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ショートキャラバン/摂津・播磨・備前国 〜夫唱婦随、温故知新。三連休は春の悦び〜

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2017.3.18~20 関西・中国キャラバン 三日目・四日目(最終日)

どうも、acsekitoriことシバク・ドワレです。

前日に、今回のキャラバン目的地である倉敷市に最も近い山陽道吉備SAで楽しい一夜を過ごし、意気揚々と午前7時に起床しました。その目的とは、3/19日限りで引退してしまう、関西以西で唯一残っていた水島臨海鉄道所属の国鉄色キハ20の5号機を撮影することです。

 

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当然のごとく、葬式鉄たちが大挙して押し寄せています。私が選んだ撮影ポイントは、倉敷運動公園横の土手。ここの駐車場は無料であり、草野球か中学野球の練習試合に来ている人以外は、まばらな人影の広大な無料駐車場が使えるからです。路上駐車で迷惑はかけたくありませんからね。

この画像では、線路沿いに不法侵入した不届きもの然とした撮り鉄に見えてしまいますが、一応レールの側にはロープが張ってあり、係員が整理していましたので、みんなその外からの撮影です。私はその群れには入りたくなかったので、駐車場の芝生から列車を仰視撮影することにしました。

 

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さあ、やってきましたよ、さよならのヘッドマークも誇らしげに。この配色の気動車、私が大学生の頃まではちょっと田舎に行けばどこにでも走っている何の変哲も無い国鉄標準型でした。しかし、無くなるとなればやはり寂しいものですね。

心の思い出とともに、デジタルデータとして永遠に保存してあげましょう。

 

その瞬間のために 

鉄道撮影は、目的の列車が一本の場合、長いこと待機して撮るのはほんの一瞬です。私は仕事で慣れていますのでなんとも感じませんが、妻にはもどかしいようです。しかし、その一瞬のために苦労するほど達成感が大きいのですよ。

10時過ぎには撤収が終わりましたので、もう一つの目的のために倉敷美観地区へ向かいます。

 

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美観地区は重要伝統的建造物群保存地区であり、全国区の観光地ですので、このようなコインPは山ほどあります。しかし、需要と供給の経済原則を持ち出すまでも無く、地区に近いほど料金は高く、離れるに従って下落します。ここはあらかじめリサーチしてあったのでまごつくことはありませんでしたが、早めに到着したので2台分だけ空きがありましたが、帰りには満車でした。

当然ながら重伝建のすぐ近くは全て満車。料金がここの4倍ほどの、24時間¥1500くらいか、もしくは最大料金制無しの、1時間¥400ほどであるにも関わらず、です。この駐車場だと地区まで徒歩10分ほど。ウォーキングのカロリー消費にしては近すぎるくらいの距離ですが、足の悪い妻には結構な距離です。私も長い病院暮らしのサビ落としに、健康のため歩きます。

 

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遠い駐車場に止める副産物として、街並みのスナップ被写体に恵まれます。寺では無く、民家の軒先に鎮座する仏様や年老いたワンちゃんも、春の陽射しを体いっぱいに浴びて、この上無く幸せそう。どちらも私のカメラなど眼中に無く、自分のペースで庭先を満喫されていました。

 

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長い冬を終えてのお彼岸三連休ですので、混雑は想定内でした。しかし、この日はなんとも江戸時代の街並みには不釣合いのフラダンス中心の音楽祭開催中。猛練習していたであろう子供たちやご老人にケチをつける気は毛頭無いのですが、そのあまりの人ごみに恐れをなす我が夫婦。

 

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そんな中でも、切り取れば重伝建のシックな街並みを表現することは可能です。私は20年程昔に、大手新聞社の隔週刊誌で全国の重伝建を連載していたことがあるのですが、その頃と比べるとどこも各戸の店舗化が進み、以前のような鄙びたのんびり感は消えかかっています。

これには重大な理由があり、景観保存のために重要伝統的建造物群保存地区に指定されると、建て替えはおろか、勝手にリフォームすることさえ許されないのです。細かく法文化された内容は失念しましたが、その維持管理のための費用も官公庁からの補助金はごく少額で、ほとんどをオーナーが負担しなければならなかったはずです。

これでは店舗化して利益を上げないことには生活するのは厳しいですね。余所者がとやかく言うことでは無いでしょう。げんなりするなら行かなければ良いのですから。

 

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全国各地の鳥たちと会話するのが得意な私。種類や種目名はさっぱり知らないのですが、なぜか鳥とは気が合うみたいです。ここでも、遠くにいたこのサギ科?の鳥くんがわざわざ近くまで飛んできてくれました。

抗がん剤ですっかりアタマが寂しくなった私ですが、この2本の角状の毛髪?に妙に親近感を覚えました。お互い、いろいろあるやろうけど、頑張って生きて行こな。

 

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絵葉書的風景写真を何となく撮っているうちに、もう美観地区も半分を過ぎました。倉敷にはやはり、アイビーが似合いますね。

 

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お日柄もよろしいようで。

 

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たっぷり古民家と霊長目ヒト科を堪能した後、妻の目的であるチャイグラスを買いに、トルコ雑貨店に寄りました。江戸時代の和とturkeyの融和。潮岬沖の軍艦沈没救助からの親日国家である、トルコ。店員氏もなかなかナイスガイで、話も弾みました。

でも、買ったのはインドのチャイグラス(笑)

 

f:id:acsekitori:20170320201653j:plain徒歩の距離よりも、人ごみに少々疲れてきたのでグラへと帰りました。グラの番は、このネコ助がしてくれていたようです。トルコから来たのかどうかは猫語を得意としない私には判りませんでしたが、なかなかの渋い目をなさっておる。

私は広島の原爆資料館で撮影していた時、案内係のボランティアさんに

「May I help you?」

「No flash!」

と話しかけられて、日本語でおkと返したことがあるくらい日本離れした風貌らしいのですが、このネコくんもなかなかのもの。先祖は同じアラブ圏なのでしょうか。

 

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この後、倉敷市内のスーパー駐車場で昼食を摂った後、猛烈な眠気に襲われて昼寝したら3時間が経過していました。別に急ぐ旅でも無いのですが、道の駅では発電機が使えませんので、サービスエリアに宿を設えるために高速を利用します。

翌日も特に予定は無いので、走り疲れたところを宿にしましょう。

 

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結構走ったところで立ち寄ったのが、三木SA。さすが三連休の中日の晩メシどき、凄まじい大混雑です。しかし、ガードマン氏の助けを得ながら抜群の立地にキャンプサイトをゲット。やはりコミュニケーションは大事ですな。

早速宿を構築します。

 

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なんか汚い画像で恐縮ですが、最近ハマっているのがこの一人用アルミ鍋を使ったトンしゃぶ。小さいので多少調理しにくいですが、食べ終わった後はこのように潰して捨てられますので、洗い物の苦労から解放されます。

使い捨てでない食器などは、山での慣例に則って、まずティッシュで拭きます。その後、ギャレーで洗うか、持ち帰ってから洗います。ベタベタの汚れ付きのままで洗うのと、手間と水量が大きく変わってきます。

 

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この日は贅沢にも地鶏のユッケと、一本釣り鰹のタタキを仕入れていましたので、食後の一杯への友とします。昨日の飲み残しの姫路官兵衛、実に旨かった。

 

 

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明けて3/20。9時30分頃までゆっくり寝て、カップ麺で朝食。あまりの暖かさに、二度寝しました。13時には出発して、宝塚トンネルの5台が絡む事故渋滞に捕まりましたが、まだ夕方の行楽渋滞が始まる前でしたので難なくクリア。そこからはスイ〜と帰宅できました。

 

明日からは仕事を三連発こなしたのち、また入院治療です。思いっきり充電できたので、ドンと来い!

2017.3.20

 

 

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