欲しいものを手に入れるには/雑感 〜無駄遣い?使うものには無駄は無い〜
スポンサーリンク
2019.7.9 エッセイ
どうも、シバク・ドワレです。
久しぶりに雑感(雑記)です。
ちょっと前までは、退院している無罪放免期間には、オートバイツーリングかキャンピングカーでのキャラバン記事ばかり書き、一方で入院中は雑感ばかり書いていました。
入院中は遊べない悔しさでため息をつき、愚痴ばかりこぼしていたのです。
しかし最近は、ついにがん細胞が脳味噌を攻撃して頭がミソ汁化したのか、入院中でもキャンピングカーグッズや旅の事ばかり考えるようになりました。考えるだけでは飽き足らず、座敷や電装の手直しばかりしています。
いわゆる、ロケバンリフォーム依存症。
それに伴う旅の中毒、タビチューも発症。
いや、座敷中毒かな。いや、それを言うなら座敷フェチか。
もはや末期症状です。
で、本日のタイトルの、欲しいモノの入手方法。
いや、別に、ネットニュースの波間によくある怪しい自己啓発セミナーみたいな、こうすれば必ず儲かる!みたいな記事ではありませんので、悪しからず。
何が言いたいか結論から先に言うと、欲しいものがあるならば、それを毎日欲しい欲しいと念じれば良いのです。
やっぱり怪しいやないかって?
いやいや。
他人を巻き込む(巻き込まれる)事なく、また他の行事に脇目も振らず、心底からあれ欲しいなあって気持ちを毎日毎日考えた事ありますか?
雑念が入ってません?
忙しくてそんなことできるかいな、と思う人もいたはるでしょう。
私は現在は末期がんなので、幸か不幸かあまり仕事量が多い方ではありません。暇でヒマでしゃあないです。
しかし、過去にはそれなりにクソ忙しい時もありました。
それでも、欲しいものを仕事が終わった途端にネットや本で読みまくり、それこそ本が破れるんちゃうかってくらいに読み倒していました。寝る間も惜しんで。
すると、自然と欲しい物以外には目が向かなくなり、節約するようになるんです。
食事しかり、酒しかり、嗜好品しかり。
余暇の過ごし方もそうです。
例えば、別にこれといって特別な思い入れがあるほど欲しいモノが無いとすれば、ダラダラと買わなくても良い品を買ったり、行かなくても良いスポーツジムに通ったりしてしまいますよね、暇つぶしに。
結果、虻蜂取らずに陥り、欲しいなあってもんができたときには、振る袖が無くなるのです。
私はそんな無益な経済循環は大嫌いなので、常に自分の欲しいものを頭の中に描き、虚仮(こけ)の一念岩をも通す、の信念を貫き通しています。
結果が、分不相応なるキャンピングカー所有。
もちろん高級なキャンピングカーではありませんが、中古の軽自動車などに比べると贅沢品でしょう。
しかし使い勝手は上々です。自分の好みを活かして自分で作っているのですから、当たり前ですね。遊びの旅だけではなく、入院中の息抜き場所として、また妻の通院時の待機場所として、そして仕事の移動事務所として八面六臂の大活躍です。
大型二輪にしてもそうです。
収入からすると、キャンピングカーと1300ccもの大型オートバイを持てる身分ではないでしょう。バリバリの現役闘病中ですし。本来ならクルマはちっこいのにして、後は原付きくらいにしとかないといけないのかもしれません。
でも、欲しかった。
病気だからこそ、欲しかった。
別に今しか乗れない!みたいな悲壮感はありませんでしたが、とにかくやりたい事をやりたい。
が、大型二輪が欲しいけど免許が無い。
ならどうするか。
幸いに普通二輪免許はあり、30数年来ずっと中型オートバイには乗り続けていましたから、技能はあります。あんなもん、重さとパワーが違うだけで乗り方はいっしょです。
そこで、入院中だと言うのにそれを逆手にとって、抗がん剤の合間を狙い一気にまとめて教習所に通って、2週間程で大型二輪免許を取得しました。一度も落ちなかったので、料金は五万円でした。
その間も、病院のベッドでアホの一つ覚えの如く、
「大型に乗るんや。乗るんや!」
と、まるで大型二輪教なる妖しい宗教に入信したみたいに、必死で念じていました。
ですがもちろん、免許を取得できても、ハーレーやBMWなどを買う金は何処を探してもありませんが、もともと外車のオートバイには興味ありません。
なら、国産。
どのメーカーも同じように好きなんですが、ビンボーにつき、故障は避けたい。
すると、必然的に頑丈なホンダのCBに辿り着きました。
しかし、今のCBの本流であるCB1300SF(スーパーフォア)は、あまりの高人気に値段もクソ高い。四輪に於けるアルファードかハイエースみたいなもんです。
ところが、同じエンジンを積んでいるX4(CB1300DC)なら、同程度でも30万円は相場が低い。
形はドラッグレーサー然とした、アメリカンのようでアメリカンでない、ネイキッドのようでネイキッドでない、ベンベン。
その変態チックな、他の追随を容認しない、まるでターミネーターが乗ってそうな近未来的フォルムは、変わり者・へそ曲がり・天邪鬼の私にもってこいです。あ、ヤマハV-MAXには形は似てても馬力で負けてるか。
が、自慢できるのは何処に乗って行っても、或いはキャンピングカーでの旅中にツーリングライダーと会話しても、絶対に見たことないと言われる超絶希少オートバイなんですよ。
下へ続く
なんの話でしたっけ
なんか熱く語って脱線しましたが、そのオートバイを手に入れる時も、それはそれは絶食するくらいに節約して、X4 typeLDに乗っている姿ばかり妄想していました。あまりの妄想三昧に、抗がん剤の辛さをも忘れる程でした。
それくらいに欲しいものを必ず手に入れたる!と念じていれば、なんとかなるもんです。
当たり前ですが、望みが高すぎると、この話は霧消します。
最新のバスベースの巨大なキャンピングカーが欲しい、ハーレーダビッドソンのいちばんデカイやつの新車が欲しい、っていくら念じても、そんなん普通は無理ですよね。ビンボーなんですから。
また、いくら鉄道が好きだからって、超高級リゾート列車のななつ星や四季島、トワイライト瑞風なんかには乗れませんよね、二泊三日で70万円くらいするんですから。
他にも、例え旅と船が好きでもクルージング豪華客船には一生乗れないでしょうし、一等地どころか、もう田舎にでも家は買えないでしょう。
しかし幸いにそんな世俗的、一般的な物欲は私にはありません。
キャンピングカーは自作すれば手に入るし、大型二輪は不人気車なら買える。鉄道は18きっぷで鈍行列車、船はフェリーの雑魚寝。
家なんか、坐って半畳、寝て一畳。賃貸暮らしでもなんの不便もないどころか、家のなんかが壊れてもオーナーが直ぐに直してくれます。
かつては持ち家でしたが、台風のたびに修理が大変でした。
私は人に比べてなんか変わってるもんを欲しがるから、手に入れやすいのかもしれませんね。
つまり、一般的理想を追求するのではなく、自分に本当に合うものを訴求し、買うのが無理なら自作してでも所有したる!との気概で生きているのです。
こじつけ、強引。
そう捉えられるかもしれません。
別にかまへん。
自分の人生なんやから、他人と比べてもしゃあない。
隣の芝生が青く見えて仕方がない人がいるとしたら、きっとその人の老眼のせいでしょう。
長々とエッセイしましたが、そんなワガママな事ができるのも、妻の協力(諦めとも言う)有ってのことでしょう。判ってはいるんです。
わかっちゃいるけどやめられない🎵
妻よ、かたじけない!
P.S.頭髪現況
一昨年3月の抗がん剤副作用での丸ハゲから復活して、現在の頭髪の実況です。フサフサです。いまの治療を続ける限り、毛髪はあきらめなさいと私を説得した医師の、面目丸つぶれです。
顔面は凶器準備集合罪に問われるか公序良俗に反するので、自主規制をかけています。
誰や、ヅラみたいやな、って言うたん!
2019.7.9
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。