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現時点での顕著なる副作用・水様便/闘病記 〜これだけ水を出しても、乾かないのは自然の神秘〜

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2019.2.27 副作用との闘い

どうも、シバク・ドワレです。

今日はここ数年苦しめられている、抗がん剤副作用による胃腸障害の中でも顕著な症状である、下痢の話です。

医学的な症状の解説なので、汚いと思わないでください。しかし面白い話でもないので、便や尿の話題が苦手な人は、直ぐに他のサイトへとサーフィンをお願いします。

 

以前にも書いていますが、おさらいとして。

私が横行結腸がんを最初に発症したのは、もう12年くらい前。発見時にはリンパ節に転移している、ステージ3Bでした。

直ぐに開腹手術により患部とその前後、大腸の半分以上を切除して小腸と吻合してもらいました。

ですので、現在も大腸は普通の成人の半分弱しかありません。

人間は、胃で消化して小腸で養分を吸収し、大腸で水分を摂るようにできているのですが、その大腸が短いので、あまり水分を吸収しないまま直腸経由で肛門より便として排泄されます。

つまり、便にはたっぷりと水気がある状態が、デフォルトです。

 

それに加えて、私が一昨年から使用している抗がん剤のイリノテカンは、尿からではなく肛門からのみ排出作用があります。

錠剤内服ではなく、胸の点滴用CVポートから3日かけて静脈注射されますので、成分を配合された水分そのものです。

ですので他の抗がん剤のようにペニスの先端や尿道が痛む事はないのですが、イリノテカンの静注後しばらくすると大量の水分となって肛門から出てきます。

 

つまり、日頃からの下痢プラス薬剤の病理作用による水分排出。

特に排出作用のピークを迎える投与終了後2日間くらいは、力んでもいないのに、勝手に肛門から水分が出てきます。アブラボウズなる魚が、あまりに脂質を大量に含んでいるために食べると同様に肛門から勝手に脂が出てくるので法律で食用禁止になっているらしいのですが、まさにそれです。

 

夜間は当然寝ますので、括約筋の緊張がほぐれるのか、漏れ出ることもしばしば。

在宅時なら直ぐにシャワーを浴びて着替えれば済むのですが、入院中はそうもいきません。

最近では妻の生理用ナプキンをパクり、おパンツに当てがう事で対処していますが、気色の良い事ではありませんね。

 

その事象が、精神的苦痛のみなら変態の私にはどうってことは無いのですが、問題はそれだけ水分を排出し続けると、脱水状態に陥る懸念が生じるのが困ります。

熱中症に罹ったことのある人ならご存知でしょうが、脱水が酷くなると、先ずは脚のふくらはぎ辺りにダルさがやってきて、それを過ぎるとこむら返りになります。

いわゆる、足がつる状態ですね。

 

それでも放置すると、発熱や悪寒が酷くなり、死んでしまいます。

身体中の細胞から水分が出て行くのですから当然ですよね。

ん?

ただ抗がん剤が肛門から出てるだけじゃないの?

違います。

抗がん剤はご存知のように、がん細胞だけではなく、良好な細胞にも総て行き渡り、その毒薬成分にて組織を攻撃します。

正常細胞の働きを阻害するのを防ぐために、一刻も早く毒を排出しなければならないので、薬剤の残存成分が水分を伴って出てしまうのです。

 

ですので、マメな水分摂取は生きる上での必須項目。登山やボート釣りなど、水が飲みにくい遊びはもうできませんが、そんな事を言ってる場合では無い。当たり前ですよね。もう慣れましたが。

下へ続く

これをそそうと呼ぶべからず 

したくも無いお漏らし、しかしそんな事くらいで気を病んでいたなら、とてもがんと闘うことなどできません。

幸いに、私には羞恥心とよぶ精神状態が存在しない。

臭いの問題は周囲に迷惑をかける最重要課題ですが、それもイリノテカンが大量に含まれている間のみで、水分だけになると赤ん坊みたいな可愛いもんです。顔も可愛いし。

 

もう肝臓への転移も終わり、今は肺に転移したがん細胞の塊をやっつけている状態ですが、幸いにここのところ目立った動きはありません。

それこそが抗がん剤が効いている最大の証明であり、やめてしまえば一気に拡がることでしょう。

 

下痢を通り越した水様便との闘いはまだまだ続きますが、臨機応変な対応を心掛けて旅を続け、ハッピーな生活を送って行きます。

2019.2.27

 

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