのですが、これもかさばる荷物の一つ。

 

他にも、1週間分程度の着替え類、ダウンジャケット、2〜3日分の乾燥食糧、当日購入した生鮮食糧や酒などが加わります。私はルーフボックスを装着していますので、ベッド下と併せてかなりの収納スペースがあるのですが、それでもこの状態です。

夏は幾分マシにはなりますが、基本的には大差無いですね。

これに、オートキャンプ場でのBBQでもしようものなら、タープや焚火台、チェアなどのキャンプグッズが相当数プラスされますので、そうなると5ナンバーのセレナクラスのミニバンでは、ちょっときついと思います。

キャンプ場に着いてからは良いのですが、その往復に道の駅などでの車中泊をして地方巡りを楽しもうと思っても、寝るスペースがありません。

 

f:id:acsekitori:20171110150640j:plain

f:id:acsekitori:20171110150659j:plain

これは昼と夜、それぞれ違うコンロでの自炊風景です。

もちのろん、換気には十二分の配慮が必要ですが、その話ではありません。これだけの装備を持って行っても、収納スペースさえ確保すれば、片付ければ大人二人が大の字で寝られます。

 

ミニバンの限界

荷物持って行きすぎ。。。もっと断捨離してミニマリスト車中泊をしろよ、とのお声が聞こえてきそうですが、私は生活全般にシンプルイズベストとは全く思っておりませんので、聞き流します。流行りもの大嫌い。

 

帰省途中の一泊だけの仮眠とかなら、何も無いベッドの上で毛布かぶって寝るだけてのもアリかもしれません。

しかし、想像してみてください。カーテンなど無い車の中、バッテリーが上がるので照明も付けず、娯楽の全く無い状態で暗闇の中スマホの灯りのみに顔を照らされた50男が身じろぎもせず車内で横たわっている姿を・・・。オバケか!

私はそんな車中泊、嫌です。それならビジホに泊まります。登山でのテント暮らしは、山という大自然があるから、何も要らないのです。

 

とにかく、憧れのバンコンキャンピングカーを買う予定の人、もしくはミニバンをお持ちでいっちょ車中泊でもしようか、って人は荷物をどうするかをくれぐれも忘れずに。

 

話変わって、

今日、入院中三回目のケモの予定日でしたが、

f:id:acsekitori:20171110142237j:plain

月曜日の採血では50あった白血球が、24に半減していました。

好中球も12.4から8.8に減っていますね。よって、1週間延期。Lowを示すLマークが極端に増えていますので、仕方ありません。

ほんの4日でこれほど血液の組成を変えてしまう化学療法。しかし、私は辞めませんよ。ジタバタあがいてもどうなるもんでもありません。これで死期が早まるかもしれないし、伸びるかもしれない。

 

旅と一緒で、治療だって風の吹くまま、波間に揺られながら沈没だけはしないように自然体で臨みましょうか。

暖簾に腕押し、糠に釘。

2017.11.10

ランキングに参加しています。

にほんブログ村 バイクブログ バイク旅へ

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。

スポンサーリンク

スポンサーリンク