2019新春墓参キャラバン・九州中北部の旅三〜四日目 周南市〜広川町〜阿蘇市/自作 バンコン キャンピングカー 〜墓参り、想う心に父は生き〜
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2019.1.24 墓参りのあとの旅 周防〜長門〜豊前〜筑前〜肥前〜筑後〜肥後
どうも、シバク・ドワレです。
七日間、2000kmの旅を終えて帰宅してせっせと仕事しております。
撮影の合間に、キャラバンを振り返りましょう。
旅も三日目、新幹線なら3時間ちょいで行けるところを二泊もして無事に亡父を参りました。
快適な眠りを提供してくれたR2のオアシス、道の駅ソレーネ周南を出た我々は、まずは常套手段のバイパスへと向かいます。
この区間は快適な片側2〜3車線の国道バイパスが整備されており、交通量も少ないので高速道路の必要性をあまり感じません。
急いでいるときは別ですが、ちょうど静岡県を縦断しているR1バイパスに酷似しています。少しでも節約しないとね。
しかし今日はなんとしても墓参を済ませたいので、総て下道で行く訳にはまいりません。
そこで、山陽自動車道の盲腸線として整備された無料区間の宇部下関道路に入り、そこから久留米までは高速を使用します。定番の関門海峡を望む壇ノ浦PAでひと休み。
関門橋を渡ると、私のDNAの半分が組織された九州の地です。
九州道を南下し、母なる筑後川を渡れば久留米市。この旅の主目的である亡父の墓参りも終えて、あとは多少ばかりの九州グルメと温泉を堪能すべく、旅を続けましょう。
下へ続く
RVパークもよいのだが
久留米市最大のショッピングモールである、youmeタウン横にある、家族湯専門の「いづみの湯」。
ここは墓掃除で汚れた身体を流すのに、幾度も利用しています。家族湯のランクがいろいろありますが、いちばん狭い部屋だと60分で¥1800。これには入浴料も含まれていますので、ちょっと高めの立ち寄り湯の二人料金とほぼ同じです。
高級旅館などの貸切湯だと、だいたい入浴料がひとり¥1000とプラスして室料¥2000くらいは取られますから、破格です。
いちばん狭いと言っても、画像のように洗面所付きの脱衣所があり、手前に内湯とシャワー、奥に露天風呂があります。おそらく構造は同じで、湯舟の大きさにより金額が変わっていると推察されます。二人ならいちばん安い部屋で充分!
ちなみに泉質は九州らしく硫黄の香りがプンプンして、入ると途端にぬるぬるするアルカリ湯です。この料金で源泉掛け流しの貸切風呂を味わえるのですから、九州はたまりません。住みたいなあ。。。
熱めの源泉掛け流しにたっぷり浸かってぬくもったあと、ゆめタウンで買い物も済ませて再び高速へ。
周辺に道の駅もありますし西鉄久留米駅横にはRVパークもあるのですが、この日は天気が好く雨の心配もありませんので、ヤマハ900W発発を稼働させるべく再び高速道路へ乗ります。
カーナビだけではなく、レーダー感知器もサービスエリアの所在を教えてくれるのですが、GPSの精度が悪いのか多少ずれていますね。ネズミ捕りの位置がずれてるのを教えられても困るのですが。。。
この九州道広川SAは、本館とWC側は総て普通車スペースになっており、大型トラックはかなり離れた本線側に数台分のスペースがあるのみです。
そのため、画像のように一般スペースに大型がずらりと並ぶことになるのですが、これが私には好都合。
発電機はうるさいイメージがあるでしょうが、このヤマハには静音モードという低出力スイッチが付いており、4サイクルガソリンエンジンですので乗用車のアイドリング程度の音しかしません。
しかし他の車中泊カーがいる中で私だけがこの音を響かせるのは、やはりマナー違反に取られてしまうでしょう。
が、このように大型長距離便たちがそのイカついディーゼルエンジンをアイドリングしている中では、本当に私の発発の音など聞こえません。特に私のロケバンは障がい者やお年寄りを運ぶ目的の車ですので、防音が効いており車内ではトラックの音も聞こえません。
道の駅やキャンプ場では、発電機は絶対に使えませんがね。もっぱら晴れた日の高速SAPA専用機です。
発電機を焚いても、静音モードにするとセラミックファンヒーターは使えません。
そこでこのカセットガスファンヒーター「風暖」の登場です。
導入当初は暑すぎて困っていましたが、慣れてきて窓の開度と風量の設定により快適に過ごすことができるようになりました。
問題点は、燃費が悪くてカセットボンベの空き缶が大量に発生することです。
が、それはロングキャラバンの時だけで、一晩程度の車中泊なら充分一本で持ちます。耐寒能力低下防止などの理由で、点けっ放しでは寝ませんので。
座敷の寝床横に置いてあるLEDの裸電球があまりに眩しいので、開栓していないスプライトの2Lペットボトルで隠してみたところ、なんとも不思議な万華鏡のようなシェードに変身しました。
このような遊び心を持てるかどうかが、狭いキャンピングカーで長旅を続けられかの分岐点になります。
明けて1/25、ドッピーカンです。
前夜は12時間ほど発発からのコンセントにつないであるAC充電器でサブバッテリーを充電しましたから満タンなのですが、その他のバッテリーもソーラーパネルで電気をグイグイ飲み込んでいます。
朝出発してすぐにある八女ICからほど近い、道の駅みやまに緑茶を買い求めに寄ります。
これは妻のキャラバン出発前からの申し出で、楽しみにしていました。
しかし道の駅の野菜販売所に展示してあるのは各茶園数点のみで、お目当の古賀茶業さんのものもお気に入りが見つかりません。
そこで、道の駅から車で2分ほどにある本社製造所へ出向き、直売処にて玉露の中クラスを買いました。
中クラスの表現は妥当ではないかもしれません。
高級品だと、5g¥1000、缶入りのだと二つで10万円もします。
びっくり仰天。
奥が深い世界です。
とりあえず、いちばん下のランクは避けて100g¥1700のにしました。
熊本県に入り、八女茶のあとは馬刺しです。
九州グルメスタート。
実は既に広川SAで博多通りもんと明太子を、道の駅みやまで県外ですが高菜漬けと辛子蓮根を仕入れてあります。いずれも高級で多いものではなく、明太子は切れ子で博多通りもんは少量パック。
辛子蓮根に至っては、¥300のちっこいのにしました。散財が目的ではありません。
今宵の錨泊地である、道の駅阿蘇へと向かいます。
今日は曇ってはいますが阿蘇五岳がはっきりと見えており、まずまずの好条件。中岳から噴煙も上がっています。噴火レベルはいくつになっているのでしょうか。
この外輪山上を走るスカイラインを流すたびに、大陸的光景に実におおらかな気分になります。
優劣を比較するものではありませんが、北海道は遠くとも私には阿蘇がある。
道の駅阿蘇に到着。
もう18時の閉店間際だったので、惣菜弁当売り場では割引シールのオンパレードでした。しかし!大阪では半額が精一杯、岡山の知人曰く4割引も珍しい、大手スーパーでの割引。
割引ばかり狙って群れをなすのもあまり行儀が良いとは言えませんが、たまたま立ち寄って目の前に割引ブツがあれば買いますよね、必要なら。
ここではなんと塩サバ弁当が驚愕の七割五分引き。しかも、めっさ旨い。やめられまへんなぁ。
馬刺しはアテにして明太子や辛子蓮根があるので、白飯を買いに行ったら塩サバのおまけまで付いてきました。これで明太子などは土産にできます。
九州グルメ満開!
もちろん父の墓参が目的なのですが、私はそのDNAのなせるわざなのでしょう、食の国九州の食べ物が大好きなんです。
いずれも福岡と熊本の代表的すぎる土産物で珍しくもなんともありませんが、地元民にも愛されるもの、長く続くものは本当に美味いものなんでしょう。
これらの、私にとって買い求めやすい決してめちゃくちゃ安くはないが高級でもない、庶民的価格の食品を地元のスーパーや道の駅で購入することにより、地震で壊された心や地域が少しでも復興してもらえたらと思っています。本当に微力ですが。
この道の駅の最大のメリットは、19〜7時の間だけですがAC電源を無料で利用できる点です。
ここの他にこのようなサービスを提供してくれる道の駅やSAを、私は知りません。ソケットは全部で10個ありますが、コードを引き回すと足で引っ掛けて危ないので、くれぐれもこの行き止まりになっており人が通行しない、所定の壁際の区画10台分以外では使用しないでください。
この時は離れた区画からコードを延々と引っ張っているバンコンがいましたが、それにつまづいてお年寄りや子供が大怪我でもすれば、このサービスはなくなってしまうかもしれません。利用案内にも明記されています。
夜の帳が降りれば、クルマキャンパー達が続々と宿を求めてやってきます。
さながらキャンピングカー展示会状態。大型キャンパーに囲まれて、自作の我がロケバンと隣のホンダ N-Boxくんが肩を寄せ合っているようです。
この日は一切ふれあいはありませんでしたから当然直接は言っていませんが、区画線からはみ出す大型車はご遠慮願いたいなあ。バスコンがはみ出しているせいで、一台分が無駄になっています。
孫を連れてきていたご老人、あなたですよ!
ありがたく100V電源を使わせていただき、セラミックファンヒーターの出番です。
これくらいちっちゃくても、車内では充分。しかしコタツに電熱器はありませんので、足元は湯たんぽの出番です。
この夜は大雪前の冷え込みで外はキンキンでしたが、暖かく寝ることができました。
道の駅阿蘇の関係者様、どうもありがとうございました。
2019.1.28記
ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。