病院での食事/闘病記 〜いろんなものを食べて元気に遊びますか〜
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2019.8.31 闘病記
どうも、シバク・ドワレです。
何事も無く今回の2クール4回のケモを終えて、退院しました。
入院する時には、
「ああ、これから3週間以上も軟禁されるのか。。長いなぁ。。。」
とブルーになるものですが、終わってみると早いもんです。これも、副作用と闘いながらも、がん細胞が活性化する兆しを見せていない安心感からでしょう。
とにかく私のがんは、完治の見込みがないと診断された、致死性の高い疾病との理由で介護保険認定を受けている「末期」がんですから、治療を継続しないと直ぐに全身に転移が拡がり、死んでしまいます。
そんな状態からメンタルを逃避させるために、暑い中一生懸命にロケバンのリフォームをして車中泊を挙行し、汗を垂らしながらペケでツーリングしとんですわ。メデタシめでたし。
下へ続く
メシが美味いのはなによりも幸せ
最近の朗報としては、病院から有償にて提供される、謂わゆる病院食が美味しく食べられるようになったことがあります。
以前は普通に頼んでいたのですが、今年の初め頃から胃に副作用が顕著に現れて、病院食が食べられなくなっていたのです。
いや、病院食と言うよりも、和定食風のものがアカンようになったんですわ。魚の炊いたんとか野菜のおひたしみたいなオカズに、白飯と味噌汁。
普通なら、加齢と共に揚げ物がイヤになって、そういう和食寄りになるものですよね、50も過ぎると。それが真逆で、この7月くらいまでは、自宅ではお好み焼きとか中華料理、外食でもトンカツ定食などのコッテリ濃いものしか喉をを通りませんでした。
良くて好きな種類の寿司・刺身やウナギの蒲焼程度しか、魚が食えなんだんです。
人により抗がん剤の副作用は様々ですが、私の場合は薄味アレルギーもどきになって現れたのでしょう。
幸いに私はがん以外の成人病に対してはすこぶるホワイトなデータを血液組成が示しているので、ドクターからも食事制限は一切ありません。適量ならアルコールもOKです。
ですので上記のような、まるで中坊かよ!ってなメニューでも特に問題は無く、病院にも揚げ物弁当とか中華ランチセットみたいなものを買い込むか外食しに行ってたんです。
そうする事により、日に10数回にも及ぶ下痢や水様便の症状下でも、ガリガリになるどころか体重は高値安定を続けることができていました。
それがどうした拍子か、この入院の初めになんとなく病院食が食べたくなり、先ずは朝食のみを頼んでみました。
するとどうでしょう、美味しくいただけるではあ〜りませんか。
パンは昔から苦手で、ヨーロッパを旅したときには苦労したものですが、それも旨く感じる。サラダは生野菜しか食べない私でも、煮野菜サラダも美味い。
デザートのフルーツは元々イヤになったことがないので、それも含めて完食です。
そして、これならイケるかな、と今週初めから全食、1日3食を依頼してみました。
すると、全部美味いのです。
最初の夕食が、上の画像の海老フライだったのが良かったのかもしれません。エビには目がないので。
子供アルアルで、嫌いなものを最初に出すと全部残したりしますが、初めに美味いものを食べさせて調子付かせると完食するのと同じなのかもしれませんね。私の脳内構造は子供のままですから。
とにかく、念のために買っておいたハチミツ味の梅干などオヤツにするくらい、全回完食できました。
昨日やおとといの夕食後には、完食したのに20時くらいに腹が減って、パックごはんをチンしてふりかけをかけて食ったくらいです。
梅干しやらふりかけやら、塩分摂り過ぎちゃうのん?と妻に警告されましたのでベテランナースになんとなく問いかけたところ、
「確かに多いですねぇ、電解質のバランスが崩れなければ良いけど」
とは答えたものの、私が
「逆説になるけど、こんだけいつもいつも水様便を出しまくってたら、身体が勝手にミネラルを欲してるんやと思う。普通、一回に梅干し5個も6個も食えんやろ」
と呟くと、ほんまや、まさにそれやわ!となりました。医療従事者のお墨付きが与えられたのです。
私はクマと妖怪のハーフなので、おそらく体内の水分や電解質の補給を、脳で考える前に細胞が勝手に行動するらしいのです。そのあたり、人類では無くて良かった。
これで、こんなに体内から水分が異様なほど出て仕方がないのに、紅茶や緑茶を飲むくらいで倒れずに遊びまくれる理由が判りました。
時々シンドイけどね。
妻には、病院から外出帰宅してグッタリとベッドでヘタってるところをしっかりと見られていますから、いつもいつも元気で無いのはバレています。
が、1時間も昼寝して、
「シンドイからロケバンのリフォームしてくる〜!」
と家を飛び出して、5時間くらい駐車場で作業して元気はつらつで帰ると、
「??、???」
の対応をされます。
不思議で仕方ないらしいが、事実は小説より奇なり。
まだ、次の入院でどうなるかは未知数ですが、とりあえず和食薄味病院食が食べられるようになって良かったです。外食や買い食いならもちろん全額自己負担ですが、病院食はかなりの割合を健保で負担してもらえますから。
ホンマの理由はそれかな?
ちょっと上高地などで贅沢し過ぎて、金欠なのを細胞が勝手に行動して餓死を防いだのでしょう。
まったく、便利なカラダやわぁ!
2019.8.31
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#がん病院食 #末期がん #末期がん食事