治療と約束事/雑感 〜果たせばヤバく、果たさずともヤバく〜
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2018.9.18 エッセイ
どうも、シバク・ドワレです。
今年の終わりはまだまだ先ですが、よく遊んだ年でした。特に会合に参加する事が異様に多く、二人旅よりも多かったかもしれません。
これは友達がいないよりは、呼んでもらえるだけめちゃくちゃ嬉しい事なのですが、調整がたいへん。
普通の55歳なら仕事の調整でしょうが、私は治療です。
ドタキャンOKな相手との少数の集まりならまだ良いのですが、大人数での集会や、「来ると言ったのに、約束破るとは…」と言われてしまう間柄の集まりだと治療よりもそちらを優先なんて事になりかねない。まさかそんな愚行はしませんが。
がん治療をご存じない方からすると、
「治療なんかスケジュールが決まってるんでしょ?なら、その合間に参加すりゃいいじゃん!」となるでしょうが、そんな一筋縄ではいかないのが抗がん剤治療。
副作用の出方も神出鬼没ですし、いちばん厄介なのは表面上は元気なのに、血液の組成がやられる事。データが悪くて延期など、ごく一般的な事象です。となると会合は無理でも夫婦だけの遊びに切り替えるしかないのですが、どこまでその事実が通じるやら。
それと、これは愚痴ともつかない変な話ですが、私は集まりに参加した時は健常者よりも元気だと思います。すると、他の参加者は一同、私が快癒したと勘違いしてしまいます。
実際に、
「治って良かったなぁ、ドワレくん!」
と有り難いお言葉を久々のOB会でいただいた事もあります、再発直後に。
これはその人が悪いのではなくて、私の元気さがいけないのです。
しかし逆説的に唱えると、元気な時だから参加できているのですよ。吐き気と下痢に打ち震えている時に、好き好んで飲み会に顔を出す酔狂もあまりいないでしょう。
鬼が笑いますが
まあ、とにかく今年は楽しかった。
しかし来年からは、会合は減らさざるを得ません。肺への再々再発も、縮小したのは抗がん剤治療を頑張っているからこそ。それを約束事のために遅らせるわけにはまいりません。
なんども言っていますが、私は抗がん剤がシンドイからと医師や製薬会社が儲け主義で毒薬を蔓延させているなどとは露ほども思っていませんし、毒だと判って体内に入れているのですよ、自らの意思で。
やめれば全身を巡っているがん細胞が途端にこぶを作り正常な臓器を食い荒らすのは風の強い日の焚き火の炎を見るよりも明らかです。
私は極めて現実主義者なんで、自分だけには奇跡が訪れて完治する、などとは全く思っていません。
しかし絶望視しているのでもなく、最善の標準治療をデータと体調を見ながら自分で計画して継続すれば、効けば良くなるし効かないなら悪くなる、それだけしか考えていません。
寛解すれば万歳やし、生命尽きてもそれは寿命。なすがままありのままです。
別にカッコつけてもいないし、意気がっている訳でもありません。素直な感情です。押し付けがましいかもしれませんが、私の感情を吐露すればそんな風だな、とカタチ付けたまでです。
そこまで深く考えていないかもしれません。
取り越し苦労だけは嫌いな性分なもんで。
もう90回も抗がん剤を継続できているのも、長年の遊びと3K職業で鍛えた足腰有ってのこと。
これを弱らせないために、これからも遊びとできる範囲の仕事は続けます。
会合には、出られるなら直前に通告して参加する。自ら企画するのは極力避ける。
その代わり、夫婦であちこち放浪して、ウサを晴らす。
ヘッ、ごちゃごちゃ言いましたが、まだまだ遊んだる!
2018.9.18
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