Apple/食糧と機材 〜不揃いではなく、妙に揃った林檎たち〜
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2019.4.26 エッセイ
どうも、シバク・ドワレです。
私はりんごが大好きです。
ブランドりんごはもちろん美味いと感じますが、サンふじなどの6個入り¥498とかでぜんぜんオッケー。同じパッケージに入っているのにめっさ甘いやつもあれば、無味無臭なのもある。当たるも八卦、当たらぬも八卦。
そんなくじ引き気分を味わえるのもまた楽し。
下へ続く
機械たちも
当然ながら、デジタル製品たちもAppleで統一。
なんで当然かよく判りませんが、1997年から仕事上しかたなく始めたPCは、マッキントッシュのPerforma7300(うろ覚え)ってやつでしたから、それ以来、MacOSしか触れない私はずっとMac一筋です。もちろんその頃はiPadはもちろん、iPhoneもありませんでした。
なんか年寄りの昔話風になりますが、懐かしくてつい。
大学二回生の時に初めて触ったコンピュータは、実はMacでもDOS/Vでもなくて、ナショナルが出していたなんたらコンピュータでした。MSXが出る前の、パソコンとも呼ばれていないシロモノです。
ハードディスクはおろかフロッピーさえ無く、カセットテープがメモリ代わりで、もちのろん容量などあって無きが如し。今で言う所の1MBも無いでしょう。白黒のモニタには単にアルファベットが羅列されるだけで、それで何をしたかと言えば攻略本みたいな解説書を買ってオセロゲームのプログラミングをしただけでした。
それが、大学を出て勤めていた写真スタジオが事務用に購入したWindows3.0を見た時、時代の変遷を予感しました。
しかしそれは、まだアルファベットが白黒からカラーになっただけで、DOS言語なる日本語ではないコマンドを打ち込まないと動かない、基本的には私が学生の時に持っていたのと変わらんやつでした。
確かWindows95で初めてモニタ上に窓枠(ウインドウ)が出て、その中に日本語でファイル名や内容が出てクリックするだけで動くようになったんちゃうかな。
そしてフリーランスフォトグラファーとして独立し、フィルムが無くなることを予想して初期のデジタル一眼レフ購入とともに導入したのが、先述のPowerMacintosh/Performaだったんです。たしかOSはMacOS8.0。
当時の最高機種は六十万円くらいしたのでとても手が出ません。
そのパフォーマでも、デスクトップの本体と17インチブラウン管モニタ、キーボードとマウスなどなどで三十万は払ったはずです。とても痛い出費ではありましたが、当時乗っていた既製品のキャンピングカーに比べたら屁ぇみたいなもんでしたし、現在のデジタル一辺倒の世の中を思えば、その先行投資は十二分に役立ちました。
初めて店頭でMacを触った時(普通の家電量販店にはNEC/PC98を始めとするウインドウズ系のDOS/V機しか置いて無かったので、PC専門店)、顔見たいなゴミ箱や本を模したフォルダやファイルなど、その可愛いアイコンに一発で虜になりました。
いまの若い人がこれを読んだら、オッさんなにネゴト言うてんねん!ってなもんでしょうが、当時のWindowsには可愛いアイコンすら無かったのです。アイコンの代わりは、四角い箱にフォントでフォルダ名だけ書いてあったのかな。
これをあまり書きすぎるとApple教の信者丸出しですが、初めてGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を採用したのがMacです。つまり、難解なDOS言語など知らなくても、モニタに映っている可愛い絵を押したら操作できる。直感的な作業を必要とするカメラマンには、それしか無かったのです。
以後、よく知りませんがWindowsOSはずっとMacOSを追いかけているのでしょう。
反論は受け付けません。その論争は邪魔くさいので。
今ではPhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブソフトはMacだろうがwinだろうが使えて当たり前ですが、20数年前は写真をいじるにはMacの一択でした。winはオフィスなどの事務用マシンで、逆に言えばクソ高かったマイクロソフトのOfficeを持っていなかった私は、Macで経理をするのは大変でしたが。
HDDは内臓2GBから始めて、RAM(メモリ)は8MBくらいやったかな。外付けHDDも4GBとか8GBの時代で、それでもとてつもなく高額でした。単位を間違ってはいませんよ。HDDは2TBではなく2GB、RAMは8GBではなくて8MBです。
撮る方のデジカメも100万画素くらいしかなかったので、なんとかそれでデータの編集をできたのですが、一回撮影から帰って色調など触ろうものなら、一晩かかってました。
仮に当時のマシンで今の画像を編集するなら1画像に24時間くらいかかるかも。ってか、メモリ系ももちろん、CPUが能力不足で虹色の風車がぐるぐる回りっぱなしで作業不可能でしょうね。
その後、PowerMacG3(青白)、同G4、同G5と買い替え/買い増しは続き、IntelCPUの時代を迎えます。一度Mac miniを挟みますが、もうデスクトップで作業するだけの仕事だけではなくてキャンピングカーを移動事務室として取材現場で編集/送信する形態に変わりました。
必然的にMacもラップトップに取って代わり、それからは自宅では性能優先で主にMacBook Pro17インチ、キャンピングカーや病院では携帯性に優れたMacBook Air13インチを使用しています。どちらもノートPCなのは、キャリブレーション(色調を揃える)の意味からです。
HDDはなくなってSSDになり、起動も落とすのも10秒くらい。
パフォーマなどのアイコンパレードで起動に2分くらいかかっていたのを思うと、いかにも古色蒼然とした話ではありますが、それでもそれが無かったら今の私は存在しない訳であり、その意味では古今独歩とも言えます。
携帯電話としては現在iPhone6、それを補完するマシンとしてiPad Airを使用しています。
つまり私の考えでは、携帯電話は電話なのですから可能な限り小さく、しかしPC的な役割も必要。そこでiPadを常時持参することで画面の小ささに対応しているのです。アイフォーンもアイパッドも、もう二世代くらい前のマシンですが、私には必要にして充分な機能・性能。最新のを追いかけていたらいくらお金があっても足りませんし、使えるものを捨てるのはもったいない。iPhoneの利点としては、バッテリーの寿命がとてつもなく長いことが挙げられるでしょう。
実は私にとっての初代iPhoneである、4sは未だに現役として機能しており、iPodを補完して携帯音楽マシンとして活躍しています。当然Wi-Fiしか使えませんので通話は不可ですが。
こんな可愛い林檎たち、私にとってはなくてはならない大切なツールです。
2019.4.26
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。