春の自宅二泊三日ツーリング 二日目・北大阪丹波編/オートバイ・通院 〜丹波路に、春を求めてただ走り〜
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2019.3.26 2泊3日ツーリング 自宅〜寝屋川市〜摂津市〜茨木市〜豊中市〜箕面市〜池田市〜川西市〜川辺郡猪名川町〜篠山市〜船井郡京丹波町〜南丹市〜亀岡市〜京都市西京区〜長岡京市〜乙訓郡大山崎町〜八幡市〜久世郡久御山町〜城陽市〜京田辺市〜自宅(一部略)
どうも、シバク・ドワレです。
自宅での二泊三日ツーリングの2日目は、北摂にある大病院の口腔外科での治療からスタートです。
単なる虫歯の治療なんですが、私は転移したがんの治療をしているので血が止まらなくなる危険性から、地域の歯科クリニックでは診てもらえないのです。2回断られました。
まあ私としても、がんの治療に於ける抗がん剤などの薬品を扱った事のない歯科医に診てもらうよりも、専門チームが在籍して経験値も抜群な病院を選択するのは当然です。
昨日は春先だというのに初夏用のウェアで今にも泣き出しそうな曇り空を走り、非常に寒い思いをしました。
なので今日は厚手の米航空隊用革ジャンに、デニムベストを羽織って出かけました。下にはヒートテックとウルトラライトダウンセーターまで着込んで。
暑い。。。
羹に懲りて膾を吹いてしまいました。
空はこの上なく晴れ渡り、春真っ盛りの陽光を遠慮会釈なく私に降り注ぎます。
帯に短し襷に長し。
間は無いんかい!
見事に2日ともチョイスミスですが、暑ければどんどん脱いで行けばよいので、まあ良いでしょう。
平日休日に関わらず、朝から晩まで深夜以外は絶対渋滞する中環のゴルジュ、奈良交差点近辺。
高回転型エンジンならクラッチワーク多用で握力低下を来す状況ですが、私のX4 typeLDは別名トルクアート。13kgとの並の4輪以上のトルクが低回転よりに振ってありますから、1500回転もあればグイグイ進みます。
セコに入れたらほぼオートマ状態で走れますから楽チン楽チン。
同じエンジンを積む白バイ用のCB1300Pだとそうはいかない、と交機の隊員にかつて聞きました。あちらは主にバイパスなどの側線に隠れて100km/h以上を目指して飛ばすヤカラをターゲットにしていますから、中高速回転を重視したセッティングなのでしょう。
しかし彼等白バイ隊員も、同じライダー仲間。激務や技術を尊敬していますし、抗(あらが)うつもりは毛頭ありませんが、街中や国道ではこちらの方が有利でしょう。
虫歯治療を麻酔無しにつつがなく終えて、郵便局にも立ち寄ります。
2日後には長期入院を控えていますので、雑務は済ませておかないとね。住宅街なので、回転はごく低めで。
大阪府池田市から兵庫県川西市や猪名川町を貫き通す、イナサン(R173)を快走します。
川西市北部までは多い交通量も、この一庫(ひとくら)ダムを過ぎれば信州上高地へ向かう国道158そっくりの、ダム湖沿いのトンネル連続ルートに変貌します。
真横からではダムの全貌を捉えにくいので、展望台へ向かいましょう。
この急なる階段をエッサエッサと登ると、休憩所を兼ねた展望台があります。
ところが、南の川西市街地方面は良く観えるのですが、肝心のダムは手前の施設がジャマをしてあまり見えません。
目を凝らしていると、下の方のダム直前に柵があり、遊歩道もあります。すぐさまそこへ転じました。
桜はチョロから五分咲きくらいかな。
思惑通り、放水を眼前に捉えて満足です。
このダムは発電所ではなく、主に治水用ですのであまり放水シーンを見る事が出来ないのですが、たまたま貯水量が多くなったのでしょう。
ラッキーでした。
そこからガラガラのイナサンを北上、大阪の北限である豊能郡能勢町にある毎度毎度の博多地鶏唐揚げ屋の市右エ門に立ち寄ります。
妻はジューシィな唐揚げを好むのですが、私はここのサクサク割れてノンオイリーな堅めの若鶏が大好物なんです。熟す前の少女、って感じかな。あ、セクハラ発言ですな、失礼。鳥の話ですよ。
大分中津ほどニンニクは効いておらず、地鶏の風味満点です。
必ずセットで買うモモと赤身のタタキも忘れずに。今日は宮崎風炭火焼も妻への土産に求めましたから予算オーバーですが、入院すると食欲ゼロの状態が必ずきますから、最後の贅沢です。
ところで、度々登場するペケヨンの下からのアングル。なぜこんな変な構図を載せるのか?
実は、時系列的にチタンエキパイの焼け具合を楽しんでいるんです。それにしても1日2回は多いやろ?
いや、私はこのベビーフェイス製のチタンフルエキマフラーをめちゃくちゃ気に入ってしまい、その音と風貌を楽しむために乗っていると言っても過言ではありません。
ですので、撮りたくてしゃあないんですわ。
こどものおもちゃですな。
下へ続く
大阪の北海道、能勢町
大阪から北海道へのメーンルートであるこのイナサン、途中でR27となり舞鶴へと向かっていますので、超大型トラックやトレーラーがよく通ります。
登坂車線の無いところで彼等に続いた時は、無理な追越しはせずに写真撮影をしてやり過ごします。
別名、大阪の北海道・能勢町。
標高もグングン上がっていますから、樹々の緑には程遠く、まだまだ冬景色です。
この辺りから、今日の厚着がちょうど良くなってきました。春先のウェア選びは難しいですな。
特にこの能勢町天王集落は、標高が約700mくらいありますから、冬はよく積雪します。
国道や民家前は除雪されますが、少し山に分け入った籠坊(かごんぼ)温泉辺りまで行くと、50cmくらいのバージンスノーを楽しむことができます。
私はかつてランクル60やデリカスターワゴン・スペースギア4WDでスノーアタックを楽しみ、クルマでは不可能な場所からは歩いてラッセルトレーニングに勤しみました。
このイナサンの府県境峠越えは、速度制限が無いのなら100km/hくらいがちょうどいい高速コーナーが続きます。
前車であるXJR400Rではガチャガチャと変速しながら越えたこの峠も、CB1300DCならトップに入れっぱなし。
快適ではありますが、なんか苦労した日々が懐かしいかもしれません。が、やはりその快適さが安全に対する余裕に繋がり、大型に乗り換えて良かったです。
5月から、住民投票の結果による丹波篠山市へと市名変更がなされる篠山市を通過して、京都府船井郡京丹波町の道の駅瑞穂の里きらびきへやってきました。
なにやら怪しげな、ケッタイな顔出し看板があります。
警察がこさえたような感じですが、全国顔出しグランプリがあるなら上位入賞するのではないでしょうか。
敢えてそうしたのかどうかは不明ですが、お世辞にも上手いとは呼べないその手作り感満載のペンキ画が、実車の二輪後部を取り付けた絶妙なる田舎モニュメント感を醸し出しています。
もし小・中学生が書いたのならごめんね。ヘタウマ感がとっても素晴らしいですよ!
それにしてもこのパパさんライダー、子供妖怪?をフロントシートに乗せて、自分はどこに跨がっているのでしょうか。
タンクで潰れますよ、大事なものが。
ハーレーのカップルも日向ぼっこでくつろいでいます。
彼等も集団化して騒ぎさえしなければ、良きライダーなんですがね。なぜハーレー軍団は、互いに写真を撮り合う時に、中指を立てたり舌をあらぬ方向に出して顔を歪めたりするのでしょうか。
日頃の仕事へのストレス発散?
自分をイカツイ人間だと思わせたい?
それがアメリカの自由の象徴だと勘違いしているのでしょうか?
よくわかりません。
ほんとうに怖い人は、態度に表さなくてもオーラが滲み出ているもんです。
瑞穂からはR9ですが、京丹波町の中心からは軽トラやおばあちゃんドライバーが増えて一気にペースダウンします。
道の駅銀座でもありますから、カリカリせずに適当にお茶を濁してやり過ごしましょう。
ペケヨンにもお茶を飲ませないとね。
亀岡からは高速道路に乗ればアっという間に帰宅できますが、ポリシーに従って下道を行脚します。
明智光秀率いる軍勢が下って本能寺を目指した老ノ坂峠を越え、京都市西京区へ入りました。ここから五条などの中心部へ向かうにはそのままR9を進みますが、私は北河内居住ですのでショートカットし洛西ニュータウン内を通過して、天下分け目の天王山麓の大山崎町を目指します。
このあたりは古代よりの旧集落が残っている歴史的な土地ですから、ナビに従って走るととんでもなく細い道を案内されたりします。
いくら二輪とは言え、300kgの巨体を方向転換させるのは難儀しますから、iPhoneのグーグルマップと勘を頼りにより快適な道を選びます。
旅人が住人の安らぎに騒音をふり巻かないためにも。
名神と京都縦貫道が交差する大山崎ICからは、高速下の快適な側道が我が家近くまで続いていますから難なく帰宅しました。
お楽しみの鶏セットで、治してもらった虫歯を労わることなくガツガツ喰らって2日目終了!
2019.3.29記
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。