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梅雨どき九州キャラバン4〜5日目/ロングキャラバン 〜果てしなく続くこの道を、妻と駆けるとき至上の悦楽が〜

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2019.6.12〜13 九州の旅 豊前筑後肥前

どうも、シバク・ドワレです。

 

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今は6/16の18時前。

あるところで大好きな蒸気機関車の撮影を終えて、車中座敷にて外を眺めながらこのブログを認めて(したためて)います。

ところで私、思うんですよ。人生には、楽園スーパーマーケットが必要なんじゃないか、って。

 

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家で引きこもって居たって、必ず食費はかかります。

もちろん完全なる自炊を敢行しモヤシ炒めばかり食うのなら、自宅での食費が旅でのそれを圧倒的に抑えて、エンゲル係数の高騰を招くことはないでしょう。

 

しかし、ワガママを言わせてもらえるならば、私は病院からシャバへと仮出所している時には、贅沢しない程度に好きなもんを喰らいたい。

が、無い袖は振れない。

では、どうするか。

 

1.自宅近所のスーパーで美味そうだが安価な食材を見繕い、自ら厨房に立ち腕を振るってそれなりの味に仕上げる。

2.大阪や京都などの都会に出かけ、銘店で舌鼓を打つ。

3.旅に出て、高級店や有名旅館にて豪華な食事を摂る。

4.旅には出るが、観光地土産物販売店ではなくて、地元密着型スーパーにて安いが地産地消の食材を厳選し、感染症などの危険性を排除しつつ割引シールをセレクションして財布に優しく旨いもんをたらふく味わう。

 

敢えて間に挟みましたが、無い袖は振れないのが大前提なのですから、2.と3.はあり得ません。

すると残る二つのうち、1.だと病院のベッドから自宅のベッドに代わっただけで、毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃうよ♫になるので、旅に出て心を洗濯したい。

すると、4.以外に選択肢はないのです。

 

そのような状況で年に何度も旅をするためには、1日の行程を欲張らずに、16時過ぎにはスーパーに入れるように体調と頭の回転を整えて割引シールとの決戦に備えます。

 

せっかく旅に出て、半額食材などを買い漁るのは虚しく無いか?って?

いやいや、私は産まれついての浪花のあきんど。

その程度の初歩的な人生謳歌風世渡り漫喫的駆け引きを嫌がるようでは、これからの令和激動期を駆け抜ける事は出来ません。

 

退院休薬時に於ける期間を自宅警備員と仮定して、それと旅との経費格差を少しでも僅少にするために高速道路は極力使わず、一般的下道を急発進急加速などを絶対にしない極めてエコな運転を心掛ける事に因り、軽油を燃料とする我がキャンピングカー・ロケバンでは旅に於ける交通費の割合を少なくする事ができます。

 

なら、自宅に滞在するのに比べて何が財政を逼迫するか。

最大の問題点は風呂かな。家では汗をかいてもごく短時間カンタンにシャワる事により、大して経費は掛かりません。それが立ち寄りとは言え、温泉施設に毎日寄るとなると、それなりに金額はかさみます。

 

しかし今回のキャラバン5日目の錨泊地とした、熊本県玉名市にある「RVパーク草枕温泉てんすい」では、事前予約して駐車エリア後方にある機械にiPhoneQRコードをかざして無人受付を済ませる事により、なんと併設温泉に一日中入り放題になるのですよ。残念ながら対象はひとりだけであり、チェックイン当日のみですが。

 

13時〜翌11時のAC電源使い放題で平日なら¥1500のショバ代ですから、平均的温泉入浴料金を¥600と仮定して差し引くと、およそ¥900くらいでまる1日電気を使いまくり温泉三昧で滞在できる事になります。

こんなRVパークが雨後の筍の如く全国に増えへんかなあ。。。

以上、年寄りのたわごとでした。

下へ続く

なんの話でしたっけ

さて、旅の日記も少しは描きましょか、旅ブログですし。

で、どこからやったかな。

 

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前回は福岡県唯一の温泉付き道の駅、「おうとう桜街道」での滞在光景描写であり、そこからの出発直前まででしたね。

 

そこを出発した我々夫婦は、一路親父が眠る久留米へとロケバンを走らせました。

大都会北九州市と中都会久留米市の真ん中にある、道の駅おうとう桜街道。

今回は特に交通費節約モードを心がけていますので、もちろん九州自動車道は利用せずに国道をひた走り、昔は有料道路だったはずがいつの間にか無料化されている冷水道路(冷水トンネル/ひやみずとんねる)を通ります。

 

こんな風に、まるでトラッカー並みの運転をいつまで続けられるのでしょうね。

加齢による運転免許証自主返納が先なのか、全身に回ったがん細胞により運転ができなくなるのが先なのか。

そんなことを真剣に考えるにはピッタリの、年寄りの冷や水道路を使って一瞬のうちに久留米市内が望めるところへワープできました。


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関東の人にとっては、北海道が大陸的風景を堪能する第一候補なのでしょうが、関西人でありそのDNAの半分が九州の私にとっては、身近な大農村地帯は九州亜大陸なんです。

この長閑な光景は、闘病に疲れた私たち夫婦を癒すには充分過ぎます。


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程なくして久留米市中心部に着きました。

今回は前日に供花を買っていましたから、先ずは墓前に現在の体調を報告。


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そして、いつものゆめタウン横の家族風呂専門温泉、いづみの湯にて旅の汗を流して寛ぎます。

 

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ゆめタウンでは妻のショッピング欲を存分に満たしつつ、私はブランド辛子明太子の半額シールに心躍らせます。

なんて幸せなんや!

How happy I am!


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そしていつも夜分に着くのに早々と到着した、「RVパークセイワ久留米東町」。

ここは本来なら事前に車両情報などを登録しないと利用できないのですが、もう何度となく利用しているので携帯電話番号から割り出してその登録がなされており、現地での手続きは簡単でした。

しかし管理人さんがいるのは17時までですので、それを過ぎてからの到着だと、貸し切り利用できるトイレや、電源ボックスの鍵を受け取るのが複雑になります。

 

が、およそ24時間電気を使い放題で¥1000の利用料はとても魅力的であり、久留米に墓がある私には無くてはならないRVパークです。

西鉄久留米駅前との抜群の立地にも関わらず、居酒屋などには脇目もふらない我が夫婦でした。


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明けて6/13、今回のキャラバンも5日目です。

まいどまいどよくもこんなにワンパターンな行程を辿れるな、と自画自賛で「道の駅みやま」へと向かいます。前回までと違ったのは、楽しみの一つであった久留米市南部の「ちゃんぽんセンター」が定休日でガッカリした点。

代わりに入った「筑豊ラーメン山小屋」がとても美味しかったので、変化がついて結果オーライではありました。


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そして、以前通った時に撮影できなかったので是非とも再度訪れたいとの妻のたっての願いを快諾した心優しき私。

それは何かと申しますと、九州随一のみかん産地である山川町、そこのJA山川前にある巨大リアルみかんオブジェ。

少し変わったところがある妻は、普遍的観光地にはあまり興味を示さず、ここのような特殊なオブジェにやたら喰いつきが良かとです。似た者夫婦ですか?そうですか。


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さらに南下して熊本県に突入、今大河ドラマで絶賛視聴率下降中の金栗四三生家がある和水町を通過します。

そこで、哀しくも故障の憂き目に遭いドナドナされている4トンの後塵を拝しました。不謹慎ではありますが、その巨大なレッカー車ドライバー氏の牽引テクニックにしばし見惚れます。

何かとプロドライバーの運転技量が問題視される昨今ですが、ひさびさに玄人の技を拝見しました。

普通、そんなん引っ張ってそんなとこ曲がれんやろ!状態でした。


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ズラズラっと画像を羅列しました。

もう忘れたでしょうが、この記事の巻頭で申し上げた、当日限りお一人様入浴料金が無料になる、神さまのご加護の如き「RVパーク草枕温泉てんすい」です。

夜間は温泉本館にあるウォシュレットトイレが閉鎖されますので、RVパークすぐ隣にある駐車場トイレを使う事になります。

近くて良いのですが、施設的には昔ながらの公園公衆便所然とした残念なもの。

が、しかし、私には天下のTOTO製携帯型ウォシュレットがありますから、それは微々たる些少な問題です。真冬なら天井に頭を打ち付けんばかりに飛び上がりそうな、ノズルから噴出される冷や水も、もう6月ですからまあ良いでしょう。

 

それよりもRVパークと温泉は小高い山の頂上付近にありますから、地上波のテレビもWiMAXもまったく入りません。

必然的に、妻とのお話しが主体になりブログは後回しに。まあ、元々私はせっかくの旅の夜をブログ執筆や画像編集に取られるのは嫌いですから、それで良いのでしょう。

話がダラダラと長すぎる?

いえ、それが弊社の特徴ですから、改める気は毛頭ありません。


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温泉が無料なのに長湯が過ぎた所為かどうかは判りませんが、夜になると虫が暑がるくらい蒸し暑かったので、家から持参したクソ重たいウインドウエアコンを稼働させました。

よくあるユーチューブの夏季車中泊対策動画のように詳細なテストレポートをするのは嫌いなのでしませんが、この日はとてもよく冷房が効きました。なんの排熱パイプも繋いでないのに。

ご存知のように機械的冷房は冷たい空気を作る代わりに、とても暑い空気も産み出します。

ですので、写真のようにただ室内にエアコンを置いただけだと、冷たい空気を暑い空気が凌駕してしまい、点ける前より暑いやんけ!状態に陥ります。

 

それでは単なるマヌケなので、車中泊歴36年の私はめんどくさいパイプの取り回しなどせず、ましてや15万円もするクルマ用エアコンなど買わずに、クソ重たいウインドウエアコンの上にチョコンとAC100ボルト仕様換気扇型ボックスファンを載せて、風量マックスにして網戸をつけたスライドドアの窓に熱い風を流しました。もちろん、反対側の窓を少しだけ開けるのを忘れずに。

すると、先述のように室内は寒さに震えるくらいでした。

それが私のシステムの成果か、クソ重たいウインドウエアコンを持ってきたのに、それのリモコンを自宅に忘れてきたため温度調節ができずに最低温度のまま稼働したからかはわかりません。どうでん良かですよね、幸せなら。


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そうやってせっかく温泉で温もった身体を冷やしまくり、寒くなったので妻を伴い本館土産物売り場まで散歩に出かけました。

その時の車外の涼しいことったら。

そして歩いて温まった身体を、本館のホンモノのエアコンディショナーでまた冷やし、寒いのでロケバンまで速足で歩いて身体を温めました。

その時の屋外の涼しいことったら。

 

で、歩いて温まった身体を、せっかく持ってきたクソ重たいウインドウエアコンを使わないと損なので、最強の設定のままオンにして、身体を冷やしました。

あまりに寒いので、窓を閉めてみたら排熱が車内にこもって暖かいことったら。

こうやって、まるで高温のサウナと凍った湖に飛び込むことを繰り返すフィンランド人のようになった私の脳内には、ドーパミンが大量分泌されてこの世の極楽を味わうことができました。

 

キャンピングカーの旅の夜は、このようにして更けてゆくのです。

You see?

2019.6.16記

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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