昔の鉄道旅・日本海縦貫線の思い出/鉄道旅
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2020.1.16 懐古趣味
どうも、シバク・ドワレです。
入院も一週間を越えてヒマでしかたないので、iPhoneでお絵描きしました。
標準のメモアプリにある、「スケッチの追加」機能を使い、このような線画をいろんな色で描くことができるので、よい暇つぶしになります。定番高級ソフトのイラストレーターみたいな流し込み機能はありませんし、ペンでもマウスでも無く、指先だけで描くので幼稚園児のお絵描きみたいになってますが、なかなか楽しい!
これをしているうちに、また油絵を描きたくなってきましたが、これ以上趣味を増やすのはやめましょう。
さて、ぜんぜんこの山の絵とは無関係ですが私の学生時代の懐かしの話をしたいと思います。
時は1983年、まだ昭和の真っただ中。
そのときの私の立場は大学ニ回生です。山岳部でバリバリ登山している人生でもいちばん濃い時代なんですが山は関係無く、その時は単身赴任中の父親が札幌で鼠径ヘルニアのオペを受けて入院するので、いそいそと見舞いに行ったときの往復道中の話です。
行きの日時は正確には忘れましたが、帰路の列車は5月25日の青森発です。
なんでそれを覚えているかと言えば、私の乗った寝台特急日本海号が深夜に通過したあと、翌日正午前に秋田沖で日本海中部地震が起こり、津波で多くの人が犠牲になり鉄道も寸断されて危うく帰れなかったのを鮮明に覚えているので、ウィキペディアで日にちを確認したのです。
罹災した方には申し訳ないのですが、無事に列車も止まらずに帰阪した後に知った地震ですのでここでその地震のことには触れません。
ただ104名の犠牲者のご冥福をお祈りします。
さて、1週間ほど滞在することになる札幌への往路には、懐かしの昼行特急白鳥号に乗りました。そのだいぶ後に函館から青森や弘前に出ていた短い白鳥号では無く、日本最長距離の昼行特急のそれです。
当時のダイヤを辿ってみると、大阪駅を朝の1012に出て、終着の青森にはなんとその日の2259に着くという、距離にして1000km超えの当時の世界最長距離電車列車らしい。
新幹線が全国を網羅した今では考えられない距離を走る在来線列車のため、もちろん食堂車が連結されており、学生の身でビーフシチューなんぞを食うたのを記憶しています、親の金で。
そして青森に着いても宿に泊まるのでは無く、そのまま青函連絡船に乗り継いで函館は確か朝方の5時頃着。なんか時間を持て余して朝に出る函館発札幌行きの特急おおぞら号に乗り継いで28時間くらいかけて大阪から父の待つ札幌へと到着しました。いまでは中国かシベリアくらいしかそんな鉄道旅できませんよね。
その時既に、全行程を乗り通すのはよほどのマニアか飛行機に乗るカネの無い者と相場が決まっていましたが、今にして思えばしんどかったけど乗り通して良かった。そんな長距離・長時間の列車になど乗りたくても乗れませんからね、今となっては。
まだまだ車内販売のワゴンも全盛の時代ですから、クッソ高い食堂車には一回しか行かず、後二回は駅弁を買って食ったと思います。歳はハタチ、食い盛りの飲み盛りのときですから、ひょっとしたら駅弁四食とビール20缶くらい買ったかもしれません、親の金で。
私みたいな客ばかりなら食堂車も車内販売も無くならないのでしょうが、今はホームにコンビニがある時代ですし、車内で飲み食い自体がし難い時代ですから、無くなるのも無理はありませんね。便利やのに。
下へ続く
この列車も廃止されて幾星霜
こちらは昼行の白鳥が廃止されてからもかなりの間、2010年代まで残存した名門特急で、最盛期には片道2本ずつの計二往復が運行されていました。
昼間を12時間以上乗り続けていると、ケツは痛いし飽きてくるものですが、寝台列車だと話は別です。確か青森を20時頃に発車しましたから最初から駅以外は真っ暗で車窓を楽しむ訳にはいきませんが、自分だけの窓から流れ行く民家の灯りを見ると無性に旅情を掻き立てられたものです。
それも束の間、寝台の足元に酒と弁当を置いて1人宴会を始めたら、もう景色などどうでもよくなり、その異空間と揺れをアテにしてひたすら呑んで食い続けてました。
しかしながら、当時の日本海号には食堂車はありませんし、時間的に車内販売も無かったと記憶しています。
持ち込んだビールが無くなれば、宴会はお開き。日付けが変わる頃には心地良い揺れとビールの酔いで爆睡し、12時間なんかあっちゅう間です。
そんな夜行列車の旅も長らくできませんでしたが、ようやくJR西日本が「ウエストエクスプレス銀河」号を発車させてくれますので、がんばってきっぷを入手して昔を懐かしんで乗りたいと思います。
早く5月にな〜れ!
2020.1.16
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